山崎雅弘のレビュー一覧

  • [新版]中東戦争全史

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    第一次世界大戦の頃からの中東での戦争の歴史。解説にもあるようにどちらにも偏ってない印象ですんなり読めた。なぜ戦争はなくならないのか。戦争が終わることで理不尽な状態を固定化されるのは我慢がならない。ギャンブルを止めると返せない借金が残るだけだから、続けるしかない。諦めたらそこで試合は終わりだけど、諦めなくても時間が来れば試合は終わる。戦争を知らない世代だからなのか、想像力が足りないせいか、薄っぺらなことしか頭に浮かばない。

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    2025年04月18日
  • 底が抜けた国 自浄能力を失った日本は再生できるのか?

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     最近、買い物してても、店員さんのレベル落ちすぎじゃない?と思うことが増えて、それは、自分が高齢になってきて若い人の未熟さが目につくようになっただけかなと思っていたが、案外、この本に書いてあるような、倫理観のレベルの低下も原因なのかもしれないと思った。

     “頭を抱えるような状況であっても、手の届く範囲の問題を解決する方向で努力して、後の世代にバトンを渡す”(p213より一部抜粋)
     自分にとっての“手の届く範囲の問題”はなんだろうか?
     とりあえず『文句ばっかり言わず、自分が置かれた環境でできることをやっていこう』(p207)と言うのを止めよう笑!
     そして、発する言葉を、自分のなかに蓄える言葉を磨いていきたい。

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    2025年04月18日
  • この国の同調圧力

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    同調圧力という意味では、日本は今危ういところにいると思う。マスコミは財務省のデモも報じないし、都合の悪い事は隠蔽し、都合のいいように国民を操ろうとしていることが見え隠れしている。さきの戦争の二の舞になりかねない。

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    2025年04月07日
  • 底が抜けた国 自浄能力を失った日本は再生できるのか?

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    今の日本のダメな現状を鋭い指摘をした本。しかし、この国はどうなってしまうのか、本当に考えないととんでもない未来が待っている。政治による底が抜けた国、日本。国民が声を上げないと日本はまた、あの戦争の様な状況になる。

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    2025年03月29日
  • 動乱期を生きる

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    この2人の対話とあらば、興味深く読めない訳がない。それにしても、政治家以外の国民が、政治に無関心でいられる状況が好もしいって、ホントまさにその通りですわな。

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    2025年03月24日
  • 底が抜けた国 自浄能力を失った日本は再生できるのか?

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    著者と同年代なのだが、確かに昔に比べて倫理観が欠落した人が増えたと思う。これは政治家や官僚、財界人に限った話でなく、まさに上から下まであらゆる階層で『底が抜けた』状況になっている。
    著者が分析するように、その原因は教育にあることも間違いなくて、長年の愚民化政策がここに来て実を結んだ結果と言えよう。著者は第二次安倍政権が転機のように言うが、そんなことはない。もっと昔から、おそらく意図的に進められてきた政策なのだ。エリート層を金持ちのお仲間とそのご子息で独占し、能力とは全く無関係に金持ちしか支配層に行けなくなった。安倍元首相を始めとして有力政治家もほぼ世襲で、明らかに国政を任せられる能力がない者も多い。そしてそこからこぼれた普通の国民は問題意識を持たないように巧妙に教育されていく。
     ジャーナリストのレベルが落ちたとの指摘もわが意を得たりだ。ありがたいことに最近は記者会見をネットで見られるようになったが、いとも簡単に詭弁を許す記者ばかりだ。珍しく気骨のある女性記者が出てきたと思ったら、それも頭が悪いやり方で余計にジャーナリズムの質を落とす結果となった。
    この状況を変えるには選挙しかない。まだ良心と能力が残っている政治家候補がいるうちに彼らを国会に送る必要がある。著者はデモの重要性を訴えるが、民主主義国でデモによって政策を左右させるべきではない。仮にデモに10万人が集まったとしても全有権者の0.1%に過ぎない。そんな少数に民意を代表させるのは間違いだ。全有権者の半分近くが選挙権を行使しない世の中にあって楽観的な未来は描きにくいが、それでも諦めたら終わり。皆さん、選挙に行こう! そして知名度や利益誘導ではなく政策と能力に投票しよう!

