斜線堂有紀のレビュー一覧

  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    斜線堂有紀さんをもう少し読みたくなって
    1ページ1タイトルの250の掌編

    「先輩」男子と「後輩」女子の
    パラレルショートショート
    2018年から2020年くらいXで発表し続けた不純文学作品群
    混沌としてるし死を軽めに扱ってるし
    物語としてはどうだろうと思うけど
    作家としてやっていこうとした気概とか
    これからの著者の小説のエネルギー源とか
    モチーフとして生かされていくのではと思います

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    2025年06月27日
  • ミステリー小説集 脱出

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    ミステリーの中に、読者に考えさせる要素があってもいいのでは?と思った。
    読んでいて楽しいが、印象に残りにくいのでは、と思った。

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    2025年06月26日
  • 廃遊園地の殺人

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    ネタバレ

    20年前プレオープンイベントの最中に大量殺人事件が起こり、そのまま営業しないまま廃墟となった遊園地。その遊園地を買い取った富豪から9名の人に、その廃墟へ誘う招待状が届く。

    廃墟と不気味なマスコットキャラといわく付き人物たち…色々揃った本格ミステリーなんだが、ちょっと消化不良な気がするのはなんやろ?トリックは良いが解き明かしていく過程が若干強引に思えたり、個性を書き分けてるはずのキャラを混同したり。

    もうあと一押し何かあれば、大化けしそうな気配。続編が出る(もう出てる?)らしいのでそちらに期待。

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    2025年06月26日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    杉江松恋さんの海外ミステリ入門ガイドが素晴らしかった。初学者への手解きとして、とてもわかりやすくて、もっとミステリのことを知りたくなるようなアプローチの仕方だと思った。「作者は犯人の味方」。なるほどなぁ。確かに。

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    2025年06月23日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    ネタバレ

    様々なところで惜しいというか、もう一声というか、かゆいところに手の届かない作品だった。
    評価の☆の付け方にも迷った。読んでいる途中も読み終わった後でも面白くなかったとは感じないのだが、同じテイストの作品を読みたいかと自問すれば明瞭にNoであるし、「著者の過去の作品はもちろんのこと今後の作品も成熟するであろう5年10年後までは読まなくて良いな」とも感じた。

    人間描写の薄さとミステリーの詰めの甘さが、作品に中途半端で粗い印象を与えている。

    登場人物の人間味の無さというか人間的な薄っぺらさというかは導入部から終盤まで常に感じる部分だった。
    主人公 青岸の背景からしてもハードボイルドな内容になる素

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    2025年06月17日
  • キネマ探偵カレイドミステリー

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    若いし、稚拙だが、ページを捲る手が止まらない。発想も面白い。今や有名になった斜線堂さんの初期作品。誰しもこんな時期あったのだと感慨深い。

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    2025年06月14日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    元天才少年、少女たちが集められる。小説家、日本画家、料理人、バイオリニスト、映画監督、将棋棋士。AIが彼らの才能を再び開花させることができるのか?

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    2025年06月13日
  • 恋に至る病

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    ネタバレ

    絶対的なカリスマ少女:寄河景とその同級生宮嶺望のある意味常軌を逸した恋模様ののストーリー。
    景は自殺教唆ゲーム『青い蝶』を主催し参加者を自殺に導いていた。中々、理解し難い景の考えであるが、それを知った宮嶺も一生景を守り抜く事を誓う。
    最後の消しゴムの行で結末が様々考えられるが、宮嶺と景の出会いなどから考えると、個人的には景の宮嶺に対する愛情は本物であったと思いたい。
    景からの視点で全く語られないのもややモヤモヤするが、あとがきで作者が語っている通り、読者に様々な推測をさせる意味では巧い構成であった。

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    2026年01月03日
  • 君の地球が平らになりますように

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    どの短編も読んでいて辛い。
    恋愛って楽しいはずなのに、どの女性も何故か無理をしている。あぁ、でも若い時の恋ってこうだよなぁ。周りから「やめた方がいいよ」って言われても、絶対に幸せになれるって確信のない自信。それでも、本人が納得しているなら何を言われようが突き進めばいいと思いつつ、皆、うっすらおかしい、しんどいって気づいてる。なんか、自分のしんどかった恋愛思い出して苦笑(笑)

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    2025年06月11日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    ネタバレ

    【収録作品】
    楠谷 佑「パブリック・スクールの怪事件」…ホームズ&ワトソン
    ガイド第1回 ミステリのおもしろさ。
    辻 真先「アルセーヌ・ルパンのお引っ越し」
    ガイド第2回 名探偵とは誰でしょう?
    斜線堂 有紀「キャロル・ハートネル大いに憤慨す」…ポアロ
    ガイド第3回 トリックとは何か?
    水生 大海「一つの石で二羽の鳥を殺す―To kill two birds with one stone.」…ミス・マープル
    ガイド第4回 推理とは何か?
    青崎 有吾「シチリアオレンジジュースの謎」…エラリイ・クイーン
    ガイド第5回 どんでん返しとはなんでしょうか。
    阿津川 辰海「オムレツは知っていた」…ネロ・ウ

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    2025年06月10日
  • キネマ探偵カレイドミステリー~会縁奇縁のリエナクトメント~

