斜線堂有紀のレビュー一覧
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全編オリジナル(小説推理 双葉社には掲載)の贅沢な短編集。ただ、ちょっと胸くそ悪い系のお話が多かったので、好みは分かれるかも。双葉社のThe どんでん返しシリーズはこれが6冊目(自薦3巻+新鮮、特選、斬新)みたいですが、どの本も豪華な執筆陣なので、他にも手にとって新しい作家さんとの出会いを楽しみたいです。解説で本作品の解説とともに、他の著作に触れられているのも良かったです。
芦沢央「踏み台」
アイドルグループで巻返し必要な位置にいるみのり。色を出すために麻雀を趣味にして、そこで出会った洸平のことが好きになってしまい…。
阿津川辰海「おれ以外のやつが」
おれはカメラマンで殺し屋。今度の仕事は双子 -
購入済み
なんとなくよくある話だなと思ったけど、劇的につまらないという感じでもなかった。多くの人が洗脳されていくのが、ヒロインの魅力だけで貫かれるのは何か他に理由が欲しいなあと思った。
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Posted by ブクログ
アンソロジー作品が新しい作家との出会いになり、更に決められたテーマでこの作家はどの様な作品を発表するのだろうという面白さに気がついてしまい、過去含め様々な作品集を読む事にした。今作はどんでん返しがテーマであり、短い作品、しかもどんでん返しがあると読者が分かっている状態でどれだけ読み手を感嘆させてくれるかが楽しみだ。
踏み台 芹沢央
アイドルを目指しアイドルになった女性。ストーカーの様になってしまった元彼。彼はプロ雀士の夢をもちながら、主人公はアイドルとしての武器を磨く為出会い、そして別れ、現在の様な関係になる訳ですが、設定はありきたりに見え、どの様にどんでん返しをするのかと興味津々だっ -
Posted by ブクログ
あなたは、病気療養中の人に『私の死体は三億円で売れるんだ』と『微笑を浮かべ』られたらどう思うでしょうか?
(*˙ᵕ˙*)え?
人が死ねば火葬に付された後、遺骨になって埋葬されます。もちろん国によって異なるでしょうが、この国にあっては法律の定めに従って、あなたも私も同じ運命を辿ります。愛する人の遺骨であればそれは何者にも代え難いものと言えるかもしれませんが、それでも遺骨は遺骨です。遺骨を売買するといったようなことは当然ありませんし、残念ながら売れるものでもないでしょう。
しかし、そんな当たり前の考え方では整理できない事ごとがこの世には数多あります。 例えばあなたは、『金塊病』という病気の