斜線堂有紀のレビュー一覧

  • ミステリー小説集 脱出

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    脱出をテーマとした5人の人気作家によるミステリアンソロジー。
    斜線堂有紀「鳥の密室」、空木春宵「罪喰の
    巫女」がよかった。前者は魔女審判という名の拷問に携わる中でその営みに疑問を抱くに至った修道女と街に流れ着いた自称・魔女の放浪者との出会い。"脱出"のトリック含めてあまりに感情が忙しくなる。さすが斜線堂先生。
    そして、後者は因習村のような和風ホラーテイストを独特の宛字と語感を活かした用語が作品世界を作り込んでいる。ミステリ的な仕掛けも一筋縄ではいかない後味が尾を引く感じもまたよし。

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    2025年07月30日
  • ナゾノベル プロジェクト・モリアーティ(1) 絶対に成績が上がる塾

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    学校に転校してきた天才と、カメラアイの能力を持つが、凡人の組み合わせ。
    世の中を良くするため、悪に挑む!
    今回は絶対に成績が上がる塾だけど、脅したり、殴ったり…ひどい塾だ…
    それを壊滅させた杜屋はすごい⁉️

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    2025年07月29日
  • ミステリー小説集 脱出

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    ネタバレ

    斜線堂有紀の本を探してたどり着いた。脱出をテーマとした5編のアンソロジー。ミステリー小説集とあるけど、正直全部ミステリーではないと。いや最初の阿津川辰海「屋上からの脱出」はまぁミステリーか。織守きょうや「名とりの森」はファンタジーだし、斜線堂有紀「鳥の密室」は魔女狩りについての話でかなりグロい。空木春宵「罪ばみの巫女」もよく分かんなかったし、井上真偽「サマリア人の血潮」も何か人物像が二転三転してあんま好みじゃなかった。初読みの人が多かったけど、あんまはまんなかったな。名とりの森だけ最後ちょっと泣きそうになったわ。これは良かった。

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    2025年07月26日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    普段だったら手に取らない類のストーリーですが、斜線堂有紀さんの小説に最近ハマってるので読んでみました。
    小説や小説家に対しての考えにしっくりくるのがあり、どこかで聞いたことあるようなストーリーながらも結末は予想できず。それなりに楽しめました。

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    2025年07月21日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    先輩と後輩の二人、まぁだいたい二人の掌編がたくさん綴られている。著者の斜線堂有紀は愛という普遍的なテーマを扱う事に一家言あるようだ、それも、愛を証明するという部分に。

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    2025年07月18日
  • 死体埋め部の悔恨と青春

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    なんとも形容しづらいけど、ミステリです。
    死体埋め部という部活をやってる大学の先輩の織部に助けられた英知大学1年の祝部が主人公。
    色々あって、織部といっしょに死体埋めという最悪の部活動を行うことになるのですが、車に積み込まれた死体を観察して、服装や身体に残った傷跡から死体の謎を解いていきます。
    犯人も死因も分かっているので、一般的な犯人当てのミステリとは一風変わった謎解きが楽しめます。
    織部のぶっ飛んだキャラといい、死体埋め部という不穏すぎる部活動といい、魅力的な素材なので、話自体ももっとぶっ飛んだテンションでも良かったかなぁ。
    祝部君が非常にまともな性格で自分の行為にずっと罪悪感を抱いている

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    2025年07月13日
  • あなたへの挑戦状

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    やっていることとしては面白いのだけれど、なんとなく内容が小粒な感じで物足りなかった。いっそ人数増やしてもっと短編でだしても良かったのではないかな。ただ起点は本人ではないのに作品は作者らしさが出るのはやはり面白いと思った。

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    2025年07月10日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    歴史改変がテーマのSFアンソロジーって斬新。
    ただ元ネタをあまり知らなくて…もっと作品を味わえたはずなのに惜しいことをした。
    それでも、伴名練さんの『二〇〇〇一周目のジャンヌ』は楽しめた。
    よくあるループものも歴史改変を絡めるとこうなるのか!と。
    あの舞台設定と結末、好きだな。

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    2025年07月06日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    ホームズとルパンは染み付いてるが、よく知らない探偵はオマージュかどうかもピンとこないので、普通に好きな作家さんのアンソロジーとして読んだ。

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    2025年07月05日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    行き詰まった感のある元天才達が集められ、AIによる指導で陽の目に出るべく再挑戦していく。
    AIって聞くとやはり機械に操られる、て感覚になる自分。それこそ凪寺がいうHALみたいな。古いわ。
    それでも読み進めてくと悪いものでもないと修正されていく。利用できるものは使ってもいいんじゃないかな。ズルい?卑怯?雲雀博士のいう好きな事を続けるためならって考えも分かる。悪意ではないよ。
    それでも諦めるメンバーもでてくる。今までの時間も無駄になっちゃう、惜しくも思える。それでもやり直せるなら人生好きな事で消費したいよね。
    綺麗に纏まった感じはあるけど爽やかで好きだな。

