斜線堂有紀のレビュー一覧

  • キネマ探偵カレイドミステリー ~再演奇縁のアンコール~

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    ネタバレ

    筆者あとがきの「役割を委託される奈緒崎と友人として協力する嗄井戸が揃うと探偵になります」という言葉がなんとなく好きだ。探偵と助手ではなく、二人合わせて探偵なんだな。
    前作では何かと物騒な事件が多かったので、今回の3本は「不思議な出来事」くらいのエピソードが多くて穏やかに楽しかった。(そう思ってたから余計にラストでゾッとしたわけだけども)
    お人好しで物事をいい方向に考えがちな奈緒崎は、そう上手くはいかない何かを抱える人にとっては時に残酷に見えるかもしれないけれど、その無責任な明るさが何かを救えることもあるのだと思う。
    嗄井戸と束ちゃんだけでは友好的ながら停滞していただろう関係が、全くタイプの違う

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    2019年08月23日
  • 廃遊園地の殺人

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    ネタバレ

    廃墟とクローズドサークル、自分の好みな組み合わせ。
    ミステリとしては楽しめたけど余りドキドキ感は得られなかった。
    舞台が遊園地なのはちょっと広すぎて閉塞感が足りない。
    クローズドサークルの次に誰が襲われるのか?が自分は好きなんだなと改めて思った。
    続編が来たら読む。

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    2026年05月31日
  • 恋に至る病

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    ネタバレ

    景への印象が2転3転する物語だった。
    景は宮嶺を洗脳してるとは思うけど、ただ本当にスケープゴートとして洗脳してたわけではないと思った。愛ゆえの洗脳?ただ宮嶺に嫌われたくないっていう気持ちで、たくさんの嘘をついて結果的に宮嶺を洗脳させてるように見える形になったのかなと思った。
    最初、宮嶺は冴えないって書かれてたから、冴えない男を想像してたけど、生徒会のメンバーの景とお似合いですよって言葉とか、警察の綺麗な顔をしてるって言葉から、宮嶺は結構イケメンだったのかと思った。だからこそ、景が本当に宮嶺のことが好きだったことの裏付けになると思った。

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    2026年05月26日
  • 君の地球が平らになりますように

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    短編の恋愛小説
    他の作品で出てきたエイラの話もあった
    どの作品も面白い。短編なので隙間時間に読めるところもいい

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    2026年05月26日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    ミステリーは好きだが、現実味のない設定があまり得意ではなく、自分から手に取らなかったが友達からのオススメで読んでみた。
    天使の存在や、生態系などがしっかり書かれていたので、スッと入ってきて読みやすかった。
    2人以上殺すなら多いほうがいいという、心情心理になってしまう事も、この世界ならしょうがないのかな?と思ったり悲しくなったり、、
    連続殺人のトリックが暴かれていくところがすごく読んでて楽しかった。

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    2026年05月26日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    青少年向けのようで、大人も考えるような作品だった。才能の有無にかかわらず、自分の取り組んできたもの、好きなものを信じ続けるて難しかったよなて思い出した。生きづらい青少年に視野を広げるために読んでほしいなと思う。

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    2026年05月23日
  • 本の背骨が最後に残る

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    正直に言って装丁が良すぎる。調べたらガラケー時代に待受にしていたイラストレーターさんだった。
    運命か(何がだ)。
    美しくておぞましい短編7篇。グロ注意。
    活字なのに衣装がありありと視える不思議。ああ美しい。グロさえも美しい。

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    2026年05月21日
  • あなたへの挑戦状

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    サイン本を発見したので購入。実はこの本を読むまで作者のお二人を知らなかったのですが、とても有名な方のようです。「ありふれた眠り」の方が個人的には面白かったです

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    2026年05月20日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    難病患者と恋愛する話は無限にあるし、しかもあんまり好きなジャンルではないからどうかなと思ったけれど、斜線堂先生は変に性別を感じさせない人物の話し方だとか、淡々とした描写だとかがとても好きなのでこの作品も好きでした。

    ふと気になって調べたのですが超絶健康体の人体部位合計金額って約30億円ならしいです。健康より価値があるものってやっぱないんだなぁ...とかね

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    2026年05月19日
  • 最後の一行 white

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    4人の作者による短編集。

    なかでも。
    金子玲介「ゼリーに満たされて」

    メチャクチャ面白かった!!
    星新一のショート作品を彷彿とさせる!
    超高度知的生命体の異星人と何をやってもダメな主人公の康太。2人の出会いと日々の生活が織りなすストーリー。

    異星人のゼリ郎は自信をなくす康太対し、「康太は努力する事ができる。感謝する事ができる。それは何より素晴らしい!」
    このセリフ単純だが、凄く好き。
    作者の作品をみたら、「死んだ山田と教室」作者だったのね。作風好きかも!!

