斜線堂有紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレついにカレイドミステリー終結!
前作が少し不穏な終わり方をしていたのでドキドキしながら読み進めましたが、最悪な結末にならなくて良かった…!
見た目普通(むしろ好青年)なのに中身が最凶に歪んでいると言うのはゾッとしますね。
無害なフリして途轍もない悪。
罰を受けさせる事が出来なかったのが少し残念だけど、全ての謎が解き明かされ、お姉さんのお墓参りにも行けるようになって本当に良かった。
この先、奈緒崎と一緒に大学にも復帰できるようになれば嬉しいな…。
否定していたけれど、教授は知っていた(と言うか分かっていた)のではないかと言う疑念が拭えない。
分かっていたけどどうする事も出来なかったから、打 -
Posted by ブクログ
天才は期待という名のプレッシャーと、自分の分野に対する愛と、人生との板挟みにあるものなんだと思った。
よく捻られたストーリーにグッと引き込まれ、感情を強く揺さぶられた。スラスラ読めた。
作中の人物に僕が重なるシーンがいくつもあって、たくさんの共感があった。
過去の僕にはできたのかもしれないが、今の感動を自分の言葉で表すのは今となっては難しい。
だから、文中で一番共感できた、一番心に響いた主人公の台詞で代えようと思う。
"「勝手に期待されて失望されて、・・・・・・そんな目で見るなら、最後まで愛してくれればいいのに」"
(P308 L16より)
何度も読み返したい -
購入済み
自分達のエゴを隠さず、堂々と生きる詐欺師の二人は、読んでいてスカッとした。
二人の執着も、ストーリーに程良い歪みを出している。
ミステリー部分は引っ張り過ぎないので、初心者でも読みやすかった。
一冊だと物足りないので、ぜひ続編を読みたい。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ筆者あとがきの「役割を委託される奈緒崎と友人として協力する嗄井戸が揃うと探偵になります」という言葉がなんとなく好きだ。探偵と助手ではなく、二人合わせて探偵なんだな。
前作では何かと物騒な事件が多かったので、今回の3本は「不思議な出来事」くらいのエピソードが多くて穏やかに楽しかった。(そう思ってたから余計にラストでゾッとしたわけだけども)
お人好しで物事をいい方向に考えがちな奈緒崎は、そう上手くはいかない何かを抱える人にとっては時に残酷に見えるかもしれないけれど、その無責任な明るさが何かを救えることもあるのだと思う。
嗄井戸と束ちゃんだけでは友好的ながら停滞していただろう関係が、全くタイプの違う -
Posted by ブクログ
遠い宇宙の果てへの長距離ワープに挑む男。自宅にモニターを繋ぎミッションに臨もうとしていたが、そこで妻が殺害される映像をみてしまう。犯人の姿も目撃していたため、それを伝えようとするが翻訳機の故障によりフランス人通信官とは言葉が通じない状態に陥る。(「妹の夫」)
特殊設定の多いミステリー短編集。「妹の夫」ではフランス語が数多く登場するのだが、ワタクシの不勉強ゆえ全く理解できずそれ故主人公の男の追体験ができた。翻訳機の発達により外国語を学ぶ機会のなくなった近未来を舞台にしているが、この話を読んで以来、学びの重要性を強く感じた(こんな特殊な状況には陥らないとは思うが)
「ゴールデンレコード収録物選定会