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    2025年06月30日
  • キネマ探偵カレイドミステリー~会縁奇縁のリエナクトメント~

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    連作短篇集6篇
    なぞを解きつつ、2人の関係性が変化し、最終話でお互いに必要だということを認め合う。モロッコでの再会シーンが良かった。

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    2025年06月29日
  • 愛じゃないならこれは何

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    初読みの作者さん。

    歪んだ形の恋愛短編集。6篇中、最後2篇は後日談。
    行く先は破滅しかないだろう、というような理解し難い行動や思考回路に走る登場人物達。ただそうさせる気持ちは真っ直ぐで、この小説のタイトルはその勢いと歪さを一発で表現できていて秀逸。
    愛っていうのはただ美しいものではなく、一面的なものでもないことを痛いほどわからされる小説でした。

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    2025年06月29日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    斜線堂有紀さんをもう少し読みたくなって
    1ページ1タイトルの250の掌編

    「先輩」男子と「後輩」女子の
    パラレルショートショート
    2018年から2020年くらいXで発表し続けた不純文学作品群
    混沌としてるし死を軽めに扱ってるし
    物語としてはどうだろうと思うけど
    作家としてやっていこうとした気概とか
    これからの著者の小説のエネルギー源とか
    モチーフとして生かされていくのではと思います

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    2025年06月27日
  • ミステリー小説集 脱出

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    ミステリーの中に、読者に考えさせる要素があってもいいのでは?と思った。
    読んでいて楽しいが、印象に残りにくいのでは、と思った。

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    2025年06月26日
  • 廃遊園地の殺人

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    ネタバレ

    20年前プレオープンイベントの最中に大量殺人事件が起こり、そのまま営業しないまま廃墟となった遊園地。その遊園地を買い取った富豪から9名の人に、その廃墟へ誘う招待状が届く。

    廃墟と不気味なマスコットキャラといわく付き人物たち…色々揃った本格ミステリーなんだが、ちょっと消化不良な気がするのはなんやろ?トリックは良いが解き明かしていく過程が若干強引に思えたり、個性を書き分けてるはずのキャラを混同したり。

    もうあと一押し何かあれば、大化けしそうな気配。続編が出る(もう出てる?)らしいのでそちらに期待。

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    2025年06月26日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    杉江松恋さんの海外ミステリ入門ガイドが素晴らしかった。初学者への手解きとして、とてもわかりやすくて、もっとミステリのことを知りたくなるようなアプローチの仕方だと思った。「作者は犯人の味方」。なるほどなぁ。確かに。

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    2025年06月23日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    ネタバレ

    様々なところで惜しいというか、もう一声というか、かゆいところに手の届かない作品だった。
    評価の☆の付け方にも迷った。読んでいる途中も読み終わった後でも面白くなかったとは感じないのだが、同じテイストの作品を読みたいかと自問すれば明瞭にNoであるし、「著者の過去の作品はもちろんのこと今後の作品も成熟するであろう5年10年後までは読まなくて良いな」とも感じた。

    人間描写の薄さとミステリーの詰めの甘さが、作品に中途半端で粗い印象を与えている。

    登場人物の人間味の無さというか人間的な薄っぺらさというかは導入部から終盤まで常に感じる部分だった。
    主人公 青岸の背景からしてもハードボイルドな内容になる素

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    2025年06月17日
  • キネマ探偵カレイドミステリー

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    若いし、稚拙だが、ページを捲る手が止まらない。発想も面白い。今や有名になった斜線堂さんの初期作品。誰しもこんな時期あったのだと感慨深い。

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    2025年06月14日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    元天才少年、少女たちが集められる。小説家、日本画家、料理人、バイオリニスト、映画監督、将棋棋士。AIが彼らの才能を再び開花させることができるのか?

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    2025年06月13日
  • 恋に至る病

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    ネタバレ

    絶対的なカリスマ少女:寄河景とその同級生宮嶺望のある意味常軌を逸した恋模様ののストーリー。
    景は自殺教唆ゲーム『青い蝶』を主催し参加者を自殺に導いていた。中々、理解し難い景の考えであるが、それを知った宮嶺も一生景を守り抜く事を誓う。
    最後の消しゴムの行で結末が様々考えられるが、宮嶺と景の出会いなどから考えると、個人的には景の宮嶺に対する愛情は本物であったと思いたい。
    景からの視点で全く語られないのもややモヤモヤするが、あとがきで作者が語っている通り、読者に様々な推測をさせる意味では巧い構成であった。

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    2026年01月03日