【感想・ネタバレ】ナゾノベル プロジェクト・モリアーティ(2) 正義の名探偵と体育祭の怪人のレビュー

あらすじ

“現代のモリアーティ”こと杜屋譲と、その相棒・和登尊。2人の前に「名探偵」を自称する転校生・写楽法太郎が現れる。写楽は「瞬間記憶能力」を有する和登に興味を抱き、「お前を名探偵の助手にしてやる」と宣言する。そのころ、杜屋たちが通う中学校では体育祭の中止をもくろむ怪人の目撃情報が多発していた。怪人事件を解決しようと動き出す杜屋と写楽。はたしてモリアーティとホームズの対決の行方は?

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Posted by ブクログ

1巻では杜屋譲(もりやゆずる)と和登尊(わとたける)だけだったが、ついに写楽法太郎(しゃらくほうたろう)が登場。1巻の杜屋はモリアーティのような悪の権化って存在ではなく、2巻もその流れのまま。むしろ、融通効かない正義の裁き系写楽のほうが鬱陶しい存在として描かれていた。和登尊が2人から相棒に望まれていて、語り手の和登に共感しながら読むのに気分が良い展開。和登が善悪などの判断がハッキリしているのも共感できて、読みやすい。
今回は運動会を阻止したい何か(誰か)が怪人を出現させるのを解き、なぜ阻止したいか考え対応する。こんな小学生向け小説なのにミステリー手法ワイダニット、フーダニット、ハウダニットなどの解説も載っていて、超贅沢な仕上がりでした。謎は読んでいると何となくはわかったけど、知らない知見出てきてヘーって、感心しました。40年以上前に理科室にあったあれやらこれやらもそうだったのか?
個人的には本屋大賞候補になったあのシリーズより、こっちのほうが面白いです。挿絵的に子どもは断然こっちだと思うんだよね。ちょっとこっちも来年度予算で入れてみて反応みたいな。
ということで、ルビもあるし4年以上向け。

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2025年02月03日

Posted by ブクログ

斜線堂有紀さん、初の児童書『プロジェクト・モリアーティー』シリーズ第二弾。

「この世界をちょっとだけ正しくしたい」と言い切る・杜屋譲と、瞬間記憶能力を持つ和登尊。

そして今回、転校生として登場した「正義の名探偵」を名乗る写楽法太郎。

三人が学校周辺に現れる死神マスクの怪人事件解決に動き出す。

体育祭の中止を要求する怪人、彼の真の目的は一体…。
目撃者に聞き込みをしながら、真相に近づいていく過程にドキドキ。

活字が苦手な小中学生にも分かりやすいストーリー展開。

まだ謎が多く相容れない三人だがこれからの化学反応が楽しみだ。

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2025年02月20日

Posted by ブクログ

写楽が面倒くさい奴だった。前作では気にならなかったのに、今回なぜか杜屋をシャオクと読んでしまい、シャラクもシャオクもどっちもシャーロックぽくて混乱した。

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2025年01月25日

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