感情タグBEST3
Posted by ブクログ
特に『キラキラPMS(または、波乗り太郎)』の後半がとても良かった。
どの作品も全体的に、女性側に理解を示そうとする男性と独立心のある女性の夫婦の話。
ちょっと変わったお話に感じるが、これぞジェンダー小説という満足感もあった。
どの作品の女性も忍耐力と包容力があるように思えたのは気のせいだろうか、それともリアルの女性たちが男性を見限るのが早いのだろうか。
とてもオススメの小説集です。
Posted by ブクログ
限りなく★5に近い4.5
同じようなジャンルの、同じような作家さんの中での読書でしたので新鮮でした。
教育現場で是非。
コチコチ頭の大人でも楽しかったので、こどもはどんな反応なのかなぁと興味深いです。
Posted by ブクログ
2024年23冊目
山崎ナオコーラさん/
肉体のジェンダーを笑うな
性別の常識をぶっ壊す、4作の短編集。
性差のない世界を描いたファンタジーに留まらず、「気づき」を得ていく登場人物たちが痛快でした。
個人的には「ロボット技術で怪力になった妻」の話がお気に入りです
Posted by ブクログ
科学の進歩によって性差を超えた社会が到来した物語。性別による役割は社会から無言の圧力のようにして与えられる。そこに対しての違和感であったり、不快感はなかなか表出しづらいが、この本はifの世界で爽快に問題定義してくれる。あらゆる属性の人にとって心を打たれる小説だと思いました。
Posted by ブクログ
キラキラPMSの太郎にイライラしたけれど、床は離婚しないんだなと思った。私もわからないままで誰かと一緒にいられる人間になりたい。波乗りを楽しみたい。
しかし父乳を出したい男性なんているのかな。きっとどこかにはいるんだろうな。自分の思考もまだまだ偏りだらけ。
Posted by ブクログ
性についてこうあるべきだと真剣に考え過ぎて面白いことになっちゃう真面目な良い人たちのおかしみ。
女性男性その他を理解しようとするあまり逆に相手をイラつかせてしまう、読者の私もイラついてしまう。
もっと自然に行こうよ…とお気楽に宣えるのは法律上の性と性自認が一致しているからか。