斜線堂有紀のレビュー一覧
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購入済み
自分達のエゴを隠さず、堂々と生きる詐欺師の二人は、読んでいてスカッとした。
二人の執着も、ストーリーに程良い歪みを出している。
ミステリー部分は引っ張り過ぎないので、初心者でも読みやすかった。
一冊だと物足りないので、ぜひ続編を読みたい。 -
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ネタバレ筆者あとがきの「役割を委託される奈緒崎と友人として協力する嗄井戸が揃うと探偵になります」という言葉がなんとなく好きだ。探偵と助手ではなく、二人合わせて探偵なんだな。
前作では何かと物騒な事件が多かったので、今回の3本は「不思議な出来事」くらいのエピソードが多くて穏やかに楽しかった。(そう思ってたから余計にラストでゾッとしたわけだけども)
お人好しで物事をいい方向に考えがちな奈緒崎は、そう上手くはいかない何かを抱える人にとっては時に残酷に見えるかもしれないけれど、その無責任な明るさが何かを救えることもあるのだと思う。
嗄井戸と束ちゃんだけでは友好的ながら停滞していただろう関係が、全くタイプの違う -
Posted by ブクログ
ネタバレ景が保育園児の頃から、人を操る才能があったことには驚いた。母親が保護者会でいじめられていると知ると、いじめている親の子をいじめ返すのだが、自分で直接やるのではなく、保育園の先生を懐柔して利用していた。先生自身が精神的に不安定な状態だったこともあり、そこをうまく利用したのだろうか。保育園児の頃からこんなことができたからこそ、後の恐ろしい景が生まれたのだと思うと怖い。
ブルーモルフォにハマっていく人たちの話も印象的だった。学校でうまくいかない子たちが、必死に何かにすがろうとしてブルーモルフォに答えを見出していく。前作を読んでいるので、その先に自殺が待っていることを知っているだけに、自分を追い詰め -
Posted by ブクログ
ネタバレ梓。完全犯罪を目論むのとサプライズパーティーを仕込むのはよく似ている。果たして私の感情はどちらに寄っていただろうか?
梓、小説を書いて悠真に見せる。
悠真の新刊、梓の書いたものだった。
梓。
先生がまた神様に戻れるのなら、代わりに食い荒らされる関係が惜しくない程、私は興奮していた。
中学卒業前の梓に悠真、キス。
悠真、本を全部燃やす。梓、石で悠真を殺しそうになるが、やめる。
間違って違う作品を担当に送ってしまう。学校の文芸部でパソコンを借りる。
文芸部部長、守屋和幸。
パソコンを貸す代わりに文芸部に入ること。
守屋から小説書いたら、と何回か言われ、悠真の文体でないものを書き、送 -
Posted by ブクログ
ネタバレ文体が平易で読みやすかった。
人が人を好きになる要素は様々あるが、
その要素を失ったときに愛し続けられるか。
そんなテーマの話。
梓が遥川に向けた愛情が、
遥川にとってはすべて不幸な結末になっていて虚しい。
愛され方を知らないと愛し方はわからない。
梓が母に求められ、強制されていたように
梓は遥川に対して、偶像崇拝という形で
本人を抑圧した。
自分がされたようにしか人を愛せないものかもしれない。
原稿の送付ミスさえなければすべては丸く収まったかもしれないが、世間を欺いたら罰を受けるという因果応報の物語でもあるかもしれない。
人は衰退していくものだから、
才能も枯れるし衰えもする。
そ