斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 廃遊園地の殺人

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    銃乱射事件がきっかけで閉園となり
    廃墟と化した遊園地でのクローズド・サークル。

    その遊園地を買い取ったのは
    廃墟好きの資産家である十嶋庵。

    十嶋によって廃遊園地に招待されたのは
    廃墟マニアや当時の遊園地の関係者など9名。

    そこで告げられたのは園内にある宝を見つけた者に
    廃遊園地の所有権を渡すというもの。

    所有権を巡り宝探しが行われたが、
    みんな何かを隠しているようで・・・。

    廃遊園地ってだけで不気味(褒めてる)なのに
    マスコットキャラクターのギャニーちゃんが
    最高にかわいくなくて不気味で好き。(褒めてる)

    あとがきに作者本人から語られているが、
    単行本から今回の文庫化にあたって

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    2025年05月11日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    特殊設定だけど、クローズド・サークルかつ本格ミステリーでとても面白かった!
    2人以上殺した者は「天使」によって即座に地獄に引き摺り込まれるようになった世界、という設定。この設定がとてもお上手。
    ‪死刑執行ができなくなる。罰せられないから1人なら殺してもいいだろう。2人殺すならせっかくなら大人数巻き込んだ方がお得だ。‬
    こんな思考も人間の真理をついているようで、なるほどなぁという感じ。この設定ならでは。

    青岸がこの事件をきっかけに立ち直ってくれて良かった。

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    2025年05月08日
  • 彼女。

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    思い出しただけで眩しくなるような瞬間さえあるなら、幻滅しようが、それを抱いて生きていけるんじゃないかなとは思ってるよ。

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    2025年05月01日
  • 百合小説コレクション wiz

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    スマホよ、鳴るな。大人しくしていろ

    どうして彼女が嘘を愛していたのか、その理由はわかる気がした。


    百合という同性恋愛小説という文化に最近触れてこんなにも面白いのかと思うようになった。

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    2025年04月30日
  • 貴女。

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    待ってました、な百合小説アンソロジー。お気に入りは、織守きょうや「いいよ。」。幸せたっぷり。定番の記憶喪失モノ斜線堂有紀「最高まで行く」も好き。円居挽「雪の花」は高河ゆんの扉も相待って良い。共犯者モノ好き。

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    2025年04月29日
  • 小説集 Twitter終了

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    大好きな斜線堂先生目当てで購入しましたが、全部何処かしら自分に刺さる部分があって引き込まれました。
    Twitterのアイコンで羽ばたいていた1匹の鳥が黒背景ガビガビ白Xになってもうどれくらいの時間が流れたのでしょうか。
    Twitterは滅びるべき、私も大いにそう思います。Twitterがあるから失われたものだってあるし、Twitterがあるから負った消えない傷も世界には溢れているでしょう。
    でも、Twitterがくれたものもたくさんあるんです。
    浮上しなきゃいいのに気分が下がったまま浮上してフォロワーがRTしたネタツイに爆笑しながら自分もふぁぼりつしたり、Twitterで知り合った人がいつの間

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    2025年04月22日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    私は天才だったことも天才だと言われたこともないのにやけに共感して、自分の心の深い部分に踏み込んでしまった感じがした。昔の傷をそっと撫でるような、思い出すような、そんな時間だった。読み終わりたくなかったし、読み終わった後、疲労感と余韻でしばらく動けなかった。でもこの小説に出会えてよかった。

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    2025年04月21日
  • 恋に至る病

    購入済み

    最後の4行に考えさせられた

    読者によって最後の4行の読み取り方が異なると思うのですが、私は景を信じたい
    愛は嘘じゃないと思いたいです

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    2025年04月21日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    「どんでん返しシリーズだから読んでおこう」と軽い気持ちで読んだけれど、5作とも楽しめた。
    『おれ以外のやつが』はもう少し長く、中編だったらもっとおもしろくなったかなと思った。

    『人喰館の殺人』はさすが!というかなんというか、インパクトがすごい。意外と嫌いではない 笑

    『遣唐使船は西へ』は「好みではないなー遣唐使よく分かんないし」なんて思って読み始めたけれど、動機が意外で、だけどすごく良かった。
    なかなか思いつけない動機だよね。

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    2025年04月17日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    「私」と「先輩」の二人は、あらゆる世界、あらゆる形で出会い、別れ、あらゆる目に遭い、あらゆる物語となる……。


    斜線堂有紀さんがTwitter(X)上で「#不純文学」タグで発表された掌編250編をまとめた小説です。
    「私」と「先輩」の物語は1ページ毎に目まぐるしく変わっていき、二人の関係もそれにあわせて変化していく。恋愛のような親愛のような執着のような、そっけなくも感じるのにどろりと重い感情がとても好き。
    中には「君は愛しのフランシス」⇔「君は麗しのジェシカ」や、「ステーキも毎日は食べれない」⇔「フォアグラだって毎日食べたい」のように、リンクしている話もあったりするので、そんなのを探しながら

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    2025年04月08日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    特殊な環境下、自分たちが知るのとは大きく変わってしまった世界における本格ミステリ。
    最後まで楽しめた。
    楽しめたと同時に、切ない気持ちにもなった。
    正義は必ず勝つのだろうか。
    そうあってほしいと願うのは、きっと自分だけではないはずだ。

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    2025年03月29日
  • 君に贈る15ページ

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    とても面白かったです!

