斜線堂有紀のレビュー一覧
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ネタバレ「文学少女シリーズ」や「ビブリア古書堂シリーズ」のように、実在する作品を題材としたミステリー。映画に造詣が深くなくても楽しめた。
我が道を行く自由人のようで存外寂しがりの嗄井戸と、そんな彼をなんだかんだで気にかけてしまう奈緒崎。ケンカしつつも仲のいい二人のやりとりが楽しかった。
ちょっと尊大な嗄井戸もしかし、帰ろうとする奈緒崎を狼狽しつつ引き留めてみたり、トラウマを押しのけ宝物を擲って助けに行ったり、そんな姿を見せられたら憎めない。
奈緒崎のために踏み出した2メートルが愛おしかった。
ところで、「サクッと読める短編」という帯の宣伝にも関わらず後半襲いくる重すぎる展開に驚いた人は私の他にも多い -
Posted by ブクログ
うまくまとめましたね、と思いました。
それにしても、登場人物がずいぶんと信頼でつながっているものだなあ、と思います。美しい信頼ではあるのですが、ここまで育ったのはどの時点かな?まあ、過去2冊でいろいろなことがあったから、といえばそうなのでしょうね。
映画が中心の話だけあって、登場人物が交わす会話がしゃれているように思います。このセリフ、いつか使ってみたいという気にさせます。文章内で使われている漢字も普段は見ないようなものもあって、これもまた良い雰囲気を出していると思います。
いらないお世話の部類ですが、言葉に思い入れがある文章だと思いながらP.190の「掻き入れ時」は書き入れ時の誤りかな、とか -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ続編。雨で傘を持っているのにびしょ濡れの女性の死体、絞殺・刺殺・撲殺・そして無傷の4人の死体、白杖を持ちサングラスした高級服の若い男、綺麗めのワンピースにゴツいスニーカーの女性。今回も目の前に現れた謎多き死体の謎を祝部が推理する。
前作で一人きりになった祝部だが、冒頭は織賀とともに行動する話から始まる。雨の日に活動する話と合宿と言って北海道を旅する話、一人で依頼をこなす祝部の話とその後の話を収録。なんとなく大学生っぽいノリのパートと死体埋め部としての活動パートの落差を楽しむ感じなんだろうけれど、何かやっぱり乗りきれなかった。 -
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ネタバレキリキリしんどかったわー
私の知らない世界って感じ。
ホストの話が衝撃だった。
え・・・ホスト通いする女性ってみんなあんななの?
月100万単位でホストに貢いで、そのために夜の町に沈んで、
それで、目標はそのホストと結婚!って本気?
いや、理性では現実的でないことは重々承知で麻薬みたいに夢見てんだろうな。
それで、ホントに結婚までこぎ着ける人いるの?
結婚したとして、結局金で買った夫だし、相手の愛情とか信じられるんか?
ホストと客の間で「結婚」という単語が出てくること自体が衝撃的だったわ。
それがたとえ、言葉遊びだとしても、「結婚」って単語は……えー -
Posted by ブクログ
■勝手に予告編
とある事件によって、その遊園地は多くの人たちを迎え入れることなく、プレオープン日に閉園へと追い込まれた。その名は、イリュジオンランド。
それから二十年が経ち、廃墟と化したイリュジオンランドを訪れた廃墟好きな元コンビニ店員や、イリュジオンランドの元従業員。
イリュジオンランドに隠された宝を見つける数日間が、いまオープンする。
■読後の感想
斜線堂有紀さんの『文庫のあとがき』を読むと、単行本から大幅に加筆修正されたようですね。その甲斐あってか、読みやすい印象でした。
斜線堂有紀さんは『恋に至る病』『私が大好きな小説家を殺すまで』等で、偏愛小説を書かれる作家さんの印象が強かっ -
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天使が降臨した世界を舞台とし、主人公の探偵の青岸焦(あおぎしこがれ)が天使たちが集まる常世島(とこよじま)に招待され、そこで連続殺人が起こる話
一人を殺しても地獄に堕ちないが、二人殺せば天使によって地獄の業火へ引きずり込まれるという設定付き
主人公は天使の降臨イコール救済ではない世界で大切な仲間を失い、探偵をする意味を探す⋯
一言でいうとすごく丁寧につくられている
だけど丁寧すぎて話が盛り上がらない感じ
事件が起こるまで100ページほど延々と説明を読むことになる
読んでる途中で何度も眠くなった
あと「探偵が、探偵は、」という描写が多すぎてお腹いっぱいになる
細部までしっかり丹念に書かれ -
Posted by ブクログ
2026.05.14
表紙の箔が目に入り、帯文と4人の作家さんの名前で買いだ!と思った。
どの作品も比較的短いとはいえ物語にがっつりハマりこめるし、するすると読める。そして最後の一行で「え」「は?」となる。おもしろかった。
金子さんはいきなり異星人モノでびっくり。ほんわか友情話だと思ったのに。思ったのに!
斜線堂さんは「人魚伝説」。登場人物たちの心のひりひりととげとげが伝わってきて一気に読んだ。で、最後。え?いや、怖いって。
法月さんはもう、ひたすら人物相関と時系列を追った。それほど複雑ではないのに「は?」と思えて、満足。法月さんははじめましてだったけどがっつり長編を読んでみたくなっ