斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 病に至る恋

    Posted by ブクログ

    面白かったです。
    ブルーモルフォと景、宮嶺の話に引き込まれ本作にも手を出しました。読んで思ったのは、景は元々景であり、最初から別人であったわけではないということ。境界線を越えさせる何かはあったのかもしれないけれど、どれだけ押されようと素質のない人間に踏み越えることはできない、そういう点ではサイコパスと似ているのかなと思いました。
    景の幼少期の話も興味深かったです。全く無関係の、ブルーモルフォに捕まった二人の男女の話も引き込まれるものがありました。
    ただいまいち納得できないというか、掘り下げが物足りなかったので星3。でも大元のストーリーが面白いので、やっぱり一気読みしてしまう描写と刺激と絶妙な恐怖が漂う感じはたまりませんでした。

    0
    2026年04月28日
  • あなたへの挑戦状

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読んでいて、あれ?挑戦状がやって来ないな?と思っていたら、まさかのラストに驚いた。
    あなたへの挑戦状というタイトルからしてミスリードだったとは!
    巻末に制作秘話や日記が収録されているというのにも驚いたし、たしかにこういう形で遺しておけば100年後でも2人の関係性について仲が良かったんだなというのが伺い知れるだろうし、良い企画だと思った。

    0
    2026年04月27日
  • 愛じゃないならこれは何

    Posted by ブクログ

    『愛じゃないならこれは何』は、「愛」という言葉の曖昧さと危うさを描いた作品だった。登場人物たちは確かに誰かを想っているが、その感情は必ずしも純粋ではなく、執着や自己中心的な欲求と隣り合わせにある。そのため、「これは本当に愛なのか」と何度も考えさせられた。また、人を想う気持ちが簡単に歪んでしまう様子がリアルに描かれており、読後には自分の感情や人間関係を見つめ直したくなる作品だった。

    0
    2026年04月27日
  • 恋に至る病

    Posted by ブクログ

    うーん、、、サイコパス系の話はぶっとんでいたらおもしろくて逆に受け止められるのですが、この話は絶妙にリアルとありえないの合間をいってる感じで、私は受け入れられなかったです。

    0
    2026年04月25日
  • 恋に至る病

    Posted by ブクログ

    最後の最後までこういう恋愛系か……と思ってたけど、最後まで読んでよかった笑
    タイトルが秀逸だと思いました。

    0
    2026年04月23日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    タイトルから郵便に関する内容なのかなと思っていたけれどそうではありませんでした。
    皆さんの感想を読んでいるとあまり人気がないようですが、わたしは最後のお話の『さなぎおに』が好きでした。偏った願望のために人を犠牲にしながら自然の摂理に反することを組織ぐるみで行なっていることぞわぞわしました。

    0
    2026年04月19日
  • 廃遊園地の殺人

    Posted by ブクログ

    時々SNSなどでも廃棄の写真があがってて観る機会があるが、特にマニアでもないのに惹き付けられるのは理解できる気がする。
    そんな中で起きた廃遊園地での事件を、廃棄マニアが解決するという話。

    ちょっと死体の表現があまり分からなくて、推理の時もそうなんだ~という感じだった。
    カタカナ呼びと漢字呼びがあったので、おそらくそこが何かあるんだろうなとは思っていたが、よく分からなかった。

    0
    2026年04月18日
  • 楽園とは探偵の不在なり

    Posted by ブクログ

    現代日本のような世界観だけど、ファンタジー的な要素あり。
    ギミックにもファンタジー要素が絡むので、ミステリの期待感に対してはちょっと違ったかな、と。
    主人公や犯人の心象描写は良かったです。

    0
    2026年04月16日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

    Posted by ブクログ

    斜線堂有紀先生の描く世界観が好みなので、読んでみました。
    『あしたの肖像』→『ゆびさきから魔法』→『私が大好きな小説家を殺すまで』と、“才能”をテーマにした作品を立て続けに3作。

    同じ「才能」という題材でも、作家によって描き方がまるで違う。
    それこそが作家性というものなんだろうなぁ、と感じました。

    『私が大好きな小説家を殺すまで』については、私が10代であればかなり好きな作品だったと思います。
    ただ、40代、しかも50に近い今の私が読んだ感想としては……悲しいかな、少し読者ターゲットから外れているのかもしれません。

    小説家の遥川先生が、あまりにも中二病すぎてついていけない……。
    10代の頃の私なら、あの中二病っぽさに美しさを感じて、胸をドキドキさせながら読んでいたと思うのです。
    でも、酸いも甘いもそこそこ知ってしまった今の私からすると、先生の言動がいじらしく見えてしまって、「何甘えたこと言ってるんだ!!」と喝を入れたくなってしまう。

    そして、ロリコン……。
    この作品に関しては、生理的に受けつけない要素がいくつか重なってしまい、評価が厳しめになりました。

    後半、守屋先輩が登場すると、急に物語が動き出します。
    幕居梓(主人公)と遥川先生、二人だけの時間の中に守屋先輩が入り込むことで、ミステリ色が一気に強くなる。
    この小説では、守屋先輩が一番まともで共感できる人物でした。
    こんな隠し玉があったのなら、もう少し早く、もう少し多めに登場してほしかった……というのが個人的な希望です。

    それにしても、才能とは厄介なものですね。
    自分より格下だと思っていた人間が、実は自分を越えていた。その事実を目の当たりにしたときの嫉妬は、相当なものだろうと想像できます。
    まして、その才能で飯を食っている人間ならなおさらです。

    幕居梓と遥川先生の不思議な関係は、結局何で繋がっていたのか。
    才能が好きだったのか、その人自身が好きだったのか。
    多分、両方のようでいて、どちらでもない。

