斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 本の背骨が最後に残る

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    ☆4よりの3かな
    若きビブリオマニア斜線堂有紀さん
    ビブリオマニアとは?

    強迫神性障害の一種で、社会生活もしくは当人の健康に悪影響を及ぼすほどの書籍収集

    らしいです…初めて知った。

    人間の持つ残酷さを妖艶な文章で描いていてグロく
    淫靡で倒錯的。

    「痛妃婚姻譚」がよかった〜♪

    この装丁は目を引きますね〜美しい(〃ω〃)




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    2025年03月18日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    読み終わってから、赤羽瑠璃が登場する前作があることを知ったので途中?と思う場面があったのも納得。
    アイドルも人間だし、私たちの見えないところでこんな風に恋したり、苦しんだり、色々あるのかもなと考えさせられた。
    私にも推しがいるけど、何も言わず見守ってくれる夫に感謝。本当は冬美みたいに思ってたら怖い…

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    2025年03月17日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    5本入ってましたが全体にミステリというよりSFみが強かった気がします。「ある女王の死」が特に好きでした。「妹の夫」の最後は思わずにっこりして胸がスッとしました。「ゴールデン〜」は和製シャーロックホームズがいいキャラしてて長編とかで見てみたいと思いました。

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    2025年03月08日
  • あなたへの挑戦状

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    水槽城の図がなかなかイメージしにくくて、思ったように読み進められず‥トリックもなんだかストンと納得できなかったなー。
    でも挑戦状のアイディアは面白くて新しくて、そういう事か!と驚き。
    作者のファンならばたまらないかもしれない。

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    2025年03月03日
  • 廃遊園地の殺人

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    「廃墟探偵」というのが珍しくて手に取りました。
    廃墟マニアのフリーター眞上永太郎が、二十年前に銃乱射事件が起きた廃遊園地で謎を解くミステリ。
    犯人が考えたトリックがなかなか大掛かりで、素人がそんなに上手く実行できるのかモヤモヤはしましたが面白かったです。
    登場人物の会話が不自然というか、いやに攻撃的だったりそんなこと言うかなと思うものだったり(後から実は…と明かされるのもありますが)読んでて引っ掛かる箇所がちょこちょこあったのは気になりました。

    第二弾も眞上くんと十嶋の対決?っぽいですね。眞上くんが何者なのかもいつか分かるのかな。

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    2025年03月03日
  • 貴女。

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    BLは読むけど、百合って読んだことがない、と思った時に見かけた本。

    シスターフッド的なものもあればカップルものあれば、叶わぬ恋もあれば、憧れ的なものもあり、様々なテイストだったけど、戦国時代を舞台にした作品は面白かったな。

    ただなんか、短編だから致し方ないかもしれないけど、自分のセクシャリティに向き合っていない感じはあって、そのせいか不自由さとか苦悩的な感じはなかったのが少し残念でした。

    2025.2.25
    43




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    2025年02月25日
  • ナゾノベル プロジェクト・モリアーティ(2) 正義の名探偵と体育祭の怪人

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    斜線堂有紀さん、初の児童書『プロジェクト・モリアーティー』シリーズ第二弾。

    「この世界をちょっとだけ正しくしたい」と言い切る・杜屋譲と、瞬間記憶能力を持つ和登尊。

    そして今回、転校生として登場した「正義の名探偵」を名乗る写楽法太郎。

    三人が学校周辺に現れる死神マスクの怪人事件解決に動き出す。

    体育祭の中止を要求する怪人、彼の真の目的は一体…。
    目撃者に聞き込みをしながら、真相に近づいていく過程にドキドキ。

    活字が苦手な小中学生にも分かりやすいストーリー展開。

    まだ謎が多く相容れない三人だがこれからの化学反応が楽しみだ。

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    2025年02月20日
  • 貴女。

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    友情の好きと恋愛の好きの違いって難しいな。
    異性でも難しいのに同性ならなおさら。

    それぞれ違ったテイストの百合の物語で面白かった。

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    2025年02月17日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    SFアンソロジー?
    最初の三人のそれはSFではなかったですね…最初の三人の作品はつまらなかった。
    小川さんと伴名さんのは面白かった。これをSFって言うんだよね…
    後半の二作だけでよかったなぁ

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    2025年02月16日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    メッセージの中には何かしらの深い意味があることを知れる小説。

    5つの短編集を楽しめる小説です。
    主となるのはメッセージの中の本当の思いをどのように伝えるかだと感じました。
    個人的には、「ある女王の死」と「妹の夫」が好きで驚愕的でした。
    「ある女王の死」は、ミステリー感が強く主人公の榛遵葉の生き様がカッコいい。

    「妹の夫」は、SF小説で本当にありそうな話が興味をそそられました。
    そして、メッセージ(言葉)の伝え方の難しさを感じました。また、最後が本当に良かった。

    その他の話も今までにないチャレンジしている小説もあったので新鮮な感じはありました。

    予想以上に楽しめた小説でした。

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    2025年02月06日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    掌編と知らずに読み始めた。一頁ごとに変わる先輩と私の不思議な世界。いろんな世界が広がり面白い。
    残念ながら今は長い物語を読みたい気分だった。いつかまた。