    斜線堂有紀「人魚の骨を拾い往く」

    ホラーとミステリーがバランスよくて良かった!
    デビットフィンチャーの映画のような感じ!
    人魚は

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    2026年05月18日
  • 禁断の罠

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    有名なミステリー作家さんたちの短編集。
    さすがにどの作品もおもしろかった!
    個人的には迷惑行為による炎上の裏側を書いた「妻貝朋希を誰も知らない」が良かった

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    2026年05月16日
  • 死体埋め部の回想と再興

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    ネタバレ

    【内容】
    死体を埋めるという稀有な部活、通称「死体埋め部」で繰り広げられるオリガ先輩と祝部君のミステリー。
    2人は夜に集まって、依頼主から依頼された死体を通称オリガマウンテンに埋めに行く。
    オリガ先輩が載っている高級車ジャガーにしたを乗せて、山に向かう途中、振り君は死体が殺された経緯を推理していく。
    その推理は、山に行く途中の退屈を埋めるために、祝部君がオリガ先輩に捧げるものである。

    この本は続編として、部の旅行やオリガ先輩の消失による部活存続の危機などの内容が盛り込まれている。
    終盤には、オリガ先輩は無事に(無事とは言えないが)戻ってきて、祝部君は大学を卒業する。
    卒業後も死体埋め部は死体

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    2026年05月16日
  • 貴女。

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    青崎有吾さんの話が読みたくて手に取る。
    生首を作る首師という特殊な職業の話。城主でもある姫への恋愛と首師への矜持が天秤に乗る話で面白い。

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    2026年05月14日
  • 病に至る恋

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    「寄河景」のことが、前作を読み終わった時点よりも、よく理解できたような、もっと分からなくなったような、不思議な気持ちになった。

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    2026年05月12日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    体が金塊になる病を患う弥子に、主人公が愛情を証明しようとする話

    愛情なのか金塊への欲望なのか。SFだが既視感ある設定で、上手く伝えられない江都の葛藤にもどかしさが募った。感情の証明とは?ライトながら深い問いに喝采

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    2026年05月10日
  • 死体埋め部の悔恨と青春

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    死体を埋める二人だけの部活動
    やってること自体は狂気で完全アウトなのにポップに描かれる会話とか日常とかキャラクターが憎めないというか、ワクワクしてしまう
    死体の謎を解くことだけが救いであることが残酷で無慈悲で、とにかく二人の関係性がすごく危険で、すごくよかった まじで
    言葉にできない関係性というかなんというか
    互いに必要な存在なんだろうなと思えるところがすごく苦しい
    狂気とポップと死体と信仰にも似た関係性とで情緒がおかしくなる
    地獄の中で生きるとはこういうことなのかと思わされる
    すごく引き込まれる設定や展開で、苦しいのに読みたい、みたいな感じだった

    続きがどうしても気になる

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    2026年05月09日
  • 死体埋め部の悔恨と青春

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    な、なんですかこれは!!!!!!!!!!!
    私の胸に深々とナイフを突き刺して終わるのやめてください!!!!!!!!!!!!!胸が苦しくて私が死んじゃうでしょ!!!!!?????
    そういうことやっちゃだめって学校で習いませんでしたか?!?!?!

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    2026年05月09日
  • ナゾノベル プロジェクト・モリアーティ(1) 絶対に成績が上がる塾

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    モリアーティとは、『シャーロックホームズ』に登場する、モリアーティ教授のこと。
    「現代のモリアーティ」と称される杜屋譲と「瞬間記憶能力」をもつ和登尊が、同級生を守るために「絶対に成績が上がる塾」に潜入。そこには、暴言と体罰を繰り返す塾長が傍若無人にふるまっていた。そんな理不尽にいかに立ち向かうかが実におもしろい。

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    2026年05月09日
  • 禁断の罠

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    米澤穂信の短編目当て。やっぱりよねぽらしくて余韻が残る。
    他の作品もどれも良かった。
    『大代行時代』は時代を風刺していて好き。許される代行とそうでない代行の線引きって、確かになんだろうなとは思った。
    ある人にとってはどうしてもやりたくないこと…それを請け負うのがビジネスになる世の中かぁ

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    2026年05月08日
  • 最後の一行 white

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    いままで読んでいた物語が、最後の一行でガラリと景色を変える。
    古今東西人気作家さんたちの力作が並ぶ。
    最後の一行というよりは、最後の一段落、ぐらいの感じではあったけれども、でも、え、え?そうなの?と思わせてくれる。
    惜しむらくは、やや気持ちの悪い話が多かったのが…個人的に血液多めなのは苦手なので、ちょっとそこが超個人的マイナスポイントだった。

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    2026年05月07日