斜線堂有紀のレビュー一覧

  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    めっちゃ良かった。
    癖に刺さる刺さる。
    純愛と執着とSFと哲学をごちゃ混ぜにして、生ハムみたいに薄く切り取って一枚ずつ味わう、みたいな本。

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    2026年02月15日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    初め少し話についていけなくなったが、読み終わってからは私はスッキリした。全てが繋がっていくかのような感覚。そのことはスッキリするが、話の内容は結構現実的でスッキリとまではいかない。アイドルという中心的な話題の中で色々な人生を歩んでいる人たちが出てきて、"愛"を考えさせられるような話。胸がギュッとなる。

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    2026年02月12日
  • 回樹

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    ネタバレ

    斜線堂有紀さん初めましてでした。
    どの作品もすごく良かったです。

    回樹
     判断基準のわからない他者に愛を測られてたまるかと思いました。他人からどう思われようと、関係が悪かろうと主人公の行いは愛そのものだと思います。
    骨刻
     骨にタトゥーを入れるという設定こそSFですが、その技術が一部のマニアから一般的になり、宗教団体に利用され、廃れていくという一連の流れが素晴らしかったです。本当にありそうだと思いました。
    BTTF葬送
     映画が大好きなのでこんな世界絶対に耐えられないと思いました。主軸がネバーエンディングストーリーとBTTFというのも熱いです。
    不滅
     例えば土葬で自然に還ること、火葬で灰に

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    2026年02月12日
  • 死体埋め部の回想と再興

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     前作が衝撃的な終わり方だったので、どう続くのだろうと気になっていた。死体遺棄は、やはり織賀と祝部の2人でないとしっくりこない。社会に適合できているようでいて危うく何か痛みを抱えているような2人が、死体を埋めるという秘密を共有して楽しそうにやり遂げるところが、なぜか切ない。
     青春ミステリーということだったが、私がイメージする明るく楽しく爽やかという感じとは異なる。テンポがよいのに、静かで仄暗く周囲には理解されない閉鎖的な空気感が漂っている感じがするのだ。なのに、織賀と祝部の世界は、偽りを感じさせない分、美しく尊いものに感じた。

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    2026年01月25日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    星が星であり続けるためには、人に近づきすぎてはいけない。
    星は遠いからこそ人からは輝いて見えるのだから。

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    2026年01月25日
  • 最後の一行 white

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    ネタバレ

    4名の著者による短編集

    【ゼリーに満たされて】
    宇宙人(ゼリ郎)と小学生の少年の心温まる物語。
    最後のウソは切ない。
    【人魚の骨を拾い往く】
    友人達のせいで、好きな女性が死に全員に復讐していくクライムホラー作品。人魚はいた!!

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    2026年01月26日
  • 恋に至る病

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    文系寄り早熟さんの苦悩を描いたんですかね。その生かされ方だと能力次第でこんなことしちゃうけど大丈夫?!?!?みたいな内面の心配事をストーリーに仕立てたのかなと思うと自分なりにしっくり来れました。
    宮嶺がくねくねしてるだけなのに景といい思いしてるのが個人的には腹立たしかった。景は内面で好き放題行動してる彼に、自分も方向性を持たせてほしかったのかな、と結論付けました。めちゃめちゃ自分を見失った早熟のお話ですねそうすると。

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    2026年01月22日
  • 本の背骨が最後に残る

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    すごく面白かった。短編で読みやすい。
    本の背骨が最後に残る⋯⋯。
    どうしよう、これを読んだ後、また本同士のバトルが見たくなる。本が焼かれていく様子を見たくなる。

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    2026年01月11日
  • 恋に至る病

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    タイトルを見てストーリーを想像していなかったが、本を読んでる途中から何となくタイトルの意味がわかった。

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    2026年01月09日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    憧れ,嫉妬,執着
    なんとも現実的すぎる感情がリアルが書かれた作品だと感じました。
    題名も表紙も裏切らないような切ないラストを迎えるのが個人的にはすごく好きです。
    早く次を読み進めたくなるくらい世界観に入り込めてしまうのでラストに近付けば近付くほど泣きたくなるような、そんな切なさがありました。
    読み終えてから表紙を見ると少し悲しくもなりますが、それもまた魅力的だと思います。

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    2026年01月06日
  • 本の背骨が最後に残る

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    最初から最後まで生々しいくらいグロい表現が詰め込まれた作品だと感じています。
    ですが物語の世界観がすぎるくらい美しいのでスラスラ読めてしまうのが不思議でした。
    こんなにもストレートで生々しい表現は初めてでしたが『こういう言い方もある』という新たな発見が多かったです。
    個人的に表紙と目が合って即購入でしたが間違いありませんでしたね、一目惚れで正解でした。

