斜線堂有紀のレビュー一覧

  • そうだ、君を憎めばいいんだ 愛と殺意と七つの条件

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    7つの条件を軸に2人の作家が描く短編。条件は章ごとの最後に明かされており、予想して読み解く感覚が良かったです。7つも条件があるので似ている内容かと思いきや、それぞれ個性ある作品に仕上がっていました。

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    2026年07月10日
  • 愛じゃないならこれは何

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    恋愛に至らない愛を描く短編集。愛ではなく、偶像崇拝であったり、愛がために身を焦がして壊れていったり。恐ろしい恋愛(未成熟)を切り込んでいく。
    視点が新しい。人によって好みはそれぞれだろう。
    ちょっと飽きてくるので⭐︎3。私は三つ巴の話が好み。

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    2026年07月04日
  • 君の地球が平らになりますように

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    ネタバレ

    自分と違う世界に行ってしまった恋人を取り戻そうと、守ろうとするのはエゴなのか
    人は自分しか守れない
    たとえ善意であろうと、相手を傷つけてしまう
    優しさゆえの、狂おしいほどの愛

    普段恋愛ものはあまり読まないのですが、夢のような甘いシーンの後に来る、コミュニティのリアルさ生々しさが好きでした
    今はハッピーエンドじゃなくても、いずれそうなるだろう、いやそうしてやる!という柔らかな強かさも感じ、登場する女性たちには好感が持てました。

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    2026年07月04日
  • 恋に至る病

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    最後は景が昔自殺を止めた善名さんに刺され、刺された景を宮嶺が生徒会室に運び、救急車を呼ばず、放火して殺した。
    ブルーモルフォは自分がやったと言って宮嶺は出頭したが警察は景だと思ってる。
    景は本当に宮嶺が好きだったのか?駒として使うために小学校から仕込んでたのか?
    宮嶺がいじめられていた時、よく消しゴムを隠された。その消しゴムを警察から渡されたところで終わった。

    個人的に景はサイコパスだと思う。

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    2026年07月01日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    客観的に見ると「やばい(重い)女だなぁ…」と思ってしまうけど、
    自分が彼女たちと同じ立場だったら…あそこまでとはいかないけど、少なからず平常心ではいられないだろうなと思う。
    全肯定はできないし、全否定もできない感じ。

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    2026年07月01日
  • 恋に至る病

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    ネタバレ

    読後すぐは、警察の言う通り全て計算済みの行動だったのかな?と思いましたが考察を読んだり考え直して、というよりは特大の試し行動だったのかなと思いました。

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    2026年06月30日
  • そうだ、君を憎めばいいんだ 愛と殺意と七つの条件

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    桜庭一樹さんと斜線堂有紀さんの競作
    短編6編プラス書き下ろし2編

    作家二人が決めた7つの条件をもとに物語が展開されていく 

    読んだあとに7つの条件が何だったのか明かされるので
    「あ、そういえばこのキーワードあった」となり
    なるほど、こういう趣向になっているのか!と思った。

    ただ話が飛躍しすぎてて、入り込めなかった。
    突飛で着地点が予想出来ないのが印象的。
    そして同じお題で書かれてもやはり作家それぞれに個性があって、色んな方向に話が膨らんでいくんだなと感じた。

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    2026年06月29日
  • 病に至る恋

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    恋に至る病を読まずに先読んじゃった。
    というか恋に至る病をずっと読んでると思ったら違った笑
    登場人物が突然出てきて心情とか結局どうなったの?みたいなことが多かったけど、本編のサブストーリーだからか笑

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    2026年06月27日
  • そうだ、君を憎めばいいんだ 愛と殺意と七つの条件

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    思ってたよりは少し残念なイメージでした。
    現代風ではありますが、何よりも話が少し分かりづらい部分があって、ものすごく集中して読まないと内容が分からなくなってきてしまい混乱する場面がありました。
    強いてあげるなら「斜光のさす場所、七つの条件」が一番読みやすかったです。

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    2026年06月26日
  • あなたへの挑戦状

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    こんなミステリーの作り方あるんだ!
    っていう往復書簡的なミステリ。

