斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 本の背骨が最後に残る

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    個人的には「死」をテーマにした本だと思った。お気に入りなのは、人のような格好をした本の版重ねの話。設定も特殊で面白いと思ったが、中でも版重ね中の登場人物らの討論が大変面白かった。

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    2026年01月22日
  • 回樹

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    ネタバレ

    どの短編も設定がすごくてすごい。何食べたらこんな設定思いつくんだろ。設定は突飛なのに登場人物たちの感性は身近で、SF初心者でも読めちゃう距離感なのもすごいな。

    とは言えSFって設定の面白さがメインで、読んでてうおおお!ってなることがないなぁと思ってました。『回樹』と『回祭』を読むまでは。


    あとがきに

    心の証明、感情の証明については個人的にずっと考えているテーマであり、どこまでなら惰性ではないのか、どこからが真の愛情なのか、はこの世の全ての関係性に纏わりつく命題だと思っております。

    という一文がありました。すごい。すごいことをお考えになられている。


    SF的設定で自分の愛情が証明され

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    2026年01月21日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    「このお話は起承転転転…で、とにかく面白いんです!」とおすすめされて、読んでみたくなって、手にとった。
    なるほど!最後に向かって、いろいろな方向に転がっていく感じが転々なのかなと思いながら、一気に読んでしまった!
    人は亡くなっても誰かの記憶にのこっている限り、生き続けるのだろうし、エトくんはこれからも弥子さんと一緒に居るんだと思えて、そういう意味では真っ直ぐなラブストーリーといえるのでは?
     最後にひとこと、チェッカー!やってみたい!

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    2026年01月20日
  • 死体埋め部の回想と再興

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    ネタバレ

    前作『死体埋め部の悔恨と青春』の続編かと思ったら、例の日の前の話だったり、不在編生存編と分かれたりということで、続編とは言えないなと少しがっかりしながら読んだけど…相変わらずめっちゃ好きだった。
    祝部の重いがめっちゃ強くなってて歪んでてすごくすごくよかった…

    不在編が、苦しくて救いがないのに、なぜか生存編より好きだった。
    最後の、「あの暗い夜を知らない振りをして、生きていく。」が特に物悲しい祝部を表してて。

    少し前にブロマンス物が読みたい!と思ってたけど結局これだと思うものに出会えなくて、ジャンプみたいなアツいのを小説で求めるのは違うのかなと思ってたけどこれはブロマンスじゃない…か…?バデ

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    2026年01月17日
  • 恋に至る病

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    設定はサイコパス美少女に振り回される世界、というアニメ的だが、それだけではなく、謎を残すところで読者に解釈を委ねるところがある。絡み合う嘘、後半で解明されかける事実。スラスラと読める話だった

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    2026年01月16日
  • 恋に至る病

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    映画化ということで読みました。
    久々に読んだ小説でしたが読みやすかったです。
    宮嶺がなんか可哀想だった。
    正義ってなにか分からないですね

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    2026年01月15日
  • 恋に至る病

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    ー僕の恋人は、自ら手を下さず150人以上を自殺へ導いた殺人犯でしたー
    このキャッチだけで中二心を擽られてたまらないんだけど、男の運命を翻弄する女性”ファム・ファタール”が大好きな自分としては最高の題材。
    ヒロインの圧倒的カリスマ性と魔性の魅力はもちろん、解釈の余地がある読後感も好み。

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    2026年01月11日
  • 回樹

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    ネタバレ

    いや~~~~~~~~よかった……!
    SF苦手だから読み切れるか心配してたけど、斜線堂有紀節が効いていてかなりツボだった。
    よくぞまあこんなアイデアが次々と思い浮かぶわ~と感心しながら読んだ。
    「骨刻」なんて今後はやりそうだとも思ったし。
    愛と憎しみは紙一重であることがよーくわかる作品ばかりで、惜しみなくちらばったキラーフレーズにやられた。
    ぜんぶ好きだったけど、特に好きなのは「不滅」と「奈辺」!
    「不滅」はねーよかった。燃えない腐らない死体をどう処理するかって議題だけど、まーおもろいわ。読みながらわたしだったらどう思うかって考えてた。
    「奈辺」はこんな作風もかけたのかという驚き。洋画みたいでお

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    2026年01月09日
  • 死体埋め部の悔恨と青春

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    ネタバレ

    大学一年生の祝部が正当防衛によって暴漢を殺害してしまい、呆然としているところに現れる三年生の織賀。
    一緒に死体を埋めてやると言われ助かったと思うのも束の間、彼の車にはすでにもう一体死体が乗っていた。

    めっちゃ好きな感じの作品だった…
    斜線堂さんの作品の中でなんか評価いいなと思って手に取ったけど納得の一作。

    2人の行う夜の犯罪行為に対して、2人の仲が昼の大学生活によってどんどん縮められて、読む側も得体のしれない織賀を好きになっていく。
    彼の過去に触れてたくなっていく。

    相変わらず斜線堂さんの登場人物は変わった名前なのに意味があって、結局はベストな名付けになるからすごい。
    屠り部からの祝部…

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    2026年01月08日
  • 恋に至る病

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    自殺教唆ゲーム「ブルーモルフォ」主催するだからも愛される「寄河景」。僕「宮嶺望」は、彼女から壮絶な虐めから救ってくれた救世主であり、彼女からは「私のヒーロー」と言われて次第に惹かれあって行く…
    そして彼女を救おうと試みる
    結末は冒頭で語らてもいるが、「戻ってこい」と呼びかけたくなる人々。本当に景を救えたのか?

