斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 星が人を愛すことなかれ

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    一言で表すと、怖い話だった。
    小説だから誇張されてたり、ありえない設定だけど、もし世の中の女性の大半が冬美や瑠璃のようなヒトだったら、とても怖い。

    あと、最期の章が書き下ろしで追加されたのも怖い。

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    2025年04月23日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    いろんな世界の私と先輩のお話。
    1ページ完結、登場人物は私と先輩というシバリで書かれた250話で、雰囲気としては「余命3000文字」に近いものを感じました。
    1ページ完結なのでいろんなことの合間に読むのも最適、とは思うものの続けて一気に読んだほうがより魅力が感じられた気がしています。

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    2025年04月21日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    豪華で楽しいミステリ入門。
    古典メインの海外ミステリ作品の紹介、名探偵パスティーシュ、豆知識など、楽しみ方満載。既にミステリに慣れ親しんでいる身にも、改めてまとめられたものを読むことで再発見があります。

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    2025年04月17日
  • あなたへの挑戦状

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    二人のミステリー作家の共作という良さが詰まった小説。「挑戦状」ってそういうこと!と納得しました。

    どちらの話も面白いし、二人ともまじで天才。ミステリー愛をバシバシ感じる素敵な小説でした。

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    2025年04月12日
  • キネマ探偵カレイドミステリー~会縁奇縁のリエナクトメント~

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    映画がテーマのエモさ抜群のミステリー #キネマ探偵カレイドミステリー #会縁奇縁のリエナクトメント

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ダメ学生の奈緒崎と休学中の映画マニアの嗄井戸高久の物語。下北沢の自宅でひきこもっている嗄井に、奈緒崎は様々な相談事を持ち掛ける。

    キネマ探偵カレイドミステリーシリーズの最新刊。既刊はメディアワークス文庫から三冊でてますね。私はシリーズ初読みですが問題なく楽しめました。

    やっぱり二人のキャラクターが魅力ですね。コミュ障で映画知識の豊富さと頭の回転の速さだけが取り柄の嗄井。大して取り柄がないけど、人との関わりだけは上手な奈緒崎。

    今風の秩序さとふがいなさを併せ持

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    2025年04月05日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    芸術にAIが関わったら
    評価の対象となりうるのか、
    そんな倫理観をメインテーマに扱った作品だと感じました

    最終的には
    芸術対象を愛せているか、
    という、わかりやすい落としどころで終えていますが
    それも含めてよかったと思いました

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    2025年04月03日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    嫉妬 復讐 執着
    黒い感情を孕みながら 悶えながら、それでも輝きながら 誰かの星になるべく生きる人々が描かれていました
    共感とはまた違う気もしますが、読むのが苦しくなる程にその感情に直に触れることの出来る1冊です

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    2025年04月02日
  • 貴女。

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    多彩な百合小説が読めるアンソロジー。
    いやあ、どれも面白いんだよねえ。
    織守さんの百合、めっちゃ可愛いかったな。
    何から何まで微笑ましい。
    青崎さんの戦国時代百合は斬新。
    首師を主人公にするところがまた良い。
    あの結末もこの時代ならでは。
    でも一番気に入ったのは斜線堂さんの百合ですね!
    個性的なキャラと二人のコミカルなやり取りが楽しい。
    ある瞬間、頭に描いていた物語の印象がくるりと反転するあの感じもたまらない。
    もう全部好きだ。

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    2025年03月30日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    全ての作品が1ページに収まり、登場人物は基本、私と先輩。話は続いてないので、どのページから読んでも大丈夫です。クオリティ高すぎて一冊続けて読むと疲れます。250話ですからね。1日20話くらいずつがいいかなぁ。カロリー高めの食べ物は少しずつ摂取しないとね。
    この本に収録されているものも含めた2019年に宝島社から出ている『不純文学』と比べてみるのもいいかもしれない。と、あとがきに書いてあるので、棚に飾っていた(私は購入すると読むのがめちゃくちゃ後回しになる)方も読んでみます。こちらは124話で、見開きにタイトル1ページと本文という構成で、2話読んでみて、このくらい薄めてくれた方が読みやすいと思い

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    2025年03月30日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    アイドルと恋愛、ファンの相互関係を描いた短編集。リアルにここまで影響を受けているアイドルはどれくらいいるだろうかと考えると結構いるんだろうなとリアルさがうかがえた。
    それでもアイドルという道を選べるのは、アイドルという職業がそれだけ魅力的であり、同時に制約の多い職業であるからなのかもしれない。

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    2025年03月26日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    サブタイトルの通り、メッセージが鍵になったミステリ5編。コミュニケーションの難しさを乗り越えようとする姿勢がミステリにに仕立てた「妹の夫」が一番好き。「ある女王の死」の執念深さと終わり方や現実世界とリンクする「ゴールデンレコード~」も楽しめた。

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    2025年03月24日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    片田舎に暮らす少年・江都日向は、劣悪な家庭環境のせいで将来に希望を抱けずにいた。そんな彼が知り合ったのは、身体が金へ変質していく致死の病「金塊病」を患う女子大生・都村弥子。
    彼女は死後三億円になるという『自分』の相続を突如江都に持ち掛ける。


