斜線堂有紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
若手作家陣による豪華読みきり短編集。全てのお話がタイトル通り「脱出」を軸に据えたミステリーです。なんとなく暗い、難しいイメージを持って読み始めたのですが、予想よりは読みやすく読後感も悪くなかったです。
「屋上からの脱出」阿津川辰海
天文部の屋上観測で起こった閉じ込め事故。それは事故なのか?
故意だとしたらだれが何の目的で起こしたのか?
高校生の話なので、思惑はあるにせよ殺人などもなく読み心地良好です。
「名とりの森」織守きょうや
民族学的昔話を調べるのが好きなノキ。皆が恐れる森に夏の探検に行こうという。しかも最も入ってはいけないという時に。そんなノキを探しに森に姉と入ったタネチン目線で話は始ま -
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Posted by ブクログ
ネタバレ20年前のプレオープンの日に銃乱射事件が起こったため閉鎖され、廃墟となったイリュジオンランド。
廃墟コレクターの資産家である十嶋 庵が、廃墟マニアや元関係者9名をイリュジオンランドに招待する。
十嶋 庵は、参加者に “宝を見つけ出したものにイリュジオンランドをわたす” と告げる。
参加者による宝探し中に、次々と殺人事件がおこる。
遊園地って、昔はけっこうあったんだよね。どんどん減っていったけれど。
賑やかで非日常的でやや謎のセンスで。でも思い出すとちょっと哀愁を感じるような。
そんな雰囲気を残したまま廃墟となった遊園地での連続殺人。20年前の事件の謎と不可解な参加者達や主催者。
遊園地ならで