【感想・ネタバレ】ニセ姉妹のレビュー

あらすじ

正子・35歳・シングルマザー、気が合う人と「姉妹」生活。

阿佐ヶ谷姉妹さんとの鼎談収録。
「身内じゃないって、心地いい!ニセモノでも姉妹になれば、あら楽し~」


正子・三十五歳・シングルマザー。浮気した夫と離婚後、姉・衿子と妹・園子と共同生活するも息苦しさを感じていた。そこに友人・百夜(愛人顔)とあぐり(型破り)が転がり込んで、正子の心に風が吹く。気が合う人と「姉妹」になって暮らしたい――ニセモノがいつか本物になる、家族のメンバーチェンジ物語。〈鼎談〉阿佐ヶ谷姉妹×山崎ナオコーラ

『偽姉妹』より改題。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

凄く良いお話しでした!私も中学時代の同級生3人でニセ姉妹として老後を楽しく過ごしたいなー、と思いました〜♪
ラストが最高です!

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2026年01月19日

Posted by ブクログ

ちょっと嫌だなと思う他人の欠点をさらっと認め合う感じがいいなと思った。私もこの子と姉妹になったら楽しそうと思ったことが以前あり、その頃の心の動きを思い出した。

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2022年08月17日

Posted by ブクログ

自分には姉妹はいないが、いたらいいなぁと妄想したことはある。幼い頃から一緒に育って、分かり合えて、味方になってくれる自分とそっくりな存在なのだろうなと。
でもこの本の姉妹はそうとは限らない。同じ親から生まれても価値観や性格はバラバラ、なんなら少し理解しがたい考えや反応を持つ、ちょっと邪魔くさくてでも途切れない繋がり。
かと思えば、真逆の気質を持って似てるところなんかないのになぜか一緒にいると楽しくなってくる、自分のことが少し好きになれるような他人もいる。
一緒に育ってなくても、大人になってからでも、姉妹は自分で手に入れられることをこの本は教えてくれる。
ぜひとも、阿佐ヶ谷姉妹のエッセイと一緒に楽しんでほしい。これは友人でも夫婦でも親子でもカップルでもない、新しい繋がりのお話。 

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2022年05月28日

Posted by ブクログ

やっぱりナオコーラ先生の書く物語が好きだなあと改めて思わされた。分かりやすい言葉や表現で、ひとつひとつの場面を丁寧に描いていく感じが本当に好き!
ルールに反してる人のことを批判したい気持ちも、もっと寛大な心で受け入れていきたいという気持ちも、どちらも分かるからすごく考えさせられた。
この物語を読んで、叶姉妹や阿佐ヶ谷姉妹、そしてこのニセ姉妹たちの関係性に憧れずにはいられない。

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2022年03月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

先にエッセイを読んでいたので何が言いたいかが分かりやすい
これは小説…?小説というよりエッセイ…?
文学なのかいなこれは、と序盤では思う
この人は私ができないことうっすら分かってるけどきちんと理解していないことを理解して受け止めているのがすごいな〜

女姉妹欲しかったよ〜
無条件で仲のいい人
女友達は時として離れるけど姉妹なら離れなくていいもん
でもやりにくい面もあるだろうけどね
血のつながった姉妹こその干渉的で遠慮のないお気持ち表明を受けながら、肉親ではなかなかやる機会のない腹割った話し合いを逃げずにやり、お互いの価値観を認めること=お互いを肉親でない1人の人間として認め、適切な距離感を保ちフラットな友達としての関係を作ろうとしている

谷崎潤一郎とか小津安二郎とかを読んで分析できるのすごいな…
私もこのくらいの頭の良さで読書したいわーい

うんこれはなかなか面白いですよ

ああもう面白い
過程全部面白い
初めて読む感覚の作品だ

エッセイと物語の違いってなんだろう…と思った
エッセイでなくあえて物語にする意味とは…?
なんでみんな物語が書きたいって思うんだろう
何か伝えたいことがあるのか、それはエッセイではだめなのか、ただストーリーが思い浮かぶのか、その結末は何かを伝えたいのかストーリーを終えたいのか…というもう訳分からない考え

「機械ができないことをやるのが人間じゃないよ。機械ができることも一所懸命にやるのが人間だよね」
「自分にしかできないことをやるのが仕事じゃない。誰にでもできることでも自分なりに面白がって社会参加するのが仕事だよ」

これからってところで終わって数十年後に飛んでしまった
しかも急にセクハラで辞めたっていうエピソード突っ込んできた
それは作中に必要か?持論では
というところでエッセイぽいなと思った
お話としてすごく面白かったしキャラに好感も持てたのでお話を書くのも上手そうだけど
上手いのか下手なのか
阿佐ヶ谷姉妹との対談とあとがきは面白かった!

