斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 貴女。

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    多彩な百合小説が読めるアンソロジー。
    いやあ、どれも面白いんだよねえ。
    織守さんの百合、めっちゃ可愛いかったな。
    何から何まで微笑ましい。
    青崎さんの戦国時代百合は斬新。
    首師を主人公にするところがまた良い。
    あの結末もこの時代ならでは。
    でも一番気に入ったのは斜線堂さんの百合ですね!
    個性的なキャラと二人のコミカルなやり取りが楽しい。
    ある瞬間、頭に描いていた物語の印象がくるりと反転するあの感じもたまらない。
    もう全部好きだ。

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    2025年03月30日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    全ての作品が1ページに収まり、登場人物は基本、私と先輩。話は続いてないので、どのページから読んでも大丈夫です。クオリティ高すぎて一冊続けて読むと疲れます。250話ですからね。1日20話くらいずつがいいかなぁ。カロリー高めの食べ物は少しずつ摂取しないとね。
    この本に収録されているものも含めた2019年に宝島社から出ている『不純文学』と比べてみるのもいいかもしれない。と、あとがきに書いてあるので、棚に飾っていた(私は購入すると読むのがめちゃくちゃ後回しになる)方も読んでみます。こちらは124話で、見開きにタイトル1ページと本文という構成で、2話読んでみて、このくらい薄めてくれた方が読みやすいと思い

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    2025年03月30日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    サブタイトルの通り、メッセージが鍵になったミステリ5編。コミュニケーションの難しさを乗り越えようとする姿勢がミステリにに仕立てた「妹の夫」が一番好き。「ある女王の死」の執念深さと終わり方や現実世界とリンクする「ゴールデンレコード~」も楽しめた。

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    2025年03月24日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    片田舎に暮らす少年・江都日向は、劣悪な家庭環境のせいで将来に希望を抱けずにいた。そんな彼が知り合ったのは、身体が金へ変質していく致死の病「金塊病」を患う女子大生・都村弥子。
    彼女は死後三億円になるという『自分』の相続を突如江都に持ち掛ける。


    身体が金へ変わっていく奇病を患う女子大生と、彼女の「相続」を持ち掛けられた中学生の少年の恋愛小説です。

    自分の存在には三億円以上の価値がある、と自信を持って言える人が、はたして世のなかにはどれだけいるものだろう。もちろん、人間や命というものはそれぞれが唯一無二で誰かにとってかけがえのない存在で、値段を付けられるものではない。でも、そんな綺麗ごとを排除

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    2025年03月24日
  • 詐欺師は天使の顔をして

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    うーわ。“エモい”ってこういう事よね。
    第二話の真相なんて死ぬほど好みです。
    お互いがお互いにとっての唯一無二で特別な存在。
    だから異能の街だろうと地の果てだろうと迷うことなく追いかけるし、追いかけてきて欲しいと願う。
    異世界転移とミステリーを道具にして、人の執着を描いた物語だと思った。

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    2025年03月24日
  • キネマ探偵カレイドミステリー

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    嗄井戸みたいなキャラ、めっちゃ好きなんだよなあ。
    頭良いけど面倒臭くて純粋で心に傷を負ってる。
    そんな彼の真反対のタイプでありながら傍にいる奈緒崎も好ましい。
    出会いは最悪で喧嘩ばかりしてるけど、少しずつ友情を育んでいく過程が良いよね。
    ホントこういうバディものは和む。
    往年の映画作品を取り入れたり、嗄井戸が映画知識を開陳する場面も楽しい。
    とは言ったものの、ストーリー自体は物騒。
    人の暗部を目の当たりにしてヒヤリとする場面もある。
    特に四話目ではガラリと雰囲気が変わるので戸惑う。
    でもラストシーンが非常に微笑ましいので読後感はとても良い。

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    2025年03月18日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    同じ設定でも展開が変わりそれぞれの先輩と後輩の関係を作るので、次はどういう2人になるのかページをめくるワクワク感がある本だった。

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    2025年03月16日
  • 廃遊園地の殺人

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    最初の導入部分がとにかく好きだった。真相が分かった後に読み返すと、途中で推測してたものと少しだけ違って、答え合わせしながら楽しく読ませてもらった。
    途中で過去の状況も織り交ぜながら語られていくので、少しずつ推測したり考えたりするピースを散りばめられているので読みやすいと思う。
    主人公の事、犯人の動機など、少し不可解な点もあってもう少し深掘りされてほしい感があった。けれど、それを抜きにしても面白いお話だったのでまた続きが読みたい。

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    2025年03月12日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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     才能を失った天才小説家と彼に救われ彼を救うためにゴーストライターになった少女の関係性が最後まで不器用でどうしようもなくて、だけどどこか納得もしてしまうようなやりきれなさに支配された読後感だった。「もっと上手く立ち回れていたら」「もっとお互いの気持ちをぶつけ合えていたら」と思ってしまうのは自分が単なる第三者(読者視点)で当人達からすればもっと複雑なんだろうなぁ…

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    2025年03月08日
  • 廃遊園地の殺人

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    舞台はかつて何らかの事件があり廃墟となった場所。
    そこに招待される曰くつきの人々。
    発生する連続殺人事件。
    ミステリの舞台としてはこの上ない好条件と言えるだろう。
    また、コンビニ店員が探偵役というのも面白かった。
    コンビニ業務は多岐に渡り、逐一メモをとったり、状況を把握しておかないとまわらない仕事だという。そこで培われた能力を推理に活かすというのは、なるほどと思える説得力があった。
    個人的には廃墟に対してそこまで思い入れがあるわけでもないのだが、本格ミステリとしても非常に面白く読める小説だった。

