山崎ナオコーラのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ直接的には美醜の問題に関係なさそうな事柄も述べており、意外にも社会派なエッセイだと感じました。
題名から単純に「ブスが自信を持てる、前向きになれるような著書」だと思って読むと少し肩透かしを食らうかな?といった印象です。
「美人はそうでない人に比べ3000万円得をする」なんて話も話題になっています。美人とブス、普通な容姿の人を同等に扱えとは言わないから、せめて差別のない社会になってくれると浮かばれる気がします。
「トロフィーワイフ」という言葉は本著で初めて聞きました。逆に高学歴で高収入な男性と結婚した女性がSNSのアカウントのプロフィールにわざわざ書いていたのを以前見かけたことがあったので「トロフィーハズバンド」といった文化もあるような気がします。
私自身重めの奥二重がコンプレックスなので「まぶた」や「化粧」の項目は興味津々で読みました。
私は「お化粧やお洒落は自分に自信を持ち戦闘力を上げる武器」だと考えているのでここぞ!という日には必ずお化粧をします。でもそうでない日は肌を労りたいのでノーメイクで過ごします。
性別に関係なくお化粧をしたい人(日)はお化粧をし、したくない人(日)はしない、そんな自由が認められていけばいいですね。 -
Posted by ブクログ
どうも、私です。
ただいま絶賛禁酒10日中(そんくらいで自慢するなっ!)
お酒で「やらかした!」と冷や汗まみれ(あるいはゲロまみれ)な出来事はここ数年一度や二度はありまして。人の泥酔エピソードはふふふと笑っていられるが、いざ自分の身になるともはやホラー映画より恐ろしい。できれば宇宙の闇に葬りたいけれど、そういう時に限って記憶力を発揮し、うんこのように記憶は脳内にへばりつく(汚っ!)
この一冊は12名の女性著名人の、酒にまつわるエッセイが書かれています。酒豪と呼ばれる人も居れば、代々下戸な人もいる。酒で失敗した話や、酒に対する思いなど綴られていて、さまざまな視点が見れて。20代後半によく読んでいた角田光代さんの「損だけど」の一編を読み、「あ、私と同じだ!」と大変共感しました。「懺悔」と言えば大袈裟かもしれないが、やはり一つずつ小さい失敗がかさなると自己嫌悪にもつながる。
さて禁酒した理由は何かやらかしたと言う訳でもなく、酒を嗜む程度にする事ができない私には今必要な措置だと、「限度を持って飲む」を学習するにはどうしたらいいんだろう。一度アルコールでも入れば限りなく飲み続けてしまう事が酒の失敗談につながる事かなと思いました。
限りのある人生に酒に飲まれるではなく、好きな人と好きな酒を楽しく。うんこみたいな記憶を残すではなく、キラキラして宝石のような記憶を作っていけたらと思います。 -
Posted by ブクログ
本人が一番女性性というものに捉われているのでは?
著者が一時期やたら私はブスだからと連発していて鬱陶しいなと思ったんだけど、おそらくその時期にあったこととか本人なりの理由みたいなものはなんとなく分かった。
とは言え、これって内向的?社交性が薄い?女の子が家族や周りの大人たちが「かわいい」と構ってくれることを「容姿が良い」「特別な」「お姫様」と勘違いしていて、いきなり他者に忖度なく特に悪気もなくブスって言われてやっと現実に気付くっていうよく女芸人ネタになるようなあるある話にしか感じない。そこで私は男の部分があるからっていうのは脳内お姫様設定とやってることはたいして変わらない気がする。
時田くんのような人ともっと対話が出来ればいいのになと思うけど、『男ともだちを作ろう』でも女なんて面倒でバカだけど私は違うからそっち入れてよー的なスタンスを感じたのでジェンダーというよりは自己に向き合うべきだと思う。結婚妊娠後もジェンダーのひとをやってるけど。運動を頭を使ってするものだ、と自分に引き寄せていったように。
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Posted by ブクログ
物書きになりメディアに顔を出したことで見知らぬ人からブスと言われるようになった著者が丁寧にルッキズムや差別について書いた作品。
実際に自信の持ち方はこれだ!と書いているのではなく
これにはこんな背景がある
これはこんなこととも繋がっているということとともに
そもそもブスという言葉で他人を攻撃する人の問題であってブス側の問題ではないと言い続ける。
デビュー作が出た頃から読んでいる作家さんだったけれど
私自身は彼女の顔を見たことはなく(作品しか読んだことがなかった)ので
こんなに丁寧にブスについて考えるほど人に避難されたことがあるということも初めて知った。
ブスという言葉は攻撃力が高く「全否定」ととらえる人もいる。
それは別の部分に自信があってなお。
特に若い間はそうなのではないかと思う。
だからこそ「これにはこんな問題も潜んでいるよ」と伝えてくれるこの本は必要なのだろうと思う。
私はこの本を西加奈子さんがポッドキャストで紹介していて知った。
自分のルックスについて悩む方へのお勧めの書籍として。
私もきっと容姿について悩む人へのおススメと言われたら今後この本を挙げるように思う。
美しくなるための本は沢山あるけれど、
ブスと言われることの傷やその背景、心のありようやそれらを咀嚼するためのあれこれを書いてある本は中々見当たらないから。