斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 恋に至る病

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    設定はサイコパス美少女に振り回される世界、というアニメ的だが、それだけではなく、謎を残すところで読者に解釈を委ねるところがある。絡み合う嘘、後半で解明されかける事実。スラスラと読める話だった

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    2026年01月16日
  • 回樹

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    ネタバレ

    いや~~~~~~~~よかった……!
    SF苦手だから読み切れるか心配してたけど、斜線堂有紀節が効いていてかなりツボだった。
    よくぞまあこんなアイデアが次々と思い浮かぶわ~と感心しながら読んだ。
    「骨刻」なんて今後はやりそうだとも思ったし。
    愛と憎しみは紙一重であることがよーくわかる作品ばかりで、惜しみなくちらばったキラーフレーズにやられた。
    ぜんぶ好きだったけど、特に好きなのは「不滅」と「奈辺」!
    「不滅」はねーよかった。燃えない腐らない死体をどう処理するかって議題だけど、まーおもろいわ。読みながらわたしだったらどう思うかって考えてた。
    「奈辺」はこんな作風もかけたのかという驚き。洋画みたいでお

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    2026年01月09日
  • 死体埋め部の悔恨と青春

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    ネタバレ

    大学一年生の祝部が正当防衛によって暴漢を殺害してしまい、呆然としているところに現れる三年生の織賀。
    一緒に死体を埋めてやると言われ助かったと思うのも束の間、彼の車にはすでにもう一体死体が乗っていた。

    めっちゃ好きな感じの作品だった…
    斜線堂さんの作品の中でなんか評価いいなと思って手に取ったけど納得の一作。

    2人の行う夜の犯罪行為に対して、2人の仲が昼の大学生活によってどんどん縮められて、読む側も得体のしれない織賀を好きになっていく。
    彼の過去に触れてたくなっていく。

    相変わらず斜線堂さんの登場人物は変わった名前なのに意味があって、結局はベストな名付けになるからすごい。
    屠り部からの祝部…

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    2026年01月08日
  • 愛じゃないならこれは何

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    タイトル通りの愛とは色んな形があって、それを愛と呼べるのか否。といったお話がいくつかあり、別視点から書かれてる書き下ろしもあったのですが、
    愛って本当に色んな形ありますよね。
    一概に"これ"と枠にハマるものでもないし、ふとした瞬間ここまでこの人に全て夢中になるほど急激に落ちてしまったのかって時もありますよね。

    3人の関係のお話にはわたしには経験がないからこそ、新鮮でしたし、でも、今の関係、形を変えたくないという気持ちは分かります。

    無意識にその人に落ちてしまっていく過程の環境の変化だったり、とてもリアルですし、分かる、通ずる部分を感じました。

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    2026年01月05日
  • 病に至る恋

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    『恋に至る病』の短編集バージョン。SNSを使って自殺させた話の短編集なので、トーンは暗く狂気あり。中学校以上。若者には刺さる話かと思います。
    「病巣の繭」
    景の幼稚園の時のエピソードを母の目線から。母はもしかしたらこの娘はなにかおかしいのでは、と思いながらもそれを打ち消し、娘を愛おしむ。
    「病に至る恋」
    ブルーモルフォに参加した側の高校生2人を描き出す。
    「どこにでもある一日の話」
    高校生の景とデートする宮嶺の目線からとある一日の話。
    「バタフライエフェクト・シンドローム」
    小五の景が、周りを影響させる自分の力を持て余して不登校だったとき、凄く近所の宮嶺が記念品の文鎮を届けに行き、仲良くなるス

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    2025年12月28日
  • 病に至る恋

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    いろんな視点があるぶん、それぞれの感じ方の微妙な違いはありつつも異常性のようなものの片鱗を感じさ、はまっていく様子が読み取れるのがその特異性をさらに補強していて良かった。

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    2025年12月28日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    澤村伊智さんが以前から気になりつつがっつりホラーが苦手なので子供向けなら読めるかも?と思い読んでみました。
    短編集でテイストがそれぞれ違って面白かったです。怖いけれど、ドーン!バーン!みたいな怖さというよりは、ぞわっとする感じでした。想像力逞しい子供の頃だと眠るのが怖くなったりもしただろうなあ、と。
    「ログインボーナス」(芦沢央さん)、「えんまさん」(黒史郎さん)、「靴と自転車」(澤村さん)が特に面白かったです。

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    2025年12月21日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    衝撃的なタイトルと表紙の雰囲気に惹かれて購入。冒頭、ベストセラー作家の失踪事件の捜査から始まり、いくつもの不可解な謎が提示され、主人公が書いた「小説」を通して回想する形で物語が進行する。最初に示された謎と展開(段々と破滅に向かってゆく危うい空気感が良く出ている…)が気になって、結末まで久々に一夜で一気読みしてしまった。結末は決して明るくなく、(個人的には)後味が悪いとまで言えそうだが、「崇拝する相手の才能が失われたとき、どう向き合うか」という一貫したテーマがあり、深く考えさせられる。「敬愛」と「執着」、自分ならどちらに傾くだろうか。時間があるときに一気に読むのがおすすめ。

