斜線堂有紀のレビュー一覧
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■勝手に予告編
とある事件によって、その遊園地は多くの人たちを迎え入れることなく、プレオープン日に閉園へと追い込まれた。その名は、イリュジオンランド。
それから二十年が経ち、廃墟と化したイリュジオンランドを訪れた廃墟好きな元コンビニ店員や、イリュジオンランドの元従業員。
イリュジオンランドに隠された宝を見つける数日間が、いまオープンする。
■読後の感想
斜線堂有紀さんの『文庫のあとがき』を読むと、単行本から大幅に加筆修正されたようですね。その甲斐あってか、読みやすい印象でした。
斜線堂有紀さんは『恋に至る病』『私が大好きな小説家を殺すまで』等で、偏愛小説を書かれる作家さんの印象が強かっ -
Posted by ブクログ
天使が降臨した世界を舞台とし、主人公の探偵の青岸焦(あおぎしこがれ)が天使たちが集まる常世島(とこよじま)に招待され、そこで連続殺人が起こる話
一人を殺しても地獄に堕ちないが、二人殺せば天使によって地獄の業火へ引きずり込まれるという設定付き
主人公は天使の降臨イコール救済ではない世界で大切な仲間を失い、探偵をする意味を探す⋯
一言でいうとすごく丁寧につくられている
だけど丁寧すぎて話が盛り上がらない感じ
事件が起こるまで100ページほど延々と説明を読むことになる
読んでる途中で何度も眠くなった
あと「探偵が、探偵は、」という描写が多すぎてお腹いっぱいになる
細部までしっかり丹念に書かれ -
Posted by ブクログ
2026.05.14
表紙の箔が目に入り、帯文と4人の作家さんの名前で買いだ!と思った。
どの作品も比較的短いとはいえ物語にがっつりハマりこめるし、するすると読める。そして最後の一行で「え」「は?」となる。おもしろかった。
金子さんはいきなり異星人モノでびっくり。ほんわか友情話だと思ったのに。思ったのに!
斜線堂さんは「人魚伝説」。登場人物たちの心のひりひりととげとげが伝わってきて一気に読んだ。で、最後。え?いや、怖いって。
法月さんはもう、ひたすら人物相関と時系列を追った。それほど複雑ではないのに「は?」と思えて、満足。法月さんははじめましてだったけどがっつり長編を読んでみたくなっ -
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おもしろかった。才色兼備の性格良し系が出てくると無条件に応援したくなる。本書でも読者が味方になってくれるよう誘導している。
ただ、冒頭の不穏なエピローグが語るように、この本はどう考えてもバッドエンド。悪と分かっていながらも、応援したくなる葛藤と戦いながらこの本を読んだ。
応援対象が悪に変わる最もな理由を探しながら読んでおり、見つけた時は安心したというか、応援するための言い訳を見つけたような気もしたが、最後まで裏切ってきた本だった。
ただ、全てを壊す登場人物が横入りすぎる。実際にパーフェクトヒューマンの企てをぶっ壊すには完全な外的要因でなければ難しいのかもしれないが、物語のキーなのに無理矢 -
Posted by ブクログ
面白かったです。
ブルーモルフォと景、宮嶺の話に引き込まれ本作にも手を出しました。読んで思ったのは、景は元々景であり、最初から別人であったわけではないということ。境界線を越えさせる何かはあったのかもしれないけれど、どれだけ押されようと素質のない人間に踏み越えることはできない、そういう点ではサイコパスと似ているのかなと思いました。
景の幼少期の話も興味深かったです。全く無関係の、ブルーモルフォに捕まった二人の男女の話も引き込まれるものがありました。
ただいまいち納得できないというか、掘り下げが物足りなかったので星3。でも大元のストーリーが面白いので、やっぱり一気読みしてしまう描写と刺激と絶妙な恐