斜線堂有紀のレビュー一覧
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ネタバレ――
この物語はフィクションですってば。
そのひとことの為にその映画を観る、みたいなことって、ありません?
って、題材が題材なもんだから気取って映画を例に採りましたけど正直そんなに観てないから好例思い浮かばないや。みんな見て! これが馬脚よ!
こういうときひねり出すのはあれ、『ザ・マジックアワー』でデラさんがスクリーンに大写しになった佐藤浩市の姿を…あれ違う。村田さんがスクリーンの中のデラさんを…あれ?
まぁ、あそこですよ。ベタだけどね!
漫画や小説でも、そういうワンシーンってある。クライマックスというわけではないけれど、とても強く心に残っているシーン。
ちょっと手近にあ -
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映画に関係した事件の謎を解く、ひきこもりシネフィル探偵。
「逢魔奇縁のパラダイス座」(ニュー・シネマ・パラダイス)2 … すべてがちょっとわかりやすすぎた。
「断崖絶壁の劇場演説」(独裁者)2 … ひねりがなかった。
「不可能密室の幽霊少女」(ブレア・ウィッチ・プロジェクト)3 … ラストあたりで言う●●トリックが成立してない。JK束で加点。
「一期一会のカーテンコール」(セブン)3 … 見立ての題材が曖昧すぎる。
総じてトリックはかなり軽め。探偵と助手ふたりの絡み(友情)がメイン。題材となった映画はネタバレへの考慮かサラッとしか触れられていないところに好感が持てた。 -
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タイトル通り。
虐待を受け、親に捨てられ
自殺しようとしていた少女
それを止めた小説家
救われた少女は小説家と暮らし始める。
神様のように作者を慕う少女
素っ気なく振る舞いながらも
愛情抱く小説家(うーん、今書いててもなかなかな奴だなぁ)
警察に届け出てないというのもあるのだけど、違和感をいちいち捉えずに読んでいた。
前読んだ作品の「中学生男子と大学生女子」の関係もそうだけど、ギリギリアウトかもしれない関係性で進む話が多い作家さんなのかな?
今回は「小学生女子と社会人男性」
そして毒親も共通項
「感情揺さぶられたい」ということも小説を読む理由の一つなのだが、この話は「タイトル」がまず -
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彼の家から、例のフィルムが発掘された。
持って帰って、元々のきっかけを作った教授に
人を紹介してもらって…と、暗躍してみたものの
さくっと白状している主人公。
まぁ、隠し通せはしないですよね、性格的に。
そんな山場を迎える前に、元カノと遭遇してみたり
別の山場を見てみたり。
自己完結するのはよろしくない、という教訓がw
2話目では、祝容疑者になった主人公ですが
フリーエージェントの身内とも遭遇。
しかしどう考えても…とか言っている前に
ダイイングメッセージって、作ってる気力は
あるのでしょうか?
このシリーズが始まって以来、ずっと出てきていた
あの事件がようやく解決します。
こういう犯罪 -
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火事のおかげで家財道具がなくとも、2階に行けば
やつがいる。
リュックに詰めてうろうろしていた友人。
ピンク色の足跡。
お使い先での、思わぬ再会。
最初の話は、ものすごく主人公の疑わない心、に
賞賛したいものがあります。
本人が言っているから、ですべてが通るなら
大概の犯罪はありません…。
いや、友情に熱い、ともいえるかも?
ピンクの足跡も、見てる分には可愛いです。
が、まさかの落ち…というか、まさかの現実。
これは確かに言いづらい。
けれど世の中、言わないと通じない事で
9割ができています。
驚きの、あの時の友人との再会。
1巻での単語が、ちょっとだけ出てきています。
しかし契約書の -
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留年決定になってしまった主人公は、救済処置として
1人の学生を大学に連れてくるように、と言われる。
期間は1週間なので、その攻防戦が始まる、と思ったら
最初の一話で終了してしまいました。
そして決まってしまった、主人公の留年。
留年しない程度に計算して勉学に励まなかったのが
一番いけない事ですが。
頭がいい、と言われる引きこもりの学生の元へ
奇妙な事件を持っていく主人公。
そして部屋で出会った、女の子。
こちらも謎を持ってきて、解決してもらっているようで。
ここもまた、人間関係どう知り合ったのか、が
気になるところです。
男、というより、男の子、のノリな二人。
何故彼が部屋から出たくない -
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登場人物の設定は主要な三人、それぞれに面白いと思います。束がとても気になります。面白い娘です。
謎自体、そして謎解きよりも、映画の話におおく期待していましたが、その点では少々物足りなさがありました。もっと映画に寄せて話が展開してくれるものを期待していました。しかし、本筋の謎から言うと、バランスのとれた感じかもしれません。
読後に何か物足りなさを感じたのはなぜなのか、自分でもよく分かっていませんが、研究室内での部分が少ないからなのかな、話の発端なのに、ということかな。
きっと作者さんは書いていくうちにどんどん、うまくなっていく方のように思います。
もうすこし読み続けてみようと思います。