【感想・ネタバレ】恋に至る病のレビュー

あらすじ

やがて150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶』。
その主催者は誰からも好かれる女子高生・寄河景だった。
善良だったはずの彼女がいかにして化物へと姿を変えたのか――幼なじみの少年・宮嶺は、運命を狂わせた“最初の殺人”を回想し始める。
「世界が君を赦さなくても、僕だけは君の味方だから」
変わりゆく彼女に気づきながら、愛することをやめられかった彼が辿り着く地獄とは?
斜線堂有紀が、暴走する愛と連鎖する悲劇を描く衝撃作!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろかった
最後の結末について解釈がふたつに分かれているけど、個人的には景は宮嶺をスケープゴートにするつもりだったのではないかなと思ってる。いじめの首謀者も景。
映画見たかったけど今日で終わってしまったっぽい。残念。早くネット配信されて欲しい。

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

白か黒かハッキリしないのが当たり前の世界に私達は生きている。病に至るとそれはもうどちらでもいいのかもしれません。

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2025年11月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった
最初の方は最後どうなるのか?と疑問に思いながら読み進めていて
最後の方で景さされちゃうの!?となり
最後の方の宮嶺の取り調べのあたりで宮嶺は景にとっていい意味で大切で特別だといいなと思いました
そうじゃないとこの本救いようがなくなってしまう

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かれこれ10回は読んだと思う。時とともに読後感も変わっていく。
はじめは宮嶺に自分を重ねて景に恋するように読み、最後には景を失った喪失感と放心だけが残った。
今では景の心を訝りながら読む。あとがきに書かれている通り、景の一挙手一投足から意味が読み取れて、時系列を何度も思い出しながら、景が最後まで持っていたお守りの意味を必死で探る。
自分の中でなんとなく結論は出ているけれど、それすらも景に流された結果なのではないかと疑心暗鬼になる。決定的証拠を隠し、情報を小出しにしていくのが、景の魔性の正体の一端であり、この本の魅力の所以でもある。これからも私は、景のことを考え続ける。

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

最初はありふれたラブストーリーだと思ってました。しかし、読み進めるとそんな考えは甘いと言わんばかりの波乱の展開でした。正直、後味は悪い…。けど、それだけ人の心を動かすことが出来るのは神作の証拠なので大変満足です!!

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

1人の化け物と1人の人間の恋のお話
景がどの様に化け物になったのを主人公視点ですぐ読み終わりました。

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2025年10月12日

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星が人を愛することなかれに続き斜線堂作品2作目。

著者の文体は、適度に難読漢字を含ませつつ物語に嵌らせるツボのようなものがある、ように思う。

伏線と思わせるものに引っかかること勿れ、斜め上の発想に脱帽。そして最後のアンニュイさ、見事にやられました。

シリアルキラーとデスノートを掛け合わせたような本作、ラスト一文にゾッとさせられる。
最初の出会いから家族の事情までそうなのでは?と思うとかなりホラー要素強めだが、そう思わせない人物描写は見事。
すっかり嵌りました。

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2025年09月28日

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続きがとても気になる本でした。
忘れた頃にもう一度読みたい。

景は宮嶺を道具としてしか見てなかったと言われればそうかもしれないけど、自分的には景は宮嶺を特別な存在で好きであって欲しいと思った。

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2025年08月22日

Posted by ブクログ

想像以上のお話でした。
難しい漢字や読み方も多かったですけれど、それでも話に自然と惹き込まれていく不思議な感覚がありました。
ミステリはミステリでもここまで読者を惹きつける魅力のある文章を書ける作家さんは中々いないと思いました。

