斜線堂有紀のレビュー一覧

  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    斜線堂有紀の出す本のスピード、ジャンルの多彩さ、尽きぬアイデアに脱帽。メッセージに焦点を置いたこのミステリ短編集は特に面白かった。殺人事件に限らず幅広い分野での謎解き。自由自在。

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    2024年12月17日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    この作家さんの世界観が大好きなんですよね。少し暗い感じがして。この本はある理由で小説が書けなくなった元、天才小説家、綴喜文彰のもとへレミントンプロジェクトの案内状が来る。何人もの元天才たちが集められ、天才に戻すリサイクル計画だったのです。
     文章が頭に入ってきやすくてすらすらと読むことが出来ました。

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    2024年12月14日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    短編集。どれも面白いアイディアがギューっと詰まっていて、密でディープな世界を楽しめます。
    「ある女王の死」
    榛遵葉は七十三になる守銭奴で冷血漢の闇金業界の金貸し。彼女の殺人現場から話が始まる。彼女は誰に殺されたのか?どんな人生を歩んできたのか?
    主人公の生きざまがカッコいいのと、小道具がチェスなのと、最後に、最初の現場で何が起こったのかがわかるところがよかった。
    「妹の夫」
    荒城務は繰り返しワープを続けて遥か彼方へ飛ぶ有人宇宙飛行に選ばれた。しかし、彼は会えなくても妻の姿を見たくて、太陽系内だけでも自宅の映像データを見ることにした。その映像で妻に起こったとんでもない事をどうにかしてワープごとの

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    2024年12月13日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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     この謎をどう解く?的なお話が5話。どれもひねりが効いていて小気味良く、SFよりなものも盛り込まれていた。自分が好きなのは、1話と2話。
     高利貸のボスとして君臨してきた女性の人生と末路、何万光年も先へ旅立つこととなりモニタ越しでしか会えなくなってしまった妻に起きた悲劇を目撃した夫がとる行動とは? どちらも予想外の結末に大満足だった。

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    2024年12月12日
  • 廃遊園地の殺人

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    廃墟がテーマというのが斬新でなかなか面白かった。
    続編が出るとのことで、次回作もぜひ読んでみたい。
    そのうち眞上のルーツについても明かされるのかな?その時が楽しみです。

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    2024年12月10日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    すごく好き。
    たった1頁で心臓を掴まれる。
    250通りの「私」と「先輩」の物語がここに在る。
    この書き出しからこんな展開になるとは。
    という驚きが毎回あって、頁を捲るのが楽しみでならない。
    オチを明文化しないところも良くて、多分こういう意味だなと考えながら読む楽しさがある。
    想像の余地があるということは読んだ人の数だけ解釈がありそうだな。
    あと、この一冊で一生分の《吝かでない》という文字を見た気がする。
    見かけるたびに『素直に嬉しいと言え』と思ったけれど、そうしない「私」のことを案外気に入ってたりもする。

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    2024年12月01日
  • ミステリー小説集 脱出

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    阿津川さん目当てで読みましたが、どれも全部面白かったです。
    脱出というテーマにこだわらなくても、物語として濃くて読みごたえがありました。
    初めて読む作家さんもいたので、これを機に他のも読んでみたいと思った。

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    2024年11月27日
  • 廃遊園地の殺人

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    先月読んだ本なので詳細は忘れたけど、
    めっちゃおもろくて久しぶりに早く続き読みたい~と思った本(それなのに忘れている私の記憶力とは)
    廃遊園地という設定がかなり好きだったのと、
    それを活かした殺され方や真相がすっごく刺さった。
    続編もあるとのことで今から楽しみです。

    文庫化するにあたりほとんど修正したということで、
    そんなことが許されるんだという驚きと、
    プロの作家も昔より今の方が書けていると思うんだ~と勇気をもらいました。

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    2024年11月12日
  • 貴女。

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    ネタバレ

    前作アンソロはエッジが効いた作品が多かった印象。個人的に百合は甘味を求めて嗜むのが好みなので、今作のほうが感覚にフィットした。とはいえミステリ作家が多いので、単に好き→好かれていちゃいちゃ、だけではない工夫?を面白く読んだ。
    織守さんの「いいよ」は正に「こういうのでいいんだよ!」(孤独のグルメ的な)とゆっくりじっくり楽しみました。いい百合だった…。
    収録順に感想
    武田→オチは読めるとしても印象に残る作品。地味なイモ子が大人の女性に磨かれるとか、タイプ違いのかわいい親友に密かに思われてるとか、百合への目配せが嬉しい
    円居→これも百合、そうか百合かぁ。面白い。
    木爾→アイドル…。文章が今風
    青崎→

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    2024年10月26日
  • 貴女。

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    本タメで紹介されていて面白そうだと思ったので手に取った。
    武田綾乃、円居挽、織守きょうや、木爾チレン、青崎有吾、斜線堂有紀の6人による百合小説アンソロジー。
    どれも違った百合を表現していてとても良かった。

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    2024年10月24日
  • 夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

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    昨年からずっと気になっていた本。
    数日前にふと思い立って、深夜にネットで衝動買い。
    そして、不眠症の夜に一気読み。
    上記を読んで、お察しいただきたい。

