斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    ネタバレ

    梓は小説家の先生のことが好きで、先生も梓のことを好きで。だけど、先生のスランプと梓の才能、信仰が2人の関係を変えてしまった。
    先生が本当に梓の家族の代わりになろうと思っていたこと、互いを大切に思う気持ちは本物だった。最後までずっと。
    迎える結末はあまりにも救われなくて、でも2人が出会った瞬間からこの結末は決まっていたのかななんて考えてしまう。
    初めてのデート、小学校の卒業式、梓が小説を持ってきた日。先生視点があったら間違いなく数週間は引きずってた。

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    2025年11月30日
  • 本の背骨が最後に残る

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    ネタバレ

    耽美的、幻想的な短編集。あまり怖くはない。話はどれも面白い。
    表題作、「痛妃婚姻譚」「『金魚姫の物語』」「本は背骨が最初に形成る」がとくによかった。どの話も女性キャラクターが魅力的。

    「本の背骨」二篇
    物語を読むことの快楽についての話。騙りであろうと本当の話になりうるディストピアが舞台。内容の誤り=「誤植」をめぐる命がけの「版重ね」は法廷での弁論バトルのようであり、ポストトゥルースな現実の戯画のようでもある。十の語る(誤った)物語の方が本当の物語より魅力的に思えるのが可笑しい。

    「痛妃婚姻譚」
    表現をソフトにすればメルヘンになりそうな切ない恋の物語。本書でもっとも感銘を受けた。一体となった

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    2025年11月29日
  • 恋に至る病

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    ネタバレ

    おもしろかった
    最後の結末について解釈がふたつに分かれているけど、個人的には景は宮嶺をスケープゴートにするつもりだったのではないかなと思ってる。いじめの首謀者も景。
    映画見たかったけど今日で終わってしまったっぽい。残念。早くネット配信されて欲しい。

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    2025年11月27日
  • 君に贈る15ページ

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    15周年に掛けた作品や単純に短編小説として書いている作品が入り混じっていて楽しく読んだ。

    綾崎隼先生の「15年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語」がよかった。

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    2025年11月21日
  • キネマ探偵カレイドミステリー~会縁奇縁のリエナクトメント~

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    ネタバレ

    これまでサブだった(?)奈緒崎が主人公
    卒論は嗄井戸にやらせるのに「嗄井戸にふさわしくなりたい」みたいな思考になるの面白い
    なら自分で書け!笑
    初視点の嗄井戸が結構健気でかわいい
    またスクリーンだけが輝く部屋で嗄井戸のうんちくを聞く奈緒崎がいるんだろうな、と思える一冊でした

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    2025年11月16日
  • 貴女。

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    どの作品も味わいが多種多様でとても良かった。
    特に、織守さんの百合が心にブッ刺さって、読んでいる間ずっと胸キュンが止まらなかった。ずっとハッピーな雰囲気なのに、感情描写の一つ一つに質量があって良かった。

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    2025年11月16日
  • 彼女。

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    ネタバレ

    百合作品といえば、ただただ男女の関係の男の方を女性に置き換えただけのものと思いがちだ。事実、私はこれを読むまでそう思っていた。

    ただでさえ恋愛経験が少ないから、こういった感情の機微を理解するのは正直言って難しいところだけど、男女の関係以上に繊細なことだろうし、それぞれの心情の変化なんかもまったく違ったものになるだろう。それをそれぞれここまでうまく表現したものは他に類の見ないのではと思う。
    私もまだまだ百合ビギナーであることを自覚したので、百合の教科を必修科目にしたうえで、教科書に全作品掲載して教師に解説したもらいたい。

    特に好きな作品は5作品目、斜線堂有紀先生作の「百合である値打ちもない値

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    2025年11月10日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

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    6つの恐怖。どのお話も短くて読みやすく、怖かった(面白かった)です!ホラー初心者ですが、時々意味不明なところも良い!

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    2025年11月08日
  • 恋に至る病

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    白か黒かハッキリしないのが当たり前の世界に私達は生きている。病に至るとそれはもうどちらでもいいのかもしれません。

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    2025年11月05日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    体に3億円の価値がある人を愛したとき、どうやってお金目当てでない想いを証明できるのだろう?
    その問いに対して、ある方法で向き合っていくのが印象的だった。読後感がとても良かった!こうなるのではという予想をいい意味で裏切ってくれた!

