斜線堂有紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こんなミステリーの作り方あるんだ!
っていう往復書簡的なミステリ。
こういう家でおきたミステリ書いてほしい。
犯人がなんで殺したあとに、死んだ人の隣で寝ることになったか、書いてほしい。
ってざっくりお互いにお題出し合ってミステリ組み立てる。
すごいね。
これわたしもやってみたいな。
なんで、この駐車場の真ん中にスニーカーが一つ落ちてるのか。
まぁ、大体、ちょっと綺麗好きな運転手が落とした。
いや、でも、もしかしたら、攫われそうになって被害者の靴が落ちたとか。
でも、どうみても履き込んだ靴で、おじさんくさい。
奥さんがムカついて片方ぶん投げた。
右足だけ違う靴履いてきちゃって、サンダルに取り替えて買い物行った。
靴買って帰ったら、どっちも右足だったから、ムカついてたくさん踏みつけて駐車場にぶん投げた。
そうな、わたしの発想これくらいかな。
いや、もう一つ、実は小人の家。
ファンタスティック。
とりあえず。館系ミステリー。
水槽の難問。
毎回思う、建築士一級の勉強中のわたしとしては、この建築物は建てるのは可能なのか?
真ん中の部屋。避難出来なさそうだけど大丈夫か?確認申請では秘密裏に申請すんのか?
とか。水道代半端ないんじゃ?
とか?
消防用水として使えるのかも。とか。
水槽すごい厚くしないともたないよね。
とか。
もうね、色々考えた。
なるほどなぁ。
とは思った。
そういうね。
そういうオチなぁ。
いろんな人のこういうの読んでみたいし、わたしもこれでミステリー作ってください。
に、参加したいなぁ。
#あなたへの挑戦状
#わたしも出してみたい
#誰か一緒にやらない? -
Posted by ブクログ
うん。気持ち悪いです(褒め言葉)。
極々私的なこだわりやらコンプレックスやら愛着やらを、SFというフォーマットに乗せてぶわぁっと拡張したら、こんな作品になりました。という短編集。
不肖鴨、普段は比較的ハード寄りのSFが好みではあるので、この作品群から感じる理屈抜きの感情の強さ、個人(「人類」でも「人間」でもなく、あくまでも「個人」)の倫理観や愛情や優しさ・辛さをベースにした暴走の針の振り切れっぷりといったモノに、少なからず衝撃を受けました。
好きか嫌いか、と問われたら、嫌いな方です。でも、この先もこの作品群を忘れることはないんだろうなぁ、と、なんとなく思っています。
基本的に「心の動き」が中心に描かれていくことにより、その作品の世界観が織りなされていく作風です。それを読み解くことが面倒だと思わない方向き。・・・そうか、ちょっと前の少女向けSFに近いと言えないこともないですね。 -
Posted by ブクログ
る日世界に天使が降臨し、2人以上人を殺した瞬間、
地獄に引きずり込まれる世界になった。世界から連続殺人が消えた中、
大富豪からとある島に呼ばれた探偵。そこではありえないはずの
連続殺人が発生する。というSFミステリ。
まず、設定で勝ってるな!って思う。
これ思いついた時小躍りしただろうなって想像できるもん。
それぐらい秀逸な語りだしだよね。
最近読んだのだと「クローズドサスペンスヘブン」とか、
普通のミステリにファンタジー要素を盛り込みつつ、
地に足をつけたトリックを披露する系は目新しくて良い。
今作も天使が降臨した世界の変わりようを書いてくれている。
当たり前だけど、連続殺人にも抜け穴があり、
世界から罪も犯罪もなくならない。
そういう設定にも関わらず、事件は孤島の大富豪の家で
起こる殺人という古典なのがまたよい。
天使という超常の存在がいても、理不尽な世界に厭世する探偵が、
島での事件を通して再起する物語でもある。
惜しむらくは、もう少し天使という舞台装置がいるなら
天使を使ったトリックがほしかったなぁ。
ただ「連続殺人が不可能な世界で連続殺人が起きたら面白くないですか!?」に
対するアンサーが「面白そう!」なので、十分読む価値はあると思う。
面白かったです。 -
Posted by ブクログ
「深淵を覗き込む者はみずからもまた、深淵に見られていることを知らねばならない」みたいなもので、誰かを好きになったり誰かに好かれたり
自分にも執着心はあるが、強く持ち続けることができなくていつの間にか有耶無耶にしてしまう事が多くて
なので登場人物に全面賛成とはいかない
ハッキリと言語化は出来ないがモヤモヤとした、イライラに近い何かを感じながら読んだ
結局、仕事も恋愛も中毒みたいなもの
どちらかを投げ捨てたり蔑ろにしたからといって、誰かに何かを言われる筋合いでもない
ささいなしあわせで満足できる、ある意味強いメンタリティが欲しくなる…そんな小説