斜線堂有紀のレビュー一覧

  • キネマ探偵カレイドミステリー

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    主要人物二人がどんなに衝突しても結局仲良くなったり話が進むごとに色んな魅力をしれたりと人物がよかったのと映画と謎を絡めて映画の知識もつくところが面白かった。

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    2021年02月28日
  • キネマ探偵カレイドミステリー

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    作者が気になっててたまたま古本屋100円で手に入れられたので読みました。著者の本のあらすじ紹介などみてると「死」が出てくるお話が多い人なのかな?だったら嫌だなと思いながら読んでみたところ、うーん、半分は予想当たりだったかも。でも、面白かったです。
    私は多分映画ほとんど見てない人種だとおもうのですが、これだけ映画引用されてても十分楽しめました。興味ないから、本を引用されたときのように見たいなとは思わないけど。二時間あったら本はスッゴく量読めるから映像媒体面倒くさいんだよね。
    知識ある引きこもり探偵と主人公の友情が深まっていくのが楽しみです。

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    2021年02月03日
  • 詐欺師は天使の顔をして

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    ミステリー文庫本。ループSF。

    カリスマ詐欺師が異世界に強制転移させられ、相方が追いかける格好で出現し、行く先々でその(詐欺師的)能力を発揮しながら謎を解くSFとミステリーが融合した作品。
    電話ボックスが異世界への接点という設定がゴシック調で好ましい。
    いつか二人でこの世界に戻ることはできるのか?
    天命、運命的に出会った二人は、今も何処かで謎を解いている。

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    2021年01月11日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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    ネタバレ

     ☆「その爪先を彩る赤」(武田綾乃)
    生徒会でこき使われてるボクっ娘が、多重人格と言い張る理事長の娘とともに、演劇部の小道具(赤い靴)盗難事件の謎を追う。
     ☆「東雲高校文芸部の崩壊と殺人」(斜線堂有紀)
    文芸部の部室で部員が殺された謎を、奇人の部長が解く。ほのぼの系が多い中で、オチの付け方など、かなり異質。
     ☆「黒塗り楽譜と転校生」(辻堂ゆめ)
    合唱コンクール用の楽譜が黒塗りにされた理由を、語り手の少女の、幼馴染である変わり者の男子が解く。リア充滅せよ。
     ☆「願わくば海の底で」(額賀澪)
    これもトーンが重い。3.11で消息を断った祖父の足跡を追う青年を、手伝うことになった語り手。彼の美術

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    2020年12月21日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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    五人の作家達が、高校生の青春をテーマにしたミステリーです。

    初めてアンソロジーという作品を読みましたが、それぞれの作家さんの色が出ていて、面白かったです。今までの作品から出てくる雰囲気や構成が滲みながらも短編に仕上がっていて、1つで5つの味を味わえました。

    「その爪先を彩る赤」  武田綾乃 
    演劇部で使われていた赤い靴が行方不明。果たして何処へいたか?
    主に女子高生を中心に描いていて、生き生きとした表現にアニメを見ているような雰囲気や元気さが伝わってきました。


    「東雲高校文芸部の崩壊と殺人」 斜線堂有紀
    軽度な犯罪かと思いきや、殺人事件が発生。果たして犯人は?
    サスペンスを得意としてい

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    2020年12月07日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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    ネタバレ

    それぞれの作者の個性が出ていて面白かったですね。

    東日本大震災を舞台にした「願わくば海の底で」は考えさせられましたね。あの状態で何ができるのか。推理小説だけにとどまらないものがありました。

    学生時代は一度きりだけど、人生は続くわけで、その一時だけが特別とも思わない私ですが(学校大嫌いだったし)、読書として楽しむのは構わないですよね。

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    2020年12月06日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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     粒ぞろい、とはこのこと!

