斜線堂有紀のレビュー一覧
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ネタバレ【収録作品】「ヤツデの一家」 新川帆立/「大代行時代」 結城真一郎/「妻貝朋希を誰も知らない」 斜線堂有紀/「供米」 米澤穂信/「ハングマン -雛鵜-」 中山七里/「ミステリ作家とその弟子」 有栖川有栖
いずれも2022年~2023年に雑誌に掲載されたもの。世相を反映しているものが多い。
「ヤツデの一家」 父親の後継者として政治家になった娘の、後妻の連れ子である兄と実妹への執着を描く。
「大代行時代」 代行業者の話。新入社員の一人は退職代行を依頼。もう一人が依頼したことは。
「妻貝朋希を……」 迷惑動画で炎上した男について、記者の取材に周囲の人間が答える形で事情が説明される。ファンタジー要 -
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「才能」がある、いわゆる「天才」は、その人間の裏や過去も勝手に期待されてしまう。勝手に理想を押し付けられてしまう。才能とはなんだろうか。それは努力の先の肩書きにすぎないのではないだろうか。と思ってしまう。
たとえ優秀な小説家になれなくても、腕のすごい料理人になれなくても、賞を取り続ける映画監督になれなくても、「幸せ」にはなれる。つまり「何者」かにならなくても「幸せに生きる道」はあるじゃないかと未来に希望を持つことができる1冊だった。
長編ファンタジーの後に読んだからちょっとだけ物足りなさを感じてしまったけど(完全に自分のモチベ)すごく共感出来るシーンが多い斜線堂先生らしい物語だった。 -
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アメリカの俳優ニック・オファーマンが出演作品について、「なぜ同性愛者の物語にする必要があったのか?」と訊かれて「そういうくだらない質問するやつがいるからだ」って言い返したというニュースを気に入ってたんだけれど消えてる…フェイクだったのかな?
久々に百合アンソロジーなどを。百合でなきゃ得られない養分が…とかってわけではないけれど、やはりなんというか、この関係性じゃないと生まれない痛み、のようなものがある。でもそれって普通の恋愛小説と何が違うの? と思うことも。純度の問題なのだろうか? LGBTQに配慮も忖度もしないオレのような者が、しかしなぁ。
全8編。特に気に入った(そして気に -
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あなたへの挑戦状
著:阿津川 辰海 著:斜線堂 有紀
ミステリ若手筆頭格の二人が全霊で競うところを、見たくないですか?現在最注目の二名がプライドをかけて競作!?テーマは「あなたへの挑戦状」
この推奨文わくわくしませんか?阿津川辰海氏と斜線堂有紀有名作家の夢の競演しかもそれがミステリーなんて最高ですよね。本書にはそれぞれの作者が執筆した中編2編からなっており「水槽城の殺人」「ありふれた眠り」が収録、2作品を読み終えた後、読者への手紙が封入されており、それを読むと!あっと驚く大どんでん返しが待ち受けています。
「水槽城の殺人」は文字通り水槽が建物を分断している奇抜なホテルで起こるある意味不可能密