山崎雅弘のレビュー一覧

  • 動乱期を生きる

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    この2人の対話とあらば、興味深く読めない訳がない。それにしても、政治家以外の国民が、政治に無関心でいられる状況が好もしいって、ホントまさにその通りですわな。

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    2025年03月24日
  • 底が抜けた国 自浄能力を失った日本は再生できるのか?

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    著者と同年代なのだが、確かに昔に比べて倫理観が欠落した人が増えたと思う。これは政治家や官僚、財界人に限った話でなく、まさに上から下まであらゆる階層で『底が抜けた』状況になっている。
    著者が分析するように、その原因は教育にあることも間違いなくて、長年の愚民化政策がここに来て実を結んだ結果と言えよう。著者は第二次安倍政権が転機のように言うが、そんなことはない。もっと昔から、おそらく意図的に進められてきた政策なのだ。エリート層を金持ちのお仲間とそのご子息で独占し、能力とは全く無関係に金持ちしか支配層に行けなくなった。安倍元首相を始めとして有力政治家もほぼ世襲で、明らかに国政を任せられる能力がない者も

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    2024年12月19日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    知らない論者も多いのだが,なかなか良い企画だったと思う。
    個人的に自由に最高の価値を置いているつもりなのだが,そもそも自由とは何か,きちんと考える必要がある。自由でないから自由という概念が必要となるという指摘はそのとおりだし,自由と秩序の関係も深める必要がある。
    学術会議の問題は解決されないまま世間からは忘れられてその動きは目的を達しようとしている。カネは出すけど口は出さないなんて器量をこの国に望むのはもう無理なのかもしれない。

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    2024年10月14日
  • この国の同調圧力

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    人間社会の同調圧力は、生物の集団行動とは異なり、時には安全で合理的でない、間違っている方向に進む可能性がある。全体の流れに何となく従うのは心理的に「ラク」ではあるが、自分に合った「同町圧力とのつきあい方のバランス」を探っていくべき。

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    2024年10月03日
  • [新版]中東戦争全史

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    旧版は読んだことあった上で新版もあらためて読んだ。情報が詰まっていて読みづらいところはあるけど、中東情勢を形作る歴史に関するリファレンスとしてとても良い本だと思う。2024年8月のパレスチナ(ガザ)の状況はこの新版の書かれた時よりも悲惨なものになっていて辛い。単なるイスラエル対アラブ-パレスチナなどという簡単な形ではないイスラエルやパレスチナそれぞれの中での党派間対立、敵の敵は利益を共有する味方にもなりうる関係がこの問題を解決不能に見せている様子がこの本を通してよくわかるし、新版への後書きにも強調されている。なんとかできるだけ多くの人が平和な世界で生きられるようになってもらいたいものだけど。。

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    2024年08月09日
  • 詭弁社会 日本を蝕む”怪物”の正体

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    素朴な疑問だけど、あのような詭弁を見せられた子供達が政治の世界を素直に目指すようになるのだろうか?それともああいうやり方で煙に巻いてしまえばいいんだな。なんていうふうに変な学習をしてしまわないのだろうか

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    2024年07月31日
  • 詭弁社会 日本を蝕む”怪物”の正体

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    子供の言い訳のようなウソや詭弁を、大の大人それも政治家などの公権力者が恥ずかしげもなく口にしている。そしてそれに対して主要メディアはほとんど追及をしない。生ぬるくてとても恐ろしい。
    政治家の劣化、「問題意識」を忘れたかのような記者たち、そして「批判的思考」などはなから存在しないかのように権力に異常に従順な国民。この三者が一体となってウソと詭弁という怪物を生み育てていると思う。このような状況を看過していると、現在の日本社会も、かつての大日本帝国と同じような窮屈で不自由な社会になるかもしれないという筆者の危惧は十分に理解できる。

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    2024年07月10日
  • 歴史戦と思想戦 ――歴史問題の読み解き方

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    第二次世界大戦では、世界各国が自国にとって戦況を有利に導くためにプロパガンダを積極的に多用した。

    本書では、当時の「大日本帝国」が展開したプロパガンダを記録や証言に基づき丁寧に紐解くと同時に、
    極端な解釈が今でも横行している現状を指摘し、憂慮しつつ問題提起している。
    特に、「大日本帝国」と「第二次世界大戦後の日本国」、および一般概念としての「日本」の区別の重要性を説いている。
    その区別が曖昧なまま、感情的に過剰反応している政治家や著名人がいることを名指しで指摘している。
    個人的には、この名指しの指摘自体が形を変えた別種のプロパガンダにも見えなくもなかったため、全部を読後感そのままに鵜呑みにす

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    2024年02月03日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    今、私が自由だと思っているものは本当に自由なのだろうかと考えた。秩序はたしかに大事だけれど秩序以上に大事なものを蔑ろにしていないか。
    国は私を守ってくれるが同時に傷付けも見捨てもする。安易にぬるま湯に浸かっていることの危険性。
    これから先の時間を生きる人が傷付き見捨てられないように今を大事にしようと改めて感じた。

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    2024年01月29日
  • 「天皇機関説」事件