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2025年08月13日

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ネタバレ

色々と考察があると思うが最後警察の言った事がこの物語の真相だったと思う。
もう一度それをふまえて読み直したい。

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2025年08月05日

購入済み

最後の4行に考えさせられた

読者によって最後の4行の読み取り方が異なると思うのですが、私は景を信じたい
愛は嘘じゃないと思いたいです

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2025年04月21日

購入済み

難解だけど面白い

読み終わった後、最後の4行がどういうことを示しているのか簡単に理解できなかった。いろんな考察を見た上でもう一度読んでみて初めて自分なりの解釈ができた。
内容はすごく面白かったし、少し難しい本でも読める方におすすめ。

#切ない #ドキドキハラハラ #ドロドロ

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2022年01月12日

Posted by ブクログ

肯定されたり、認められたりするとその人に執着してしまう。その人だけの特別になりたいと思う。私はその上記に当てはまり、何か特別な存在になりたいと思っているから、参加してしまいそうになるかもしれない。って思ってしまった。

とてもシンプルな愛の物語にみえました。

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

昔を思い返してみると、たしかに景のようなみんなが惹かれるような子がクラスに1人はいたなと思いました。最近公開された映画を観てから本を読みましたが、映画とはまた全く違って面白かったです。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったですし、入見さんが言ってた「流されるような奴は死んでもいいと思う、でも勝手に淘汰する人間を選ぶべきではない」ってちゃんと描いてるものに対する作者の正義が言葉にされてるのかな〜と思いました。
背中を押してもらえたら自死を肯定出来てしまう人は以外と多いだろうし、いじめを見て見ぬふりで流される人は世の中には当たり前にたくさんいるから、ブルーモルフォが現実にも十分起こり得るな…とずっと怖いなと思っていました。(他の感想をチラ見して、現実にも似た事件があったのを知りました。こわい)

景ちゃんは多分特別な子だったのは間違いないだろうなと思いましたし、きっかけは確かに宮嶺君がいじめられたことなんだろうなと思いつつ、ラストに現れる消しゴムがまた色々想像を掻き立てますね。
実は消しゴムを取ったのだけは景ちゃんだったのかもしれないし、そもそもそこも景ちゃんの思惑が絡んでいるのかもしれないし。
色々考えたくなるお話でした。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

「寄河景」という人物に関するミステリー。
彼女はどんな人物だったのか。
独特な読後感も味わい深かった。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

先が気になる展開で一気に読んでしまいました。
最後の4行がやはり分からず、どっちとの意味にも取れる気がするんですが、あとがき見る限り明確な答えがある感じですかね……
いやそれともあとがきもストーリーの続きで、景の手の上で踊らされてねってことなのか…

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2025年11月03日

Posted by ブクログ

青春と心理的な事件と推理を合わせたような作品で、メディアワークスらしい自分好みのジャンルだし、なかなか面白かった。
丁寧な描写で読みやすさもあったが、事件味が強まってきた後半から少しずつ複雑になり、あまり理解できなくなっていった。
確かに「寄河景」という魅力的な人物を描いた一冊だった。

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2025年10月23日

匿名

購入済み

物語を読み終わったら。この物語の真実を自分が選ばなくてはならないが、答えが出なくて、もう一度読み直してみようと思う。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

そういうことか。と理解しかけていたのに、最後に消しゴムが出てきたことで訳が分からなくなり自分なりに希望込みで考察した。

景は小学生の頃から、才能と自分の快楽が人とは違うことには何となく気付いていた。
宮嶺と出会い、どんな手段を使ってでも手に入れて側に置いておきたくなった。
根津原を誘導しいじめを始めさせエスカレートさせた。
宮嶺の精神の限界が来たところで救う。
宮嶺に自分のためにそんなことまでしてくれたのかと思わせ恩を売ると同時に、自分の快楽をはっきりと自覚する。
きっかけとなったから、もしくはシリアルキラーが自分の功績を残しておくとの同じ感覚で消しゴムを持っていた。
なんにせよ宮嶺は景にとって「特別」であった。

ただ「最後までやり遂げる」っていうのが気になる。
最後とは、警察に捕まることなのか、宮嶺に罪をなすり付けることなのか、宮嶺を殺すことなのか…。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