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

応用倫理学的な側面にも触れ、家族単位というものを深く考えさせられた。進化論の立場から言えば、血縁を残す、あるいは、血縁に近い人を残すのが妥当ではある。しかし、社会的動物でもある、我々人間は新たな段階に到達しているのかもしれない。そして、予言書的なこの本が多くの人に周知されることを期待したい。

しかし、宝くじという幸運から始まるこの本が、またもや幸運に恵まれるとは、縁は異なものである。

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2024年06月14日

Posted by ブクログ

家族のつながり、専業主婦やシングルマザーなど女性の置かれた立場を考えさせられる。

本当の姉妹の考え方も極端だし、ニセ姉妹となる仲良しの二人も大胆だし、何とも言えないが、『家族のつながり』を妙に強調する本当の姉妹には違和感を覚えた。

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2024年02月29日

Posted by ブクログ

主人公正子は特に極端な考えだったけど(私の価値観では)世の中にはいろんな考え方や感じ方があるわけで、新鮮な気持ちで読めました。自分も妹と2人姉妹だけど、姉妹って不思議。
正子も極端な考えだけど、血の繋がった姉妹2人も極端。考え方が全く違って、全然に似ていない印象の方が強いけど、正子の姉、妹、それぞれと一対一で本音で話し合う場面は、いずれも食事シーンで、え、この話しながらそんな感じで食べるんだ?と感じたわけだけど、当人達はそこに違和感を覚えていない。結局全然似ていないようで、物事の考え方の極端さ、自分の意見の強さ、食べる行為のリズム、それらが似ていて、姉妹だな。と感じた。

だから最後に会う場面は、なんだか嬉しくなった。

が、人生を共に歩んだのはおそらくニセ姉妹。

目を背け、その場限りで心地よい方に逃げるようにニセ家族を作るのは違うかなと思うけど、これだけ真剣に考え抜いて、周りにも伝えて、自分自身も受け止めて、まっとうするならニセ姉妹も悪くない。

家族や友達、生きたい人と生きていくべきだ。


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2023年06月29日

Posted by ブクログ

正子は宝くじの高額当選のお金で
「屋根だけの家」を建てた
離婚をして1歳の由紀夫のシングルマザー
姉の衿子と妹の園子が同居しているが
息苦しさを感じていた
家に友人の百夜とあぐりが転がりこむ
いつしか正子は友人達と姉妹になって暮らすことを望むようになる

多種多様な形の家族 子育て 恋愛 働きかた などがあり
私達は人生において今まででは考えられなかった選択を選べる
幸せを自分の手でどんどんつくりあげられる

私は昔ながらの型にはまりやすいタイプなので
少し目から鱗な感じで読んでいた
ラストは清々しく
正子が羨ましくなった

どうか衿子と園子にも幸せになって欲しい

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2022年10月01日

Posted by ブクログ

以前から読んでみたいと思っていた山崎ナオコーラさんの本。ようやく読めて嬉しかった。

前半読み進めながら、スゲー!イマドキ!と思った。

公式①地味な顔立ち=スクールカーストの下位=美人を見返さなきゃならない
(本人はカーストさえ感じていないのに!)

公式②離婚して1人で子供を育てている女性=可哀想=子供ができる前に離婚したら良かった
(子供に巡り会えた今が1番幸せなのに!別れた旦那も泣きたいほど子供を育てたがっているのに!)

公式③恋人(男)に好きな人ができて別れた=捨てられた(女)
(イケメンと一回でもセックスできて最高としか思ってないのに!)

公式④不倫してる人がいる=浮気された側は弱くて発言できない人=誰であっても不倫は道徳的ではないから、いくらでも糾弾していい
(浮気された側の人は、早くパートナーや過去のことを周りに忘れてほしいと思っているかもしれないのに!無関係の人が言葉の暴力を振るってはいけないに決まっているのに!)


世の中にあるナゾで理不尽な公式にズバズバ切り込みながら物語を展開していく様は、見ていて痛快だし、頭の硬い人みんなに読んでほしいと思った。世の中、"かわいそう"という言葉で人をどれほど傷つけるのかわかっていない人、正義という名の暴力を振るう人が多すぎる…。

先日旅行に行った際に、何度運転代わるよと言っても代わらず、最初から最後までかなりの距離を恋人が運転してくれたことがあった。
それは恋人の優しさでもあり、運転好きからすればなんでもないことなのかもしれない。だけど、すごくモヤモヤした。
やっぱりギブだけではいけなくて、テイクしなきゃという焦燥感に駆られた。

人間関係においては、たいていそうだと思う。
だけど、そこをうまく切り抜けられるのが、血の繋がりのない、ニセ姉妹。
視点が鋭く、面白いなぁと感心させられた。(上からのようで申し訳ないが、純粋にすごい、と思った)

ラストにかけてが、トントン拍子すぎてなんとなく物足りなさを感じたり、前半を読んで期待したベクトルとは違う方向に進んでいってしまった感があったけど、尚更気になる作家さんになりました。
また手にとってみます。

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2022年08月17日

Posted by ブクログ

これまで私は家族を自ら選ぶ機会はなかったし考えたこともなかった。 結婚適齢期に入り、自ら進んで他人と家族になりたいと思う気持ちは何なのか、どこから来るのか、気になっていた今このタイミングで読むことができてよかった本だと思う。 主人公はなんだか緊張感が常にある実姉妹との関係や彼女らの価値観に違和感があり、ニセ姉妹を選んだ。甘える・甘えられることに違和感が無いかどうか、価値観が似ているかどうか、がポイントなのかな。

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2022年08月16日

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