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    2026年01月06日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    とても楽しく読めた。ミステリもぶっ飛んだ設定であるのに本格的で面白かった。この物語で言う天使は異形で不気味な存在で、私たちみたいな人間はそれもたまらなく好きなのです。

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    2026年01月06日
  • 本の背骨が最後に残る

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    ネタバレ

    痛い・怖いの繰り返しの短編集だったけれど、読むのをやめようとは思わなかった。
    むしろ惹きつけられるものが多くて、私の中にも残虐な部分はあるのだろうと思ったり。
    「ドッペルイェーガー」が一番好きだった。

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    2026年01月04日
  • 恋に至る病

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    ネタバレ

    最後のページを読んだ瞬間に(え、、、)となり、解釈が一気に変わり始めました。
    1週目と2週目では読む時の心の持ち方も変わってきます。現実では起こりうる可能性がほんとに低いネット関連の事件だと思うので、フィクションとしてすごく楽しめた本でした。
    最後まで読まずに終わるのすごく勿体ない本だと思いました。終わり方も私達がどうなったのかなと考えられるおわり方でした。
    続編も気になってはいるんですが、、、この本を自分なりに解釈した後で読みたくない自分もいます…

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    2026年01月02日
  • 回樹

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    どのお話も良かったですが、特に表題の「回樹」がめちゃくちゃ良かったです。言葉の選び方が本当に好きで、一気に読んでしまいました。

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    2025年12月31日
  • 禁断の罠

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    米澤穂信の供米のために読んだ文庫本。
    米澤穂信以外の作家の著作は読んだことがなく、それもまた新鮮で面白く読むことができた。

    新川帆立 ヤツデの一家
    これを女性作家が書いているのが見事と言うかなんというか。私には理解できない世界だが、短編として素晴らしいドンデン返し。

    大代行時代 結城真一郎
    短い中にも貼られた伏線は丁寧だが、先の展開が簡単に読めるところが残念。
    人には得意不得意があるのは仕方ないが、注意されたら片付けよう。

    妻貝朋希を誰も知らない 斜線堂有紀
    この短編は少し不快だったので長いです。
    治安の悪い、物事を知らない人達ばかりの地域は確実に存在するし、地方で新しい人が入ってこない

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    2025年12月23日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    ネタバレ

    才能が枯渇した天才小説家の遙川悠真と、彼の小説に救われ、彼に憧れ、彼のためにとゴーストライターにまでなった少女・幕居梓の物語。「小説家を殺す」というのが何を意味するのか。文字通り”命を絶つ”のか、それとも”小説家生命を絶つ”のか、それとも…、とページを捲る手が止まらず最後まで一気に読み進めることになりました。悲劇的な結末に至りそうなのはあらすじを読んでも分かりますが、結末に至ってなお、過程の解釈に揺れています。傑作。

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    2025年12月21日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    ネタバレ

    タイトル買い。特殊設定と事件の背後にあるストーリーがとても良くて序盤から一気に引き込まれた。クローズドサークルミステリーは定番だけど、特殊設定がよく効いていて面白い。探偵役としては珍しく(?)主人公が善良で健気。ヴィクターのくだりが好き。

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    2025年12月20日
  • 回樹

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    6篇のSF短編集。
    色々考えされるお話ばかりだった。斜線堂先生のSFは初めて読んだけどとても面白かったです。天才。
    『回樹』『回祭』では、何を持って真実の愛とするのか、が描かれていて人間の関係・感情って複雑だなぁと思った。『回祭』の終わり方が切なすぎる。
    人間の死体が腐らなくなりやり場に困り始める世界のお話『不滅』も、大切な人の遺体をどう扱うかは人によって違うし倫理を取るか未来を取るかで考え方は分かれるし難しい問題ではある。自分が当事者だったらどういう気持ちになるだろうと考えさせられた。
    白人と黒人と宇宙人の人種差別を超えた友情が育まれていく『奈辺』はハートフル?で好きだった。

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    2025年12月14日
  • 回樹

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    6つの短編集
    最初と最後は表題作とその続編

    表題作の『回樹』
    PSYCHO-PASSの
    シヴィラシステムを思い出した
    あちらは数値化されたもので
    設定も話も全く違うけど、
    何を持って判断されるのか
    心や気持ちとは何かを突きつけられた

    BTTFって何だと思ったら、
    あの名作映画の略でしたか〜笑

    『奈辺』、こういう話も書けるんだ〜と
    守備範囲の広さにびっくり

    今回もどれも良かった!
    『本の背骨が最期に残る』もだけど、
    物語の完成度が高いなぁ
    短編しかまだ読んだことないけど、
    長編も読んでみたいなぁ
    『恋に至る病』とか気になる

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    2025年12月10日