    こういう家でおきたミステリ書いてほしい。

    犯人がなんで殺したあとに、死んだ人の隣で寝ることになったか、書いてほしい。

    ってざっくりお互いにお題出し合ってミステリ組み立てる。
    すごいね。

    これわたしもやってみたいな。

    なんで、この駐車場の真ん中にスニーカーが一つ落ちてるのか。

    まぁ、大体、ちょっと綺麗好きな運転手が落とした。
    いや、でも、もしかしたら、攫われそうになって被害者の靴が落ちたとか。

    でも、どうみても履き込んだ靴で、おじさんくさい。

    奥さんがムカついて片方ぶん投げた。

    右足だけ違う靴履いてきちゃって、サンダルに取り替えて買い物行った。

    靴買って帰ったら、どっちも右足だったから、ムカついてたくさん踏みつけて駐車場にぶん投げた。

    そうな、わたしの発想これくらいかな。

    いや、もう一つ、実は小人の家。

    ファンタスティック。

    とりあえず。館系ミステリー。
    水槽の難問。
    毎回思う、建築士一級の勉強中のわたしとしては、この建築物は建てるのは可能なのか?

    真ん中の部屋。避難出来なさそうだけど大丈夫か?確認申請では秘密裏に申請すんのか?

    とか。水道代半端ないんじゃ?
    とか?
    消防用水として使えるのかも。とか。
    水槽すごい厚くしないともたないよね。
    とか。
    もうね、色々考えた。

    なるほどなぁ。
    とは思った。
    そういうね。
    そういうオチなぁ。

    いろんな人のこういうの読んでみたいし、わたしもこれでミステリー作ってください。

    に、参加したいなぁ。

    #あなたへの挑戦状
    #わたしも出してみたい
    #誰か一緒にやらない?

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    2026年06月25日
  • 回樹

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    うん。気持ち悪いです(褒め言葉)。

    極々私的なこだわりやらコンプレックスやら愛着やらを、SFというフォーマットに乗せてぶわぁっと拡張したら、こんな作品になりました。という短編集。
    不肖鴨、普段は比較的ハード寄りのSFが好みではあるので、この作品群から感じる理屈抜きの感情の強さ、個人(「人類」でも「人間」でもなく、あくまでも「個人」)の倫理観や愛情や優しさ・辛さをベースにした暴走の針の振り切れっぷりといったモノに、少なからず衝撃を受けました。
    好きか嫌いか、と問われたら、嫌いな方です。でも、この先もこの作品群を忘れることはないんだろうなぁ、と、なんとなく思っています。

    基本的に「心の動き」が中心に描かれていくことにより、その作品の世界観が織りなされていく作風です。それを読み解くことが面倒だと思わない方向き。・・・そうか、ちょっと前の少女向けSFに近いと言えないこともないですね。

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    2026年06月22日
  • 君の地球が平らになりますように

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    同作者の『愛じゃないならこれは何』の同シリーズといっていい小説。実際登場人物がリンクするところもある。

    具体のない何かを恐れる登場人物達の恋愛短編で、どれもなかなか‥なお話。なのに読み終わってみるとどの話も恋愛してるなぁ、という不思議。ホスト狂いの話がなかなか壮絶で面白かった。

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    2026年06月21日
  • あなたへの挑戦状

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    あなたへの挑戦状。めっちゃ構えて読みました。
    ほう、そういう事でしたか!
    斜線堂有紀さんは娘の本嫌いを克服させてくれた作家さんで、この本も娘から借りました。どちらの作家さんも読みやすく、若者向けに感じました。後半はこの共同作品が出来る経緯を読むことができ、2人のファンはプラスで楽しめるのではないでしょうか。2人がおすすめしていた本も何冊かあるので、読んでみたくなりました。

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    2026年06月18日
  • あなたへの挑戦状

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    読み始める前は、
    期待感が高まってましたが…

