斜線堂有紀のレビュー一覧

  • ミステリー小説集 脱出

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    SFから怪異、現実的な話まで多様な世界観だったので様々な状況下での脱出が楽しめ、最終的にどうなるのかよめないものが多くて面白かった。

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    2024年12月29日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    白井さんの短編が気になって購入。斬新どんでん返しではないけれど楽しめる一冊。
    白井さんのは短編でもしっかり多重推理入れてくるところが好き。あとわかっているのに、最初の方からあちこちに伏線ありまくりなのが、これこれ〜となる。内容が内容なので人には勧めにくいけれど好きだなぁ。

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    2024年12月14日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    様々な世界観の中でコメディ色が強めのもあれば、感動的なものまで様々なジャンルがあり、どれも最終的な話の着地点が掴めず面白かった。

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    2024年12月08日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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     250通りの「先輩」と「私」の物語が収録された掌編集で、恋愛、SF、ホラー、ミステリーという様々なジャンルにたった1頁だけど濃密な世界観が繰り広げられていた。また「重要なことは先輩と私が居ることです。」という文が印象的だった。

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    2024年12月08日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    恋と呼ぶにはあまりにも純粋さが突き抜けていて眩しくもあり寂しくもあった。
    忘れないことが「証明」なのかな…

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    2024年12月04日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    斜線堂さんの作品で読んだ2作目
    斜線堂さんの本好きだし本作もおもしろいんだけど何か足りない。
    伏線回収も良いし最後の落とし方も結構気にいってるんだがなんだろう。
    何が足りないのかわからない。

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    2024年10月27日
  • ミステリー小説集 脱出

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    阿津川辰海さんの屋上からの脱出。悪意なき犯罪者。
    織守きょうやさんの名とりの森。ファンタジーの一種かな。
    斜線堂有紀さんの鳥の密室。中世の魔女裁判の残酷なお話。無実の人達を無惨に拷問死させたキリスト教。
    空木春宵さんの罪喰の巫女。怖い!で、最後にどんでん返し。ひゃ~。
    井上真偽さんのサマリア人の血潮。極秘の研究施設からの脱出劇。吸血鬼の要素が物語を盛り上げる。そこに主人公の揺れ動く心情。短いながらもよく考えられてると思います。

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    2024年10月19日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    ネタバレ

    読みやすく、一気読み。
    お金は人を狂わせる。そのことをただただ痛感する。
    最後までお互いがお互いを想った結果の結末だと思う。
    そして、弥子さんと出会わなければ目を逸らしていたであろう自分の未来に江都くんが迎えたことがよかった。

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    2024年10月12日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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     「最愛の人間の死に価値が付けられてしまった人間は、その価値にどう向き合えばいいのか」「人間の感情は証明できるのか」という命題に対峙したストーリーで、夏の終わりに訪れるはずだったビターハッピーエンドに最後まで抵抗した無謀な少年の姿がどこまでも青臭くて非力だけど純粋無垢で眩しく見えた。所々で伏線が回収されるのも面白かった。

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    2024年09月23日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    AIに教わりながら、葛藤していく。
    発想は面白いと思った。
    けれど、もっと面白い展開があるのかと期待してしまって、少し物足りなかった。

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    2024年09月18日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    天才だった元天才たちがAIであるレミントンを利用して再浮上しようとする話。天才だった過去があるゆえにそれに縛られたり才能を上手く発揮できない現状に悩んでいる描写が印象的だった。
    人生においてゴールデンタイムのような良かった時期との落差が発生し苦しむことへの向き合い方。AIとこれからどのように付き合えばいいのかについても考えさせられる作品だと思った。

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    2024年09月16日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    ネタバレ

    人間の感情は証明できるのか。あなたが大切、ずっと忘れないという言葉も、証明は出来ないけれど、それでも灯台になる…。作者のあとがきに涙しました。海のシーンも情緒的で好き。52ヘルツの鯨のくだり、わたし的には今作の方がしっくりきたな〜

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    2024年09月07日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    ガッツリハードSFで良かった。
    特に気に入ったのは、和歌を『詠語』(えいご)で詠む世界の平安時代の物語、斜線堂有紀「一一六二年のlovin' life」。あり得ない設定なのに、迫ってくるような現実感。

    伴名 練 「二〇〇〇一周目のジャンヌ」は、無限とも思われる回数人生を、記憶を保ったままシミュレートされる。その無慈悲な繰り返しのあいだ、ジャンヌダルクはどのように過ごすのか。ジャンヌダルクの繰り返しの中の変化、そしてさいごが切ない。

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    2024年08月31日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    謎解き要素もあって面白かった!AIとの向き合い方とか才能について色々考えさせられた作品だった。これからAIが様々な分野で活用されて、人間を必要としなくなる仕事やタスクが出てくると思うけど、AIの新しい利用の仕方やそれに伴った仕事なんかも生まれるだろうし、社会の変化から目を背けずまずその事象や事物を知り向き合うのが大切なのかなと感じた。あとアイデンティティとか存在意義みたいなものについても考えさせられたなあ。

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    2024年08月22日
  • 禁断の罠

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    有名作家6名によるミステリ短編集。後腐れのない読み切り。面白かった!
    普段読まない作家に触れられたのも良い。
    火曜サスペンスみたいだなと思った。

    中山七里さんの短編の題名は『ハングマンー雛鵜ー』
    他の作者の短編は題名と内容が重なっていたけど、中山さんの題名はそうは思わなかったなあ。どういう意味なのだろう。

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    2024年08月12日
  • ナゾノベル プロジェクト・モリアーティ(1) 絶対に成績が上がる塾