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    2025年12月15日
  • 病に至る恋

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    恋に至る病は最近映画化された人気作で私も大好きです。スピンオフでは景の幼少期やほかの人物からの視点で語られた短編集でした。寄河景は誰一人として愛せなかった人なのかただ1人だけは愛すことができた人物なのか。この答えは作者である斜線堂先生にも分からないかもしれませんがその答えを考えるのもこの作品の醍醐味ですね。

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    2025年12月14日
  • ミステリー小説集 脱出

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    多種多様な脱出者の短編集。
    個人的には屋上のとこ森のが好きだった。
    最後はバイオハザードでこれもまた新鮮だった。

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    2025年12月13日
  • 愛じゃないならこれは何

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    愛じゃないならこれは何

    愛って綺麗な形だけじゃない、
    読んでて、たしかにこれも愛というのかもしれないと思った

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    2025年12月10日
  • 廃遊園地の殺人

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    ネタバレ

    廃墟好きだから設定が好みだった
    人物名覚えるのにちょっと苦戦したから、ちょこちょこ人物一覧みて「あ、そうだよね、その人だよね」って確認しながら読んでた。

    伏線回収はなるほど〜って感じだったけど、爽快感は個人的にはあんまりかも?
    でも次作も読みたい!と思ってるので楽しみ。

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    2025年12月02日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    ネタバレ

    【感想】
    朝井リョウさんが出版区のYouTubeでお勧めされていたので初めて斜線堂有紀さんの本を読んだ。
    メガインザチャーチで描かれているような線密なファンダム経済というよりは、1人のアイドル赤羽瑠璃とその周りで彼女が影響を与えている人達の物語。
    推す側、推される側の恋模様や人間模様が描かれており、アイドルと人間としてどのように折り合いをつけながら生きているのかなどが描かれていて面白かった。
    朝井リョウさんのコメントにもあった【人生を使い切る】というワードが現代人の生きる糧なのか。

    またこういう世界で生きる事の大変さやメンタルの保ち方など描かれていたり、相手を炎上させる手段など今のSNS時代

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    2025年12月01日
  • 病に至る恋

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    衝撃作『恋に至る病』のスピンオフ作品。

    「病巣の繭」
    「病に至る恋」
    「どこにでもある一日の話」
    「バタフライエフェクト・シンドローム」
    4話収録。

    150人以上の被害者を出した自殺教唆ゲーム『青い蝶』主催者、女子高生・寄河景の物語を再び読める日が来るなんて。

    前作は読み手で解釈が二分化されたが、本作で景は完全なるサイコパスだと確信した。

    ギフテッドと呼ぶには危険すぎる景の性質。
    幼少期のエピソードだけで戦慄が走る。

    恋心は洗脳に、洗脳は執着に変貌し辿り着く先は破滅。

    怖ろしいのにページを捲る手が止まらない。
    中毒性のある一冊。

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    2025年11月28日
  • 死体埋め部の悔恨と青春

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    死体埋め部
    というちょっと不思議で不謹慎な設定画面白い
    会話は軽妙で読みやすい 全体にそこはかとなく物悲しい雰囲気が漂っている




    ↓ネタバレあり




    これ、続きがあるそうです
    最終話であんなことになって、さらにラストシーンはあれ

    続編はどういうテンションで続くのでしょうか?
    でも織賀と祝部の物語をもう少し読みたかったので嬉しい

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    2025年11月18日
  • 廃遊園地の殺人

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    登場人物たちの名前を覚えるのに苦労しましたが、みんなの過去や腹の中に何があるのかと、夢中になって読みました。
    文体が好みで読みやすかったです。
    文庫版は全編リライトってことなので、単行本も読んでみたくなりました。
    次回作(続き)が楽しみです!

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    2025年11月12日
  • 愛じゃないならこれは何

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    愛と執着と恋ってなんだろう……
    どれも幸せにならない絶妙さ。
    けれど全部切実で強烈で、すこし踏み外したら似たようなことになるのかも、と思うような少しの生々しさみたいなものがある。
    届かないものが欲しくなるのはみんな一緒。
    恋をしたときの強い執着の描写がすき。

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    2025年11月10日
  • 本の背骨が最後に残る

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    どれも酷な終わり方だったけど、個人的には「痛妃婚姻譚」が1番ズンときた…

    来世こそは二人でどうか幸せになってくれと思わずには居られない…

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    2025年11月05日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    杉江松恋さんから、たくさんのミステリを教わっています。本書でも「ガイド」と銘打ったコラムで、またまたいろいろ教わり、時間が足りない…とうれしい涙目になっています。

    「ガイド」は、4回目までミステリマガジンに連載され、5.6回目は書き下ろし。ミステリについて教わるのも、何歳になっても楽しい。

    オマージュの短編も粒揃い。
    個人的にはネロ・ウルフものが一番好みでした。
    本家を読んでないので、来年(笑)の課題図書にしようと思ったところ。
    扉絵は、エラリイが特に雰囲気良し。
    007も、まあパンチとお色気は控えめだけど、かなり良い線に感じました。

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    2025年11月17日
  • 死体埋め部の悔恨と青春

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    好きな作家なので、読んだが思った以上に
    面白かった。先輩と後輩の主人公の
    会話が面白く、続編が楽しみだ。

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    2025年11月02日