    館系って、
    まあなんかしら館ならではの
    トリックがあるのだろうし、
    あまり日常感がないので、
    それほど好きではない。

    その上で、やっぱりという感じ。

    斜線堂さんの方は、
    以外な犯人を期待してしまいましたが…
    二人の微妙な関係性は良かったです。

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    2026年06月18日
  • 回樹

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    ネタバレ

    簡単に読めていい。
    ぶっちゃけバズってたから読んだ。
    誰も幸せにならないレズビアンの本ってそれもステレオタイプとかバイアスから来たものなんじゃないの?とか、悲恋の面白い題材みたいな側面を拾うのはありがちかな、とも思える。

    人種差別も白人対黒人の対立を描いていて、アジア人が描くにはなあと思ってしまうところも少しあった。

    同性愛、人種、宗教ってテーマ自体がちょっと重めだから、もう少しライトに読めばいいんだろうけど、単純に読むだけというのは難しいかも

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    2026年06月17日
  • 最後の一行 white

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    ネタバレ

    “最後の一行”で見ていた景色が変わるーー。

    と謳ってはいるけど、何がどう変わるんだろう。正直最後の一行を読んだとて、別に景色は変わらん。

    「えぇ・・・そうなの?」とはなるが、それまで読んだ文章やストーリーがひっくり返るとかはなかった。

    自分の読解力の問題かな。

    ミステリーやサスペンス、SFの要素があって、短編集としてはサクっと読めて十分に楽しめる。

    「ゼリーに満たされて」はなんだか悲しかったな。

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    2026年06月14日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    る日世界に天使が降臨し、2人以上人を殺した瞬間、
    地獄に引きずり込まれる世界になった。世界から連続殺人が消えた中、
    大富豪からとある島に呼ばれた探偵。そこではありえないはずの
    連続殺人が発生する。というSFミステリ。

    まず、設定で勝ってるな!って思う。
    これ思いついた時小躍りしただろうなって想像できるもん。
    それぐらい秀逸な語りだしだよね。

    最近読んだのだと「クローズドサスペンスヘブン」とか、
    普通のミステリにファンタジー要素を盛り込みつつ、
    地に足をつけたトリックを披露する系は目新しくて良い。

    今作も天使が降臨した世界の変わりようを書いてくれている。
    当たり前だけど、連続殺人にも抜け穴があり、
    世界から罪も犯罪もなくならない。

    そういう設定にも関わらず、事件は孤島の大富豪の家で
    起こる殺人という古典なのがまたよい。
    天使という超常の存在がいても、理不尽な世界に厭世する探偵が、
    島での事件を通して再起する物語でもある。

    惜しむらくは、もう少し天使という舞台装置がいるなら
    天使を使ったトリックがほしかったなぁ。

    ただ「連続殺人が不可能な世界で連続殺人が起きたら面白くないですか!?」に
    対するアンサーが「面白そう!」なので、十分読む価値はあると思う。
    面白かったです。

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    2026年06月12日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    ひたすらパラレルワールドの世界を読んでる感じ
    表紙に描かれたタイトルは188ページで出てきてここ何回!ってつっこみたくなった

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    2026年06月12日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    「深淵を覗き込む者はみずからもまた、深淵に見られていることを知らねばならない」みたいなもので、誰かを好きになったり誰かに好かれたり

    自分にも執着心はあるが、強く持ち続けることができなくていつの間にか有耶無耶にしてしまう事が多くて
    なので登場人物に全面賛成とはいかない
    ハッキリと言語化は出来ないがモヤモヤとした、イライラに近い何かを感じながら読んだ

    結局、仕事も恋愛も中毒みたいなもの
    どちらかを投げ捨てたり蔑ろにしたからといって、誰かに何かを言われる筋合いでもない
    ささいなしあわせで満足できる、ある意味強いメンタリティが欲しくなる…そんな小説


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    2026年06月09日
  • そうだ、君を憎めばいいんだ 愛と殺意と七つの条件

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    帯見て買うと若干期待はずれ感あるかも?桜が咲いた日の2作がかなり良い。あとアンチの恋も結構好きでした。こんなに豪華な競作あまりないし、面白かったので読書しない人にもオススメしたいな〜と思った。

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    2026年06月01日