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    2024年10月10日
  • 彼女。

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     『貴女』の方が好みだったが、こちらも面白かった。無敵の恋澤姉妹に果敢に挑む話も印象的だったし、九マイルは遠すぎる的な917円は高すぎるの謎解きもワクワクした。最も好きだったのは、『百合である値打ちもない』だ。容姿の整った相手に釣り合うよう整形する心境、揺れる気持ちが何とも言えなかった。
     このシリーズを機にアンソロジー、更に挑戦してみようと思う。

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    2024年09月17日
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    大好きな"小説の神様"のアンソロジーに、敬愛する野村美月先生の名前を見つけ即購入しました。
    きっかけこそ野村美月先生でしたが、どのお話も凄く面白かったです。
    沢山の作家さんから様々な角度で描かれる小説の神様はまた新しい発見ができて、ページを捲ることすら楽しかった。
    やっぱり自分は小説が好きなんだと再認識することが出来た作品です。

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    2024年08月29日
  • 貴女。

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    本の帯に書いてある通りです。自由で自然
    サスペンス、歴史物、アイドルもの等内容も様々で、文体も個性的です。アンソロジーでは珍しく、後で思い出せない作品がありません。
    編集者の作戦であろう、可愛いピンクの表紙に躊躇した人にも是非読んでもらいたいです。

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    2024年08月03日
  • 禁断の罠

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    短編のミステリーを読みたいと思い手に取った1冊。

    読みやすく、面白かったです。

    米澤穂信さんの『供米』が個人的に1番好きでした。

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    2024年07月27日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    今まで読んできた小説の中で個人的には一番面白かった。
    人間がAIとどう関わっていけば良いのか、というテーマが根底にあって、その中で落ちこぼれの天才である登場人物一人ひとりが葛藤する…と言ったストーリー。情景や心情描写がわかりやすい。斜線堂先生の文章もAIが作成してたりして…笑

    自分は特に天才でもなんでもないただの凡人なのだが、登場人物一人ひとりに共感を覚えた。
    進路に悩んでいる高校生が読んだら刺さるんじゃないかな。と思った。

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    2024年07月05日
  • 詐欺師は天使の顔をして

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    ネタバレ

    タイトルと表紙に惹かれて

    ストーリーが美しく、歌劇のようだった
    物語の中の言葉がとても好き。台詞のひとつひとつを切り取って、ショーケースに入れて飾りたいくらいには好き。

    「お前への弔辞は読まないと決めていた。いつかの葬式でだって一人お前の復活を信じてやるつもりだった。」

    この言葉を見た時の衝撃をなんと表せば良いのかわからない。それなのに、その衝撃を超える台詞がいくつも出てくるものだから。
    この世界観に、関係性に心酔しきってしまう。

    要と冴昼の2人が、当たり前のように言い放っている台詞全て壮大な愛の告白じゃないですか…。
    関係性があまりにも美しくて最高すぎる

    ラストまで曖昧な所も含めて

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    2024年06月26日
  • ナゾノベル プロジェクト・モリアーティ(1) 絶対に成績が上がる塾

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    ネタバレ

    斜線堂作品、ライトな児童文学。絶対に成績が上がる中学の塾名目に、子ども達に恐怖を与え、マインドコントロールし、塾長・寺田陽明の思う通りに塾を切り盛りする。そこに転校生で超天才の杜屋譲(もりやゆづる)と暗記力の天才の和登尊(わとたける)が塾長・寺田陽明と対決し、この塾の解散を企てる。そのために尊は猛勉強し、授業料無料の陽明クラスに入り込む。もちろん譲はトップ合格。陽明はえげつないほどのハラスメントで生徒を詰る。譲と尊は厳しいセキュリティをかいくぐり、陽明を録画に成功した!陽明塾の閉鎖に心がスカッとした。⑤

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    2024年06月17日
  • キネマ探偵カレイドミステリー

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    ネタバレ

    嗄井戸高久…映画オタクの引きこもり。
    奈緒崎…留年中の大学生。

    映画にまつわる事件と遭遇する二人の短編集。姉とともに巻き込まれた誘拐事件が引きこもりの原因らしい。

    おもしろかった。意外と知ってる映画も出てきた。

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    2024年12月29日
  • ミステリー小説集 脱出

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    収録作

    「屋上からの脱出」 阿津河辰海
    閉じ込められた深夜の学校の屋上から抜け出す方法を探せ

    「名とりの森」 織守きょうや
    入ると自分の名前を奪われる森から、親友を助け出せ

    「鳥の密室」 斜線堂有紀
    魔女として処刑される前に、塔の最上階から逃げ出せ

    「罪喰の巫女」 空木春宵
    不可解な仕掛けに囲まれた神社の秘密を解き明かせ

    「サマリア人の血潮」 井上真偽
    謎の研究上の出口を目指し、失った記憶を取り戻せ


    どれも面白い話でした。物語を全て読んだ後にもう一度読んでみると「あっそういうことだったのか!」と気づかせてくれる作者にはもうやばいとしか言いようがないです(笑)また記憶を消してもう一

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    2024年05月23日