斜線堂有紀のレビュー一覧

  • キネマ探偵カレイドミステリー ~輪転不変のフォールアウト~

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    うまくまとめましたね、と思いました。
    それにしても、登場人物がずいぶんと信頼でつながっているものだなあ、と思います。美しい信頼ではあるのですが、ここまで育ったのはどの時点かな?まあ、過去2冊でいろいろなことがあったから、といえばそうなのでしょうね。
    映画が中心の話だけあって、登場人物が交わす会話がしゃれているように思います。このセリフ、いつか使ってみたいという気にさせます。文章内で使われている漢字も普段は見ないようなものもあって、これもまた良い雰囲気を出していると思います。
    いらないお世話の部類ですが、言葉に思い入れがある文章だと思いながらP.190の「掻き入れ時」は書き入れ時の誤りかな、とか

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    2019年04月01日
  • キネマ探偵カレイドミステリー ~再演奇縁のアンコール~

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    ブロマンス好きなら読んで損のない一冊だと思います。
    映画知識がなくてもペラペラ探偵役が解説してくれて安心。ミステリー部分もオチも綺麗にまとまっていて面白かったです。
    好きなお話でした。

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    2017年08月20日
  • 教科書には、載せられない!? 君に綴る5つのパロディ

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    ネタバレ

    表紙のコミカルさに反して中身は意外とシリアス。
    “山月記”パロは本当にあってもおかしくない展開で上手いなあと。
    “鼻”パロの『髭』は皮肉が効きすぎてる。
    異様に伸びる髭に苦悩していた壇だが、髭が無くなった後の顛末には思わず苦笑してしまった。
    あまりにもリアルな手厳しさに、読んでいるこちらが冷や汗を掻きそうだった。
    “吾輩は猫である”パロは気持ち悪いの一点に尽きる、というかそのせいで真相に気づいた。
    いやだって猫の描写がこんな気持ち悪いわけないでしょ!笑

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    2026年09月07日
  • 君の地球が平らになりますように

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    陰謀論、アイドルとの恋愛、ホスクラ、人気者の彼氏など、彩り豊かなテーマを扱う短編集。そしてどの作品でも、思わず目を背けたくなるような、ものすごく身に覚えのある痛々しい自意識が描かれている。
    痛々しくて、必ずしも幸せではないかもしれないけど、それでもどこかで救いがあるような気がする。そう信じないとやっていられない。そんな主人公たちに共感を覚えた。
    話の中では、『大団円の前に死ぬ』のスピード感と勢いに圧倒された。

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    2026年09月07日
  • 廃遊園地の殺人

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    人物名がややこしかった
    覚えるのに結構苦労かかりました笑

    後半の解決編は面白かったです。
    続々と明らかになる真相は面白かったですが、
    前半が少し淡々とし過ぎる感がありました。

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    2026年09月06日
  • その他の危険(新潮文庫nex)

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    うとうとしなから読んだせいか怖さはそれほど感じず、それぞれ読み物として面白かった。裏返っちゃうのは怖い。

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    2026年09月06日
  • 本の背骨が最後に残る

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    ネタバレ

    おどろおどろしいな。
    最初と最後の表題のはなし、こんな設定は初めて読んだ気がするけど、全く本の想像が出来なかった。見た目は人なん?
    自分を痛めつける話も面白かったなー、自分の嫌な部分を隠して人前に出さない人の方が、普通に優しい人よりも優しい人なのでは?みたいな文があって、なるほど。と思った。そんで全ての話に共通していえるのが、最初から途中面白いのに、最後の最後で難しい!ってなる。文章が難しくて頭に入ってこない………

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    2026年09月06日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    ネタバレ

    自分の命を救ってくれた小説家の堕落を目の当たりにして、助ける為に起こした行動から軋轢が生まれてしまう話。
    梓がゴーストライターとして活動しだしてからの先生の態度は最悪だが、正常な精神状態ではなかっただろうし、想像しきれないほどの複雑な思いがあったのだろうなと思う。
    共依存の最たるもので、共感しきれない部分もあったが、神様ほどに思っている人の為なら犯罪も起こしてしまうのかもしれない。
    ラストは想像が掻き立てられる終わり方で好きだった。
    読み終わった後に表紙を見ると印象がかなり変わって悲しくなる。
    あと書き出しは本当に名文だと思う。

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    2026年09月05日
  • 愛じゃないならこれは何

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    タイトル通り、愛じゃないならこれは何という話。『健康で文化的な最低限の恋愛』が刺さった。自分の時間を捨てて、マッチングすることのみに重きを置いて、成功する。ありのままの自分に合う人を探すとか、ありのままの自分を愛してもらえるようにするとか、そんなん出来るわけがなく、自信に満ちた人の特権でしかない。誰しも思ったことがある感情の究極系だなと。
    男2女1の均衡の話については、新太くんが別の知り合いと付き合い始めてサークルが崩れれば良いなと思っている。3人でいることに執着する2人と外に向いた新太くんの違いが発揮されれば良い。

