斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 恋に至る病

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    おもしろかった。才色兼備の性格良し系が出てくると無条件に応援したくなる。本書でも読者が味方になってくれるよう誘導している。

    ただ、冒頭の不穏なエピローグが語るように、この本はどう考えてもバッドエンド。悪と分かっていながらも、応援したくなる葛藤と戦いながらこの本を読んだ。

    応援対象が悪に変わる最もな理由を探しながら読んでおり、見つけた時は安心したというか、応援するための言い訳を見つけたような気もしたが、最後まで裏切ってきた本だった。

    ただ、全てを壊す登場人物が横入りすぎる。実際にパーフェクトヒューマンの企てをぶっ壊すには完全な外的要因でなければ難しいのかもしれないが、物語のキーなのに無理矢

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    2026年05月09日
  • 恋に至る病

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    ちょっとこう、現実的にありそうでない、ないよりのない、みたな話はとても好物です

    最後のとこの、景のサイコパス味が明らかにされていくところ、とてもよかった。相方はただただ不運・・だから最後まで苗字呼びだったのね、腑に落ちた

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    2026年05月08日
  • 恋に至る病

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    読み終えた後、しばらく天井を仰いでしまうような圧倒的な筆致に脱帽しました。150人以上の人間を自殺に導いた少女と、彼女を愛してしまった少年の関係性は、美しくも恐ろしい「毒」のようです。
    特筆すべきは、著者の冷徹なまでに研ぎ澄まされた文章スタイル。なぜ人々が彼女に心酔し、命を投げ出したのか。その心理描写が緻密で、読者である自分までもが彼女の言葉の魔力に絡め取られていくような錯覚を覚えます。道徳や倫理が通用しない場所で育まれる「究極の純愛」の形に、胸が締め付けられました。

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    2026年05月05日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    どんでん返しシリーズを初めて読みました。
    普段手に取らない歴史物の話もあり、とても興味深かったです。個人的には『雌雄七色』と『人喰館の殺人』が面白かったです。読み終わったあとにタイトルとつながるのが良いですね!

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    2026年05月02日
  • 病に至る恋

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    寄河景が子供の時どんな子だったかという話です。この本は「恋に至る病」を読んでから呼んだ方が絶対にいいです!!

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    2026年04月30日
  • 病に至る恋

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    面白かったです。
    ブルーモルフォと景、宮嶺の話に引き込まれ本作にも手を出しました。読んで思ったのは、景は元々景であり、最初から別人であったわけではないということ。境界線を越えさせる何かはあったのかもしれないけれど、どれだけ押されようと素質のない人間に踏み越えることはできない、そういう点ではサイコパスと似ているのかなと思いました。
    景の幼少期の話も興味深かったです。全く無関係の、ブルーモルフォに捕まった二人の男女の話も引き込まれるものがありました。
    ただいまいち納得できないというか、掘り下げが物足りなかったので星3。でも大元のストーリーが面白いので、やっぱり一気読みしてしまう描写と刺激と絶妙な恐

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    2026年04月28日
  • あなたへの挑戦状

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    ネタバレ

    読んでいて、あれ?挑戦状がやって来ないな?と思っていたら、まさかのラストに驚いた。
    あなたへの挑戦状というタイトルからしてミスリードだったとは!
    巻末に制作秘話や日記が収録されているというのにも驚いたし、たしかにこういう形で遺しておけば100年後でも2人の関係性について仲が良かったんだなというのが伺い知れるだろうし、良い企画だと思った。

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    2026年04月27日
  • 愛じゃないならこれは何

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    『愛じゃないならこれは何』は、「愛」という言葉の曖昧さと危うさを描いた作品だった。登場人物たちは確かに誰かを想っているが、その感情は必ずしも純粋ではなく、執着や自己中心的な欲求と隣り合わせにある。そのため、「これは本当に愛なのか」と何度も考えさせられた。また、人を想う気持ちが簡単に歪んでしまう様子がリアルに描かれており、読後には自分の感情や人間関係を見つめ直したくなる作品だった。

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    2026年04月27日
  • 恋に至る病

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    うーん、、、サイコパス系の話はぶっとんでいたらおもしろくて逆に受け止められるのですが、この話は絶妙にリアルとありえないの合間をいってる感じで、私は受け入れられなかったです。

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    2026年04月25日
  • 恋に至る病

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    最後の最後までこういう恋愛系か……と思ってたけど、最後まで読んでよかった笑
    タイトルが秀逸だと思いました。

