斜線堂有紀のレビュー一覧

  • ナゾノベル プロジェクト・モリアーティ(1) 絶対に成績が上がる塾

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    斜線堂有紀さん、初の児童書だが大人が読んでも面白い。

    「この世界をちょっとだけ正しくしたいと思ってる」と言い切るのは謎の転校生・杜屋譲。
    瞬間記憶能力を持つ和登尊とタッグを組み、絶対に成績が上がる塾の悪徳塾長と対決する。

    中学生という立場をフル活用し、並外れた頭脳で相手をやり込めるさまは爽快。
    相手が悪ければ悪い程、その爽快感は倍増する。

    天才的な杜屋に対し、人間味もある和登。
    キャラも魅力的で二人のコンビネーションが抜群。

    杜屋の行動は正義とは言い難い面もあるけれど大好物な勧善懲悪もので読後スッキリ。

    次作も楽しみだ。

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    2024年05月20日
  • 禁断の罠

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    読んで良かった。アンソロジーだから、読んだことのない作家の作品も気軽に読めるし、と手を出してほんとに良かった。
    どれも、趣向が違うし、雰囲気もそれぞれだけど、とっても面白い。
    トリックの面白さというより、人の面白さ。
    しばらくしたら、また読もう。

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    2024年05月06日
  • 禁断の罠

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    6人のミステリ作家のアンソロジー。
    どれも面白かったけど、ワタシにとってお初の中山七里さんの話が後引く面白さ。シリーズモノの一編だけど、違和感なく読めて、シリーズを最初から読みたくなった。
    なんか豪華な一冊でした。

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    2024年04月28日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    昔神童、今はただの人はたくさんいると思う。
    神童レベルが頭抜けている人は苦悩が多いのだろうか。
    AIをうまく組み込んでいるなと思いました。
    人里離れた秘密の場所だから成り立つ人間関係もあるのかなと思いました。読後は爽やか。

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    2024年04月04日
  • 禁断の罠

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    めっちゃ面白い、長編作家って短編もすごい!当たり前なんだけど、改めて凄さがわかった。
    時事的な内容も多く、世相を切ったシュールなオチ。
    短編だから展開も早くすぐに話に引き込まれる、とても読みやすかった。

    長編で創り上げる世界観とはまた違い、あれだけの展開をこんな短編にギュッと詰め込みしっかりオチつけるなんて天才だと思う。
    文章力って短編の方がより力量が問われるのではと感じた。

    読んだことのない作家に触れる良い機会にもなりました。

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    2024年04月02日
  • 禁断の罠

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    ヤツデの一家:新川帆立/大代行時代:結城信一郎/
    妻貝朋希を誰も知らない:斜線堂有紀/
    供米:米澤穂信/ハングマンー雛鳥ー:中山七里/
    ミステリ作家とその弟子:有栖川有栖

    六人が書いた六つのミステリー さて ……

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    2024年03月17日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    天才という称号は、天才の落ちこぼれにとっては非常に辛いものだと感じた。

    人工知能を使ったこのプロジェクトは私の意思に反して、現実性のあるものに感じた。

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    2024年03月17日
  • 彼女。

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    浅はかな感想だし、どれくらい作者のみなさんが百合を調べて書いたのか分からないけど、どんな人も男とか女とかレズとかバイとか関係なく好きな人を見つめる目も想いも同じなんだろうなと思った。百合小説アンソロジーなんて付けなくても十分売り出せる本だと思った。逆にそういう迎合していくのがこの本にあっているようで少しズレているようで、それがまた登場人物たちにはあっているのかもとも思った。

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    2024年03月10日
  • 彼女。

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    ネタバレ

    胸キュン、胸騒ぎ、悲しみ、ほろ苦さ。色んな感情に心乱されました。
    個人的に、相沢沙呼さんの物語に翡翠らしき影が見えたのが、とてつもなく嬉しかったです!

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    2024年03月09日
  • 禁断の罠

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    短篇は気軽に読めて良いですね。どのお話しも面白かったです。前から好きな米澤さんの本もまた読みたくなりましたし、はじめましての作家さんの本も読んでみようって気持ちになりました。

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    2024年03月05日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    2人以上殺したら天使によって地獄に落とされるという世界観で、連続殺人が発生してしまうという特殊設定ミステリー。
    SFのような世界だけど本格ミステリーで面白かった。
    途中で挟まれる過去の話もよかったからその頃の事件をもっと知りたい!