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    2026年09月05日
  • その他の危険(新潮文庫nex)

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    どの話もおもしろかった!
    とくに前半は搾取する側/される側の話が連なっていて、しかもどの話もちがった着地をキメていてぞくぞくした。上條さんはこの分野で完全に作家性を確立していて感心する。
    ラスト、意外にも梨さんが青春小説のようなエモさで〆たのも良きでした。

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    2026年09月04日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

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    「カタリナの美しき車輪」
    「かんのさん」
    「夢見鳥」
    「やどりこ」
    「噛み砕くもの」
    「さなぎおに」

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    2026年09月04日
  • その他の危険(新潮文庫nex)

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    6作品、テイストが違って面白かったな。
    個人的好みとしては上條一輝さんの「枯れた街の上でも」と新名智さんの「まぎれ鬼」かな。
    梨さんの「ブルーライト」は切ない。

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    2026年09月01日
  • ミステリー小説集 脱出

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    ミステリーからホラーやSF…5人の作家による様々なシチュエーションからの脱出劇。

    「屋上からの脱出」阿津川辰海
     中学時代の仲間の結婚式。『一ノ瀬』は二人のなれそめとなった出来事に想いを馳せる。天文学部の合宿中、極寒の屋上に閉じ込められたことを。
     一番現実的で想像しやすい舞台。脱出方より理由を解く方が本題。青春物の皮を被っていながら少し後味はよろしくない。ミスリードを狙っているのだろうが、2歳差を歳の差婚というのはちょっと違和感。

    「名とりの森」織守きょうや
     夏至から十日の間に入ると出られなくなると言われている町はずれにある森。名前を忘れてしまうらしい。一人で森に入り行方不明になってし

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    2026年08月30日
  • キネマ探偵カレイドミステリー

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    ネタバレ

    作者のデビュー作ということで語り部が微妙に最初好感度が低かったり無理に映画に絡めようとしすぎてたりちょっとぎこちない
    とはいえ映画とミステリが好きな人なら楽しく読めるかなという感じ
    日常の謎的な感じで進むかと思ったらカレイドが引きこもった事件が急に凄惨すぎてびっくりした
    それにしてもカンニングが真相の話が美談っぽく終わってることが不快であるな

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    2026年08月30日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    【星が人を愛すことなかれ】
    4つの短編を収録

    アイドルを推す彼氏に『浮気』だと思っている女。
    彼氏とのこと将来よりVTuberであり続けたい女。
    アイドルの彼氏に浮気されるアイドル。
    自分のファンのネトストになるアイドル。
    アイドル達の様々な『恋』を描く。

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    2026年08月30日
  • 廃遊園地の殺人

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    銃乱射事件により閉鎖され、廃墟と化した遊園地に人々が集められる……そして始まる「宝探し」という魅力的な設定に、最初からすっかり心を掴まれました。
    そして「なぜ宝探しが行われるのか」「集められた人々はどんな秘密を抱えているのか」と次々に提示される謎に引き込まれ、ページをめくる手が止まりませんでした。

    謎解きパートの描写(特に死体の状況など)は、結構特殊だったので、一読しただけでは理解が追いつかない部分もあり、想像力をフル稼働させながら読み解いていきました。

    また、主人公自身も秘密を抱えた人物であり、もし続編が刊行されるのであれば彼の過去がどのように明かされていくのか、今から楽しみにしています

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    2026年08月30日
  • その他の危険(新潮文庫nex)

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    日本のホラー小説に興味を持ち購入。幽霊が出てきて祟られるというよりは全篇不思議な怪異による現象が多かった。それでも湿度の高い恐怖が味わえたし、三者三様のホラーを味わうことができました。暑さが厳しい夏にはぴったりのホラーアンソロジーでした。

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    2026年08月29日
  • 最後の一行 white

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    最後の一行が良い感じに影響したのはゼリーに満たされてだけだった。他は最後の一行というより展開で見せているだけな感じ。ショートながらにアクは強めな作品ばかりではあったけれど、テーマとしては物足りない。

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    2026年08月29日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    手遊び的に読み始めたけど、さくっとまとまってていい一冊だった。良くも悪くも著者陣の個性はあまり感じられなかったが、入門書として良くできていた。

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    2026年08月26日
  • あなたへの挑戦状

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    阿津川さんの作品は長編として読みたかったかも。

    本編よりも執筆日記(エッセイのような感じ)が面白かった。
    作風は全然違ったけど、仲の良さが伝わってきた。

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    2026年08月25日