斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    哲学的な問いを投げ掛ける恋愛小説とでも呼ぶのでしょうか。
    作中に度々登場する「正解」という言葉の重みに思考を巡らせました。

    登場人物たちの取った行動に、正解と呼べるものはどれだけあったのか。
    そもそも正しい、もしくは最善の(少なくともその時点での)選択肢を選び続けることが、人生において本当に正解なのだろうかと。

    小説を、フィクションを読むことの醍醐味を、久し振りに感じた一冊でした。

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    2026年03月21日
  • 最後の一行 white

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    ネタバレ

    総合的に、面白かった!!というか怖かった!
    個人的には金子さんの『ゼリーに満たされて』がダントツで好き。
    本当に最後の一行で「ゼリ郎ーーーーーーー!!!!!」って心の中で叫びました。

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    2026年03月20日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    子ども向けの児童文学とは侮れぬほど、ガチで怖い作品ばかり!!

    子どもだけじゃなく、かつて「夜の子どもたち」だった大人にも読んでほしい作品

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    2026年03月20日
  • 死体埋め部の回想と再興

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    狂った友情と変わった愛情を楽しみたい1冊
    他作品に出てきた馴染みの大学
    そこに通う先輩後輩‥先輩の怪しい魅力に気付いたら虜に‥作者のファンなったきっかけの作品です

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    2026年03月15日
  • 最後の一行 white

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    はじめましての金子さんのゼリ郎が一番好き。
    こういう短編集は、未読の作家さんへの興味をもつきっかけになるから良い。

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    2026年03月07日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    ネタバレ

    小学五年生の幕居梓は、命を捨てに訪れた踏切にて、敬愛してやまない天才小説家「遥川悠真」と出会う。
    その後、遥川の家に遊びに来てご飯を食べたり、一緒に遊園地に行ったり、家族のように絆を深めていきます。
    しかし、遥川は次第に小説を書けなくなり、そこから物語は地獄へと向かっていく…

    •序盤の梓の家パートかきつかった。
    夜の七時から朝の七時まで押し入れに閉じ込められたり、家に帰る時間は秒単位で7時ぴったりでない等々、母親の躾は普通のことのように思って生きてきた梓。
    しかし、母親が何日も帰ってこなくなることが増え、母親の自分に対する言動や扱いが異常なことに気づき、愛されていないという悲しさが凄く切ない

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    2026年03月04日
  • 回樹

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    ネタバレ

    ジャンル的にはSF小説。

    回樹 樹に取り込まれた愛は本物なのか
    骨刻 言霊
    BTTF葬送 最近の映画が面白くないのは映画が輪廻転生してないから、80年代の映画を葬送する
    不滅 もし人間の身体が何をしても不滅ならどうする。行き着く先は
    奈辺 黒人でもない白人でもない宇宙人
    回祭 それは愛なのか

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    2026年02月27日
  • 恋に至る病

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    ネタバレ

    ブルーウェール、自殺教授ゲームが元ネタだと思うが、SNSを通じて指示を出し、それを実行してもらうことは現代社会では容易に起きうることだと思った。

    人は弱いから

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    2026年02月27日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    ネタバレ

    物悲しくて苦しくなるメリーバッドエンドだったなあと思います。
    私はメリバが大好きなのでとても楽しく読めましたが、ラストで三億円の行き場がまさかの大学とは…エトくんに三億円を譲らないことがある種ふたりの恋心の証明だったんだろうと思うと金額とは違う重みがあります。
    三億円より価値のある10万円を初めて見ました、本当に素敵なお話だと思います。

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    2026年02月25日
  • 君に贈る15ページ

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    15ページでこんなにも心揺さぶられる物語が書けるとは素晴らしいとしか言いようがありません。初読みの作家さんが多く、各物語はそれぞれの色があり魅力的で、得した気分。僕にとってはすぐにページが捲れないものが多かったかな、それだけ多くのことを考え想像し没入できた一冊でした。
    特に好きな物語は青海野灰さんの「星空に叫ぶラブソング」。物語自体も好きだったが、ラストの情景がただただ美しい。
    「じゅうごしゅうねん、おめでとう」はどなたか教えてください!「余白の隠れ家」はラストの歳が?こちらもよろしくお願いします。