    相手が自分の理想の形で存在してくれることを望んだ時点で、その関係はもう終わっていたのだろうな、と思いました。

    0
    2026年04月13日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

    Posted by ブクログ

    オチと言うかストーリーの大枠を自分勝手に分かったような気になり、途中で読み進める事を止めていました。次の作品に進むために読み始めましたが、最後は自分の浅はかさを感じました。

    0
    2026年04月12日
  • 最後の一行 white

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【収録作品】
    金子玲介「ゼリーに満たされて」
    斜線堂有紀「人魚の骨を拾い往く」
    法月綸太郎「次はあんたの番だよ」
    芦沢央「ひび割れ」

    最後の一行のインパクトが余韻を残す。
    「ゼリーに…」 宇宙人と男子小学生の交流。切ない。
    「人魚の骨を…」 島に人魚伝説の調査に来た女子大生と小学生たちの交流。いろいろな意味でエグく、ある意味エモい。
    「次は…」 探偵法月倫太郎もの。
    「ひび割れ」 ブラック会社の社員の末路。

    0
    2026年04月10日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

    Posted by ブクログ


    ☆3.5をつけたい作品でした。

    どの物語も読む手が止まらない面白い作品でしたが、後半よりも前半の物語が個人的には好みでした。
    謎解きはメッセージの中にという副題の通り何かを伝えるということだけが作品で共通していたことで、雰囲気も舞台も全く違う物語を5作も読めたのはとても楽しかったです!

    0
    2026年04月04日
  • 君に贈る15ページ

    Posted by ブクログ

    メディアワークス文庫創刊15周年記念アンソロジー。
    「1人15ページ」という制約のもと、15名の作家がそれぞれの物語を紡ぐ。

    この15という枠は単なるページ数だけでなく
    多くの作家さんが「15」というモチーフとしても回収しています。企画としての統一感が心地よい。短いからこそ、作家ごとの語り口や発想の癖が読メル一冊。

    斜線堂有紀、綾崎隼以外は初読。改めてレーベルの層の厚みを思いますね。

    掌編とも言える分量の中で、特に印象に残ったのは綾崎隼「十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語」。
    設定自体はどこかで見聞きしたような“ベタ”なものながら、その王道を真正面から引き受けてロマンに昇華していく語りが魅力的。この作家さんは 他の作品もロマンチック。

    もう一つは時雨沢恵一「前略、十五歳の僕へ」。
    こちらもモチーフ自体には既視感があるものの、15ページという制約の中に過去と未来の感情を
    想定外な落とし所で読めました。

    お題のあるアンソロジーって好き。

    0
    2026年03月30日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

    Posted by ブクログ

    軽ーく読める短編集。どんでん返しというほどではないけれどラストがちょっと小気味良い感じで終わるのが多くて良かった。ある女王の死とワイズガイによろしくが好きかな。

    0
    2026年03月27日
  • 最後の一行 white

    Posted by ブクログ

    ラスト一行で世界が反転する短編、なんて読みたいに決まってる。
    執筆陣への期待もあって「どんな話かな」とワクワクしながら読んだ。
    想像していた『反転』とは少し違ったけれど、これはこれで良いな。
    驚くというよりもゾワっとさせるラストだった。タイトル見た感じ、場合によっては“black”版も出る可能性あるのか?
    もし出版されたら絶対読も。

    0
    2026年03月17日
  • 君に贈る15ページ

    Posted by ブクログ

    15ページでサクッと読めるので、隙間読書にピッタリ。
    個人的には以下の2作品が特に良かった。

    ▪️いざ、さらば(村瀬健)
    ▪️十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語(綾崎隼)

    短いながらも心がほかっとするような満足度の高い作品で、ちょっと元気をもらいたい時に読み返したいと思いました。

    0
    2026年03月16日
  • 回樹

    Posted by ブクログ

    SFの短編集。5作品中3作品、BTTF、奈辺、回祭が好みだった。特にBTTFの設定は面白く、この発想はなかったなぁと感心させられた。

    0
    2026年03月15日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    6人の作家によるホラー短編集で、最初の斜線堂有紀と最後の皮肉屋文庫の作品が面白かった。
    斜線堂有紀の「カタリナの美しき車輪」はSNSの炎上を題材とした現代的ホラーで、展開が面白かった。モキュメンタリーと違い、叙情的なのも良い。
    一方皮肉屋文庫の「さなぎおに」はモキュメンタリーチックで、分かりそうで分からない感じが流行りのテイスト。他の4作品が微妙なので星3。

    0
    2026年03月08日
  • 最後の一行 white

    Posted by ブクログ

    特に金子玲介さんと芦沢央さんの作品が、面白かったです。この2作品に関してはさいの一行が効いてるなと感じる作品でした。残りの作品は最後の一行で落とすというよりは全体的に不穏さの残る作品でした

    0
    2026年03月04日
  • 本の背骨が最後に残る

    Posted by ブクログ

    熱くて痛いです
    苦しくて怖いです
    暴力的で痛いです
    猛烈に痛くて辛いです
    ふやけてグロテスクで痛いです
    痛い事が分かって怖いです
    やっぱり熱くて痛くて辛いです


    中身を知らずに手に取ったのですが、これはどんなジャンルになるのでしょうか?ホラー?
    とにかく、みんな痛くてグロテスクな描写があります。でも、先が気になってしまって読み進めてしまいました。
    どの短編も、普通の人間があまり抱かない精神的な感情で満たされていて、これを創造した作者はすごいなぁ
    インパクトはすごいです、人を選ぶ本かなと思いました。

    0
    2026年03月03日