斜線堂有紀のレビュー一覧
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ネタバレ景への印象が2転3転する物語だった。
景は宮嶺を洗脳してるとは思うけど、ただ本当にスケープゴートとして洗脳してたわけではないと思った。愛ゆえの洗脳?ただ宮嶺に嫌われたくないっていう気持ちで、たくさんの嘘をついて結果的に宮嶺を洗脳させてるように見える形になったのかなと思った。
最初、宮嶺は冴えないって書かれてたから、冴えない男を想像してたけど、生徒会のメンバーの景とお似合いですよって言葉とか、警察の綺麗な顔をしてるって言葉から、宮嶺は結構イケメンだったのかと思った。だからこそ、景が本当に宮嶺のことが好きだったことの裏付けになると思った。 -
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4人の作者による短編集。
なかでも。
金子玲介「ゼリーに満たされて」
メチャクチャ面白かった!!
星新一のショート作品を彷彿とさせる!
超高度知的生命体の異星人と何をやってもダメな主人公の康太。2人の出会いと日々の生活が織りなすストーリー。
異星人のゼリ郎は自信をなくす康太対し、「康太は努力する事ができる。感謝する事ができる。それは何より素晴らしい!」
このセリフ単純だが、凄く好き。
作者の作品をみたら、「死んだ山田と教室」作者だったのね。作風好きかも!!
斜線堂有紀「人魚の骨を拾い往く」
ホラーとミステリーがバランスよくて良かった!
デビットフィンチャーの映画のような感じ!
人魚はいるのか?いないのか?
法月綸太郎「次はあんたの番だよ」
小田扉の似たタイトルの作品かなぁと思ったら、
正統派ミステリーだった。気分じゃなくて乗れなかった。。。。
芦沢央「ひび割れ」
超絶ブラックな会社の話。
どうしても、池井戸先生の情景で浮かんでしまう。
まさに自業自得?パワハラ上司の結末はこんなもの。 -
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ネタバレ【内容】
死体を埋めるという稀有な部活、通称「死体埋め部」で繰り広げられるオリガ先輩と祝部君のミステリー。
2人は夜に集まって、依頼主から依頼された死体を通称オリガマウンテンに埋めに行く。
オリガ先輩が載っている高級車ジャガーにしたを乗せて、山に向かう途中、振り君は死体が殺された経緯を推理していく。
その推理は、山に行く途中の退屈を埋めるために、祝部君がオリガ先輩に捧げるものである。
この本は続編として、部の旅行やオリガ先輩の消失による部活存続の危機などの内容が盛り込まれている。
終盤には、オリガ先輩は無事に(無事とは言えないが)戻ってきて、祝部君は大学を卒業する。
卒業後も死体埋め部は死体埋めサークル?として存続するようである。
【感想】
本屋の予約の都合で、続編の方から先に読んでしまったが、部旅行や部活存続の危機など、起承転結の、転の部分が多かったかもしれない。
特によかったのは、2点。
1つめは、北海道に部活旅行(と言っても2人なのだが)に行った際に、4人の死体に出会うシーン。
誰が毒を盛ったのかとか、犯人を気づいてもらうために不自然な証拠を残したとかの考察を、祝部君が展開して行く。
祝部君は、オリガ先輩に推理を捧げすぎて、名探偵かと思うほどの推理力がついている。
ただ推理をして死因を解明しても、結局4人の死体を埋めることになると言うオチがアイロニックだった。
良かった点の2つ目は、俺が先輩がいなくなった後の消失感である。
誰かがいなくなった後の消失感、また戻ってきて欲しいと言う気持ち、戻ってきてくれるんじゃないかと言う期待が如実に描かれていた。
例えば、祝部君が家に空き巣に入られて、窓ガラスが割られているのを見た時、「合鍵を持っていない俺が先輩が窓ガラスを割って戻ってきたんじゃないか?」という期待が胸をよぎる。
祝部君のオリガ先輩への依存度が見て取れる。
2人の距離感が、私にとっては少しおいしくもあった。
本編の方も早く読みたいな。
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死体を埋める二人だけの部活動
やってること自体は狂気で完全アウトなのにポップに描かれる会話とか日常とかキャラクターが憎めないというか、ワクワクしてしまう
死体の謎を解くことだけが救いであることが残酷で無慈悲で、とにかく二人の関係性がすごく危険で、すごくよかった まじで
言葉にできない関係性というかなんというか
互いに必要な存在なんだろうなと思えるところがすごく苦しい
狂気とポップと死体と信仰にも似た関係性とで情緒がおかしくなる
地獄の中で生きるとはこういうことなのかと思わされる
すごく引き込まれる設定や展開で、苦しいのに読みたい、みたいな感じだった
続きがどうしても気になる
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Posted by ブクログ
ネタバレ死体埋め部って何、と思って読んだらちゃんとそのまま死体を埋める部活だった。
1話を読んだ段階で祝部は死体になって運ばれるはずだったんだろうな(だから無償で死体処理してもらえた)と読めたので、ラストでそれに耐えられなくなってしまったことに驚かされた。どんな友人だって恋人だって夫婦だって知り合う前は他人なんだから、他人だったときから特別扱いされたいっていうのは無理なんじゃないか?
ストーリーはどれも綺麗なホワイダニットで面白かった。大学ミス研系のミステリの要素を削ぎ落として事件直結にしている分テンポがいい。バッドエンドがショックだったけど、最後に希望持たせられて気になるので続編を早めに読むと思う。