斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    海外ミステリの有名な名探偵たちを取り上げたパスティーシュ作品のアンソロジー&ブックガイド。子供向けのように思えますが、大人も充分に楽しめます。初心者向けのようでもあるけれど、ミステリファンにとっても読みごたえは充分にあります。読み終えたらさらにミステリを読み漁りたくなります。国内ミステリ版も出していただけませんでしょうか。
    お気に入りは水生大海「一つの石で二羽の鳥を殺す」。他の作品は面白かったけれど、だいたい真相がわかったのですが。これだけぜんっぜん解けませんでした。ミス・マープルの脱線したかのような話がきちんと関わってくるところも見事だし。
    ブックガイドも古典的な定番を押さえているように見えたけれど、そうでもありませんでした。また読みたい本が増えるよ……とりあえず「世界が終わってしまったあとの世界で」が気になるなあ。

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    2025年06月06日
  • 廃遊園地の殺人

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    銃乱射事件で閉鎖された遊園地・イリュジオンランドへ、廃墟コレクターの資産家・十嶋庵が二十年ぶりに人々を招く。
    廃墟マニアの元コンビニ店員・眞上永太郎をはじめとした招待客たちは、廃園の所有権を賭けた宝さがしに挑戦することとなるが、その最中、串刺しになった着ぐるみが見つかり……。


    廃遊園地を舞台にしたクローズドサークル・ミステリー小説。

    個人的に、大人になった今でも1シーズンに1回はどこかの遊園地に行くほど遊園地好きなので、廃遊園地という舞台はとても惹かれます。在りし日の園内ガイドがカラーページで見られたり、舞台を生かした大掛かりかつノスタルジックな雰囲気で、期待通り面白い。

    文庫化するにあたって全編リライトされているらしく、単行本の方も気になるところ。登場人物の名前も変わったりしたそうです。単行本の方は読んでないのですが、元販売員さんの名前が売野さんだったり、渉外担当さんが渉島さんだったり、設定に紐づいていて覚えやすい。
    また、今年2025年にこちらの「廃墟探偵シリーズ」の第二弾が刊行される予定との事で、そちらも楽しみです。探偵役の眞上くんの過去も気になる。続刊で明かされたりするのかな?

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    2025年05月27日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    ネタバレ

    殺人事件は添え物。
    大切なのは伝えること、の短編集。

    時代も国も背景もバラバラな話だったけど、どの話もサクサク読めて面白かった。
    「ある女王の死」と「妹の夫」が特に好き。

    「ある女王の死」は、そうなったのも仕方ないと思わせて、それでも驚異の先読み力を生かした最期になんだか切なさを感じた。

    「妹の夫」は、殺人よりも、異なる言語の中、短い時間でお互い理解し合おうとするふたりにジンときた。最後が熱い。

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    2025年05月26日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    先生と女の子との関係性について当事者から見えている関係と外部からの見え方の対比が面白い。
    度がすぎる理想や願望は信仰に繋がりやがて、期待という圧力を生む。行き過ぎた信仰と執着の生む結末は運命的であり、外世界からは理解されにくいだろう。人がどうやって生きるのか、何を糧に生きるのか、個々人で違う以上他人を理解しようとするなんてことは烏滸がましいのかもしれない。そんなことを考えさせられる作品でした。自分の人生をかけるほどの敬愛を向けている相手がいる方には是非ご一読頂きたい。

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    2025年05月25日
  • 小説集 Twitter終了

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    ネタバレ

    10年以上Twitterというインターネットガンジス川を泳ぎ続けてきた身として読まんわけにはいかないってワケ。
    特に深く刺さったのは『オタクどもの聖霊降臨日』と『Twitterが終了したので、ここでしか繋がっていなかった助手との関係が切れた。』の二篇。目の前で終わりが加速していくTwitterをボロクソに言いながらそれでも離れることもできず漂う私を泥水みたいな郷愁で包んでくれたので。

    オタクどもの聖霊降臨日
    一番好き。この鬱屈としていてどうしようもなく拗らせちゃって本当に救いようがないカスとそれをほっとけない誰かの関係性も好きだし、Twitterの澱みの味がめちゃくちゃリアルでたまらない。
    どう考えてもその場所でしか生きられなさそうな人って確かに存在して、それはただ単にこちらの感傷でしかなくて本人は案外ケロッと生きていくんだろうけど、なんとかして掴んでいたい、みたいなのに弱い。