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    2026年02月22日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    学級日誌よりこっちの方が面白いというか意味が分かる話だった。教訓も含めた怖さなので子ども向け。そして作家は活躍されている方ばかりなので本好きにはたまらない一冊。

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    2026年02月22日
  • 愛じゃないならこれは何

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    短編恋愛が好きならおすすめです!
    アイドルの話が面白くて、好きでした!
    何かずっと心に残ってます✮*。゚

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    2026年02月18日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    めっちゃ良かった。
    癖に刺さる刺さる。
    純愛と執着とSFと哲学をごちゃ混ぜにして、生ハムみたいに薄く切り取って一枚ずつ味わう、みたいな本。

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    2026年02月15日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    初め少し話についていけなくなったが、読み終わってからは私はスッキリした。全てが繋がっていくかのような感覚。そのことはスッキリするが、話の内容は結構現実的でスッキリとまではいかない。アイドルという中心的な話題の中で色々な人生を歩んでいる人たちが出てきて、"愛"を考えさせられるような話。胸がギュッとなる。

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    2026年02月12日
  • 回樹

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    ネタバレ

    斜線堂有紀さん初めましてでした。
    どの作品もすごく良かったです。

    回樹
     判断基準のわからない他者に愛を測られてたまるかと思いました。他人からどう思われようと、関係が悪かろうと主人公の行いは愛そのものだと思います。
    骨刻
     骨にタトゥーを入れるという設定こそSFですが、その技術が一部のマニアから一般的になり、宗教団体に利用され、廃れていくという一連の流れが素晴らしかったです。本当にありそうだと思いました。
    BTTF葬送
     映画が大好きなのでこんな世界絶対に耐えられないと思いました。主軸がネバーエンディングストーリーとBTTFというのも熱いです。
    不滅
     例えば土葬で自然に還ること、火葬で灰に

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    2026年02月12日
  • 死体埋め部の回想と再興

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     前作が衝撃的な終わり方だったので、どう続くのだろうと気になっていた。死体遺棄は、やはり織賀と祝部の2人でないとしっくりこない。社会に適合できているようでいて危うく何か痛みを抱えているような2人が、死体を埋めるという秘密を共有して楽しそうにやり遂げるところが、なぜか切ない。
     青春ミステリーということだったが、私がイメージする明るく楽しく爽やかという感じとは異なる。テンポがよいのに、静かで仄暗く周囲には理解されない閉鎖的な空気感が漂っている感じがするのだ。なのに、織賀と祝部の世界は、偽りを感じさせない分、美しく尊いものに感じた。

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    2026年01月25日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    星が星であり続けるためには、人に近づきすぎてはいけない。
    星は遠いからこそ人からは輝いて見えるのだから。

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    2026年01月25日
  • 最後の一行 white

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    ネタバレ

    4名の著者による短編集

    【ゼリーに満たされて】
    宇宙人(ゼリ郎)と小学生の少年の心温まる物語。
    最後のウソは切ない。
    【人魚の骨を拾い往く】
    友人達のせいで、好きな女性が死に全員に復讐していくクライムホラー作品。人魚はいた!!

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    2026年01月26日
  • 恋に至る病

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    文系寄り早熟さんの苦悩を描いたんですかね。その生かされ方だと能力次第でこんなことしちゃうけど大丈夫?!?!?みたいな内面の心配事をストーリーに仕立てたのかなと思うと自分なりにしっくり来れました。
    宮嶺がくねくねしてるだけなのに景といい思いしてるのが個人的には腹立たしかった。景は内面で好き放題行動してる彼に、自分も方向性を持たせてほしかったのかな、と結論付けました。めちゃめちゃ自分を見失った早熟のお話ですねそうすると。

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    2026年01月22日
  • 本の背骨が最後に残る

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    すごく面白かった。短編で読みやすい。
    本の背骨が最後に残る⋯⋯。
    どうしよう、これを読んだ後、また本同士のバトルが見たくなる。本が焼かれていく様子を見たくなる。

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    2026年01月11日