斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 本の背骨が最後に残る

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    ネタバレ

    痛い・怖いの繰り返しの短編集だったけれど、読むのをやめようとは思わなかった。
    むしろ惹きつけられるものが多くて、私の中にも残虐な部分はあるのだろうと思ったり。
    「ドッペルイェーガー」が一番好きだった。

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    2026年01月04日
  • 恋に至る病

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    ネタバレ

    最後のページを読んだ瞬間に(え、、、)となり、解釈が一気に変わり始めました。
    1週目と2週目では読む時の心の持ち方も変わってきます。現実では起こりうる可能性がほんとに低いネット関連の事件だと思うので、フィクションとしてすごく楽しめた本でした。
    最後まで読まずに終わるのすごく勿体ない本だと思いました。終わり方も私達がどうなったのかなと考えられるおわり方でした。
    続編も気になってはいるんですが、、、この本を自分なりに解釈した後で読みたくない自分もいます…

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    2026年01月02日
  • 回樹

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    どのお話も良かったですが、特に表題の「回樹」がめちゃくちゃ良かったです。言葉の選び方が本当に好きで、一気に読んでしまいました。

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    2025年12月31日
  • 禁断の罠

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    米澤穂信の供米のために読んだ文庫本。
    米澤穂信以外の作家の著作は読んだことがなく、それもまた新鮮で面白く読むことができた。

    新川帆立 ヤツデの一家
    これを女性作家が書いているのが見事と言うかなんというか。私には理解できない世界だが、短編として素晴らしいドンデン返し。

    大代行時代 結城真一郎
    短い中にも貼られた伏線は丁寧だが、先の展開が簡単に読めるところが残念。
    人には得意不得意があるのは仕方ないが、注意されたら片付けよう。

    妻貝朋希を誰も知らない 斜線堂有紀
    この短編は少し不快だったので長いです。
    治安の悪い、物事を知らない人達ばかりの地域は確実に存在するし、地方で新しい人が入ってこない

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    2025年12月23日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    ネタバレ

    タイトル買い。特殊設定と事件の背後にあるストーリーがとても良くて序盤から一気に引き込まれた。クローズドサークルミステリーは定番だけど、特殊設定がよく効いていて面白い。探偵役としては珍しく(?)主人公が善良で健気。ヴィクターのくだりが好き。

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    2025年12月20日
  • 回樹

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    6篇のSF短編集。
    色々考えされるお話ばかりだった。斜線堂先生のSFは初めて読んだけどとても面白かったです。天才。
    『回樹』『回祭』では、何を持って真実の愛とするのか、が描かれていて人間の関係・感情って複雑だなぁと思った。『回祭』の終わり方が切なすぎる。
    人間の死体が腐らなくなりやり場に困り始める世界のお話『不滅』も、大切な人の遺体をどう扱うかは人によって違うし倫理を取るか未来を取るかで考え方は分かれるし難しい問題ではある。自分が当事者だったらどういう気持ちになるだろうと考えさせられた。
    白人と黒人と宇宙人の人種差別を超えた友情が育まれていく『奈辺』はハートフル?で好きだった。

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    2025年12月14日
  • 回樹

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    6つの短編集
    最初と最後は表題作とその続編

    表題作の『回樹』
    PSYCHO-PASSの
    シヴィラシステムを思い出した
    あちらは数値化されたもので
    設定も話も全く違うけど、
    何を持って判断されるのか
    心や気持ちとは何かを突きつけられた

    BTTFって何だと思ったら、
    あの名作映画の略でしたか〜笑

    『奈辺』、こういう話も書けるんだ〜と
    守備範囲の広さにびっくり

    今回もどれも良かった!
    『本の背骨が最期に残る』もだけど、
    物語の完成度が高いなぁ
    短編しかまだ読んだことないけど、
    長編も読んでみたいなぁ
    『恋に至る病』とか気になる

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    2025年12月10日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    ネタバレ

    梓は小説家の先生のことが好きで、先生も梓のことを好きで。だけど、先生のスランプと梓の才能、信仰が2人の関係を変えてしまった。
    先生が本当に梓の家族の代わりになろうと思っていたこと、互いを大切に思う気持ちは本物だった。最後までずっと。
    迎える結末はあまりにも救われなくて、でも2人が出会った瞬間からこの結末は決まっていたのかななんて考えてしまう。
    初めてのデート、小学校の卒業式、梓が小説を持ってきた日。先生視点があったら間違いなく数週間は引きずってた。

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    2025年11月30日
  • 本の背骨が最後に残る

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    ネタバレ

    耽美的、幻想的な短編集。あまり怖くはない。話はどれも面白い。
    表題作、「痛妃婚姻譚」「『金魚姫の物語』」「本は背骨が最初に形成る」がとくによかった。どの話も女性キャラクターが魅力的。

    「本の背骨」二篇
    物語を読むことの快楽についての話。騙りであろうと本当の話になりうるディストピアが舞台。内容の誤り=「誤植」をめぐる命がけの「版重ね」は法廷での弁論バトルのようであり、ポストトゥルースな現実の戯画のようでもある。十の語る(誤った)物語の方が本当の物語より魅力的に思えるのが可笑しい。

