あらすじ
正子・35歳・シングルマザー、気が合う人と「姉妹」生活。
阿佐ヶ谷姉妹さんとの鼎談収録。
「身内じゃないって、心地いい!ニセモノでも姉妹になれば、あら楽し~」
正子・三十五歳・シングルマザー。浮気した夫と離婚後、姉・衿子と妹・園子と共同生活するも息苦しさを感じていた。そこに友人・百夜(愛人顔)とあぐり(型破り)が転がり込んで、正子の心に風が吹く。気が合う人と「姉妹」になって暮らしたい――ニセモノがいつか本物になる、家族のメンバーチェンジ物語。〈鼎談〉阿佐ヶ谷姉妹×山崎ナオコーラ
『偽姉妹』より改題。
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Posted by ブクログ
先にエッセイを読んでいたので何が言いたいかが分かりやすい
これは小説…?小説というよりエッセイ…?
文学なのかいなこれは、と序盤では思う
この人は私ができないことうっすら分かってるけどきちんと理解していないことを理解して受け止めているのがすごいな〜
女姉妹欲しかったよ〜
無条件で仲のいい人
女友達は時として離れるけど姉妹なら離れなくていいもん
でもやりにくい面もあるだろうけどね
血のつながった姉妹こその干渉的で遠慮のないお気持ち表明を受けながら、肉親ではなかなかやる機会のない腹割った話し合いを逃げずにやり、お互いの価値観を認めること=お互いを肉親でない1人の人間として認め、適切な距離感を保ちフラットな友達としての関係を作ろうとしている
谷崎潤一郎とか小津安二郎とかを読んで分析できるのすごいな…
私もこのくらいの頭の良さで読書したいわーい
うんこれはなかなか面白いですよ
ああもう面白い
過程全部面白い
初めて読む感覚の作品だ
エッセイと物語の違いってなんだろう…と思った
エッセイでなくあえて物語にする意味とは…?
なんでみんな物語が書きたいって思うんだろう
何か伝えたいことがあるのか、それはエッセイではだめなのか、ただストーリーが思い浮かぶのか、その結末は何かを伝えたいのかストーリーを終えたいのか…というもう訳分からない考え
「機械ができないことをやるのが人間じゃないよ。機械ができることも一所懸命にやるのが人間だよね」
「自分にしかできないことをやるのが仕事じゃない。誰にでもできることでも自分なりに面白がって社会参加するのが仕事だよ」
これからってところで終わって数十年後に飛んでしまった
しかも急にセクハラで辞めたっていうエピソード突っ込んできた
それは作中に必要か?持論では
というところでエッセイぽいなと思った
お話としてすごく面白かったしキャラに好感も持てたのでお話を書くのも上手そうだけど
上手いのか下手なのか
阿佐ヶ谷姉妹との対談とあとがきは面白かった!