斜線堂有紀のレビュー一覧
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ネタバレ屋上からの脱出
初心者に優しい〜!フックを作りつつも読みやすくて爽やかで、再現性がありそうなトリックがあって、シチュエーションが想像しやすくて、めちゃくちゃ脱出している。優しい。学校に天文台設備があるのいいな〜
名とりの森
所謂八幡の藪知らずってやつだ。好き!ただ、すわホラーか!?と席から立ち上がった瞬間から登場人物全員ド酷い目に合うかもしれないという過度な期待をしてしまったので読み終わった時にかなり反省しました。ホラーというより一夏の不思議な物語って感じだった。
鳥の密室
魔女裁判に関わる話は全部うっすら苦手なのかもしれないという気づきを得た。原液を飲むことによって、今まで触れてきた魔女 -
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阿津川辰海と斜線堂有紀がお互いに事件の謎を提示してその解答をお互いが作り上げる競作を有名な2人がするという贅沢な本があっていいんでしょうか笑
阿津川辰海の水槽城は館シリーズを彷彿とさせる特殊な建物の時点で期待が高まっている中、ここの中に犯人と被害者がいる、とかこの2人は犯人ではない、など読者が謎を解いていく上で解決のサポートが行われているからこそ絶対に解いてやろうと思いました。3回くらい読み戻しながら考えていい線までいけましたが私は名探偵にはなれませんでした!笑
斜線堂有紀のありふれた眠りは、美術を志す人が設定になっていて、美術科を受験したことのある自分からしたらテンション上がらないわけないで -
Posted by ブクログ
Xか何かで表紙をよく見かけたので、読んでみました。
キラキラした世界の住人の“闇”を描いた短編集。
……性格が悪いせいか、こういうストーリー、けっこう好きなんです。笑
光を放っているからといって、その人のすべてが輝いているとは限らない。
むしろ、光が強ければ強いほど、その裏にある“影”は濃く深くなっていく気がします。
最近だと某女優さんの逮捕劇がありましたが、彼女にも同じような闇を感じてしまいました。
隠していた部分が表に出るとき、それはもう本人の意思では抑えきれないのかもしれません。
この小説を読みながら、そんなことをぼんやりと考えていました。
私はアイドルになろうと思ったこともなけれ -
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Posted by ブクログ
映画がテーマのエモさ抜群のミステリー #キネマ探偵カレイドミステリー #会縁奇縁のリエナクトメント
■きっと読みたくなるレビュー
ダメ学生の奈緒崎と休学中の映画マニアの嗄井戸高久の物語。下北沢の自宅でひきこもっている嗄井に、奈緒崎は様々な相談事を持ち掛ける。
キネマ探偵カレイドミステリーシリーズの最新刊。既刊はメディアワークス文庫から三冊でてますね。私はシリーズ初読みですが問題なく楽しめました。
やっぱり二人のキャラクターが魅力ですね。コミュ障で映画知識の豊富さと頭の回転の速さだけが取り柄の嗄井。大して取り柄がないけど、人との関わりだけは上手な奈緒崎。
今風の秩序さとふがいなさを併せ持