斜線堂有紀のレビュー一覧
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購入済み
自分達のエゴを隠さず、堂々と生きる詐欺師の二人は、読んでいてスカッとした。
二人の執着も、ストーリーに程良い歪みを出している。
ミステリー部分は引っ張り過ぎないので、初心者でも読みやすかった。
一冊だと物足りないので、ぜひ続編を読みたい。 -
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ネタバレ筆者あとがきの「役割を委託される奈緒崎と友人として協力する嗄井戸が揃うと探偵になります」という言葉がなんとなく好きだ。探偵と助手ではなく、二人合わせて探偵なんだな。
前作では何かと物騒な事件が多かったので、今回の3本は「不思議な出来事」くらいのエピソードが多くて穏やかに楽しかった。(そう思ってたから余計にラストでゾッとしたわけだけども)
お人好しで物事をいい方向に考えがちな奈緒崎は、そう上手くはいかない何かを抱える人にとっては時に残酷に見えるかもしれないけれど、その無責任な明るさが何かを救えることもあるのだと思う。
嗄井戸と束ちゃんだけでは友好的ながら停滞していただろう関係が、全くタイプの違う -
Posted by ブクログ
タイトル通りの愛とは色んな形があって、それを愛と呼べるのか否。といったお話がいくつかあり、別視点から書かれてる書き下ろしもあったのですが、
愛って本当に色んな形ありますよね。
一概に"これ"と枠にハマるものでもないし、ふとした瞬間ここまでこの人に全て夢中になるほど急激に落ちてしまったのかって時もありますよね。
3人の関係のお話にはわたしには経験がないからこそ、新鮮でしたし、でも、今の関係、形を変えたくないという気持ちは分かります。
無意識にその人に落ちてしまっていく過程の環境の変化だったり、とてもリアルですし、分かる、通ずる部分を感じました。 -
Posted by ブクログ
『恋に至る病』の短編集バージョン。SNSを使って自殺させた話の短編集なので、トーンは暗く狂気あり。中学校以上。若者には刺さる話かと思います。
「病巣の繭」
景の幼稚園の時のエピソードを母の目線から。母はもしかしたらこの娘はなにかおかしいのでは、と思いながらもそれを打ち消し、娘を愛おしむ。
「病に至る恋」
ブルーモルフォに参加した側の高校生2人を描き出す。
「どこにでもある一日の話」
高校生の景とデートする宮嶺の目線からとある一日の話。
「バタフライエフェクト・シンドローム」
小五の景が、周りを影響させる自分の力を持て余して不登校だったとき、凄く近所の宮嶺が記念品の文鎮を届けに行き、仲良くなるス -
Posted by ブクログ
衝撃的なタイトルと表紙の雰囲気に惹かれて購入。冒頭、ベストセラー作家の失踪事件の捜査から始まり、いくつもの不可解な謎が提示され、主人公が書いた「小説」を通して回想する形で物語が進行する。最初に示された謎と展開(段々と破滅に向かってゆく危うい空気感が良く出ている…)が気になって、結末まで久々に一夜で一気読みしてしまった。結末は決して明るくなく、(個人的には)後味が悪いとまで言えそうだが、「崇拝する相手の才能が失われたとき、どう向き合うか」という一貫したテーマがあり、深く考えさせられる。「敬愛」と「執着」、自分ならどちらに傾くだろうか。時間があるときに一気に読むのがおすすめ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ【感想】
朝井リョウさんが出版区のYouTubeでお勧めされていたので初めて斜線堂有紀さんの本を読んだ。
メガインザチャーチで描かれているような線密なファンダム経済というよりは、1人のアイドル赤羽瑠璃とその周りで彼女が影響を与えている人達の物語。
推す側、推される側の恋模様や人間模様が描かれており、アイドルと人間としてどのように折り合いをつけながら生きているのかなどが描かれていて面白かった。
朝井リョウさんのコメントにもあった【人生を使い切る】というワードが現代人の生きる糧なのか。
またこういう世界で生きる事の大変さやメンタルの保ち方など描かれていたり、相手を炎上させる手段など今のSNS時代