斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 恋に至る病

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    自殺を誘うゲーム「青い蝶(ブルーモルフォ)」の創設者が恋人でした、、、というお話(?)。

    過去の出来事から親密になり、あれこれあって衝撃の結末を迎える。果たして真実はどうなのか?。

    最初からだったのか?。いろいろ考察できそうでありましたなぁ。

    序盤の平穏な日常の感じから、後半の怒涛の展開でどだーっと読んでしまえましたな。

    自殺やいじめ、洗脳などのあれこれ、があり、最後に明かされる事実に、自分も宮嶺望さんと同じく寄河景さんに異なる感情を植えつけられていたのでは?と思わされる感じもしましたな。

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    2026年07月18日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    体に3億円の価値がある人を愛したとき、どうやってお金目当てでない想いを証明できるのだろう?
    その問いに対して、ある方法で向き合っていくのが印象的だった。読後感がとても良かった!こうなるのではという予想をいい意味で裏切ってくれた!

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    2025年10月30日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで(1)

    ネタバレ 購入済み

    冒頭から不穏な空気漂う…

    ミステリーな入り方の割に、ヒロインの生い立ちが割と重めで、殺害された小説家との出会いから始まる訳だが、多分伏線や謎が多すぎて一読しただけだとモヤモヤが残りまくる感じが好み。絵柄はやや粗いように見えるが、ラブコメでないならこの辺りが妥当なのかも。

    #ダーク #ドキドキハラハラ #ドロドロ

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    2025年10月28日
  • 本の背骨が最後に残る

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    不気味さより、美しさが勝る装画
    タイトルも色味も好き

    7つの嘘の形、虚構や隠蔽
    或いは恐怖と儚さの短編集
    どの物語も表題作になり得る程
    完成度が高い!!

    特に『痛妃婚姻譚』は読んだ後余韻が凄まじく
    すぐに次の物語に進めなかった

    表題作の『本の背骨が最後に残る』
    7つの物語の始まりと最後を締める物語
    この国では「本」とは物語を語る「人」そのもの
    タイトルが本の名前となる
    その人の着飾る物、化粧等を装丁と呼ぶ
    一般的な「本」は「肺を持たぬ本」と呼ばれる
    稀に誤植が見つかる
    その場合は本同士が向かい合い
    物語の正しさを論じ合う
    それを「版重ね」という
    それを裁く者を「校正使」という
    負けた方は

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    2025年10月27日
  • 病に至る恋

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    ネタバレ

    本編の解釈のヒントになるかなと思ったけど、そうはいかなかった。『病巣の繭』は保育園に通う景にその後の片鱗が見つつも、まだこの頃は母を救うという純粋な思いがあったように感じた。ブルーモルフォのプレイヤー視点で語られた『病に至る恋』ではプレイヤーの心情に苦しくなり、景と宮嶺のデートを描く『どこにでもある一日の話』ではその後の展開を思うと素直に楽しめず…。『バタフライエフェクト・シンドローム』はif世界ですが、同じような未来に進む雰囲気を感じて、勝手に悲しくなった。本編の重さに引きずられた気がするけど良作です。

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    2025年10月23日
  • 恋に至る病

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    ネタバレ

    そういうことか。と理解しかけていたのに、最後に消しゴムが出てきたことで訳が分からなくなり自分なりに希望込みで考察した。

    景は小学生の頃から、才能と自分の快楽が人とは違うことには何となく気付いていた。
    宮嶺と出会い、どんな手段を使ってでも手に入れて側に置いておきたくなった。
    根津原を誘導しいじめを始めさせエスカレートさせた。
    宮嶺の精神の限界が来たところで救う。
    宮嶺に自分のためにそんなことまでしてくれたのかと思わせ恩を売ると同時に、自分の快楽をはっきりと自覚する。
    きっかけとなったから、もしくはシリアルキラーが自分の功績を残しておくとの同じ感覚で消しゴムを持っていた。
    なんにせよ宮嶺は景にと

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    2026年05月09日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    めちゃくちゃ面白かったです!
    夢中になって一気に読んでしまいました。
    元天才たち×AIという題材も興味深かったです。

    私は元天才でも天才でもないですが、好きなものに対する気持ちや考え方には共感できる部分が多かったです。

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    2025年10月07日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    助けて、ぜんぶ好きな話だった。
    1Pで終わる超ショートストーリーなのに一話一話に浸っちゃうから、読み切るのに二週間くらいかかった。心臓が鷲掴みにされるような感覚。
    設定はものすっごいぶっとんでる。すぐ死ぬし殺すし殺されるし欠損するし。でもほんと面白いんだ……。続きを読みたいっていうより、自分で妄想したくなる感じ。想像力を掻き立てられる。このあと何回も読み直すと思う。

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    2025年10月06日
  • 本の背骨が最後に残る

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    めっちゃ好き。残酷で救いがなのに、隙のない美しい文体に否応無しに惹き込まれます。斜線堂先生、生まれてきて、文を書いてくださってありがとうございます。

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    2025年10月03日
  • 死体埋め部の悔恨と青春

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     大学生が殺人を犯して見ず知らずの人に助けてもらうという冒頭、死体埋め部というサークル、死体となった背景の推理、全てが面白い。そして何と言っても、死体埋め部の行く末が予想外すぎて、続きが気になって仕方がない。続編を準備していないことに後悔。

