斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 楽園とは探偵の不在なり

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    人間ドラマが綺麗。天使が出てくるだけに救済がテーマで読後感が清々しい。推理も面白かったが近年の作品にしてはシンプルさを感じた。

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    2026年06月30日
  • そうだ、君を憎めばいいんだ 愛と殺意と七つの条件

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    日時・場所・キーワード・セリフの七つの条件をもとに書かれた2名×4テーマの短編集で、間違い探しみたいに共通した条件をメモして予想しながら読むのが新感覚で楽しかった。

    「怪物のまま生きてゆく」が群を抜いて好き。女の子同士の感情がリアルで美しい。好きなシーンばかりで何回も読み返すことになりそう。
    その他の話も痛々しく辛いところがありながらも結末がどれも好みで最後まで飽きずに読めた。

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    2026年06月30日
  • 回樹

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    ネタバレ

    ずっと読みたかったSF短編集。ベースは斜線堂さんらしい愛の話で、日常の中に補助的にSF要素が追加されたような感じ。全体的に状況や世論の説明の割合が大きかったような印象。

    表題の回樹と回祭が印象に残った。回祭の二人の関係性が好き。回祭を読み返して、もしかしたら亜麻音は蓮華が毎年回祭に訪れていることを察して、回樹として愛される可能性にかけてそのタイミングを狙ったのかな…と思った。そんな冷静になるはずないと思うから多分違うんだろうけどそうだったら少し嬉しい。「何より屈辱的だったのは最後の未練になれなかったこと」が本当にその通りで辛い。

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    2026年06月30日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    事件の捜査から紐解いて行くタイプの物語なので、この展開からなぜあのエンドに?やタイトルはこういう事?とか考えながら楽しめる
    話の内容的にはなろう系が流行るちょっと前くらいに流行った切ないような、なんかこう夏の終わりのような雰囲気のお話
    最近またこういうのが流行ってる気もする

    小難しい文章はなくさくさく読め、とは言えtheラノベって感じでもなく読みやすかった
    私はもういい年なので「まあ幸せなんて人それぞれよね」とか思っちゃうけど多分若い時に読んでたらまた感想違ってたんだろうなあー

    あと表紙の絵が好きです

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    2026年06月24日
  • 彼女。

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    FPSで知り合ってタッグを組んだママユとノエの話(『百合である価値もない』)が1番好みだった。
    百合って、何故か「美女×美女 が当たり前」みたいな風潮があると思う。それでも一般人だったら、別に美女×ブサイクやブサイク×ブサイクでも全く問題ない。ところが有名になってしまうと、叩かれることになる。美しいものを見たいという人の気持ちって、他人の悪口を言ってまでの強いものなのだろうか。
    「私の整形についてどう思う?」とママユから聞かれたノエの返答が最高過ぎる。人の恋愛に顔面偏差値まで持ち出してとやかく言ってくる世間を本当はぶっ潰したいが、結局は世間に迎合してしまっているわけでしょ?でも、そこまでして一

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    2026年06月23日
  • あなたへの挑戦状

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    2人の作家が、あなたへの挑戦状と題して中編小説で競作したこの作品。よくある内容かなと思いながら読んでいたが、本全体で見るとへぇと思わせる良作だった。読む際には、ページ順に読むことを推奨する。

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    2026年06月22日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    天才として持て囃された少年少女たちが、もがき苦しみながらも自らが歩む道を切り開いていく、素晴らしい作品でした。
    ミステリの要素もあり、ハートフルな面もあり、改めて斜線堂有紀の守備範囲の広さに感服します。
    そして人工知能(AI)をどこまで許容するのか、どう向き合いどう付き合うのかについても問いかけがされているようにも思えました。
    斜線堂有紀作品の中でもおすすめの一冊です。

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    2026年06月21日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから(2)

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    ネタバレ

    僕「3億円を相続させる条件が将棋でもなくチェスでもなく、チェッカーは、理由があるのかな?」

    弥子「将棋になく、チェスにもなく、チェッカーのみにあるもののせいかな」

    →チェッカーって、どんなゲームだっけ??

    絵はマーマー上手いかな。

    半年後の弥子の誕生日のために、500円の指輪を買う。

    弥子の前で落としてしまい、そのままプレゼントすることに。
    弥子、中指に入らなかったから、薬指につける。

    エト、そんなつもりじゃないと言い。
    弥子はネックレスに指輪をつける。

    52ヘルツの鯨の話。

    弥子さん、脚を切ることに?

    金塊病。

    脚、4000万。

    弥子、3カ月もたない。

    エト、先生に恋

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    2026年06月19日
  • 病に至る恋

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    ネタバレ

    恋に至る病のスピンオフ短編集といった形。

    お母さん目線の、景の幼少期時代のお話がとても興味深くて面白かった。子供の頃から操るのが上手いというサイコパスなところが出てて良い。

    景の幼少期から延田くんの話に移る。
    ブルーモルフォの細かい内容が顕になって面白い。この仕組みを思いついたの天才。どこか本当にありそうな…

    景の幼少期と延田くんのお話がすきかも。
    そして宮嶺と景の絡みがあまり好みでないのかもしれないという気付きがありました。

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    2026年06月20日
  • 恋に至る病

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    寄河景。あなたは宮嶺の事を利用したの?それとも愛が故なの?美人には棘があるとは言うけれど、景、あなたがわからなくなります。顔が何個もあるようにも思える。宮嶺。君は景のヒーローでありたいよね。恋していたからさ。いや洗脳なのかい?それも二転三転してしまうよ。
    あー最後はココロかき乱される。痛い。