    それじゃあまた、Twitterという天国で会おう。
    いいタイトルだなあ。Twitterとかいう吹き溜まりにも命が芽生えるという希望と、Twitterがうちも外もカスすぎるために滅びるしかないという絶望が同時に存在している。TLを流れ起こる無数の漣の一つにこんなことがあってもおかしくないよなと思うと楽しい。

    近くて遠い二人の距離
    よく比較対象になるインスタさんの友情出演アツい。たとえTwitterが無くなったとしても、を書いているのはこの話だけじゃないですか。
    腹が立つけど好きだし、なんだかんだ離れられない、とか、自分が見ているものと他の人が見ているものが違った、とか、美玖ってつまり“私”にとってのTwitterの投影⁉︎
    Twitterの擬人化だ。

    もう一人のあなたを作る方法
    Twitterの擬人化だ。不在によって存在を意識するとか、興味が湧くこと、ある。Twitterくんにさんざっぱら文句をつけていたくせして、無くなるかもしれないという話を知った途端無理だよ〜〜〜〜いかないでよ〜〜〜〜になった時のことを思い出しました。

    結論から言うと、ツイッターが一番性に合いました
    わかる。性に合うという表現はなかなかにはまっていると思う。
    それにしても主人公は人をツイッター扱いすんなよ。そういう軽視が妹に対する行動にも出たんじゃないんですか⁉︎ねえ‼︎‼︎と思わず大声が出た。そういうところじゃん。


    Twitterが終了したので、ここでしか繋がっていなかった助手との関係が切れた。
    関係性のオタクが書く関係性の話って面白いんだよ......。Twitterへの複雑な感情といかにその存在に救われちゃってたかを散々やった後に助手に関するこの情報群が出てくる構成の妙、さすがです。適切な距離感を保てる意思と倫理観と薄情さがあるホム沢くんじゃなきこうはならなかったんだろうと思うと、探偵として一番の功績はそこなんじゃないかと思う。

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    2025年05月24日
  • キネマ探偵カレイドミステリー ~再演奇縁のアンコール~

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     映画好きで皮肉屋で引きこもりの名探偵と奇妙な縁から彼と友人になった主人公が映画知識を駆使して次々に遭遇する事件を解決するシリーズ2作目で、謎解きは勿論『スタンド・バイ・ミー』や、『バグダッド・カフェ』などの名作映画の蘊蓄が興味をそそられるもので思わず見てみたくなった。続きが気になる終わり方だったので完結編も読みたい。

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    2025年05月22日
  • ミステリー小説集 脱出

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    ネタバレ

    屋上からの脱出
    初心者に優しい〜!フックを作りつつも読みやすくて爽やかで、再現性がありそうなトリックがあって、シチュエーションが想像しやすくて、めちゃくちゃ脱出している。優しい。学校に天文台設備があるのいいな〜

    名とりの森
    所謂八幡の藪知らずってやつだ。好き!ただ、すわホラーか!?と席から立ち上がった瞬間から登場人物全員ド酷い目に合うかもしれないという過度な期待をしてしまったので読み終わった時にかなり反省しました。ホラーというより一夏の不思議な物語って感じだった。

    鳥の密室
    魔女裁判に関わる話は全部うっすら苦手なのかもしれないという気づきを得た。原液を飲むことによって、今まで触れてきた魔女裁判要素のある作品に対する言い表せない感情が苦手意識からくるそれだと知った、みたいな。でも同時に大好きでもあるんだよな〜〜〜〜!!!!!!!!!快と不快のあわいで高速回転しているような心地です。魔女の実存のさせ方がとても好みです。神父はマリアの目論見通りこの先一生苦しむことになる。塵のような真摯な敬虔さを持っているためにそれに殺される構図、魔女の本懐じゃない?
    名前を知らなくても鳥を追うことができること、祈りと救いの形をしている。

    罪喰の巫女
    社殿の描写が全部好き。ネーミングセンスも含めて。特に重戸留ノ間。まんまなのにかっこよさもあり、絶妙。
    根本的に、祀っていると思いきや閉じ込めていましたという類の話が全部好きなのでこのスケールでそれを書いているということに対する感謝の念に堪えない。助かる命がある。