    映画はどんな内容か観てみたい

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    2026年01月07日
  • 愛じゃないならこれは何

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    タイトル通りの愛とは色んな形があって、それを愛と呼べるのか否。といったお話がいくつかあり、別視点から書かれてる書き下ろしもあったのですが、
    愛って本当に色んな形ありますよね。
    一概に"これ"と枠にハマるものでもないし、ふとした瞬間ここまでこの人に全て夢中になるほど急激に落ちてしまったのかって時もありますよね。

    3人の関係のお話にはわたしには経験がないからこそ、新鮮でしたし、でも、今の関係、形を変えたくないという気持ちは分かります。

    無意識にその人に落ちてしまっていく過程の環境の変化だったり、とてもリアルですし、分かる、通ずる部分を感じました。

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    2026年01月05日
  • 病に至る恋

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    『恋に至る病』の短編集バージョン。SNSを使って自殺させた話の短編集なので、トーンは暗く狂気あり。中学校以上。若者には刺さる話かと思います。
    「病巣の繭」
    景の幼稚園の時のエピソードを母の目線から。母はもしかしたらこの娘はなにかおかしいのでは、と思いながらもそれを打ち消し、娘を愛おしむ。
    「病に至る恋」
    ブルーモルフォに参加した側の高校生2人を描き出す。
    「どこにでもある一日の話」
    高校生の景とデートする宮嶺の目線からとある一日の話。
    「バタフライエフェクト・シンドローム」
    小五の景が、周りを影響させる自分の力を持て余して不登校だったとき、凄く近所の宮嶺が記念品の文鎮を届けに行き、仲良くなるス

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    2025年12月28日
  • 病に至る恋

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    いろんな視点があるぶん、それぞれの感じ方の微妙な違いはありつつも異常性のようなものの片鱗を感じさ、はまっていく様子が読み取れるのがその特異性をさらに補強していて良かった。

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    2025年12月28日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    澤村伊智さんが以前から気になりつつがっつりホラーが苦手なので子供向けなら読めるかも?と思い読んでみました。
    短編集でテイストがそれぞれ違って面白かったです。怖いけれど、ドーン!バーン!みたいな怖さというよりは、ぞわっとする感じでした。想像力逞しい子供の頃だと眠るのが怖くなったりもしただろうなあ、と。
    「ログインボーナス」(芦沢央さん)、「えんまさん」(黒史郎さん)、「靴と自転車」(澤村さん)が特に面白かったです。

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    2025年12月21日
  • 恋に至る病

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    誰にでも好かれる景と彼女のヒーローになると誓った宮峰。世の中では自殺教唆ゲームで次々と死者が…。彼女が関与してるのか疑い始めた宮峰は景を守りきる事ができるのか。ラスト衝撃でした。

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    2025年12月17日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    衝撃的なタイトルと表紙の雰囲気に惹かれて購入。冒頭、ベストセラー作家の失踪事件の捜査から始まり、いくつもの不可解な謎が提示され、主人公が書いた「小説」を通して回想する形で物語が進行する。最初に示された謎と展開(段々と破滅に向かってゆく危うい空気感が良く出ている…)が気になって、結末まで久々に一夜で一気読みしてしまった。結末は決して明るくなく、(個人的には)後味が悪いとまで言えそうだが、「崇拝する相手の才能が失われたとき、どう向き合うか」という一貫したテーマがあり、深く考えさせられる。「敬愛」と「執着」、自分ならどちらに傾くだろうか。時間があるときに一気に読むのがおすすめ。

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    2025年12月15日
  • 病に至る恋

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    恋に至る病は最近映画化された人気作で私も大好きです。スピンオフでは景の幼少期やほかの人物からの視点で語られた短編集でした。寄河景は誰一人として愛せなかった人なのかただ1人だけは愛すことができた人物なのか。この答えは作者である斜線堂先生にも分からないかもしれませんがその答えを考えるのもこの作品の醍醐味ですね。

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    2025年12月14日
  • ミステリー小説集 脱出

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    多種多様な脱出者の短編集。
    個人的には屋上のとこ森のが好きだった。
    最後はバイオハザードでこれもまた新鮮だった。

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    2025年12月13日
  • 愛じゃないならこれは何

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    愛じゃないならこれは何

    愛って綺麗な形だけじゃない、
    読んでて、たしかにこれも愛というのかもしれないと思った

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    2025年12月10日
  • 廃遊園地の殺人

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    ネタバレ

    廃墟好きだから設定が好みだった
    人物名覚えるのにちょっと苦戦したから、ちょこちょこ人物一覧みて「あ、そうだよね、その人だよね」って確認しながら読んでた。

    伏線回収はなるほど〜って感じだったけど、爽快感は個人的にはあんまりかも?
    でも次作も読みたい!と思ってるので楽しみ。

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    2025年12月02日