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    2025年10月01日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    chatGPT前後で読み方が分かれてしまう本だと思った。
    最早小説すら書けてしまうAI相手に人間はどう向き合うべきなのか。
    6人の天才たちそれぞれの向き合い方を通して、自分の向き合い方を問われているように感じた。

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    2025年09月27日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    日常の恋愛と推しの恋。
    全4つの物語の点が徐々に線に繋がっていく。

    200ページとちょっと、言葉一つ一つに一切の無駄がない。現代の推し文化を上手く融合し、共感とフィクションの中で人物がいきている。

    人間の感情や情緒はこんなにも身近で難しく、とても尊いが滑稽であることを描いた傑作なのでは。
    自身久しぶりのヒット作。

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    2025年09月23日
  • 死体埋め部の回想と再興

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    大好きすぎて死ぬ。バイブル。
    1冊目よりこっちのほうがより密度の濃い執着を味わえて良い。
    俺の織賀先輩 の破壊力よ~~~~!
    生存√と死亡√どっちもおいしいけど、やっぱり生存√の方が好きだな。明るい中にもふたりにしかわからない罪のほの暗さを感じられて。
    二次創作がはかどりそうな題材ですわ。さすが神字書き。
    キラーフレーズがちりばめられまくっててプラネタリウムみたいに鑑賞できる。あー大好き斜線堂有紀。こういう話をもっと書いてわたしを狂わせてくれ。

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    2025年09月18日
  • 愛じゃないならこれは何

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    狂気に満ちた6つの愛の短編集。
    タイトルが言い得て妙!

    イチオシは『ミニカーだって一生推してろ』です。
    ファンが推しを見てるのと同じ位、推しもファンを見ているって聞いた事あるけど、ここまで…

    車線堂さんの他の作品も読みたくなりました!

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    2025年09月15日
  • 本の背骨が最後に残る

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    "本を焼く者は、やがて人も焼くようになる"という言葉は学生の頃知って非常に印象に残っている。この表題作も、もしかしたらその言葉から生まれたのではないかなと思えた。
    どの作品も残酷で、救いがないようにも思えるが、魅力的。

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    2025年09月13日
  • 愛じゃないならこれは何

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    美しい感情だけが愛じゃないなって思いました。
    特に『きみの長靴でいいです』が好きです。

    どのお話もとっても面白かったので、同著者の『星が人を愛すことなかれ』も読んでみようと思いました。

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    2025年09月07日
  • 愛じゃないならこれは何

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    ナツイチにて購入した。
    地獄×恋愛という表現がピッタリの短編集。
    •「ミニカーだって一生推してろ」•••「めるすけ」1人のファンにただならぬ気持ちを持ってしまった地下アイドルの赤羽瑠璃。「衣装を黒にしたら似合う」という投稿を実践したり、彼の本名や職業•住所を特定し部屋に入ったりと、エスカレートしていく狂気がまさに地獄。
    •「君の長靴でいいです」•••10年来のパートナーとも呼べる男性からロマンティックな「ガラスの靴」を送られた翌日、彼から突然の結婚報告。え、私の事すきだったんじゃないの?!
    彼はあくまで唯一無二の”普通でないファッションデザイナー灰羽妃楽姫”とともに恋ではなくパートナーとして共

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    2025年08月24日
  • 死体埋め部の回想と再興

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    埋め部の合宿の健全さよ、と思いきやちゃんと『部活動』しててさすがだなと…旅先であろうとなんだろうと死体は発生するものですからね。織賀先輩が戻ってくるのと戻ってこないパターン、どちらも書かれているけど戻ってくるほうが正史なのかなあ。戻らないパターンは立ち直ってすこしはマシになっているけど、戻ってくるほうがよっぽど救いがないというかよりいっそう信仰が深くなってて恐ろしかった。織賀先輩どんどん人ならざるものになっているな。神さまであり幽霊であり怪物でもあり。一度失ったからこそ祝部はもう二度と離れられないんだろうなあ。救いのない旅路はいったいどこまで続くのだろう。

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    2025年08月16日
  • 禁断の罠

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    最近のアンソロジーは本当に豪華というか、ハズレがなくおもしろいよね。

    有栖川有栖『ミステリ作家とその弟子』は【砂男】で既読だったけれど、再読でも作家と弟子のやり取りがおもしろい。

    退職代行とかZ世代とか、境界知能、ペロペロ動画に闇バイト…すごく今が詰まっている一冊だった。
    何十年後かに読まれたら「あ~令和っぽい」ってなるんだろうな。

    米澤穂信『供米』は途中まで「うーん、好きな米澤穂信ではない」なんて思ったけど、最後がすごく良くてさすが!という感じ。
    中山七里『ハングマン-雛鵜-』は最後続きが気になる終わり方だったな。スッキリさせてほしい!
    せっかくだから『祝祭のハングマン』を読んでみよう

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    2025年08月13日
  • 愛じゃないならこれは何

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    登場人物の皆さん、全員がこじれて歪んでる(笑)
    狂気、執着。「穏やかさ」からかけ離れた所にいる。
    でも愛なんだよなぁって納得する。
    ハッピーエンドではないのに読後感が良い。
    面白かったです。

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    2025年08月10日