斜線堂有紀のレビュー一覧

  • あなたへの挑戦状

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    あなたへの挑戦状
    著:阿津川 辰海 著:斜線堂 有紀
    ミステリ若手筆頭格の二人が全霊で競うところを、見たくないですか?現在最注目の二名がプライドをかけて競作!?テーマは「あなたへの挑戦状」
    この推奨文わくわくしませんか?阿津川辰海氏と斜線堂有紀有名作家の夢の競演しかもそれがミステリーなんて最高ですよね。本書にはそれぞれの作者が執筆した中編2編からなっており「水槽城の殺人」「ありふれた眠り」が収録、2作品を読み終えた後、読者への手紙が封入されており、それを読むと!あっと驚く大どんでん返しが待ち受けています。
    「水槽城の殺人」は文字通り水槽が建物を分断している奇抜なホテルで起こるある意味不可能密

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    2023年08月21日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    この手の特殊設定のミステリーって、通常のミステリーと比べるとトリックや縛りを作家が勝手に決められるので、謎解き的には安直に感じるのは、僕だけかな?
    この手の作品で傑作なのは、小説では無いけど漫画の「DEATH NOTE」だと思うけど、あの位の複雑な設定なら読み応えも有るけど、物足りなかった。
    善、悪や神による祝福だとか人としての苦悩や喪失感など虚しい話も、それ程、感動もなく最後の赦しのシーンも大した話じゃなくて、お涙頂戴感が鼻に付くのでしらけた感じだった。
    読みやすく内容も理解しやすく楽に読めた所は良かった。

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    2023年08月13日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    ネタバレ

    ラノベっぽいような、そうでも無いような。
    知人に「あなたの作品っぽい雰囲気の小説とは?」というタグで薦めてもらった作品。褒められてるのか貶されてるのかなんなのか(笑)(タイトル)

    敬愛なのか執着なのか、私には敬愛なんてないと思っていたけれど、好きな作家が望む作品を出せないなら、人道を外れてしまったら、勝手に抱いている理想と違ったら。それはいなくなってもかまわないと思うかもしれない。

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    2024年06月19日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    ネタバレ

    傷心の探偵・青岸目線の断片的に回想の入り交じる感傷的な語り口は好きだった。それ以外はそんなに…。文章が硬くていまいち読んでいても楽しくない。人物描写も表面的な印象。

    回想のわいわい楽しげな青岸探偵事務所には惹かれた。過去編が読んでみたい。(確定バッドエンドだけど…)

    著者のミステリ以外の作品が読んでみたくなった。

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    2023年06月22日
  • 百合小説コレクション wiz

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    百合って何ーっ!?という気持ちになった。
    海外が舞台だったり、ファンタジー設定だったり、メタフィクションだったり、バリエーション豊かな短編集。ちょっとラノベっぽい作品が多いような。BLの女性版みたいな作品を想像していたら、全然違った。表紙から抱いていたイメージとも違った。性描写が激しい、というわけではないけど、なんだか感情が重くて読んでいてちょっと疲れてしまった。
    斜線堂有紀の「選挙に絶対行きたくない 家のソファーで食べて寝て映画観たい」と宮木あや子の「エリアンタス・ロバートソン」がよかった。
    また、著者の紹介や、それぞれの著者による百合作品紹介のページが充実していて、興味をそそられた。巻末の

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    2023年06月22日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    5話中3話のみ読破。
    歴史小説とグロいのは苦手なので
    パスしました。
    芦沢央さん釣りで読んだけど
    他の新しい作家さん開拓には
    ならなかった。

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    2023年06月18日
  • 神神化身 壱 春惜月の回想

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    京極夏彦先生から蘊蓄を抜いて西尾維新を薄めてBLみを出したようなキャラ設定とストーリー。探偵って言葉に惹かれてよんだら、ミステリー小説ではなかった?
    他の媒体を補う話なのかな。

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    2023年06月13日
  • 君の地球が平らになりますように

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    「その先は地獄だぞ」と言いたくなるような恋の道を行く女性たちを描いた短編集。どれも恋愛の苦い部分だけが抽出されており、さらにそこに斜線堂先生らしい一捻りが加わって、苦さだけでなく酸味もあるコーヒーのような読み応え。合う人はクセになると思う。

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    2023年06月13日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    天使の降臨によって2人以上殺した者は地獄に堕ちる世界となった中、常世島で連続殺人事件が起こった。
    天使の存在による枠組みの中での犯行、真相は如何に。
    まず最初に、この作品最大の謎は何のために見取り図が存在しているのかということです(笑)
    それはさて置き、最近流行りの特殊設定ミステリーに分類される作品で、読み物としてはなかなか面白い世界観ですがライトノベルに近いです。
    ただ、2人以上殺したら地獄に落ちるというルールがあるせいなのか、登場人物の行動シーンが少なくあまり緊張感が伝わって来ず、犯行に関しては設定上ある程度予測がつくもののちょいと真相編がやっつけ感が強いなあという印象でした。
    ミステリー

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    2023年06月10日
  • 百合小説コレクション wiz