    身体が金へ変わっていく奇病を患う女子大生と、彼女の「相続」を持ち掛けられた中学生の少年の恋愛小説です。

    自分の存在には三億円以上の価値がある、と自信を持って言える人が、はたして世のなかにはどれだけいるものだろう。もちろん、人間や命というものはそれぞれが唯一無二で誰かにとってかけがえのない存在で、値段を付けられるものではない。でも、そんな綺麗ごとを排除

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    2025年03月24日
  • 詐欺師は天使の顔をして

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    うーわ。“エモい”ってこういう事よね。
    第二話の真相なんて死ぬほど好みです。
    お互いがお互いにとっての唯一無二で特別な存在。
    だから異能の街だろうと地の果てだろうと迷うことなく追いかけるし、追いかけてきて欲しいと願う。
    異世界転移とミステリーを道具にして、人の執着を描いた物語だと思った。

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    2025年03月24日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    東京グレーテルという地下アイドルグループを軸に、愛と承認を求める女の子たちの恋の物語、4篇。
    彼女たちの渇きは誰に愛されれば満たされるのか?

    「ミニカーを捨てよ、春を呪え」
    彼氏がドルオタの主人公の飢えと渇き。注がれたいと願う愛と熱が自分でない他の誰かに注がれてると知ったら、それがアイドルであろうと嫉妬してしまうことを誰がバカにできるだろう?

    「星を愛すことなかれ」
    人生の全ての時間を配信に捧げて彼氏を振るVtuberの話。こんなんVオタによる理想のVtuberすぎる。既婚の配信ジャンキーVtuberは居るでしょ。

    「枯れ木の花は燃えるか」
    地下アイドルとメン地下の恋。
    この二人がお互い

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    2025年03月21日
  • キネマ探偵カレイドミステリー

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    嗄井戸みたいなキャラ、めっちゃ好きなんだよなあ。
    頭良いけど面倒臭くて純粋で心に傷を負ってる。
    そんな彼の真反対のタイプでありながら傍にいる奈緒崎も好ましい。
    出会いは最悪で喧嘩ばかりしてるけど、少しずつ友情を育んでいく過程が良いよね。
    ホントこういうバディものは和む。
    往年の映画作品を取り入れたり、嗄井戸が映画知識を開陳する場面も楽しい。
    とは言ったものの、ストーリー自体は物騒。
    人の暗部を目の当たりにしてヒヤリとする場面もある。
    特に四話目ではガラリと雰囲気が変わるので戸惑う。
    でもラストシーンが非常に微笑ましいので読後感はとても良い。

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    2025年03月18日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    同じ設定でも展開が変わりそれぞれの先輩と後輩の関係を作るので、次はどういう2人になるのかページをめくるワクワク感がある本だった。

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    2025年03月16日
  • 廃遊園地の殺人

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    最初の導入部分がとにかく好きだった。真相が分かった後に読み返すと、途中で推測してたものと少しだけ違って、答え合わせしながら楽しく読ませてもらった。
    途中で過去の状況も織り交ぜながら語られていくので、少しずつ推測したり考えたりするピースを散りばめられているので読みやすいと思う。
    主人公の事、犯人の動機など、少し不可解な点もあってもう少し深掘りされてほしい感があった。けれど、それを抜きにしても面白いお話だったのでまた続きが読みたい。

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    2025年03月12日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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     才能を失った天才小説家と彼に救われ彼を救うためにゴーストライターになった少女の関係性が最後まで不器用でどうしようもなくて、だけどどこか納得もしてしまうようなやりきれなさに支配された読後感だった。「もっと上手く立ち回れていたら」「もっとお互いの気持ちをぶつけ合えていたら」と思ってしまうのは自分が単なる第三者(読者視点)で当人達からすればもっと複雑なんだろうなぁ…

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    2025年03月08日
  • 廃遊園地の殺人

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    舞台はかつて何らかの事件があり廃墟となった場所。
    そこに招待される曰くつきの人々。
    発生する連続殺人事件。
    ミステリの舞台としてはこの上ない好条件と言えるだろう。
    また、コンビニ店員が探偵役というのも面白かった。
    コンビニ業務は多岐に渡り、逐一メモをとったり、状況を把握しておかないとまわらない仕事だという。そこで培われた能力を推理に活かすというのは、なるほどと思える説得力があった。
    個人的には廃墟に対してそこまで思い入れがあるわけでもないのだが、本格ミステリとしても非常に面白く読める小説だった。

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    2025年03月03日
  • 廃遊園地の殺人

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    なんだろう……その魅力を言語化することができないんだけど、でも面白かった。
    単純に、理屈抜きで私この作者の物語が好きなんだと思います。
    ん?って思ってしまう設定や展開もあるのに、ただ面白かったっていう感想だけが残る不思議な魅力の1冊。廃墟探偵シリーズとして続編もあるらしいので、主人公の正体含めて次作も楽しみです。

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    2025年03月02日