斜線堂有紀のレビュー一覧
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4人の作者による短編集。
なかでも。
金子玲介「ゼリーに満たされて」
メチャクチャ面白かった!!
星新一のショート作品を彷彿とさせる!
超高度知的生命体の異星人と何をやってもダメな主人公の康太。2人の出会いと日々の生活が織りなすストーリー。
異星人のゼリ郎は自信をなくす康太対し、「康太は努力する事ができる。感謝する事ができる。それは何より素晴らしい!」
このセリフ単純だが、凄く好き。
作者の作品をみたら、「死んだ山田と教室」作者だったのね。作風好きかも!!
斜線堂有紀「人魚の骨を拾い往く」
ホラーとミステリーがバランスよくて良かった!
デビットフィンチャーの映画のような感じ!
人魚は -
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ネタバレ【内容】
死体を埋めるという稀有な部活、通称「死体埋め部」で繰り広げられるオリガ先輩と祝部君のミステリー。
2人は夜に集まって、依頼主から依頼された死体を通称オリガマウンテンに埋めに行く。
オリガ先輩が載っている高級車ジャガーにしたを乗せて、山に向かう途中、振り君は死体が殺された経緯を推理していく。
その推理は、山に行く途中の退屈を埋めるために、祝部君がオリガ先輩に捧げるものである。
この本は続編として、部の旅行やオリガ先輩の消失による部活存続の危機などの内容が盛り込まれている。
終盤には、オリガ先輩は無事に(無事とは言えないが)戻ってきて、祝部君は大学を卒業する。
卒業後も死体埋め部は死体 -
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死体を埋める二人だけの部活動
やってること自体は狂気で完全アウトなのにポップに描かれる会話とか日常とかキャラクターが憎めないというか、ワクワクしてしまう
死体の謎を解くことだけが救いであることが残酷で無慈悲で、とにかく二人の関係性がすごく危険で、すごくよかった まじで
言葉にできない関係性というかなんというか
互いに必要な存在なんだろうなと思えるところがすごく苦しい
狂気とポップと死体と信仰にも似た関係性とで情緒がおかしくなる
地獄の中で生きるとはこういうことなのかと思わされる
すごく引き込まれる設定や展開で、苦しいのに読みたい、みたいな感じだった
続きがどうしても気になる
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ネタバレ死体埋め部って何、と思って読んだらちゃんとそのまま死体を埋める部活だった。
1話を読んだ段階で祝部は死体になって運ばれるはずだったんだろうな(だから無償で死体処理してもらえた)と読めたので、ラストでそれに耐えられなくなってしまったことに驚かされた。どんな友人だって恋人だって夫婦だって知り合う前は他人なんだから、他人だったときから特別扱いされたいっていうのは無理なんじゃないか?
ストーリーはどれも綺麗なホワイダニットで面白かった。大学ミス研系のミステリの要素を削ぎ落として事件直結にしている分テンポがいい。バッドエンドがショックだったけど、最後に希望持たせられて気になるので続編を早めに読むと思う。 -
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ネタバレ僕の恋人は150人以上を自殺へ導いた殺人犯でした。150人以上の被害者を出し日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶』
その主催者は誰からも好かれる女子高生・寄河景だった。善良だったはずの彼女がいかにして化物へと姿を変えたのか―幼なじみの少年・宮嶺
「世界が君を赦さなくても、僕だけは君の味方だから」
変わりゆく彼女に気づきながら、愛することをやめられかった彼が辿り着いた地獄とは?
斜線堂有紀が、暴走する愛と連鎖する悲劇を描く衝撃作!
最初に言いたいあるあるは「○○に至る病系の小説」プロローグがエピローグで始まりガチ
冒頭主人公、宮嶺が150以上を殺害した恋人の寄河景(よすがけい)を自身が殺 -
Posted by ブクログ
あなたへの挑戦状というので読者に対して、"このトリックが解けるか、この謎が解けるか"的な本だと思っていたけど少々違った
作家それぞれが
"自分では解けないが最高に面白い謎"
を用意し、互いに「これを解いてみよ」と挑戦した競作だそう
正直読み始めは「うん?なんか⋯古典的だな」と思ってたけど、二編読み、競作執筆日記まで読むと充足した気分になり、読み応えがあって隅から隅まで読んでしまった
阿津川辰海さんも斜線堂有紀さんも読んだことなく、読みたいけど何から読めばわからなかったのでこの本がいい切っ掛けになった
お二人の小説をこれから読もうと思う
おもしろ -
Posted by ブクログ
四編の短編集。どれもモヤモヤする系で読み心地はよろしくないので、この作家陣のファンとか、新しい作家探したい人とか、イヤミス系嫌いじゃない人にお勧めです。とりあえずどれも面白かったです。
「ゼリーに満たされて」金子玲介
頭に声が鳴り響き、網で助けたウサギっぽい何かは超高度知的生命体。まわりとうちとけられない、ケーキ屋の息子、小5の森康太は徐々にそいつと仲良くなっていく。そいつはゼリーが好きらしくて毎日康太の作ったゼリーを食べていた。
金子玲介さん、本当に会話文が面白いですね。最後の1行以外は結構明るい感じで楽しく読みました。
「人魚の骨を拾いに往く」斜線堂有紀
子どもも少ない離島に残る人魚の伝説 -
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様々な愛や恋の形を描いた短編集でした。
歪んだ愛の形、ズブズブ沼に入り込んでいく様子が全編を通して緻密に描かれていました。
ほんタメ文学賞のあかりん部門にぴったりな作品でした!
「ミニカーだって一生推してろ」
アイドルがファンに恋するお話。赤羽瑠璃がアイドルとして人気を集めていくのに比例して、狂気も増していくのが恐怖でした…。でも、ラストは好き!
「きみの長靴でいいです」
10年来の想い人から結婚報告を受けるお話。これもラストがぶっ飛んでて好きでした。回想の妻川の言動が思わせぶりすぎて、確かにこれはひどい裏切り!と思ってしまいました。
「愛について語るときに我々の騙ること」
新太、園生、