     全5編、どれも楽しく読めました。だいたいアンソロジー読むとその中から気に入った作家さんのを見繕って2、3冊買ってしまうんだけど…さて…


    「その爪先を彩る赤」武田綾乃
     出ました百合ミステリ。あ、百合って部分ネタバレだけどいかにもな疑似餌だからそれくらい大丈夫だよね? 素敵なペアリング、そしてこのテーマもほんとうに放課後にしっくりきていて。開幕にばっちり。


    「東雲高校文芸部の崩壊と殺人」斜線堂有紀
     念願の斜線堂さん! 思っていたとおりというか、なんというか。文庫が…待てなく…なる…


    「黒塗り楽譜と転校生」辻堂ゆめ
     片想い探偵のひとね。もう

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    2020年12月03日
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    ネタバレ

    読後にまず思ったのは「小説の神様」であって「小説家の神様」じゃないんだ、ということ。小説に関わる人――書く人、読む人、売る人、評する人――すべての人の神様なんですね。だから、小説家以外の人達にも「小説の神様」と関わる物語があって、それぞれの人たちが小説と真摯に向き合って……というお話が生まれ、小説好きな私はそうしたところで本作が気にいったんだろうな、と思いました。

    個別の作品で言えば、収録作群の中では異色に映りますが「モモちゃん」が一番気に入りました。ラノベテイストに最初は違和感を覚えましたが、自作の世界に入り込んで自分の描写力の無さや知識の浅さを身をもって痛感するところなど、それこそ宮沢賢

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    2020年11月20日
  • キネマ探偵カレイドミステリー ~輪転不変のフォールアウト~

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    前作最後で嗄井戸所有のDVDから隠し映像のスナッフフィルムが見つかり、否応なしに彼と彼の姉の事件に迫る事になった奈緒崎。束ちゃんのハードボイルドな胸の内も明かされ、一冊まるごと事件の話かと思っていたらますば元カノが見た消えたデロリアンの謎「バック・トゥ・ザ・フューチャー」といった穏やかさ。奈緒崎がいきなり殺人犯に疑われる2作目「ラブ・アクチュアリー」は強引な展開だと感じたけどそれが最後の直接対決「俺たちに明日はない」への心情的な布石に繋がって成る程な、と腑に落ちる。ミステリ好きとしてはダイイングメッセージな2作目ににやり。事件の犯人の登場があからさま過ぎるけどフィクションが人に影響する可能性の

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    2020年11月12日
  • キネマ探偵カレイドミステリー ~再演奇縁のアンコール~

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    ダメ大学生奈緒崎の周りで起こる事件を引きこもり映画オタクの嗄井戸が映画知識を活かして解決する2作目。大家にDVDを盗んだ疑惑をかけられた同級生の真相「スタンド・バイ・ミー」束ちゃんと観劇に行った主演女優宅に付けられたピンクの足跡の謎「アーティスト」査定価格に絡む遺産の行方「バグダッド・カフェ」それぞれの真実のほろ苦さとそれでも光を感じる閉じ方はしみじみする。謎の閉じ方は最初が好み。ツンデレな嗄井戸の不安定さが奈緒崎との関わりでだんだん回復していてこの仲良しさんめ!と思っていたら最後に彼の事件に関する飛び道具が。次巻は真相に迫るのか。

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    2020年11月12日
  • キネマ探偵カレイドミステリー ~輪転不変のフォールアウト~

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    ネタバレ

    先に瀬越俊月の曜日シリーズを読んでいたので、あの菱崖小鳩が本当に死ぬ気がなかったことは知れて良かったけど、こんなあっさり死んだのかと思うと、心が乾く。
    嗄井戸と奈緒崎が幸せになるために必要な死だったけど、代わりに一人の男の幸せが一生失われてしまった。

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    2020年09月09日
  • キネマ探偵カレイドミステリー

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    ネタバレ

    ニューシネマパラダイスは見たことあったから最初から引き込まれましたし、また映画見たくなりました笑 主人公の冗談のセンスの無さ!あれがなければな〜と思ってしまいます。いや必要ではあったんですが…バディの空気は嫌いじゃないです。なんだかんだ言って認めてるんだなって…あれ?王道だな

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    2020年07月19日
  • キネマ探偵カレイドミステリー

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    語り口の軽さに油断してるとしっかり重たかった。探偵と助手の間に感情が育つのが早い……引きこもりの嗄井戸が友達になってくれた奈緒崎に執着するのはわかるんだけど、奈緒崎のほうもなかなかな執着具合で面白い。女子高生束ちゃんの軽やかな対人距離が際立つ。

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    2020年07月11日
  • 詐欺師は天使の顔をして

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    ネタバレ

    失踪した霊能詐欺師・子規冴昼を追ってたどり着いた先は、本物の霊能力者たちが暮らす街だった。

    異世界で繰り広げられる特殊設定ミステリ。
    系統的には異世界転生の流行の一端になるのかもしれない(転生はしないけれども)。
    登場人物の多いミステリが苦手なので、大掛かりすぎず且つパンチの効いた設定は読んでて楽しかった。

