斜線堂有紀のレビュー一覧
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こんなミステリーの作り方あるんだ!
っていう往復書簡的なミステリ。
こういう家でおきたミステリ書いてほしい。
犯人がなんで殺したあとに、死んだ人の隣で寝ることになったか、書いてほしい。
ってざっくりお互いにお題出し合ってミステリ組み立てる。
すごいね。
これわたしもやってみたいな。
なんで、この駐車場の真ん中にスニーカーが一つ落ちてるのか。
まぁ、大体、ちょっと綺麗好きな運転手が落とした。
いや、でも、もしかしたら、攫われそうになって被害者の靴が落ちたとか。
でも、どうみても履き込んだ靴で、おじさんくさい。
奥さんがムカついて片方ぶん投げた。
右足だけ違う靴履いてきちゃって、 -
Posted by ブクログ
うん。気持ち悪いです(褒め言葉)。
極々私的なこだわりやらコンプレックスやら愛着やらを、SFというフォーマットに乗せてぶわぁっと拡張したら、こんな作品になりました。という短編集。
不肖鴨、普段は比較的ハード寄りのSFが好みではあるので、この作品群から感じる理屈抜きの感情の強さ、個人(「人類」でも「人間」でもなく、あくまでも「個人」)の倫理観や愛情や優しさ・辛さをベースにした暴走の針の振り切れっぷりといったモノに、少なからず衝撃を受けました。
好きか嫌いか、と問われたら、嫌いな方です。でも、この先もこの作品群を忘れることはないんだろうなぁ、と、なんとなく思っています。
基本的に「心の動き」が -
Posted by ブクログ
る日世界に天使が降臨し、2人以上人を殺した瞬間、
地獄に引きずり込まれる世界になった。世界から連続殺人が消えた中、
大富豪からとある島に呼ばれた探偵。そこではありえないはずの
連続殺人が発生する。というSFミステリ。
まず、設定で勝ってるな!って思う。
これ思いついた時小躍りしただろうなって想像できるもん。
それぐらい秀逸な語りだしだよね。
最近読んだのだと「クローズドサスペンスヘブン」とか、
普通のミステリにファンタジー要素を盛り込みつつ、
地に足をつけたトリックを披露する系は目新しくて良い。
今作も天使が降臨した世界の変わりようを書いてくれている。
当たり前だけど、連続殺人にも抜け穴 -
Posted by ブクログ
「深淵を覗き込む者はみずからもまた、深淵に見られていることを知らねばならない」みたいなもので、誰かを好きになったり誰かに好かれたり
自分にも執着心はあるが、強く持ち続けることができなくていつの間にか有耶無耶にしてしまう事が多くて
なので登場人物に全面賛成とはいかない
ハッキリと言語化は出来ないがモヤモヤとした、イライラに近い何かを感じながら読んだ
結局、仕事も恋愛も中毒みたいなもの
どちらかを投げ捨てたり蔑ろにしたからといって、誰かに何かを言われる筋合いでもない
ささいなしあわせで満足できる、ある意味強いメンタリティが欲しくなる…そんな小説
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Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ続編。雨で傘を持っているのにびしょ濡れの女性の死体、絞殺・刺殺・撲殺・そして無傷の4人の死体、白杖を持ちサングラスした高級服の若い男、綺麗めのワンピースにゴツいスニーカーの女性。今回も目の前に現れた謎多き死体の謎を祝部が推理する。
前作で一人きりになった祝部だが、冒頭は織賀とともに行動する話から始まる。雨の日に活動する話と合宿と言って北海道を旅する話、一人で依頼をこなす祝部の話とその後の話を収録。なんとなく大学生っぽいノリのパートと死体埋め部としての活動パートの落差を楽しむ感じなんだろうけれど、何かやっぱり乗りきれなかった。