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    2026年04月23日
  • 恋に至る病

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    理解しがたい内容ではあるが
    純愛としてはとても好き。

    宮嶺の魅力を景だけが知っていたと
    信じたい。

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    2026年04月19日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

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    タイトルから郵便に関する内容なのかなと思っていたけれどそうではありませんでした。
    皆さんの感想を読んでいるとあまり人気がないようですが、わたしは最後のお話の『さなぎおに』が好きでした。偏った願望のために人を犠牲にしながら自然の摂理に反することを組織ぐるみで行なっていることぞわぞわしました。

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    2026年04月19日
  • 廃遊園地の殺人

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    時々SNSなどでも廃棄の写真があがってて観る機会があるが、特にマニアでもないのに惹き付けられるのは理解できる気がする。
    そんな中で起きた廃遊園地での事件を、廃棄マニアが解決するという話。

    ちょっと死体の表現があまり分からなくて、推理の時もそうなんだ~という感じだった。
    カタカナ呼びと漢字呼びがあったので、おそらくそこが何かあるんだろうなとは思っていたが、よく分からなかった。

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    2026年04月18日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    現代日本のような世界観だけど、ファンタジー的な要素あり。
    ギミックにもファンタジー要素が絡むので、ミステリの期待感に対してはちょっと違ったかな、と。
    主人公や犯人の心象描写は良かったです。

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    2026年04月16日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    斜線堂有紀先生の描く世界観が好みなので、読んでみました。
    『あしたの肖像』→『ゆびさきから魔法』→『私が大好きな小説家を殺すまで』と、“才能”をテーマにした作品を立て続けに3作。

    同じ「才能」という題材でも、作家によって描き方がまるで違う。
    それこそが作家性というものなんだろうなぁ、と感じました。

    『私が大好きな小説家を殺すまで』については、私が10代であればかなり好きな作品だったと思います。
    ただ、40代、しかも50に近い今の私が読んだ感想としては……悲しいかな、少し読者ターゲットから外れているのかもしれません。

    小説家の遥川先生が、あまりにも中二病すぎてついていけない……。
    10代の

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    2026年04月13日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    オチと言うかストーリーの大枠を自分勝手に分かったような気になり、途中で読み進める事を止めていました。次の作品に進むために読み始めましたが、最後は自分の浅はかさを感じました。

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    2026年04月12日
  • 最後の一行 white

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    ネタバレ

    【収録作品】
    金子玲介「ゼリーに満たされて」
    斜線堂有紀「人魚の骨を拾い往く」
    法月綸太郎「次はあんたの番だよ」
    芦沢央「ひび割れ」

    最後の一行のインパクトが余韻を残す。
    「ゼリーに…」 宇宙人と男子小学生の交流。切ない。
    「人魚の骨を…」 島に人魚伝説の調査に来た女子大生と小学生たちの交流。いろいろな意味でエグく、ある意味エモい。
    「次は…」 探偵法月倫太郎もの。
    「ひび割れ」 ブラック会社の社員の末路。

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    2026年04月10日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    ☆3.5をつけたい作品でした。

    どの物語も読む手が止まらない面白い作品でしたが、後半よりも前半の物語が個人的には好みでした。
    謎解きはメッセージの中にという副題の通り何かを伝えるということだけが作品で共通していたことで、雰囲気も舞台も全く違う物語を5作も読めたのはとても楽しかったです!

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    2026年04月04日
  • 君に贈る15ページ

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    メディアワークス文庫創刊15周年記念アンソロジー。
    「1人15ページ」という制約のもと、15名の作家がそれぞれの物語を紡ぐ。

    この15という枠は単なるページ数だけでなく
    多くの作家さんが「15」というモチーフとしても回収しています。企画としての統一感が心地よい。短いからこそ、作家ごとの語り口や発想の癖が読メル一冊。

    斜線堂有紀、綾崎隼以外は初読。改めてレーベルの層の厚みを思いますね。

    掌編とも言える分量の中で、特に印象に残ったのは綾崎隼「十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語」。
    設定自体はどこかで見聞きしたような“ベタ”なものながら、その王道を真正面から引き受けて

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    2026年03月30日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    軽ーく読める短編集。どんでん返しというほどではないけれどラストがちょっと小気味良い感じで終わるのが多くて良かった。ある女王の死とワイズガイによろしくが好きかな。

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    2026年03月27日