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    2024年12月19日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    知らない論者も多いのだが,なかなか良い企画だったと思う。
    個人的に自由に最高の価値を置いているつもりなのだが,そもそも自由とは何か,きちんと考える必要がある。自由でないから自由という概念が必要となるという指摘はそのとおりだし,自由と秩序の関係も深める必要がある。
    学術会議の問題は解決されないまま世間からは忘れられてその動きは目的を達しようとしている。カネは出すけど口は出さないなんて器量をこの国に望むのはもう無理なのかもしれない。

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    2024年10月14日
  • この国の同調圧力

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    人間社会の同調圧力は、生物の集団行動とは異なり、時には安全で合理的でない、間違っている方向に進む可能性がある。全体の流れに何となく従うのは心理的に「ラク」ではあるが、自分に合った「同町圧力とのつきあい方のバランス」を探っていくべき。

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    2024年10月03日
  • [新版]中東戦争全史

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    旧版は読んだことあった上で新版もあらためて読んだ。情報が詰まっていて読みづらいところはあるけど、中東情勢を形作る歴史に関するリファレンスとしてとても良い本だと思う。2024年8月のパレスチナ(ガザ)の状況はこの新版の書かれた時よりも悲惨なものになっていて辛い。単なるイスラエル対アラブ-パレスチナなどという簡単な形ではないイスラエルやパレスチナそれぞれの中での党派間対立、敵の敵は利益を共有する味方にもなりうる関係がこの問題を解決不能に見せている様子がこの本を通してよくわかるし、新版への後書きにも強調されている。なんとかできるだけ多くの人が平和な世界で生きられるようになってもらいたいものだけど。。。

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    2024年08月09日
  • 詭弁社会 日本を蝕む”怪物”の正体

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    素朴な疑問だけど、あのような詭弁を見せられた子供達が政治の世界を素直に目指すようになるのだろうか?それともああいうやり方で煙に巻いてしまえばいいんだな。なんていうふうに変な学習をしてしまわないのだろうか

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    2024年07月31日
  • 詭弁社会 日本を蝕む”怪物”の正体

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    子供の言い訳のようなウソや詭弁を、大の大人それも政治家などの公権力者が恥ずかしげもなく口にしている。そしてそれに対して主要メディアはほとんど追及をしない。生ぬるくてとても恐ろしい。
    政治家の劣化、「問題意識」を忘れたかのような記者たち、そして「批判的思考」などはなから存在しないかのように権力に異常に従順な国民。この三者が一体となってウソと詭弁という怪物を生み育てていると思う。このような状況を看過していると、現在の日本社会も、かつての大日本帝国と同じような窮屈で不自由な社会になるかもしれないという筆者の危惧は十分に理解できる。

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    2024年07月10日
  • 歴史戦と思想戦 ――歴史問題の読み解き方

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    第二次世界大戦では、世界各国が自国にとって戦況を有利に導くためにプロパガンダを積極的に多用した。

    本書では、当時の「大日本帝国」が展開したプロパガンダを記録や証言に基づき丁寧に紐解くと同時に、
    極端な解釈が今でも横行している現状を指摘し、憂慮しつつ問題提起している。
    特に、「大日本帝国」と「第二次世界大戦後の日本国」、および一般概念としての「日本」の区別の重要性を説いている。
    その区別が曖昧なまま、感情的に過剰反応している政治家や著名人がいることを名指しで指摘している。
    個人的には、この名指しの指摘自体が形を変えた別種のプロパガンダにも見えなくもなかったため、全部を読後感そのままに鵜呑みにすることは出来ないと感じたものの、
    1938年に日本橋高島屋で開催された思想戦展覧会など、公文書として閲覧できるような公的情報を時系列に基づき丁寧に挙げながら自論を展開している点から、
    少なくとも事実関係についての信頼性は高いように思われる(し、反証可能性もしっかり担保されている)。

    一見すると公平性を保っているように見える「両論併記」の心理的トリック、
    「歴史戦」論者と歴史学者の根本的な違い(歴史に対して向き合う姿勢の違い)、
    問題の本質や焦点の“すり替え”の事例、
    等々、プロパガンダが実際にどのようにして日本で行われてきたか、ということについて、
    一つ一つ記録に残っている具体例を挙げて考察しながら解説している。

    「GHQ」や「コミンテルン」が、その実像から掛け離れた極端な形で、
    政治家やマスメディア、著名人などの発信を通してどのように繰り返し伝えられてきたか(また、いつ頃からその活動が活発化したか)、
    ということについても検証を重ねながら指摘していく。

    日頃、マスメディアでは報道されることのないこれらの「社会構造の実態」は、
    一般社会を観察する際の重要な視点を教えてくれる。
    著者による細かい指摘のすべてを鵜呑みにしないまでも、
    平然と事実歪曲が行われてきた経緯を知ることは、一般市民として今後も生き続けていく上で意義深いと感じた。