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    2024年03月02日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    斜線堂有紀さん、初めて読んだ。

    ミステリーというよりは青春群像劇。
    かつて天才少年少女と呼ばれた6人の若者たちが、レミントンプロジェクトに参加するべく集められる。
    天才であることの消費期限が迫っている焦り。
    天才でいるためにAIレミントンの力を借りることへの葛藤。
    主人公綴喜を軸に、それぞれの心情が丁寧に描かれる。

    とても読みやすく、ぐいぐい引き込まれて一気に読んだ。
    最後にそれぞれが選んだ道もよかった。

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    2024年02月29日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    全編オリジナル(小説推理 双葉社には掲載)の贅沢な短編集。ただ、ちょっと胸くそ悪い系のお話が多かったので、好みは分かれるかも。双葉社のThe どんでん返しシリーズはこれが6冊目(自薦3巻+新鮮、特選、斬新)みたいですが、どの本も豪華な執筆陣なので、他にも手にとって新しい作家さんとの出会いを楽しみたいです。解説で本作品の解説とともに、他の著作に触れられているのも良かったです。
    芦沢央「踏み台」
    アイドルグループで巻返し必要な位置にいるみのり。色を出すために麻雀を趣味にして、そこで出会った洸平のことが好きになってしまい…。
    阿津川辰海「おれ以外のやつが」
    おれはカメラマンで殺し屋。今度の仕事は双子

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    2024年02月25日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    少し読後感が悪いものの、予想した展開の斜め上にいったり、予測を全てひっくり返しながらも意味が通った結末になっており面白かった。

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    2024年02月23日
  • 君の地球が平らになりますように

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    ヴィーガンとか自然派のひとが読んだらどう思うんだろうなあ、やっぱり自分はそういうの苦手だから分かり合えないなあ。

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    2024年02月20日
  • 禁断の罠

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    全体的に割と面白かった、印象に残るような話はとくになかったけど、がっかりという感じは全然しなかった。

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    2024年02月20日
  • 恋に至る病

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    なんとなくよくある話だなと思ったけど、劇的につまらないという感じでもなかった。多くの人が洗脳されていくのが、ヒロインの魅力だけで貫かれるのは何か他に理由が欲しいなあと思った。

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    2024年02月20日
  • 君の地球が平らになりますように

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    ちょっと(いやだいぶ?)恋愛に関して拗らせている女性が主人公の短編集
    自分自身がアイドルオタクだったり20代後半なので、愛に飢えているアイドルが主役の「『彼女と握手する』なら無料」と中々結婚してくれない彼氏を持つ女性が主人公の「転ばぬ先の獣道」は刺さるものがあった。

    恋愛において相手に自分を合わせるのか、相手を自分の思うようにするのか、はたまた妥協していくのか... そのどれも良くないんじゃないかと思わせられるような拗らせ恋愛話が面白かった。

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    2024年02月12日
  • 斬新 THE どんでん返し

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     アンソロジー作品が新しい作家との出会いになり、更に決められたテーマでこの作家はどの様な作品を発表するのだろうという面白さに気がついてしまい、過去含め様々な作品集を読む事にした。今作はどんでん返しがテーマであり、短い作品、しかもどんでん返しがあると読者が分かっている状態でどれだけ読み手を感嘆させてくれるかが楽しみだ。

     踏み台 芹沢央
     アイドルを目指しアイドルになった女性。ストーカーの様になってしまった元彼。彼はプロ雀士の夢をもちながら、主人公はアイドルとしての武器を磨く為出会い、そして別れ、現在の様な関係になる訳ですが、設定はありきたりに見え、どの様にどんでん返しをするのかと興味津々だっ

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    2024年01月31日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    あなたは、病気療養中の人に『私の死体は三億円で売れるんだ』と『微笑を浮かべ』られたらどう思うでしょうか?

     (*˙ᵕ˙*)え?

    人が死ねば火葬に付された後、遺骨になって埋葬されます。もちろん国によって異なるでしょうが、この国にあっては法律の定めに従って、あなたも私も同じ運命を辿ります。愛する人の遺骨であればそれは何者にも代え難いものと言えるかもしれませんが、それでも遺骨は遺骨です。遺骨を売買するといったようなことは当然ありませんし、残念ながら売れるものでもないでしょう。

    しかし、そんな当たり前の考え方では整理できない事ごとがこの世には数多あります。 例えばあなたは、『金塊病』という病気の

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    2024年01月31日