斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 楽園とは探偵の不在なり

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    ネタバレ

    神や天使の存在意義や天国の有無がどうとか探偵の使命がどうとか、そのへんがあまり乗り切れませんでしたが、2人が死ぬと地獄に落ちる世界でいかにして連続殺人が起こるかという魅力的な特殊設定ミステリで、犯人がここまでするに至った動機などに説得力があり、トリック等も細部までよく練られています。


    【以下かなり詳細なネタバレがあるので注意】



    私が根本的なところを勘違いしているのかもしれないが、前半の三つの殺人で黒幕が実行犯に自殺を唆した理由がわからない。そのまま放置しておけば、実行犯が焼死して良い感じじゃないか?実行犯がアッチではなく、アッチと判明することで何か不都合があったのか…?

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    2025年10月07日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    ある女王の死、妹の夫、雌雄七色、ワイズガイによろしく、ゴールデンレコード収録物選定会議予選委員会、の5短編。チェスを道具とする金貸しの人生、返れぬ宇宙旅行で妻の殺人者を伝える、虹の7色の手紙、ジュークボックスからの声、応募写真の裏事情。

    人生をかけた勝負、宇宙の彼方への旅など、さまざまな状況でやりとりされるメッセージに含まれるミステリー要素が、さまざまな状況の中でテンポよく解き明かされていくのが面白い。

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    2025年10月06日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    斜線堂有紀さんの物語は、どれも斬新な設定と繊細な語り口が魅力。
    際立った導入で一気に読者を引き込みながら、気づけばとても原則的な恋愛小説を読ませてくれる。
    挑戦的な設定と、どこか保守的なストーリー。
    その絶妙なバランス。

    病を抱えた少女と、家庭に恵まれない少年。
    ふたりは、少女の病をきっかけにして、知り合った。そして、それぞれが本心を隠しながら、自分の気持ちを正直に表現する道を見つけていく。

    読み終えて、少し若返ったような気がした。
    そんなわけないけど٩( 'ω' )و

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    2025年10月06日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    自分と境遇が似ているからか、1番はじめの話が刺さった。最後の話はあまりに起こりえないだろうと思ってしまった。一貫してアイドルとはファンとは愛情とはを描いた、まさに自分の読みたかった作品だった。

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    2025年10月02日
  • 病に至る恋

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    恋に至る病を読んでからさらに景の不気味な妖艶さを楽しみたい人にはおすすめ。
    いろんな視点での景の過去がみることができるが、
    やっぱり人を100%理解できることなんてないのだと
    この本を読んで痛感した。

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    2025年09月29日
  • 本の背骨が最後に残る

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    刺さる話よりあまり刺さらなかった話の方が個人的に多かったです。
    表タイトルと表紙デザインはすごく好み。

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    2025年09月28日
  • 病に至る恋

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    『恋に至る病』のスピンオフ。全体的には景の掘り下げがメイン。短いのでサクッと読めます。

    原作の展開・結末を知っているだけに各話の行末に思いが至り、仄暗い気持ちでの読書。


    大体想定通りの短編でしたが、最後のIFストーリーは意表をつかれました。景がこの生き方を選択しえたこと、それでも宮嶺と出会う限り恐らく結末は‥というある意味救いの無さも感じます。掘り下げつつ、原作の色がしっかり出ている短編集でした。

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    2025年09月25日
  • 死体埋め部の悔恨と青春

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    話がつながった短編集であり読みやすいが浅い印象。
    先輩は死体を埋めるバイトをしており、後輩は正当防衛で殺人をしてしまい、先輩が、後輩が殺めた死体を処理するシーンから始まる。
    死体を埋めに行く車の中でどういった状況で殺されたを推測するゲームに興じる大学生2人。
    ロジックは薄いため雰囲気を楽しむものかと。
    履修登録の雰囲気は好きやた。

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    2025年09月20日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    地下アイドルの話。短編集。章ごとに主人公が変わる。推しを推す彼の彼女がモヤモヤしている話やアイドル自身がVtuberに転身する話など。
    アイドルが真剣に仕事をするあまり私生活に大きな影響を与えている。ものすごい独りよがりな気もするが。誰にも話せないがゆえに行き詰まって結局仕事をがんばっていく姿がなんとも言えない。

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    2025年09月18日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    子供向けなのですごくさらりと読めてしまう。短編なのでいきなり怖さを出してくる感じがよい。バッドエンド多めなのもよい。

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    2025年09月14日
  • キネマ探偵カレイドミステリー ~輪転不変のフォールアウト~

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    ネタバレ

    任意同行された奈緒崎への刑事(束の兄は控え目に言って糞)の対応とか、そもそも親が(少なくとも奈緒崎の)こんなに無関係なのおかしくない?とか真犯人の取り扱いとかいろいろいろいろ突っ込みたいところや相変わらず誤字が多かったけれど、作者のパッションで最後まで完走させてくれた。
    別出版社から出たこの2人のその後も読んでフィナーレを迎えなければ!