    要は何故あんなにも冴昼に執着するのか。勿論冴昼の持ち前のカリスマ性だとかは一因だけれど、全てを理屈で説明しろというと難しい。なにしろ要があのスペードの17に感じたのは「天命」とかいうもので、明確な根拠なんて必要ないのだろう。理詰めのトリックと話術を駆使するメンタリストが「天命」だなんて

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    2020年02月07日
  • キネマ探偵カレイドミステリー ~輪転不変のフォールアウト~

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    ネタバレ

    前作から束ちゃんの意味深な発言が気になっていたので、(ないことはないだろうと思っていたけど)掘り下げがあってよかった。

    前作の感想でも少し書いたけれど、嗄井戸と束ちゃんだけだったなら、お互いの弱さを身の内に隠しつつ、過度に踏み込まず、親愛の情を伝えることもなく、「引きこもりと雇われのフリーエージェント」のままで停滞していたのだと思う。彼らは現実がそう上手くいかないことを誰よりも知っているし、未来の希望を掴むよりも今ある僅かな幸福を壊したくなかっただろうから、何も変えないことが最適解だ。
    だからこそ、二人が大切にしてきた「停滞」を奈緒崎がぶち壊しにきてくれてよかった。お人好しで楽観的な彼が現れ

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    2019年08月24日
  • キネマ探偵カレイドミステリー

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    ネタバレ

    「文学少女シリーズ」や「ビブリア古書堂シリーズ」のように、実在する作品を題材としたミステリー。映画に造詣が深くなくても楽しめた。
    我が道を行く自由人のようで存外寂しがりの嗄井戸と、そんな彼をなんだかんだで気にかけてしまう奈緒崎。ケンカしつつも仲のいい二人のやりとりが楽しかった。
    ちょっと尊大な嗄井戸もしかし、帰ろうとする奈緒崎を狼狽しつつ引き留めてみたり、トラウマを押しのけ宝物を擲って助けに行ったり、そんな姿を見せられたら憎めない。
    奈緒崎のために踏み出した2メートルが愛おしかった。

    ところで、「サクッと読める短編」という帯の宣伝にも関わらず後半襲いくる重すぎる展開に驚いた人は私の他にも多い

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    2019年08月17日
  • キネマ探偵カレイドミステリー ~輪転不変のフォールアウト~

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    うまくまとめましたね、と思いました。
    それにしても、登場人物がずいぶんと信頼でつながっているものだなあ、と思います。美しい信頼ではあるのですが、ここまで育ったのはどの時点かな?まあ、過去2冊でいろいろなことがあったから、といえばそうなのでしょうね。
    映画が中心の話だけあって、登場人物が交わす会話がしゃれているように思います。このセリフ、いつか使ってみたいという気にさせます。文章内で使われている漢字も普段は見ないようなものもあって、これもまた良い雰囲気を出していると思います。
    いらないお世話の部類ですが、言葉に思い入れがある文章だと思いながらP.190の「掻き入れ時」は書き入れ時の誤りかな、とか

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    2019年04月01日
  • キネマ探偵カレイドミステリー ~再演奇縁のアンコール~

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    ブロマンス好きなら読んで損のない一冊だと思います。
    映画知識がなくてもペラペラ探偵役が解説してくれて安心。ミステリー部分もオチも綺麗にまとまっていて面白かったです。
    好きなお話でした。

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    2017年08月20日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    オチと言うかストーリーの大枠を自分勝手に分かったような気になり、途中で読み進める事を止めていました。次の作品に進むために読み始めましたが、最後は自分の浅はかさを感じました。

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    2026年04月12日
  • 最後の一行 white

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    ネタバレ

    【収録作品】
    金子玲介「ゼリーに満たされて」
    斜線堂有紀「人魚の骨を拾い往く」
    法月綸太郎「次はあんたの番だよ」
    芦沢央「ひび割れ」

    最後の一行のインパクトが余韻を残す。
    「ゼリーに…」 宇宙人と男子小学生の交流。切ない。
    「人魚の骨を…」 島に人魚伝説の調査に来た女子大生と小学生たちの交流。いろいろな意味でエグく、ある意味エモい。
    「次は…」 探偵法月倫太郎もの。
    「ひび割れ」 ブラック会社の社員の末路。

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    2026年04月10日