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    ネタバレ

    アニメや漫画や映画に関しては百合大好物だが、百合小説には疎い。
    カバーイラストを「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」に関わるめばちさんが描いているので、手を伸ばした。
    気になっていた作家さんも多かったし。
    ネット発の作家さん多し。
    とはいえ、カバーイラストが具体的にどれかの作品を表しているかといえばそうではないし、むしろ半分くらいがファンタジーや歴史モノやメタモノなので、イラスト詐欺といえなくもないが、まあ変化球を含んでいるということ。
    絵はいい。断然いい。→このイラストの路線を求める方には、むしろ漫画の「エクレア あなたに響く百合アンソロジー」をお勧めしたい。
    以下、私的好み度をA、B、Cで

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    2023年05月23日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    阿津川辰海のおれ以外のやつがが良かったです。
    白井智之の人喰館の殺人は相当グロテスクな作品ですが先が気になりサクサク読み進められました。

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    2023年05月23日
  • 百合小説コレクション wiz

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    どうしてもペアみたいに思ってしまうBLが異様に輪郭が鮮明なジャンル(なにがBLでなにがBLでない)だけに誤解をしてしまいがちになるが、百合ってジャンルの輪郭が極めてあいまいなのね。そのせいか、ものすごく肩に力の入った「こういうのが百合です、あんなのは百合じゃない」的力作が多くて読んでて疲れる。アニメ界隈なんかで「尊い」の同義語として使われる「百合」を「百合」だと思ってるような人間は戸惑うばかり。個人的ベストは「噓つき姫」。

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    2023年05月19日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    ネタバレ

    あれだけお金で解決できることはして欲しいからと自分のからだを全てを預けてもいいと思ってたこの相続したのが10万ちょっとなのが意外だった。だけど、大きなお金だけ母親に取られるだけだからこれはこれで正解だったのか?

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    2023年05月19日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    最近よく聞く改変歴史SFってどんなの?と気になったら読んでみるといいですよと人に薦められる5人の作家さんによる短編集。伴名練氏の「二〇〇〇一周目のジャンヌ」が印象的だか、他の作品もバラエティに富んでいて、さくっと読めて良いです。

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    2023年05月17日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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    ▶履く靴によって人格が切り替わる女子高生多重人格探偵が紛失した赤い靴探しを依頼される。シチュエーションがおもしろい。
    ▶高校文芸部で殺人事件。全員にアリバイがあるが・・・。キャラが強い。
    ▶校内合唱コンクールのための、クラス全員分の楽譜が黒く塗りつぶされていた。挙動不審な女子生徒が犯人か? ちゃんとしたミステリ。
    ▶《穏やかで飄々としている割に、残酷な性格をしている》高校美術部の先輩が大震災で行方不明になってから五年、祖父の最後の場所を探す人に同行すると・・・。ミステリではないように思えましたがかなしいミステリなのでした。
    ▶格技場裏に吸殻を捨てたのは誰だ? 風ヶ丘高校が舞台。ですが今回探偵は

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    2023年04月29日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    好きな作家さん多めで良かった!
    そこまでの斬新などんでん返しとはいかなかったけど、でも普通に短編ミステリ的には満足。
    そしてやっぱり白井智之さんの作品好き。

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    2023年04月21日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    ネタバレ

    SFは普段全く読まないジャンルだが、斜線堂有紀さんの『1162年のlovin life』が面白そうだったので購入。
    帥は本当に死んだのだろうか?それともタイムトラベラー的な何かなのか?なと面白く読めた。改変歴史と謳ってるが、私の教養が足らず元の歴史を調べながら読んだりしたが、最初の二篇はスラスラとは読み進めることができなかった。

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    2023年04月17日
  • 百合小説コレクション wiz

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    全体的に上手くまとまっている雰囲気。
    『選挙に絶対行きたくない(略)』はセクシャルマイノリティによるヘテロセクシュアリティへの反旗の話でもあると感じる。だって確かに選挙にも行かず期日前投票の日すらダラダラ過ごしてても、好きな人との日々を確約されてるなんて、それこそ""ずるすぎる""。二人をすれ違わせたのは結局信条の違いなんかじゃなくて、いつまでも同性婚を認めない政府の方針なんだなと思った。
    ガッツリめのファンタジーが苦手なタイプで、ちょこちょこ挟まるファンタジー要素たっぷりのお話を読み進めるのが大変だったので、この評価。
    宮木あや子さん目当てで買ったけど

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    2023年03月26日
  • 百合小説コレクション wiz

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    冒頭から女版ひろゆきみたいな性格悪い女が出てきて良かった でも必死こいて選挙に行きたくない気持ちめちゃ分かる この世はマイノリティ向けにデザインされてないから

    シンプルに気になる作家に出会えたので得した気持ち

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    2023年03月22日
  • 君の地球が平らになりますように

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    ネタバレ

    「君の地球が平らになりますように」★★★
    「『彼女と握手する』なら無料」★★★
    「転ばぬ先の獣道」★★★
    「大団円の前に死ぬ」★★★
    「平らな地球でキスはできない」★★

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    2023年03月27日