「天皇機関説」事件

「天皇機関説」事件

作者名 :
通常価格 748円 (680円+税)
紙の本 [参考] 836円 (税込)
獲得ポイント

3pt

    【対応端末】
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
    【縦読み対応端末】
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

※縦読み機能のご利用については、ご利用ガイドをご確認ください

毎日引ける!!!クーポンガチャで最大50%OFFクーポンをGET!

作品内容

「天皇機関説」事件は、この学説を主張する憲法学者の美濃部達吉への、天皇を崇拝する退役軍人や右派政治家の攻撃が発端となっている。1935年2月に始まり、約半年にわたる「機関説」排撃運動の中で、美濃部に対する政治的な弾圧が行われただけでなく、言論や学問の自由も奪われ、立憲主義が事実上停止した。その結果、「権力の暴走」を止める安全装置が失われ、日本は破局的な戦争へと突き進む。この事件は、社会がどのように「壊れて」いくのかを物語る昭和史の重要な分岐点である。現在の政治・社会状況との類似点の多さに戦慄が走る……! 【目次】はじめに/第一章 政治的攻撃の標的となった美濃部達吉/第二章 「天皇機関説」とは何か/第三章 美濃部を憎んだ軍人と右派の政治活動家/第四章 「国体明徴運動」と日本礼賛思想の隆盛/第五章 「天皇機関説」の排撃で失われたもの/あとがき/「天皇機関説事件」に関する年表/参考文献

カテゴリ
ビジネス・実用
ジャンル
学術・語学 / 教育
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社新書
ページ数
256ページ
電子版発売日
2017年05月26日
紙の本の発売
2017年04月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
2MB

「天皇機関説」事件 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2019年01月15日

    この「天皇機関説事件」が、日本を軍事マシンへと流れを変えた決定的事件なのですね。
    凄く分かりやすい説明と、全体の流れを俯瞰する内容で、初心者にも読みやすいです。
    なぜこうなるに至ったのかを考えながら、本書を読み進めたのですが、まずは明治憲法の欠陥ですね。軍隊が天皇によってのみ統帥される。つまりは政府...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2017年12月31日

    歴史の教科書に出てくる著名な事件だから、名前は知っていたし、天皇機関説がどういったものかも知っていたつもりだった。しかし、その事件が歴史上どのような意味を持ったのかについてはこの本に教えられることが多かった。

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2017年08月24日

    貴族院議員でもあり、憲法学者であった美濃部達吉らが唱え、
    大日本帝国憲法下で30年近くに渡って憲法学の通説とされたのが
    天皇機関説である。

    国を法人とみなし、統治権は国家にあり、天皇はその最高機関とし
    て、内閣等の機関からの輔弼を得ながら統治権を行使する。

    しかし、満州事変後の1935...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2017年07月26日

    天皇機関説事件とは何か?
    どんな理由で発生し、結果として日本の行方にどんな影響を及ぼしたのか?昭和史や憲法学の専門家にとっては「基本的な知識」だそうだけれど、国民の大多数であるところの「それ以外の普通の市民」に向けて書かれたわかりやすい概説書。
    歴史にもしも?を言ってみても詮無いこととわかっていても...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2020年10月15日

    日本学術会議問題を契機に読んでみた。

    (宗教的な傾向を持った)権力が科学・学説の当否に介入した経緯とその結果がよく分かる。現代社会でも同じ歴史を歩んでいるのではないかと心配になってくる。

    他方で、一部の極端な思想の持ち主の活動が、これほど大きな流れになってしまった理由は、自分の中ではうまく消化で...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2017年09月06日

    内容的には既知のものだったが、天皇機関説事件から国体明徴生命、226事件へと続き、言論の自由が如何にして奪われていき、国家主義が暴走、個人主義・自由主義が窒息死させられたかが非常にわかりやすくコンパクトにまとまっている。著者の目指した通りの内容になっており入門書として最適。日露戦争~太平洋戦争敗戦の...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2017年08月09日

    天皇機関説事件とは、1935年に起きた政治的な弾圧事件です。
    私も高校時代に日本史で学んだ記憶があります。
    恥ずかしながら、私は本書を読むまで大きな勘違いをしていました。
    天皇機関説というのは一部の左翼学者が唱えた異端の学説で、これを不敬だとして当時の軍人や右派政治家が排撃したもの。
    と、そのように...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2018年03月11日

     たったひとりの男の言説に国全体がのせられた。この国の民は愚民の集まりだったのかとも考えられるが、現状もさして変わらない。
     知恵を絞ってみても結局庶民はつけを払わされるから、考え過ぎないのが身のためであろう。世の中が騒がしい時には静かに暮らすのがいいのかもしれない。結局なるようにしかならない。

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2017年09月11日

     1935年の天皇機関説排撃事件については憲法学や歴史学にかなりの研究蓄積があるにもかかわらず、一般向けの手ごろな単著がなかっただけに、その一点でも本書は価値があるが、排撃運動を今日の立憲主義の解体状況や排外的ヘイトスピーチの隆盛と重ね合わせようとする問題意識が鮮明な分、事件の前提となる明治憲法をめ...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています