斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 死体埋め部の悔恨と青春

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    とにかく私は好き!!!!最高!!!!

    まず、死体埋め部って発想が天才的にエロティック。

    窮地を助けられ弱みを握られ逃れられない共犯関係に引き込まれた、祝部くん、割に適応がすごい。
    織賀のことサイコパスって祝部は言うてるけど、私は余程、祝部の方の信仰と執着がどエロく感じました……。自分だけが選ばれたひとりになりたかったんだよね。

    ブロマンスを求めて読んだら、最高としか言えないものを頂きました。作者さま、ありがとう。ミステリー部分がメインと言うよりはふたりの関係を彩るというか、描くための伏線。
    あくまで織賀の承認だけを祝部は求めているので、真実は主役ではないのです。二人の関係性がメインなので

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    2026年06月20日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    短編集、どれもとても面白かった。
    自分がアイドル好きというのもあり、共感できる部分もあり楽しみながらサクサク読めました。
    斜線堂さんにハマるきっかけになりました。

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    2026年06月20日
  • 病に至る恋

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    恋に至る病のスピンオフ短編集といった形。

    お母さん目線の、景の幼少期時代のお話がとても興味深くて面白かった。子供の頃から操るのが上手いというサイコパスなところが出てて良い。

    景の幼少期から延田くんの話に移る。
    ブルーモルフォの細かい内容が顕になって面白い。この仕組みを思いついたの天才。どこか本当にありそうな…

    景の幼少期と延田くんのお話がすきかも。
    そして宮嶺と景の絡みがあまり好みでないのかもしれないという気付きがありました。

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    2026年06月20日
  • 病に至る恋

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    『恋に至る病』が好きなので、色々な目線から見た寄河景を描いたこのスピンオフ集も楽しく読めました。
    母親から見た景の姿がかなり異様なものとして描かれてて、ますます景という存在の底知れなさが深まった。

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    2026年06月15日
  • 死体埋め部の悔恨と青春

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    「2人だけの2人だけで完結している世界と関係性」が好きな人には絶対刺さる。「赦されたい」から「救いたい」に変わっていく感情が皮肉的で、2人の青春の脆さが際立つのもいい。

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    2026年06月15日
  • キネマ探偵カレイドミステリー

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    破茶滅茶におもろい。ザ・エンタメミステリ!
    かなりの数の映画が登場するので、はじめから全部観てからまた読みたいな。ミステリにしてはライトすぎるけど、とにかく想像以上に面白かった。続編も読む!

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    2026年06月15日
  • 恋に至る病

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    ネタバレ

    純愛が好きなので景は愛ゆえに行ったとそう思い込んでおきます。入見の話した筋書きは確かに理路整然としてるし、景は最後まで宮嶺の事を最後ただの駒としてしか見ていなかったのかもしれない。自分を肯定して盲目的に信じる流される物の一部でしか無いのかもしれないけれど、彼女の行動原理の行き着く先は全て宮嶺を守る、あの日宮嶺を苦しめた人間達とそれに付随するものに復讐することだと信じたい。消しゴムに関してはいじめを指示した可能性を示唆するものとも捉えられるけど、景ならそれを隠滅するもしくは取り返したと宮嶺にみせて更に罪悪感を植え付けて支配する気がする。でもそれをしなかったという事実が宮嶺を好きでいた証拠であり続

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    2026年06月12日
  • 彼女。

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    ネタバレ

    百合と知らずに購入、これで百合の定義を知りました。百合とは恋愛だけに限らず女性関係を主軸にしたお話だそう。ライバル関係やシスターフッドなども入るそうです。

    見てわかる通り豪華作家さんのアンソロジー。
    それぞれ個性がでて素敵です。

    織守きょうやさん→今まで読んだことのない作家さんでした。純粋な友情が素敵でお互いを思ってのすれ違いにもほっこりしました。

    青崎有吾さん→姉妹の話。過去に読んだ本と全く違う切り口でめちゃくちゃ面白い。初めはどういうこと?ってなりながらも伏線を回収する。海外小説のような強烈な物語と展開で迫力もあり良かった。かなり印象的!

    武田綾乃さん→王道の恋愛系であり、でもバッ

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    2026年06月14日
  • 死体埋め部の回想と再興

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    前作のおわりが衝撃的で、ここから行ける続編があるんですか?と思いつつ手に取った。回想メインでふたりの関係性とあいだの出来事を深掘りしていく前2編のあと、分岐した3話がよかった。不在ルートの仄暗い終わり方も悪くなかったけれど、再会ルートが好き。そんなわけないだろと思うような嘘くささだけれど、読者が望むからか祝部が望むからかこのルートがあるんだろうな。こんなに信じられない助けてくれてありがとなを求めてしまって、こんな歪なハッピーエンドにしてしまって、死体埋め部が完成された巻だった。これを読むことで前作の満足感も高めて、繰り返し読みたくなるような良作。10ページに満たない後日譚までぞっとする終わり方

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    2026年06月10日
  • 百合小説コレクション wiz

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    『選挙に絶対行きたくない家のソファーで食べて寝て映画観たい』
    すごく“今”の話だと思った。デモに行く時間で貴方と家のソファーで食べて寝て映画観たい。共感が強い。そうやって過ごせる“日常”のために声を上げなきゃ、選挙に行かなきゃ。納得が深い。

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    2026年06月06日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    狂気的ではあるのだけれどそれが愛でも恋でもない複雑な人間関係が描かれていて読んでいてずっといい意味でモヤモヤしてしまいました。
    恐ろしい話ではあるけどタイトルの意味が分かると尚この小説の良さが際立ちます。

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    2026年06月04日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    いまをときめく作家による、古典ミステリの名探偵のパスティーシュ集で
    杉江松恋さんのミステリ愛のあふれるガイド集だった。

    各話すごく面白く、かなりのオマージュを感じた。

    本当に全部面白かった!
    特に斜線堂有紀のポアロは構成の妙が光っていた。

    これは一家に1冊あっていいものじゃないかな。

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    2026年05月31日
  • 本の背骨が最後に残る

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    人間が心の底で隠し持つ猟奇性や嗜虐心をありありと描いているのになお美しく見える蠱惑的な短篇集。読者の仄暗い気持ちを見透かし、その読者の感情さえも一緒に物語に内包しているような凄みがあった。一筋縄ではいかない物語に圧倒される恍惚とした読後感に酔う。全部良かったのだが、殊更に良かったのは表題作、『ドッペルイェーガー』、『痛妃婚姻譚』、『デウス・エクス・セラピー』
    とても面白かった。

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    2026年05月26日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    読みやすかった。
    がっつり共依存で、なんとなく幸色のワンルーム思い出した。
    梓が小説を書かなかったら、ふたりはずっと一緒にいられたんだろうか。

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    2026年05月24日
  • 貴女。

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    ネタバレ

    百合を摂取したくて&好きな作家さんを発見したくてアンソロジーを読む。6本全部よかった!
    「恋をした私は」のラストがゾワっとして好き。好きな人を手に入れるために親でさえ手にかけるんだ。そして自分に向けられる好意には気付いてないところが罪だな〜と。
    「雪の花」見知らぬ女に救われて、それが次へとまた連鎖していく。ミステリ色強くておもしろかったです。
    「いいよ。」恋人のフリから始まったふたりがフリじゃなくなっていくのがかわいかったです。ストレートかわいい百合だったかも。
    「最前」アイドルを救ってくれるのはいつだってファンなんだ。
    「首師」首を作る職人と囚われの姫様の話。命を失うことよりもつらい

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    2026年05月18日
  • 恋に至る病

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    ネタバレ

    想像以上に面白い!

    もちろん倫理的、モラルに反してるんだけどサイコパス的思想が深くて興味深い。

    ただ、終始いじめる=流されやすい側を自殺させてるつもりが、いじめられてる側を自殺させてない?って思ってた。

    人の操り方とか解像度が高くて作家さん凄すぎる。この発想力と本を書く能力、天才だなーと。

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    2026年05月16日
  • 回樹

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    死体を呑み込む樹の話

    最初の短編と最後の短編が繋がってる

    心の証明、感情の証明
    どこまでなら惰性でないのか
    どこからが真の愛情なのか
    「回樹」は「解呪」
    「回祭」は「皆済」に掛けたタイトルだそう

    SFという空想世界に紛れて主人公の気持ち、感情の揺れがこちらに伝わるような気がした
    自分の感情に気づかないことはままあるし、自分の感情がわからないこともあると思っている
    その感情を何かしら証明してくれるのが『回樹』という樹

    短編集6編 
    個人的には『奈辺』が好みで、アメリカ小説っぽい

    全体的に
    ハラハラ続きが気になるという訳ではなく、めちゃ面白いという訳でもないけど、今まで読んだことのない本

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    2026年05月11日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    普通に出会いたかった、という言葉がとても重いものに感じました。
    その言葉を目にした時、確かにこの作品には、普通というものは存在していなかったかもしれないな、と気付きました。
    破滅に進んでいく話を読み続けるのは苦しくもありましたが、それでも傑作と呼んでも良い作品でした。

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    2026年05月10日
  • 病に至る恋

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    ネタバレ

    登場人物たちは孤独や生きづらさを抱えながら、相手の痛みを理解しようとするが、閉じた世界観の中にいた。印象的だったのは、「わかり合えたこと」自体は本物だという点である。互いの傷や苦しさを深く理解しているからこそ、その関係は美しく見える。しかし同時に、その結びつきは自傷行為や共依存とも隣り合わせであり、読んでいて強い息苦しさを感じた。斜線堂作品は「恋と破滅が紙一重」であることを非常に繊細に描いている。読み終えたあとには、美しさと痛々しさが同時に残った。自傷行為と共依存が絡み合う関係性が壮絶な作品だった。⑤

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    2026年05月09日
  • 回樹

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    ネタバレ

    めっっっっっちゃ好き……
    不滅がめちゃくちゃ好きだ〜って思いながら読んだら奈辺がそれはそれは良くて、回祭を読んで回樹が二度沁みました。
    あとがきに回樹が百合SFとあったので、あちゃんと百合小説として受け取っていいんだ…!と思ったんだけど律が「生まれる子供が男だったらヤだな、」と溢した場面がもの凄く印象的で、それってかなりクソデカ感情として初露のことが好きなのではと胸を締め付けられたので純粋に百合として受け取っていいんだって喜べた。名前のついた関係性でなかったときに無闇に沸いたりできない?気がして…。
    女性同士で付き合って子どものことを考えたときに、どのカップルも同じように思うわけではないけれど

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    2026年05月06日