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    2025年01月31日
  • あなたへの挑戦状

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    ネタバレ

    阿津川辰海さん「奇怪な城の密室殺人」
    斜線堂有紀さん「死体と眠る犯人」

    挑戦状の内容もその返しもすごい!
    前者は各章の前に読者に挑戦するようなヒントがあり意気込みましたが、はい、やっぱり解けませんでした。
    でもあの名探偵のアレは絶対誰も予想できないはず!
    後者は目立たない兄と目立つ妹の話。兄は人を惹きつける才能に溢れた妹を嫌い、距離を置いているが…。兄妹の想いが切ない。

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    2025年01月28日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    ある女王の死がよかった。その他はあんまり。歴史と組み合わせてみたり仕掛けを入れてみたり凝ってはいるけど、衝撃は少なめ。

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    2025年01月26日
  • ナゾノベル プロジェクト・モリアーティ(2) 正義の名探偵と体育祭の怪人

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    写楽が面倒くさい奴だった。前作では気にならなかったのに、今回なぜか杜屋をシャオクと読んでしまい、シャラクもシャオクもどっちもシャーロックぽくて混乱した。

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    2025年01月25日
  • 廃遊園地の殺人

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    廃遊園地が舞台のミステリー。

    あまり馴染みのない設定だったので、トリックや仕掛けの規模が大きかったり、遊園地ならではのものが出てくるのかなと思ったが、伏線を丁寧に回収していくタイプの王道のミステリーだった。
    面白く読ませていただいた。

    廃遊園地が舞台なので、もう少し不穏な空気が流れても良い気がするし、殺人が起きて疑心暗鬼になるであろう所で、意外と登場人物が落ち着いているように感じてしまったので全体的に雰囲気が軽く、そこが残念だった。

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    2025年01月23日
  • 君に贈る15ページ

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    15名の作家さんが『15』をキーワードに描く掌編小説『君に贈る15ページ』の概要と感想になります。

    概要ですが、アンソロジー作品のため、これといった表現は出来ませんが、15歳や15年と年齢や年月に関する作品が多かったですね。

    感想です。
    作家さんの贔屓なしで個人的に良かった作品
    ・息継ぎもできない夜に
    ・十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語
    ・いざ、さらば
    ・初恋灯籠
    初読み作家さんもいたので、これを機に読みたくなりました♪
    毎夜のお供にして、優しい十五夜を夢みて下さい^_^

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    2025年01月21日
  • 本の背骨が最後に残る

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    ゾクゾクしながら一気読み。グロは苦手なので疲れてしまった…この感覚、昔乙一さんの短編集を読んだ時を思い出す。救いのなさとか…
    2話収録されてる『本』の話がとても良かった。これだけで一冊欲しいくらい。

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    2025年01月14日
  • ミステリー小説集 脱出

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    5人の人気作家が贈る、5つの脱出をテーマにしたミステリアンソロジー。


    脱出をテーマにしたアンソロジーです。閉ざされた空間から脱出する、というテーマは同一でも、閉じ込められた屋上から脱出する学園ものから、魔女として処刑される前に繋がれた等から脱出する、だったり、記憶喪失の主人公が謎の研究所の出口を目指したりと、ミステリだけでなくファンタジーやホラー要素のある話まで、幅広い意味での脱出を扱い、バリエーション豊かな作品が収録されています。

    阿津川さんの『屋上からの脱出』は学校に閉じ込められた生徒が抜け出す方法を探す話。一番スタンダードに脱出がテーマ、という感じがします。期待通りに面白い。

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    2025年01月12日
  • あなたへの挑戦状

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    2人の作家がお互いに「挑戦状」を出し合い、小説で答えている。

    読者への挑戦ものは稀によく目にしますが、こちらは作家同士でやってみたという感じですね。
    付録やタイトルでワクワクさせていただきました。

    謎とお話は突飛でなく、「解答」として十分に成り立つものだと思います。
    読者を楽しませるというより、挑戦者に応えるのが第1目標……という理解でいいのでしょうか?
    仲のいい2人のやり取りが1冊の本に相成った、という体ですかね。

    私はどちらの作家さんも初読だったのですが、お好きな方には垂涎ものなのではないでしょうか。

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    2025年01月05日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    恋愛からSF,ミステリーまで幅広く書き分ける作者の短編集。独立しているもののテーマとしては「伝える」ことが挙げられるかもしれない。一番評価が高いのは「妹の夫」だろうか。SFとしてよくあるタイムスリップものを題材にどうやったら妻を殺した犯人を遠く離れた地上に伝えられるか、というのが主題。個人的には、それは・・・という思いもしたが確かに面白い。一番だったのは「ワイズガイによろしく」ギャングの世界を舞台にジュークボックスから聞こえる謎の人物に助けられていく、という話。こういった系統が斜線堂さんは得意なのではなかろうか、どうでしょう。

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    2025年01月04日