    「痛妃婚姻譚」
    表現をソフトにすればメルヘンになりそうな切ない恋の物語。本書でもっとも感銘を受けた。一体となった

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    2025年11月29日
  • 恋に至る病

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    ネタバレ

    おもしろかった
    最後の結末について解釈がふたつに分かれているけど、個人的には景は宮嶺をスケープゴートにするつもりだったのではないかなと思ってる。いじめの首謀者も景。
    映画見たかったけど今日で終わってしまったっぽい。残念。早くネット配信されて欲しい。

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    2025年11月27日
  • 君に贈る15ページ

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    15周年に掛けた作品や単純に短編小説として書いている作品が入り混じっていて楽しく読んだ。

    綾崎隼先生の「15年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語」がよかった。

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    2025年11月21日
  • キネマ探偵カレイドミステリー~会縁奇縁のリエナクトメント~

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    ネタバレ

    これまでサブだった(?)奈緒崎が主人公
    卒論は嗄井戸にやらせるのに「嗄井戸にふさわしくなりたい」みたいな思考になるの面白い
    なら自分で書け!笑
    初視点の嗄井戸が結構健気でかわいい
    またスクリーンだけが輝く部屋で嗄井戸のうんちくを聞く奈緒崎がいるんだろうな、と思える一冊でした

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    2025年11月16日
  • 貴女。

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    どの作品も味わいが多種多様でとても良かった。
    特に、織守さんの百合が心にブッ刺さって、読んでいる間ずっと胸キュンが止まらなかった。ずっとハッピーな雰囲気なのに、感情描写の一つ一つに質量があって良かった。

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    2025年11月16日
  • 彼女。

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    ネタバレ

    百合作品といえば、ただただ男女の関係の男の方を女性に置き換えただけのものと思いがちだ。事実、私はこれを読むまでそう思っていた。

    ただでさえ恋愛経験が少ないから、こういった感情の機微を理解するのは正直言って難しいところだけど、男女の関係以上に繊細なことだろうし、それぞれの心情の変化なんかもまったく違ったものになるだろう。それをそれぞれここまでうまく表現したものは他に類の見ないのではと思う。
    私もまだまだ百合ビギナーであることを自覚したので、百合の教科を必修科目にしたうえで、教科書に全作品掲載して教師に解説したもらいたい。

    特に好きな作品は5作品目、斜線堂有紀先生作の「百合である値打ちもない値

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    2025年11月10日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

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    6つの恐怖。どのお話も短くて読みやすく、怖かった(面白かった)です!ホラー初心者ですが、時々意味不明なところも良い!

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    2025年11月08日
  • 恋に至る病

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    白か黒かハッキリしないのが当たり前の世界に私達は生きている。病に至るとそれはもうどちらでもいいのかもしれません。

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    2025年11月05日
  • 恋に至る病

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    ネタバレ

    面白かった
    最初の方は最後どうなるのか?と疑問に思いながら読み進めていて
    最後の方で景さされちゃうの!?となり
    最後の方の宮嶺の取り調べのあたりで宮嶺は景にとっていい意味で大切で特別だといいなと思いました
    そうじゃないとこの本救いようがなくなってしまう

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    2025年11月02日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    体に3億円の価値がある人を愛したとき、どうやってお金目当てでない想いを証明できるのだろう?
    その問いに対して、ある方法で向き合っていくのが印象的だった。読後感がとても良かった!こうなるのではという予想をいい意味で裏切ってくれた!

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    2025年10月30日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで(1)

    ネタバレ 購入済み

    冒頭から不穏な空気漂う…

    ミステリーな入り方の割に、ヒロインの生い立ちが割と重めで、殺害された小説家との出会いから始まる訳だが、多分伏線や謎が多すぎて一読しただけだとモヤモヤが残りまくる感じが好み。絵柄はやや粗いように見えるが、ラブコメでないならこの辺りが妥当なのかも。

    #ダーク #ドロドロ #ドキドキハラハラ

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    2025年10月28日
  • 本の背骨が最後に残る

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    不気味さより、美しさが勝る装画
    タイトルも色味も好き

    7つの嘘の形、虚構や隠蔽
    或いは恐怖と儚さの短編集
    どの物語も表題作になり得る程
    完成度が高い!!

    特に『痛妃婚姻譚』は読んだ後余韻が凄まじく
    すぐに次の物語に進めなかった

    表題作の『本の背骨が最後に残る』
    7つの物語の始まりと最後を締める物語
    この国では「本」とは物語を語る「人」そのもの
    タイトルが本の名前となる
    その人の着飾る物、化粧等を装丁と呼ぶ
    一般的な「本」は「肺を持たぬ本」と呼ばれる
    稀に誤植が見つかる
    その場合は本同士が向かい合い
    物語の正しさを論じ合う
    それを「版重ね」という
    それを裁く者を「校正使」という
    負けた方は

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    2025年10月27日