映画化に際して再読。寄河景の天才的なまでのカリスマに魅せられた人々の末路。神様めいた人間を書くのが先生はやっぱりうまいなあ。盲信するように苦しくてもつらくても景のそばに居続けた宮嶺は敬虔な信徒だったよ。
結局、宮嶺は騙されていたのかな。そうなのかもしれない。大人の目から見たらそう思う。でも景は宮嶺のことをほんとに好きだったんじゃないかなと思っています、あの消しゴムがなによりの答えじゃないのかな。そうであってほしい願望かも。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

『恋に至る病』を読み終えて、正直ずっとモヤモヤが残るような感覚でした。恋ってもっとキラキラしたものだと思ってたけど、この作品に出てくる恋はどこか歪んでて、怖くて、でも目を離せない。登場人物の気持ちが理解できそうで理解できない、そのギリギリのところを描いていて、読んでいるうちに自分まで少し狂っていくような感覚になります。特に、相手を想う気持ちがどんどん依存や支配に変わっていく描写がリアルで、「好き」って何なんだろうって考えさせられました。文章は淡々としているのに感情の熱が伝わってくる感じで、読後は静かに心がざわつきます。高校生の自分にはまだ早いようで、でもすごく刺さった一冊。恋の綺麗な部分だけじゃなく、目を背けたくなるような現実も見せつけられる、そんな物語でした。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

恋は盲目とはよく言ったもので、どんな出来事でも当事者から見たものが正しくあって欲しい。という願いは、多かれ少なかれあるのだろう。
物語の最後の答えは読者に委ねられることになるが、それぞれの解釈がどれも間違いではない。

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2025年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

狂気に堕ちていく過程にハラハラしたと思いきや全て計算だったと気づいた時の驚きですね。

少しずつ反転していき、やがて何時から?どの描写だ?と不安になる構成は良い作品だなぁと思います。
私は宮嶺も流される人間で景の罰の対象では?と言う着想から景が宮嶺を終始利用しているのではと思いました。

あと流される人じゃなく虐める人に罰を与えては?とは思いました。

ミステリーとして読むと粗が目立つ印象でサイトにアクセスする信者の動機や過程が欲しかったですね。
それに加えて警察の初動がお粗末過ぎるかなぁ、と。
被害者の直近の異常行動や共通項を辿ればすぐにブルーモルフォに辿り着くのでは?辿り着けば、囮捜査で辿れるのでは?と思いました。
それに対して景が手を打てるのは分かるのですが、それならその描写が欲しかったです。

最期ですが、7割は景が最初から宮嶺を利用してたのかなぁ、と思っていますが、タイトルの通り恋に至る心情の揺らぎもまたあったのかなぁと3割思っています。

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2025年08月22日

Posted by ブクログ

思っていたよりかなり重めの話でした。恋愛描写は寧ろ少なめで、ミステリ要素が強めと言っていいかもしれません。

読んでいる時もアレコレ考えながら読んでましたが、エピローグを終えたラストシーンで「どっちだ!?」とまた一から考察し直すことになりました。
人の心理をミステリ要素の軸に据えた面白い小説だと思います。他の人の考察も見たくなりますね、これは。

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2025年08月04日

Posted by ブクログ

情が欠落した人間の執着 他人を自分の思い通りに動かすことに快感を覚える女の子が、ただ一人、自分を守ってくれるように選んだ男の子
それを純愛と呼ぶならそうかもしれない

が、傍から見ている限りだと、そんな綺麗なもんかなあ?と思ってしまった
誰も彼もが皆、ベクトルは違えど「自分は彼女にとって特別な存在」と思い込んでる中で、どうして彼だけは違うと言えるだろうか…
手元に置かれていたのは、他と違って綺麗な顔をしている、くらいの理由じゃないのかな〜

途中に出てくる引き篭もっちゃった女の子が、自分の思考と似たようなことを言っていても、結論が違うと丸っと違う考えとして認識してしまう
自分の認知の歪みって意外と気づけないよね、という、ちょっとホラー的な感覚で楽しめました

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2025年12月06日

購入済み

なんとなくよくある話だなと思ったけど、劇的につまらないという感じでもなかった。多くの人が洗脳されていくのが、ヒロインの魅力だけで貫かれるのは何か他に理由が欲しいなあと思った。

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2024年02月20日

U11

ネタバレ

なぞ?