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    ネタバレ

    【収録作品】
    作為改変のコンティニュイティ
    懐古所以のオデッセイ
    断崖空壁の劇場落下
    水没錯誤の幽霊譚
    一生一会のカーテンレイス
    会縁奇縁のリエナクトメント

    引きこもりの名探偵・嗄井戸と、ワトソン役の奈緒崎のコンビ……だが、今作では、それぞれが相手に必要とされる人間になろうと奮闘する様が描かれる。
    最終話がきれいに決まって頰が緩む。

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    2025年06月10日
  • 禁断の罠

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    個人的に好きなのは『大代行時代』と『ハングマン─雛鵜─』のふたつ。
    ハングマンはとても設定が好きなのでせっかくならこの短編よりも長尺で読んでみたいと思った。大代行時代はまとまりが綺麗で満足感がある。
    1人の作家目当てで購入した本だが、どの話もそれぞれの面白さがあった!

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    2025年06月04日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    AIって本当にすごいですよね。
    何かするときに、人間である必要があるのかと思うけど、「人間らしい矛盾さとか、弱さとか、感情はAIには表現できないでしょ!」
    と、以前の私は思ってたし、信じてたけど

    今は、そういう不完全な人間らしさも、コピーできてしまうAI…恐ろしいですね。
    AIが作った小説、レシピ、音楽…
    言われなきゃ分からないんだろうなーと私は思います。


    そして。才能って、怖い贈り物ですね。
    私にはそんなものなくて、小説の中の彼らと比べるとずいぶん身軽な人生だと思うんだけど

    それでも「ずっと続けてきたものや頑張ってきたことを辞める勇気」とかは、私でも分かる。
    好きで居続けなきゃいけな

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    2025年05月28日
  • 百合小説コレクション wiz

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    今回のアンソロジーに可愛い百合はいない。
    全体的にビターテイスト。
    一発目の『選挙に絶対行きたくない家のソファーで食べて寝て映画観たい』から刺しに来てて呻きそうだった。
    『パンと蜜月』や『悪い奴』で描かれる愛は歪で、『運命』の二人には苦難が待ち受けている。
    ああでも『魔術師の恋その他の物語』は少し酷くて悲劇的だけど、ドラマティックだったな。

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    2025年05月25日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    「ミニカーを捨てよ、春を呪え」
    彼氏が推しにハマっていたら。アイドルだって女性で、その女性のためにグッズを買ったり、ライブに行ったり、お金と時間を使っているのは事実。私にもし彼氏がいて、アイドルにぞっこんになっていたら、少し嫌な気持ちになるかもしれない。相手の好きなことは制限したくないし、好きなことはとことんして欲しいが、何故だろう。自分と同じ性別の、自分より可愛い女の子にときめいていると思うと複雑な気持ちと、劣等感に苛まれる。推し活が好きな人は、好きな人同士でしか分かり合えないのかなとも感じた。冬美は、渓介から離れ、もっとアンテナを張ればいくらでも自分を一番に愛してくれる人と出会えたのかもし

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    2025年05月18日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    ネタバレ

    前作があることを知らずに読んじゃったパターン。それでも結構面白かった。
    表題と「枯れ木の花は燃えるか」が特に好き。
    「星の一生」は濃厚すぎてちょいきつかった。
    めるすけのテディベアに関しては安心した。そこまでクズではなかった。

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    2025年05月11日
  • 本の背骨が最後に残る

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    すごく惹き込まれる。初めて読むジャンルだなと思った。途中で読むのが恐ろしくなってやめちゃったけど1番最初の話の印象が強すぎる。

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    2025年05月11日
  • 禁断の罠

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    時代を感じさせる内容のものがいくつかあったけれど意外性という点では物足りなかった。それでも1作目のラストや4作目の動機の切なさは個人的には好みのものだった。

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    2025年05月04日
  • キネマ探偵カレイドミステリー~会縁奇縁のリエナクトメント~

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    2025年。お初作家。
    デビュー作がキネマ探偵らしい。引きこもり大学生のカレイドは、アパートに2Fを映画観賞用に改造して、そこで映画を見てばかりいる。1Fに住んでる大学生奈緒崎をワトソン役にして探偵したり。
    カレイドが引きこもりから復帰していく様子と、大学を卒業した奈緒崎がカメラマンになるまで。

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    2025年05月12日
  • キネマ探偵カレイドミステリー~会縁奇縁のリエナクトメント~

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    ネタバレ

    前作を読んだことはなかったのですが、
    今作からでも楽しめる内容で安心しました。

    "カレイドミステリー"ってなんだろう…
    そんなミステリーのジャンルがあるのか〜
    と思いながら読み始めたらあっ名前か!と最初にふふっとひと笑いしてしまいました。
    よく知る名作から、名前は知ってるけど読んだことない作品まで出てきて、どんな映画が出てくるのか楽しみながら読むことができました。
    圧倒的な映画の知識で事件を解いていく、
    すごい才能だと思いました。

    前作を読んでいないのでカレイドがどれだけ
    部屋から出てこなかったのかがわからないのですが、事件を通して少しずつ変化し前向きに変わっていったの

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    2025年08月07日