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    2025年03月03日
  • 廃遊園地の殺人

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    なんだろう……その魅力を言語化することができないんだけど、でも面白かった。
    単純に、理屈抜きで私この作者の物語が好きなんだと思います。
    ん?って思ってしまう設定や展開もあるのに、ただ面白かったっていう感想だけが残る不思議な魅力の1冊。廃墟探偵シリーズとして続編もあるらしいので、主人公の正体含めて次作も楽しみです。

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    2025年03月02日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    切なくて綺麗な物語だと思った。
    身体が金塊に変わる病に侵された弥子と、死後の自分を相続しないかと持ち掛けられたエト。
    戸惑いつつも、相続の条件であるチェッカーを介して徐々に心を通わせる二人。
    だけど、エトは気づいてしまう。
    弥子に対する想いも、死ねば金塊になる彼女の病のせいで嘘にされてしまうことを。
    好きだから生きていて欲しい。
    好きだから相続させて欲しい。
    お互いを想うが故の願いなのに同時に叶うことはない。
    エトが導き出した「自身の愛を証明する方法」は、悲しいけど良かった。
    でも弥子の証明の方が個人的には好き。

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    2025年02月22日
  • 君の地球が平らになりますように

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    「ほんタメ」であかりんが紹介していたので、気になって読んだ作品。 恋愛✖️地獄が描かれまくる短編集で、どの話も面白すぎた…!ホス狂いの話が切なくて一番好き!

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    2025年02月18日
  • 彼女。

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    ネタバレ

    レズに焦点を当てた話だった。

    話によって当たり外れがあるけど、あたりの素晴らしさで⭐️4にしました〜

    前半は面白くない、後半が面白い
    あと、後半になるにつれ内容が過激に…笑
    私はエロがないと楽しめないのかもしれない笑

    あとは、有名作家さんの方が今回はハズレが多かった気がする。
    特異性を狙いすぎるからかな?

    全体として、やっぱり登場人物が毎回美人。
    百合であるためには美人であることが必須なのか。

    ◯当たり
    斜線堂有紀「百合である値打ちもない」
    相沢沙呼「微笑の対価」

    ◯ 斜線堂有紀「百合である値打ちもない」
    面白かった、本当に面白かった〜
    他の話と違って純恋愛に偏っているし、
    エッチ

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    2025年02月16日
  • 本の背骨が最後に残る

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    独特な世界観で語られる不気味で痛くてグロテスクで、美しい物語を集めた短編集。
    残酷な描写が多くて読みながら痛みを想像すると本当に怖いのに何故かもっと読みたくなる、退廃的な美しさがある。

    表題作の『本の背骨が最後に残る』は、人間を本として扱う国の話。本は一人につき一つの物語を持っていて、同じ物語でも内容に齟齬があれば間違った本は焚書、すなわち焼かれて骨だけになってしまう。そんな国で一人で十の物語を持つ異形の本が焚書をかけた闘い『版重ね』に挑む。
    本とされる人が焼かれていく描写が痛くて恐ろしいのに十の妖艶さや先の読めない版重ねでの言葉の応酬が面白くてずっと読んでいたくなった。

    『痛妃婚姻譚』も

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    2025年02月09日
  • 私が大好きな小説家を殺すまで

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    他人の話で、なんで自分が傷ついているのか。
    もっと他にも選択肢があったのに不器用すぎる。
    いくらでも遣り様なんてあったはずなのに。
    そう思ってしまうから涙が出る。
    ただ第三者目線だと悲劇に見える物語も、当事者の遥川と梓にとっては違うのかもしれない。
    歪な関係だと分かっていても結局手放せなかったんだから。
    人間いつでも冷静に正しく行動できたら良いけど、そう簡単にはいかないよね。
    未だにラストシーンの余韻が残ってる。

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    2025年02月09日
  • 禁断の罠

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    先に気づけばよかったのですが、
    かなりダークな感じだったので面白かったですがタイプではなかったです。

    新川帆立さんが好きなのですが、
    設定の面白さはかわらず、
    いつもと違うテイストの物語を読めたのはとても嬉しかったです!

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    2025年02月08日
  • ナゾノベル プロジェクト・モリアーティ(2) 正義の名探偵と体育祭の怪人

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    1巻では杜屋譲(もりやゆずる)と和登尊(わとたける)だけだったが、ついに写楽法太郎(しゃらくほうたろう)が登場。1巻の杜屋はモリアーティのような悪の権化って存在ではなく、2巻もその流れのまま。むしろ、融通効かない正義の裁き系写楽のほうが鬱陶しい存在として描かれていた。和登尊が2人から相棒に望まれていて、語り手の和登に共感しながら読むのに気分が良い展開。和登が善悪などの判断がハッキリしているのも共感できて、読みやすい。
    今回は運動会を阻止したい何か(誰か)が怪人を出現させるのを解き、なぜ阻止したいか考え対応する。こんな小学生向け小説なのにミステリー手法ワイダニット、フーダニット、ハウダニットなど

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    2025年02月03日
  • 禁断の罠

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    罠というだけあって、読みながら予想していた展開ではない意外性のある結末が多く、読んでいて面白かった。

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    2025年01月31日
  • 彼女。

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    女たちのクソデカ感情のぶつかり合い、色んな百合が詰まっててとても良かった。学校生活の百合から大人の結構歪んだ百合まで。
    馬鹿者の恋と百合である値打ちもないが特に好きだったかな。
    有名だけどほとんど読んだことがない方々のアンソロだったので、興味持った著者の本読んでみようと思う。

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    2025年01月30日