斜線堂有紀のレビュー一覧
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原作『小説の神様』の世界を8人の作家が描く、豪華なアンソロジー。作家、編集者、読者など、様々な視点から紡がれる「小説の神様」の物語は、どれも個性的で一気に引き込まれた。
特に心に響いたのは、相沢沙呼さんの『神様の探索』だ。帆舞こまにの誕生秘話、シリーズでは語られなかった余白の部分をスピンオフならではの面白さがある。
一也と詩凪を見守る編集者・河埜が、若い才能の居場所を守るために戦う姿が最高に格好いい。神崎部長を熱い思いで説き伏せる場面や、「帆舞こまに」の傑作が誕生した瞬間の喜びは、読んでいるこちらまで胸が熱くなった。
一方、紅玉いづきさんの作品は、まるで私小説のような『小説の神様』誕生秘 -
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恋に至る病のサイドストーリー集
景の幼少期、ゲームの参加者、二人の蜜月、ありえたかもしれないifの物語
・病巣の繭
景の幼少期を母視点で描かれる
やはり昔から人を魅了して操る能力に長けてたんだな
母としてはそりゃぁ気味悪さを感じるかもね
となると、やはり根津原を説得できないという状況が益々おかしく思えてくる
「蝶図鑑」も含めて、最初から最後まで全部景の計画だったんじゃね?
制御できなくなって殺したとかはありえそうだけど、止められなくて自分に絶望するという姿が想像できないなぁ
でも、逆にそれだけの自身があったからこそ根津原を止められなくて壊れ始めたというのもありえるか?
・病に至る恋
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150人以上もの人間を自らの手を下さずに殺した女子高生とその娘を好きな男子高校生のお話
小学5年生のときに転校してきた宮嶺望
その家の隣で聡明で人気の寄河景
二人の所属していた五年二組は諍いもなく、委員を決めるなどの際に一度も多数決が行われなかったくらいに人間関係が円満だった
校外学習のときにはぐれた宮嶺は、小さい子供を宥めている景に出会う
景は凧をなくしたという子のために探し、高いところにあった凧を取る際に落下して怪我をしてしまう
景をおんぶで運んであげた事がきっかけで、宮嶺は景のヒーローとなった
しかし、何がきっかけだったのか、後に宮嶺はクラスの根津原から酷いいじめを受ける
いじめに -
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6人の著者による恐怖短編集。お目当ての斜線堂有紀作品は「輪廻の果てまで愛してる 現代の短篇小説 ベストコレクション2025」で既読でした。読み心地はあまりよくない系です。中学校以上。
「カタリナの美しき車輪」斜線堂有紀
「かんのさん」尾八原ジュージ
越した先の隣家には"かんのさん"という何かがいて、近隣の人たちはそれを見たいがために捧げ物をするのだ。
「夢見鳥」木江恭
私の所属する営業五課に来た深山蝶(ひらり)は仕事のできる子で、私を慕ってくれる。でも彼女のいく部署では偶然とは思えない頻度で不幸があるらしく…。
「やどりこ」櫛木理宇
目が痛くて受診している私。何かよからぬ疑