斜線堂有紀のレビュー一覧
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ネタバレいや~~~~~~~~よかった……!
SF苦手だから読み切れるか心配してたけど、斜線堂有紀節が効いていてかなりツボだった。
よくぞまあこんなアイデアが次々と思い浮かぶわ~と感心しながら読んだ。
「骨刻」なんて今後はやりそうだとも思ったし。
愛と憎しみは紙一重であることがよーくわかる作品ばかりで、惜しみなくちらばったキラーフレーズにやられた。
ぜんぶ好きだったけど、特に好きなのは「不滅」と「奈辺」!
「不滅」はねーよかった。燃えない腐らない死体をどう処理するかって議題だけど、まーおもろいわ。読みながらわたしだったらどう思うかって考えてた。
「奈辺」はこんな作風もかけたのかという驚き。洋画みたいでおもしろかった。
斜線堂有紀のあとがきもよかった。自分の作品をおもしろいと自信満々に言い切る人、大好き! -
Posted by ブクログ
タイトル通りの愛とは色んな形があって、それを愛と呼べるのか否。といったお話がいくつかあり、別視点から書かれてる書き下ろしもあったのですが、
愛って本当に色んな形ありますよね。
一概に"これ"と枠にハマるものでもないし、ふとした瞬間ここまでこの人に全て夢中になるほど急激に落ちてしまったのかって時もありますよね。
3人の関係のお話にはわたしには経験がないからこそ、新鮮でしたし、でも、今の関係、形を変えたくないという気持ちは分かります。
無意識にその人に落ちてしまっていく過程の環境の変化だったり、とてもリアルですし、分かる、通ずる部分を感じました。 -
Posted by ブクログ
『恋に至る病』の短編集バージョン。SNSを使って自殺させた話の短編集なので、トーンは暗く狂気あり。中学校以上。若者には刺さる話かと思います。
「病巣の繭」
景の幼稚園の時のエピソードを母の目線から。母はもしかしたらこの娘はなにかおかしいのでは、と思いながらもそれを打ち消し、娘を愛おしむ。
「病に至る恋」
ブルーモルフォに参加した側の高校生2人を描き出す。
「どこにでもある一日の話」
高校生の景とデートする宮嶺の目線からとある一日の話。
「バタフライエフェクト・シンドローム」
小五の景が、周りを影響させる自分の力を持て余して不登校だったとき、凄く近所の宮嶺が記念品の文鎮を届けに行き、仲良くなるスタートの日。なんか、怖い。
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Posted by ブクログ
衝撃的なタイトルと表紙の雰囲気に惹かれて購入。冒頭、ベストセラー作家の失踪事件の捜査から始まり、いくつもの不可解な謎が提示され、主人公が書いた「小説」を通して回想する形で物語が進行する。最初に示された謎と展開(段々と破滅に向かってゆく危うい空気感が良く出ている…)が気になって、結末まで久々に一夜で一気読みしてしまった。結末は決して明るくなく、(個人的には)後味が悪いとまで言えそうだが、「崇拝する相手の才能が失われたとき、どう向き合うか」という一貫したテーマがあり、深く考えさせられる。「敬愛」と「執着」、自分ならどちらに傾くだろうか。時間があるときに一気に読むのがおすすめ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ【感想】
朝井リョウさんが出版区のYouTubeでお勧めされていたので初めて斜線堂有紀さんの本を読んだ。
メガインザチャーチで描かれているような線密なファンダム経済というよりは、1人のアイドル赤羽瑠璃とその周りで彼女が影響を与えている人達の物語。
推す側、推される側の恋模様や人間模様が描かれており、アイドルと人間としてどのように折り合いをつけながら生きているのかなどが描かれていて面白かった。
朝井リョウさんのコメントにもあった【人生を使い切る】というワードが現代人の生きる糧なのか。
またこういう世界で生きる事の大変さやメンタルの保ち方など描かれていたり、相手を炎上させる手段など今のSNS時代の怖さや女同士のやり取りもリアル感があった。
東京グレーテル、赤羽瑠璃という世界の中ではあるが、4つの短編のような描かれ方になっており、非常に読みやすく、あっという間に読めて、他の作品読んでみたい。
【あらすじ】
解散寸前だった地下アイドル「東京グレーテル」を、ひとりのカリスマ―赤羽瑠璃―が躍進させた。
人気グループとなり輝きだした「東グレ」。しかし光の中のアイドルたちも、ステージを降りれば人生が待っている。推される側の"恋"と"生"の物語。
「見ててね。私が最高の人生、使い切るところ――」
『ミニカーを捨てよ、春を呪え』
冬美は結婚を意識している恋人・渓介がいる。けれど、恋人は赤羽瑠璃というアイドルを推しており、全てにおいて彼女を優先する。推しと恋人、本当に愛されているのはどっち?
『星が人を愛すことなかれ』
「東京グレーテル」の元メンバー・雪里は、Vtuberとして活動している。生活時間のすべてを配信のために捧げる彼女は、いまや百万人に愛される人気Vのひとりだ。その代わり、雪里は次第に恋人との時間すらとれなくなっていく。
『枯れ木の花は燃えるか』
「東京グレーテル」のメンバー・希美は地下メンズアイドル・ルイと付き合っている。ある日、ファンとのベッド写真が流出してルイのSNSが炎上。希美は復讐の為にルイと関係を持ったファンと会い、炎上を加速させてルイを叩き潰そうとするが──。
『星の一生』
「東京グレーテル」のカリスマ・赤羽瑠璃。かつて自分のファンである渓介に恋をし、ストーキングのあげく部屋まで侵入した女。それでも渓介を諦められない瑠璃は、彼のSNSアカウントを監視し続けてしまう。そしてある日瑠璃は、渓介が恋人と結婚式を挙げることを知る――