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    2026年06月16日
  • 愛じゃないならこれは何

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    短編6編
    単行本書き下ろしと文庫本書き下ろしが収録されていて、それがこの本を面白くさせている

    一話目のアイドルの女の子の話である「ミニカーだって一生推してろ」の続きが文庫本書き下ろしの「星害を受ける」で、
    三話目の三角関係の女の子の話「愛について語るときに我々の騙ること」の続きが単行本書き下ろしの「ささやかだけど、役に立つけど」になっていている

    愛について真っ向から挑んでくるような尖った雰囲気が印象的
    こんな感じの本は今までに読んだことことなかったなぁと思った
    新鮮だった

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    2026年06月15日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    死んだ後に金塊になる病気の人の話
    自分の恋人がこの病気になった時、自分がこの病気になった時どうするんだろうなぁと思ったりした

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    2026年06月15日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    ネタバレ

    【注意!】
    本感想には、類似構造だと私が感じた作品を挙げています!

    読後メモのコピーと読後の+a









    ◆序盤
    「それは探偵がやることじゃない警察に依頼することだ」って自覚あるくせに、結局は何故か警察が依頼するようなことも、探偵がやる方向へと特に整合性もなく無理やり持っていくのが「そこの感覚を守る気があるのかないのかわからなくてノイズ」ではある

    ◆終盤
    自分がもうすぐ地獄行き確定ならそのままor自殺するかという話で、「当然自殺を選ぶよな」と話を運んだのが「ちょい強引かな」と思った。
    読者側としては、天使の地獄引きずりがいくら恐ろしいことだと描写されてても、親族が殺されるとかじゃ

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    2026年06月14日
  • 星が人を愛すことなかれ

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    短編集ではあるけれど、ゆるく各章が関わっている
    とくに最初と最後の章はリンクしていて、ちょっとゾワゾワしました

    愛を語るのに、柔らかくて温かいそんなイメージとは逆の、重くて鋭いそんな裏の顔をしっかり見せてくれたのが好き
    綺麗事の愛語りにはお腹いっぱいだよって時にはピッタリ!

    個人的にはドルオタの彼に対して
    推し活は浮気っていう考えはかなり好きでした

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    2026年06月13日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    本格…というかファンタジー世界観ミステリでしたがファンタジー好きなので良かったと思いました。くたびれた探偵さんは良いですよね。

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    2026年06月13日
  • 本の背骨が最後に残る

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    ネタバレ

    斜線堂さんの著作は、『彼女。 百合小説アンソロジー』で読んだのみで初めてでした。

    タイトルのエピソードが一番最初なんて珍しいな!と思いながら読み始めましたが、最初からなんて世界観なの・・!と引き込まれてしまいます。特に「本」たちが誤植をなくすために版重ねという儀式を行い、敗者は背骨まで焼き尽くされる。読む人によって、どのような光景として脳裏に描かれるのか大きく異なりそうだと思いました。
    十という、その身に十の物語を宿した本。彼女の版重ねで、本来の物語とは全く違うのに、質疑を重ね、誘導され、十の物語が正しい、相手の本の物語が誤植であると裏付けられていく過程は見事でした。
    もしこれがただのディベ

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    2026年06月13日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    そうそうたる面々が
    世界の名探偵(007はちと違うが)の登場する
    短編を書いているのだけでも面白いが、
    合間合間の杉江氏のガイドが面白かった。
    中学生くらいで出会っていたら
    もっと古典をたくさん読んだのに…
    ただ、漫画は全部つまらなくて不要だった。
    昔、子供向けにリライトされた
    ミステリを片っ端から読んでたこと思い出した。
    たまには古いのも読みたいな。

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    2026年06月12日
  • キネマ探偵カレイドミステリー ~輪転不変のフォールアウト~

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    犯人誰かとビクビクしてたけど無事わかってスッキリ
    なぜか最初に4冊目を読んでしまったので無事なのは知ってるけどドキドキした

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    2026年06月11日
  • キネマ探偵カレイドミステリー ~再演奇縁のアンコール~

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    シリーズ2作目
    カレイドとナオサキが同じアパートに住み始めたのが面白い。
    壮絶な過去、ストーリーも面白い

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    2026年06月10日
  • 恋に至る病 2

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    ネタバレ

    景がブルーモルフォを作り、誰かを自殺させている。
    それが僕を好きだということの証明。

    かつてのいじめの首謀者が死んだら、いじめはなくなった。みんな、流されていたたまけ。

    景は、指示に流されて自殺してしまうような人間を殺そうとしていた。

    宮峰「僕が警察に言ったら?」
    景「いいよ。宮峰は私のヒーローだから。ヒーローなら悪と戦わないと。私が間違っているなら、今ここで宮峰が止めて」

    警察。リンチ殺人。
    みんな、蝶に見える傷。

    宮峰、景は間違ってないと告げる。
    景からキス。


    景、ブルーモルフォの説明、
    まず、単純な指示をこなさせること。この程度だったら大丈夫というもの。
    睡眠を奪うとまとも

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    2026年06月04日