なんとなく没頭するほど、すごい作品ではないように感じたので、☆4で

さて、ネタバレになるかもしれませんが、ヒロインが主人公に対して、どんな感情で接していたのか、なぞです

最初からそのつもりで接していたのか、それとも特別な感情があったのか、途中から変質していったのか、などなど、正直言って、裏を読んだり、裏の裏、裏の裏の裏あたりまで読むと、なにがなんだかわからないです

人の心はわからないので、それはそれで正解なんでしょうか?

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2021年11月06日

Posted by ブクログ

面白かった。

小学校での虐めに端を発して、義務的に殺人を繰り返すという構図がある時点で全てひっくり返る。

で、発端…
私には復讐肯定傾向があるので、常態的に悍ましい虐めを行っていた子供の末路はあんなものだと思った(長々と続いた残虐な日々を1日に集約すれば妥当)が、そもそも虐め加害者の嗜虐傾向に火を焚べたのすら、実は『彼女』だったのでは?

マッチポンプ的自作自演、この文脈なら充分あり得るし、主人公を慕う彼女のこころの中にS的な愉悦があったとしても、彼女だからこそ不思議ではない気がする。

圧倒的頭脳のサイコパス…。

結びの
消しゴムの件は何とでも解釈出来るが、それでも彼女は主人公を彼女なりの方法で愛していたのだとは思う。
それは悲しい。

しかし、
この手の容貌の優れたカリスマ犯罪者に傾倒しておかしな事を考える奴…実際いそうで怖い。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画化されたことで気になり読んでみました!
かなり、内容にのめり込んでいたと思いましたし、気がついたら、私も景に翻弄された一人になっていました笑
景は宮嶺をどう思っていたのか、そこが最後までわからなかった部分だと思いました。

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画を見たあとに小説を読んでみた。映画よりも節々が詳細でわかりやすい。誰も愛せない女性が、唯一愛した人のために狂ってしまった話とも読み取れるし、自分に好意を向けた人さえも陥れた話とも読める。

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2025年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ブルーモルフォという自殺誘導サイトを作ったのは誰か?というのはすぐに分かる所だが、その後の犯人の人間性に迫る展開がミステリ的な要素を孕んでおり、とても引き込まれた。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

景の人物像が全然定まらなかった。
愛想が良く、みんなに好かれているのに本心が全く見えない。
結局はエピローグで入見刑事が話した事が全てなのかな。
始めから、本当に始めっから操られていたって事か。

この小説は「ブルー・ホエール・チャレンジ」という、海外のSNSで流行した自殺教唆ゲームに着想を得て書かれたそうだ。
人の言葉に流されて、自殺までしてしまうなんてどうかしてる。そこまでの精神状態になってしまう言葉ってどんなものだったのだろう。

「人間を死に向かわせるのは、究極的には希望なんだよ」
入見刑事の言葉が印象的だった。
弱っていると人の言葉に頼りたくなる。
流されず、自分で物事を判断できる人でありたい。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エンターテイメントとしてすごかったし人間怖いな…という感想。結局景は宮嶺のことを特別だと思っていたところもあるが、利用価値に気づいてからは完全に利用する方にシフトしていったのかなと私は感じました。

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2025年08月11日

Posted by ブクログ

内容、文体的にはライトノベルの印象。
思ったよりもダークな展開ではなかった。ある程度の予想がつくオチでした。

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2025年08月09日

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