    入間人間さんと時雨沢恵一さんを目当てに読み始めましたが、他の筆者皆さんも大変におもしろい話を書いてくださいました。
    ※私は、安達としまむら、アリソンシリーズ のファンです。笑

    どのお話も面白かったので、いろいろ語りたいことだらけですが、ネタバレ回避のため、抽象的にまとめさせていただきます。

    皆さんは本作を読んで何を感じるでしょうか。
    私は、「可能性」「未来」「ナカイマ」「命」
    だと思いました。これまで長く、そうするべきだと云われてきたことや、伝統には、もちろん尊ぶだけの、それが続いてきたなりの理由はあります。一方、そうでない物は許されないと云うはずないのですから、

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    2025年03月28日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    めちゃくちゃ好き。1ページの掌編が250も入っていてお得過ぎる。ひとつひとつ読み返したり考えたりで読む前に考えていたより読み切るのにだいぶ時間がかかった。すべてで「私」が「先輩」を愛しているわけでもなく、結ばれるわけでもなく、でもただそこにいるという設定がいい。ときどきアンサーになってる話が出てくるのも良かった。タイトルに戻って読ませるのも綺麗。


    だいたい好きだけど特に好きな話

    ・ステーキも毎日は食べれない
    ジョークをねだったことがお互いの大切な思い出になっていて、自由に話すことができなくなっても「私」を笑わせる切り札として抱えていた不器用な「先輩」が切ない。これがあれば笑ってくれるって

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    2025年02月07日
  • 貴女。

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    ネタバレ

    めっちゃ好きです!
    完全にパケ買いしたんですけど、ただの百合のいちゃらぶのアンソロジーじゃなくて、ミステリ要素だったり時代要素だったり、もちろん王道な百合だったりと色んな種類の百合小説が読めて大満足です!帯に書いてあった「〝百合〟ってこんなにも自由。」になるほど!ってなりました。それぞれの小説の初めにイラストレーターさんが書かれたイラストが入ってて物語にあってて想像しやすくてすごく素敵です!

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    2025年02月01日
  • 禁断の罠

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    最近勢いのあるミステリー作家6人の競演。オール讀物か別冊文藝春秋などが初出の読み応え抜群の一冊でした。もし気になる作家さんが入っていたら試し読みに最適です。タイトル的にスカッと爽やかとはいかない内容が多いので、読み心地良いもの求めている人には向きません。
    「ヤツデの一家」新川帆立
    三代目を継いだ女性政治家の語り。暴君だった父の後妻の連れ子、渉は美しく世渡りがうまく、面倒なことは嫌い。でも私にアプローチしてきて、私も渉なしではいられない。そして私は醜いが、美しく身体の弱い妹がいる。
    女の国会みたいな話かと思ったら全く違いました!珍しくドロドロっとしたお話です。
    「大代行時代」結城真一郎
    世の中流

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    2025年01月29日
  • 貴女。

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    初めて百合小説を読んでみましたがめちゃくちゃ良かった!あと表紙が良すぎマジ大好き。2024年マイベスト表紙賞あげちゃう♡

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    2025年01月27日
  • 廃遊園地の殺人

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    作者さん、初読みでしたが凄く面白い!十戒や方舟くらいスラスラ読めたし分かりやすいし、ハラハラする展開。
    登場人物が多かったけど名前で分かりやすくしてくれてたからありがたい……
    1個1個に意味があって伏線があって、面白かった。

    私自身読者としてミステリーを読む時受け身になって、探偵が謎を解くのを待ってるだけだったんだけど今回は、走屋の過去だけ何となくわかってミステリに初めて参加できた!嬉しかった。色々予想外の展開だらけで、次巻も楽しみ!十嶋庵の存在だけなんとなくSFなんだね。

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    2025年01月07日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    斜線堂有紀の出す本のスピード、ジャンルの多彩さ、尽きぬアイデアに脱帽。メッセージに焦点を置いたこのミステリ短編集は特に面白かった。殺人事件に限らず幅広い分野での謎解き。自由自在。

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    2024年12月17日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    この作家さんの世界観が大好きなんですよね。少し暗い感じがして。この本はある理由で小説が書けなくなった元、天才小説家、綴喜文彰のもとへレミントンプロジェクトの案内状が来る。何人もの元天才たちが集められ、天才に戻すリサイクル計画だったのです。
     文章が頭に入ってきやすくてすらすらと読むことが出来ました。

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    2024年12月14日
  • ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に

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    短編集。どれも面白いアイディアがギューっと詰まっていて、密でディープな世界を楽しめます。
    「ある女王の死」
    榛遵葉は七十三になる守銭奴で冷血漢の闇金業界の金貸し。彼女の殺人現場から話が始まる。彼女は誰に殺されたのか?どんな人生を歩んできたのか?
    主人公の生きざまがカッコいいのと、小道具がチェスなのと、最後に、最初の現場で何が起こったのかがわかるところがよかった。
    「妹の夫」
    荒城務は繰り返しワープを続けて遥か彼方へ飛ぶ有人宇宙飛行に選ばれた。しかし、彼は会えなくても妻の姿を見たくて、太陽系内だけでも自宅の映像データを見ることにした。その映像で妻に起こったとんでもない事をどうにかしてワープごとの

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    2024年12月13日