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    天王機関説事件から国体明徴運動とその後の流れまでを非常に分かりやすく整理してくれている
    1935年と100年近く前の事件ではあるが、人の起こしたこと故、現代にも通じる
    混乱の最中では道理よりも無理が通る
    国連脱退による国際社会からの孤立、明治以降の欧州文化偏重の傾向、1920年代の軍縮
    自国を守らねばならない環境下で力を失っていた軍部が国体という標語のもとに揺り戻しをかけた
    結果、理論として天皇自体も認める機関説が排撃され、精神性を拠り所にした国体が推されることとなる
    現代日本も経済的な弱体化やコロナ禍という混乱にかこつけて政府は無理筋を通している
    社会規模でなく自身の身近な会社でも十分に起こ

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    2024年01月14日
  • この国の同調圧力

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    なるほどと思わせる本でした。
    特に特攻の中で「多くの若者を「特攻」という軍の命令による組織的な体当たり攻撃で死に追い込んだ真の原因は「戦争をしたこと」ではなく、そうせざるを得ない「空気」で若者を包み込み、自発的という体裁でそれを選ばせた、当時の同調圧力だったのです。」との記述は、まさにそのとおりだと思いました。
    悲しいかな日本人って……を、考えさせられた本でした。

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    2023年12月18日
  • [新版]中東戦争全史

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    多くの血が流れた歴史が淡々と報道記事の様に語られる。中立的、非党派的な本と称される所以。
    オスロ合意からラビン暗殺の記述は戦前日本の様。涙する。

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    2023年12月10日
  • アイヒマンと日本人

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    ホロコーストへの興味が自分の中で高まっている今、書店で見かけ手にとってみた。
    アイヒマンと日本人。
    そのタイトルの意図するところは、本編を読み進めなるほど理解できた。日本人の社会人の多くは、その意図するところをなんとなく感じることができるだろうと思う。

    ただ、タイトルの意図するところはわかるけれど、ちょっと、「〜と日本人」の部分は誇大ではないかなと内容を読んで気になりました。
    主題ではなく、サブタイトル的に扱った方が内容のボリュームと合ってるんじゃないかなと思いました。

    現代では世襲制や、親の七光りは批判されることも多いですが、犬養道子さんの話を読むと血筋あってこそ幼少期から触れるもの、環

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    2023年09月19日
  • この国の同調圧力

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    ゆっくり読んだので時間がかかってしまった。
    子供の頃から同調圧力には、逆らっているタイプだったけれど、大人になると上手く立ち回れるようになったかな。 少数派を多数派に取り込む空気を出すのも、誰かを排除して、集団が堅固になるのもどちらも同調圧力だなぁ。
    世界によって、自分が変えられないように、自分のぶれない「芯」を持ち、それを信じつつも柔軟性を持って生きたい。

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    2023年08月08日
  • この国の同調圧力

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    同調圧力について,大変コンパクトにかつ卑近な例えから,歴史的な大きな同調圧力について広範に網羅されていて,誰もが気楽に手に取れる良書だと思いました.
    「個人主義」が「お互いを尊重し,個人として認め合う」と言うことをもう少し色んなところで強調してもらうとより読者には(特に,今まで政治や社会について考えたことが少ない方には)伝わりやすかったかなぁと思います.

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    2023年07月30日
  • 未完の敗戦

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    「大日本帝国型の精神文化」の温存化がやまないどころか、復興しつつあるのではないかと思ってしまう今の日本。もう破滅するしかないのかな。

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    2023年05月20日
  • 5つの戦争から読みとく日本近現代史

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    この1年は特に平和について考える機会が多く、日本の近現代史について改めて学びたいなと思い手に取りました。
    5つの戦争とそれらに繋がる事件について、日本の視点、外国からの視点を交えて説明されていて勉強になりました。
    太平洋戦争終戦後の平和な時代の考え方が本土と沖縄とは違う捉え方だというのも、中々普段は意識しないポイントで詳しく知らないため、今度は沖縄の視点から見た本を読んで理解を深めたいです。

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    2023年02月01日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    ネタバレ

    今から3年前2019年、当時の首相による日本学術会議の会員任命拒否問題は、政府による自由・学術・教育に対する介入であると大変な危機感をつのらせることになった出来事でしたが、自分の周りでこの件について同じようなことを考えていたり意見を交換したりということがあったのは、小学校教員である友人ただ一人との間でした。
    そこにあるものの不穏さを感じ取った人が自分の周りにはあまりにも少なかった、と思います。
    それから現在までを振り返ってみるとたった3年の間に自由というものがとても堅苦しく緊張の伴うものになってしまっており今なお進行形であると感じます。

    気づいたら周りから固められてて自分は奇特な意見を述べる

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    2022年11月14日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    面白かった〜
    30代から70代の、それぞれ生業が違う著者による寄稿集。
    世代によってか、なんとなく色が分かれてたのがまた興味深い。
    引用してるデータはもちろん、参考文献が結構かぶってるのも興味深かった。
    対象読者である大学生の知り合いに贈りたいし、こういうテーマについてよく話す友人にも読んでほしい。

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    2022年10月29日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    一部ネットで嫌われてそうな論客たちからのメッセージ集。みなさん、日本から少しずつ自由が奪われていると危惧している。
    ある一面の行動・発言が切り取られて批判されることが多い方々だが、その考えに直に触れると、国の在り方や自由について真剣に考えているのが分かる。

    例えば表現の不自由展に携わった津田大介氏。近年、アートの世界では政権の意向に沿った展示しかできなくなってきたと言う。意向に反せば、補助金が下りないなど不自由を強いられるそうだ。

    詳しく知らないが、おそらく、この展示は慰安婦像などを展示するのが目的ではなく、賛否両論のものを公の場で示すこと自体が目的だったのではないか。こうした国の動きに対

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    2022年08月01日