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    2024年02月03日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    今、私が自由だと思っているものは本当に自由なのだろうかと考えた。秩序はたしかに大事だけれど秩序以上に大事なものを蔑ろにしていないか。
    国は私を守ってくれるが同時に傷付けも見捨てもする。安易にぬるま湯に浸かっていることの危険性。
    これから先の時間を生きる人が傷付き見捨てられないように今を大事にしようと改めて感じた。

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    2024年01月29日
  • 「天皇機関説」事件

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    天王機関説事件から国体明徴運動とその後の流れまでを非常に分かりやすく整理してくれている
    1935年と100年近く前の事件ではあるが、人の起こしたこと故、現代にも通じる
    混乱の最中では道理よりも無理が通る
    国連脱退による国際社会からの孤立、明治以降の欧州文化偏重の傾向、1920年代の軍縮
    自国を守らねばならない環境下で力を失っていた軍部が国体という標語のもとに揺り戻しをかけた
    結果、理論として天皇自体も認める機関説が排撃され、精神性を拠り所にした国体が推されることとなる
    現代日本も経済的な弱体化やコロナ禍という混乱にかこつけて政府は無理筋を通している
    社会規模でなく自身の身近な会社でも十分に起こり得る潮流であるし起こっているのかもしれない

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    2024年01月14日
  • この国の同調圧力

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    なるほどと思わせる本でした。
    特に特攻の中で「多くの若者を「特攻」という軍の命令による組織的な体当たり攻撃で死に追い込んだ真の原因は「戦争をしたこと」ではなく、そうせざるを得ない「空気」で若者を包み込み、自発的という体裁でそれを選ばせた、当時の同調圧力だったのです。」との記述は、まさにそのとおりだと思いました。
    悲しいかな日本人って……を、考えさせられた本でした。

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    2023年12月18日
  • [新版]中東戦争全史

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    多くの血が流れた歴史が淡々と報道記事の様に語られる。中立的、非党派的な本と称される所以。
    オスロ合意からラビン暗殺の記述は戦前日本の様。涙する。

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    2023年12月10日
  • アイヒマンと日本人

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    ホロコーストへの興味が自分の中で高まっている今、書店で見かけ手にとってみた。
    アイヒマンと日本人。
    そのタイトルの意図するところは、本編を読み進めなるほど理解できた。日本人の社会人の多くは、その意図するところをなんとなく感じることができるだろうと思う。

    ただ、タイトルの意図するところはわかるけれど、ちょっと、「〜と日本人」の部分は誇大ではないかなと内容を読んで気になりました。
    主題ではなく、サブタイトル的に扱った方が内容のボリュームと合ってるんじゃないかなと思いました。

    現代では世襲制や、親の七光りは批判されることも多いですが、犬養道子さんの話を読むと血筋あってこそ幼少期から触れるもの、環境で関心や勉学に大きな影響が出て傑出した才能が現れることもあるなとしみじみ思いました。
    今、昔ほど位の差がないというか、一般人でも機会が与えられる世の中になり、偉い人の子供は贅沢や特権階級の勘違いした選民思想を引き継いでるだけにも思える人もいて、何故こうなってしまったのか、そこも気になった。

    『夜と霧』を読んだ時から、一握りの悪い人たちによってホロコーストという悲劇が起きたのではなく、普通の人々が与えられた役職や環境で変化していった、人間というものは誰しもが同じように恐ろしく化ける可能性があると思ったけれどアイヒマンについて読んで、改めてそう思った。
    その当時ヒトラーに対して反抗し命を失った人たち、凄いな、気高いなと思いました。月並みな感想ですが。。

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    2023年09月19日
  • この国の同調圧力

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    ゆっくり読んだので時間がかかってしまった。
    子供の頃から同調圧力には、逆らっているタイプだったけれど、大人になると上手く立ち回れるようになったかな。 少数派を多数派に取り込む空気を出すのも、誰かを排除して、集団が堅固になるのもどちらも同調圧力だなぁ。
    世界によって、自分が変えられないように、自分のぶれない「芯」を持ち、それを信じつつも柔軟性を持って生きたい。

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    2023年08月08日
  • この国の同調圧力

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    同調圧力について,大変コンパクトにかつ卑近な例えから,歴史的な大きな同調圧力について広範に網羅されていて,誰もが気楽に手に取れる良書だと思いました.
    「個人主義」が「お互いを尊重し,個人として認め合う」と言うことをもう少し色んなところで強調してもらうとより読者には(特に,今まで政治や社会について考えたことが少ない方には)伝わりやすかったかなぁと思います.

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    2023年07月30日
  • 未完の敗戦

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    「大日本帝国型の精神文化」の温存化がやまないどころか、復興しつつあるのではないかと思ってしまう今の日本。もう破滅するしかないのかな。

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    2023年05月20日