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    私立塀戸中の二年生に転校してきた杜屋譲(モリアーティ教授)に興味を持ち、和登尊は彼に接触、助手となる。今回は接触するきっかけになった小さい謎解きや、絶対に成績が上がるといわれている陽明塾の塾長のハラスメントを叩き潰すのが大きな流れだった。
    杜屋は胡散臭い雰囲気を出しながらも今のところは教授っぽい悪はみられず。しかし、助手の和登君がなかなかに正義感があり(やる気はさほどないのが現代風)、家庭環境の会話なども新し目で良い。塾の不正を暴く方法などが今までの児童書にはあまりない感じの流れで良かった。ただ、斜線堂作品にしては登場人物の破綻度や常識度が普通。あくまで児童書の範疇に収まっていますのでファンで読む人はそこには期待しない方がいいかもです。
    軽めのミステリーで児童書だとKZシリーズが好きなのですが、あれの男子が読んで楽しいバージョンみたいな方向性が欲しかったかな。KZも男子が読んでも楽しいとは思うけど、表紙が女子向けだから読みづらいよね。トム&ソーヤより闇寄りというか、キャラ寄りというか。
    小学校4年生くらいから。ルビは中学年以上向け。

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    2024年08月06日
  • ミステリー小説集 脱出

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    脱出
    脱出をテーマにした短編ミステリー集

    阿津川辰海 屋上からの脱出
    とあるカップルの結婚式。友人として招かれた一ノ瀬。結婚式に参加しながら、二人の馴れ初め、そして彼らと共通の部活で起きたとある事件について、同じく招かれていたハルと話しながら詳細を思い出していく。
    性格柄か、何をそんなに驚いているのか、事件の真相と隠された事実について、微笑ましいとまで読み取ったのだが、現代の読み手はこの様な事は想いがねじ曲がっていると感じるのだろうか。僕にはとある二人の行動は普通だと思うし、されたら嬉しいのだが。阿津川辰海は歴代短編も漏れなく面白いのだが、今作は登場人物のバッグボーン含めあまり楽しめなかった。
    こんな設定でも密室にできるんだなあと感心した。

    織守きょうや 名とりの森
    ノスタルジーを感じる舞台設計に森に入ると出られなくなると言うオリジナリティ。唯一、自身の名前を呼ぶ事が森の外に出る為のルール。
    現実的な要素では無いファンタジー的な要素の組み込みがうまく、あっという間に読み終えてしまった。各キャラクターがまだまだ確立されておらず、それぞれの登場人物の背景を広げながら長編でも読んでみたいと思った作品だ。(ほんの少しだけ、スパイス的にホラー要素があっても良いなぁと思った)主人公の年齢設定とそれに見合った友情が素敵だ)

    斜線堂有紀 鳥の密室
    魔女狩りをテーマにした作品は、大体が壮絶で聴くに耐えないストーリーになるのだが、今作も例に漏れず胸糞悪い背景の作品だ。
    魔女と言われ捕まえられたマリアがあれだけ多くの拷問に耐えた理由に衝撃を感じ、彼女がどの様にして密室から消え去ったのかはある意味ミスリードされたトリックだと思う。僕はそうなっているだろうと予想はしたが、動機は全く違った理由で捉えていたため、動機がわかってからも衝撃は醒めなかった。

    空木春宵 罪喰の巫女
    文体が難しく読むのが大変な作品だった。その分、雰囲気が充満しており、知らず知らず世界に飲み込まれそうになった。ストーリーも幻想的で、戦後の設定なのでそれ程時代設定が古い訳では無いはずだが異様さに満ちている。
    トリックは異様で、そして最後は驚きの結末になっており、この文体で物語を進行させた理由が読み取れる様な気がした。
    罪を犯した人々とその罪を喰らう巫女、その巫女を書こう神社と謎に満ちていたが短いなかで見事に伏線を回収している。読みやすければ長編でも面白そうな作品。

    井上真偽 サマリア人の血潮
    今作で一番面白いのはこの作品だろう。作風へ暗くヒリヒリするが、きちんと物語が完結されており、正しく短編として面白い作品だ。
    世界観は最初は理解できないが、徐々に解明されていき、それでも最後の最後まで謎を提供し続けて見事に回収までしている。トオルとカズトの関係性そのものが物語のベースだが、最後とある事実で一気に事件がひっくり返る印象だ。今後、どの様に作中の人々が生きていくのか。久しぶりに余韻に浸れた作品だ。

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    2024年07月20日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    若さ故の自意識との葛藤が上手く描写されていて、思春期・20代の人なら誰しも共感できる作品だと思う。登場人物は、元・天才ゆえに過去の自分や他者と比較されることが多く、周りからの評価がいつしか自分の幸せの基準になっていて、、、でも人は存在しているだけで意味はあると自分達で気づいていく成長過程に感動した。

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    2024年07月20日
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    恥ずかしながら元作品を知らず、「小説の神様」と言う単語から作られたアンソロジーかと思って読んでいたら、現実にそんな小説があると知ってびっくり。
    でも元作品を知らずとも十分に楽しめました。
    『果たして自分はこの物語ときちんと向き合うことができているだろうか』『作者の名前だけで読んでいたり、他作品と比較してしまったりしてはいないだろうか』と考えさせられた、初心に帰してくれた物語たちでした。

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    2024年07月18日
  • ナゾノベル プロジェクト・モリアーティ(1) 絶対に成績が上がる塾

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    盛り上がりたいとこまで筋道をたてて、わかりやすくまとまっており、最高潮になったところでそれぞれの特技を活かした見せ場があるのが印象的で面白かった。

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    2024年07月06日