    サマリア人の血潮
    世に、罪なき者なぞ居りませぬ故 じゃないですか。まさしくもってその話だった。全員自分のために動いていて、それが結果として上手いこと噛み合って地獄に伸びた一筋の糸になる、という希望があって良かった。思考に関わらず善行は善行だからね。

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    2025年05月22日
  • ナゾノベル プロジェクト・モリアーティ(1) 絶対に成績が上がる塾

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    YA小説を久しぶりにしっかり読みました。
    普通の推理小説とは違う視点で描かれているこの作品はとても新鮮で面白かったです。
    選書としての参考で読みましたが高学年には是非手に取って読んで欲しいと思います。

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    2025年05月16日
  • ミステリー小説集 脱出

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    「罪喰の巫女」が一番良かった。人間二人の一人称をどちらも「私」にし、所々回想を挟むことによる撹乱。これから犯す罪まで見通し、実行されなかったことにしてしまう巫女の能力。
    「鳥の密室」も拷問の描写がピカイチですね。もちろん褒めてます。

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    2025年05月13日
  • キネマ探偵カレイドミステリー

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    映画好きな引き篭もり大学生と留年間際の大学生のミステリーもの。斜線堂先生の軽快な語り口が読みやすくて好きです。映画は見たことがないものが題材になってて映画を見たくなりましたね。嗄井戸の背負うものが思っていたよりもヘビーでしたが、彼が部屋を出て友だちの家に行けるようになるのを願います。

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    2025年05月06日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    5つの短編集で構成されていてサラッと読めます。
    サラッと読めるんだけど、ひとつひとつの作品の余韻がすごい。余韻の残し方は、それぞれ違ったカラーでほっこりしたり、ゾワッとしたり。個人的にはふたつめの『妹の夫』が胸に来るものがあって泣けました。

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    2025年05月03日
  • 禁断の罠

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    期待以上でちょっとびっくり。
    期待値がそもそも低かったかもしれないが。

    「大代行時代」と「妻貝朋希を誰も知らない」がよかった。

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    2025年05月03日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    ネタバレ

    読み終わったはずなのにすごく引っ張られる感じがする話だった。バッドエンドなんだろうけどそういって言っていいのか分からないくらい梓にとってはその選択肢以外ないレベルで先生のことが大好きだったんだろうなと思った。冷静に考えれば先生はかなり犯罪者チックだけど、2人だけの空気感というか、雰囲気が好きだった。斜線堂有紀さんの作品は今回含め、いつもそこが好きです。

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    2025年05月02日
  • 禁断の罠

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    えっ凄いな。どれも面白い。
    これは良いアンソロ。

    大好きな斜線堂さんの『妻貝朋希を〜』は、若干暗い気持ちになるけどイチオシです。

    米澤さんの『供米』も良かったなあ。
    相変わらずオチが秀逸で好き。

    結城さんの『大代行時代』は本当に愉快だった。
    冗談みたいだけど、多分、実際にあると思う。
    えっそんな事まで!?という呆れ半分、嫌なもんは仕方ないかーという納得が半分。
    代行して欲しい事の1つや2つ、誰しもあるよねえ。

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    2025年04月29日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    いろんな世界の私と先輩のお話。
    1ページ完結、登場人物は私と先輩というシバリで書かれた250話で、雰囲気としては「余命3000文字」に近いものを感じました。
    1ページ完結なのでいろんなことの合間に読むのも最適、とは思うものの続けて一気に読んだほうがより魅力が感じられた気がしています。

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    2025年04月21日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    豪華で楽しいミステリ入門。
    古典メインの海外ミステリ作品の紹介、名探偵パスティーシュ、豆知識など、楽しみ方満載。既にミステリに慣れ親しんでいる身にも、改めてまとめられたものを読むことで再発見があります。

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    2025年04月17日
  • キネマ探偵カレイドミステリー~会縁奇縁のリエナクトメント~

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    映画がテーマのエモさ抜群のミステリー #キネマ探偵カレイドミステリー #会縁奇縁のリエナクトメント

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ダメ学生の奈緒崎と休学中の映画マニアの嗄井戸高久の物語。下北沢の自宅でひきこもっている嗄井に、奈緒崎は様々な相談事を持ち掛ける。