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    2025年09月10日
  • キネマ探偵カレイドミステリー ~再演奇縁のアンコール~

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    メインストーリーが動き始めた感じ。
    内容は面白く読めたのだけど1巻目から引き続き誤字が多い…。
    これ校正とかしなかったの?
    何刷もされてるのに作品が気の毒になってくる。

    0
    2025年09月07日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    【収録作品】
    黒史郎 「えんまさん」
    太田忠司 「おはよう、アンちゃん」 
    加門七海 「青いコップ」 
    井上雅彦 「きれいずかん」
    斜線堂 有紀 「部分地獄」 
    宇佐美まこと 「おやすみ、ママ」
    澤村伊智 「靴と自転車」 
    芦沢央 「ログインボーナス」 
    宮部みゆき 「よあるきのうた」

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    2025年09月06日
  • キネマ探偵カレイドミステリー

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    メインキャラやテンポがとてもアニメ的。
    YA向けのような雰囲気で進む連作短編と思ったら突如ぶっ込まれる重い設定。
    厨二っぽさ、臭い会話のやり取り。
    時折ツッコミたくなる設定やヲチの荒さ。
    「次はもういいかな」と思わせるあれこれがあるのだけれど、それをすべて乗り越えて読ませてくる得体の知れない魅力が斜線堂さんにはある。
    とりあえず過去作から全部追っかけたい。

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    2025年08月29日
  • 禁断の罠

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    面白かった。禁断の罠ってタイトルにあるけど、あんまり禁断の雰囲気も、罠の感触も伝わらなかった。どちらかといえば「遠回しな表現」とか、「婉曲技巧集」と言った感じ。

    中山七里さんの「ハングマン〜雛鵜〜」がおもしろかった!短編ながらもしっかり殺人事件を解決してた。長編の「祝祭のハングマン」も読みたい。
    米澤穂信さん目当てで読んだのだけど、ラストがいい感じだし、この時代の日本鉄道旅が風情があってよき。一際毛色が違うので、この短編集に含めるのがよかったのかどうかは、やや疑問。
    「妻貝朋希を誰も知らない」と「大代行時代」も楽しく読めた。

    0
    2025年08月28日
  • 楽園とは探偵の不在なり

    匿名

    購入済み

    クローズドサークルに惹かれて購入しました。
    探偵である主人公のキャラクタが好みでした。
    一匹狼タイプで、ややぶっきらぼうな口調ですが、変なウケ狙いも無く、
    余計なことを言わないところが良かったです。
    この主人公で続編を読みたいくらいです。

    #切ない

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    2025年08月18日
  • 本の背骨が最後に残る

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    長らく気になっていたもの。タイトルの意味はどういう事かと思ってたら、本当に人間が本になる世界観だった。大人のための少し残酷な童話といった様相。

    0
    2025年08月16日
  • ナゾノベル プロジェクト・モリアーティ(1) 絶対に成績が上がる塾

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    児童書だからたしかに子供向けのわかりやすい文体や展開でしたがさすが斜線堂先生、もちろん大人が読んでも楽しめました。現代のモリアーティ教授、しかも中学生!子どもにしかできない解決の仕方でおもしろかったです。子どもならではの視点と正義感。杜屋くんの世直しは完全に善行とは言えない、という印象を最後まできっちり描くのも好印象でした。今後も杜屋くんと和登くんのコンビの活躍(暗躍?)が楽しみ

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    2025年08月14日
  • 死体埋め部の回想と再興

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    ネタバレ

    前作からの続編

    違うレーベルから出ていた絶版作品?が創元推理文庫で復刊したもの

    先輩死亡ルートと生存ルートの分岐

    最終章は書き下ろしだと思うが、なんの伏線もなしで投げっぱなしで手抜き感あり

    後半は文章力が上がっている感じだったが、解説なし、各章の初出情報なしで判断に至らず

    突然出てきた「山月記」ネタしか印象にない
    いまはネットミーム化して逆にアリなのか

    前編と後編も星3
    本職893が死体処理を大学生に下請けさせる必然性もその流れも描かれず、何年間も同じ山に死体を埋め続ける設定の雑さに目がいく

    先輩との会話だけがウリなのかもしれないが

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    2025年08月14日
  • 死体埋め部の悔恨と青春

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    以前アンソロジーにはその名を連ねていたが、斜線堂有紀が創元推理文庫レーベルに仲間入り

    し12-1
    しで始まる12番目の作家の1冊目

    タイトル◯
    先輩との関係性◯
    物語の設定◯
    ミステリー要素△
    洒脱な会話△

    ある意味「特殊設定」ミステリーで、現実味は薄いが発想力に感心した

    会話は洒脱というよりラノベチック
    ごく稀にツボをついてくるが、たびたび心の底から真顔になれた

    続巻につづく

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    2025年08月14日