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    2025年10月30日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで(1)

    ネタバレ 購入済み

    冒頭から不穏な空気漂う…

    ミステリーな入り方の割に、ヒロインの生い立ちが割と重めで、殺害された小説家との出会いから始まる訳だが、多分伏線や謎が多すぎて一読しただけだとモヤモヤが残りまくる感じが好み。絵柄はやや粗いように見えるが、ラブコメでないならこの辺りが妥当なのかも。

    #ドキドキハラハラ #ドロドロ #ダーク

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    2025年10月28日
  • 本の背骨が最後に残る

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    不気味さより、美しさが勝る装画
    タイトルも色味も好き

    7つの嘘の形、虚構や隠蔽
    或いは恐怖と儚さの短編集
    どの物語も表題作になり得る程
    完成度が高い!!

    特に『痛妃婚姻譚』は読んだ後余韻が凄まじく
    すぐに次の物語に進めなかった

    表題作の『本の背骨が最後に残る』
    7つの物語の始まりと最後を締める物語
    この国では「本」とは物語を語る「人」そのもの
    タイトルが本の名前となる
    その人の着飾る物、化粧等を装丁と呼ぶ
    一般的な「本」は「肺を持たぬ本」と呼ばれる
    稀に誤植が見つかる
    その場合は本同士が向かい合い
    物語の正しさを論じ合う
    それを「版重ね」という
    それを裁く者を「校正使」という
    負けた方は

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    2025年10月27日
  • 病に至る恋

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    ネタバレ

    本編の解釈のヒントになるかなと思ったけど、そうはいかなかった。『病巣の繭』は保育園に通う景にその後の片鱗が見つつも、まだこの頃は母を救うという純粋な思いがあったように感じた。ブルーモルフォのプレイヤー視点で語られた『病に至る恋』ではプレイヤーの心情に苦しくなり、景と宮嶺のデートを描く『どこにでもある一日の話』ではその後の展開を思うと素直に楽しめず…。『バタフライエフェクト・シンドローム』はif世界ですが、同じような未来に進む雰囲気を感じて、勝手に悲しくなった。本編の重さに引きずられた気がするけど良作です。

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    2025年10月23日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    めちゃくちゃ面白かったです!
    夢中になって一気に読んでしまいました。
    元天才たち×AIという題材も興味深かったです。

    私は元天才でも天才でもないですが、好きなものに対する気持ちや考え方には共感できる部分が多かったです。

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    2025年10月07日
  • 病に至る恋

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    恋に至る病へ至る物語。子どもの頃の寄河景が寄河景であることがわかり、なぜ恋に至ってしまったのか、など恋に至る病を読んでこの作品を読み、またこの作品を読み直して欲しい

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    2025年10月06日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    助けて、ぜんぶ好きな話だった。
    1Pで終わる超ショートストーリーなのに一話一話に浸っちゃうから、読み切るのに二週間くらいかかった。心臓が鷲掴みにされるような感覚。
    設定はものすっごいぶっとんでる。すぐ死ぬし殺すし殺されるし欠損するし。でもほんと面白いんだ……。続きを読みたいっていうより、自分で妄想したくなる感じ。想像力を掻き立てられる。このあと何回も読み直すと思う。

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    2025年10月06日
  • 君の地球が平らになりますように

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    たまらなく好き。
    解像度の高い心理描写で、物語に引き込まれていった。

    やはり斜線堂先生のお話は読みやすい。

    恋愛短編集はどうしても似たような話ばかりになりがちな印象だけど、こちらはそれぞれ個性があって飽きずに読み切れた。

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    2025年10月04日
  • 本の背骨が最後に残る

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    めっちゃ好き。残酷で救いがなのに、隙のない美しい文体に否応無しに惹き込まれます。斜線堂先生、生まれてきて、文を書いてくださってありがとうございます。

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    2025年10月03日
  • 死体埋め部の悔恨と青春

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     大学生が殺人を犯して見ず知らずの人に助けてもらうという冒頭、死体埋め部というサークル、死体となった背景の推理、全てが面白い。そして何と言っても、死体埋め部の行く末が予想外すぎて、続きが気になって仕方がない。続編を準備していないことに後悔。

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    2025年10月01日
  • 君の地球が平らになりますように

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    綺麗で楽しいだけじゃない恋愛がとてもリアルで読んでてゾクゾクしました。
    それな!!って思うことがたくさんありすぎました。

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    2025年09月28日