    キネマ探偵カレイドミステリーシリーズの最新刊。既刊はメディアワークス文庫から三冊でてますね。私はシリーズ初読みですが問題なく楽しめました。

    やっぱり二人のキャラクターが魅力ですね。コミュ障で映画知識の豊富さと頭の回転の速さだけが取り柄の嗄井。大して取り柄がないけど、人との関わりだけは上手な奈緒崎。

    今風の秩序さとふがいなさを併せ持っているという二人、それこそ西東京や地方都市のはずれでくすぶってそうな若者ですね。そんな彼らがどのように一皮むけていくのか、しっとりと味わえる作品でした

    なお斜線堂先生の柔らかく美しく筆致はいつもの通り、読み終わった後のエモさも抜かりなく、この辺りは流石でした。

    ●作為改変のコンティニュイティ
    映画研究会のサークル申請書紛失事件を追う物語。会話が軽妙で大好きですね、謎解きとしてもスタンダードで丁寧、楽しませてもらいました。特に出来の自作映画を酷評する会話にニヤニヤ。

    ●懐古所以のオデッセイ
    「2001年宇宙の旅」のアナログフィルム版を映画館に観に行く二人、映画館で思いもよらない事件が起こる。懐かしい映画作品や技術など、映画エピソードの密度が濃い一話。謎解きが思った以上に深いところで膝を打ちました。

    ●断崖空壁の劇場落下
    大学のCMサークルの事件、空中落下の謎を追う。嗄井戸を応援しちゃう作品、成長と挫折ぶりが可愛くて好き。そういえば「メリーポピンズ」ってまだ観てない。

    ●水没錯誤の幽霊譚
    友人の廃墟を撮影するというバイトに付き合わされた奈緒崎、現場には…。映画を流行らせたマーケティング手法のエピソードが興味深かったですね、なるほどな~。謎解きの真相も目から鱗でした。

    ●一生一会のカーテンレイス
    友人の叔父が亡くなり、映画関連の遺品整理をしていると相談を受ける。謎のメッセージが残され、遺品の中に大切なビデオがあるらしいのだが…。遺された物の中から、その人の想いが見えてきますね。終活なんて先の話だと思ってますが、もうそろそろ考えてもいいのかな。

    ●会縁奇縁のリエナクトメント
    大学を卒業し、世界中を旅していた奈緒崎。モロッコの映画観光地に滞在してると、行方不明になっている人物について相談を受ける。彼は何故いなくなったのか…

    最後の作品を読むと、斜線堂先生がこの作品への思い入れが良く伝わってきました。嗄井戸と奈緒崎の物語、エンドロールはまだまだ先ですね。これからの二人をもっと読んでたいと思いました。

    ■ぜっさん推しポイント
    映画とミステリーを掛け合わせが上手にできてますよね。いろんな名作を紹介しながら、その作品の横顔をうまく引き出し、謎解き話に落とし込んでる。

    連作短編だとどれも同じ話になっちゃいそうだけど、しっかりとバラエティに富んでて飽きさせないんです。楽しませていただきました、ありがとうございました。

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    2025年04月05日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    芸術にAIが関わったら
    評価の対象となりうるのか、
    そんな倫理観をメインテーマに扱った作品だと感じました

    最終的には
    芸術対象を愛せているか、
    という、わかりやすい落としどころで終えていますが
    それも含めてよかったと思いました

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    2025年04月03日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    全ての作品が1ページに収まり、登場人物は基本、私と先輩。話は続いてないので、どのページから読んでも大丈夫です。クオリティ高すぎて一冊続けて読むと疲れます。250話ですからね。1日20話くらいずつがいいかなぁ。カロリー高めの食べ物は少しずつ摂取しないとね。
    この本に収録されているものも含めた2019年に宝島社から出ている『不純文学』と比べてみるのもいいかもしれない。と、あとがきに書いてあるので、棚に飾っていた(私は購入すると読むのがめちゃくちゃ後回しになる)方も読んでみます。こちらは124話で、見開きにタイトル1ページと本文という構成で、2話読んでみて、このくらい薄めてくれた方が読みやすいと思いました。コスパは河出書房新社の方かな。
    しょっちゅう人が死んだり首が切れたりするので中学校以上だけど、これを読んで面白い小学生にはOK。

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    2025年03月30日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    サブタイトルの通り、メッセージが鍵になったミステリ5編。コミュニケーションの難しさを乗り越えようとする姿勢がミステリにに仕立てた「妹の夫」が一番好き。「ある女王の死」の執念深さと終わり方や現実世界とリンクする「ゴールデンレコード~」も楽しめた。

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    2025年03月24日