山崎雅弘のレビュー一覧
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ネタバレ批判的なものの見方が戦争を防ぐために必要。これすごく危なくない?みんなAIに思考を外部リソースしてる上、AIが苦手なのが批判的なものの見方。また大戦争になって今度こそ世界が滅ぶのでは?
とか思ってたら、アメリカがハルシネーションのせいで中国と戦争になりかけたというニュースが飛び込んできて白目。
日本人は昔の政府の言いなりで戦争をしたって感覚の人多いんじゃないかな。次はアメリカの言いなりで戦争したって言うようになるのかな。結局、自分たちで自分たちの国の行き先を決めない限り、この国はいつまでも弱いママなんじゃないだろうか。
私たちは有権者であり、主権者である。有権者は18歳以上の男女だけど、主権者は0歳から含まれるはず。
選挙だけじゃない。デモ、ストライキ、政治集金、政治的発言だって自由に行っていいはず。
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先日読んだブレイディみかこ氏の本でも再三言及されていた、政治家の説明責任(accountability)が全く果たされていないのに、国民の自己責任(responsibility)は年々重くなる一方の、現代日本を嘆き、危機感を吐露している本。今まさに起こっているのは、耳障りのよい短い断言を信奉し、背後にある深刻な問題(経済政策、安全保障など)に目を向けることのなく、詭弁を真実の言葉として信じ、国民が舐められていることに気づかない(あるいは気にしない)国民の多さだろう。この本でもメディアの無能さがさらけ出されているが、オールドメディアと言われて若い人の信任を失ってしまうのも当然。だからといってネットメディアが信頼できるということには当然ならない。アルゴリズムによって(あるいはそれを利用するテック権力者によって)極めて偏った情報にしか触れていないのだから。戦前の強権的軍国主義に戻りたいと本気で思っているとは思いたくないが、誘導されているのは間違いないだろう。国旗損壊罪にしろ改正皇室典範にしろ、通ってしまうんだから。次は「(旧宮家や皇族批判を取り締まる)不敬罪」か?
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前作に続いて第二次世界大戦時における各国の歴史を取り扱うが、いわゆる大国と呼ばれる国の歴史ではなく、学校の授業では大々的にみられない周辺国の歴史に着目する。本書は主に列強諸国に翻弄された東南アジア諸国や、日本ではそれほど知られていなかった南米と日本の関係など、従来の本では注目されなかった内容が1冊に凝縮されている。太平洋戦争時、日本はアジアを西欧列強の植民地支配から解放したという言説がみられることがあるが、本書を読むと、現地民の文化を配慮しない、平手打ちをするなど、侮辱的な言動がみられて、反日になってもおかしくないことがしでかした。その一方で、たとえばミャンマー駐在の南機関のように、のちに対日関係改善に貢献した組織や人物もいて、太平洋戦争の歴史が一枚岩ではないこともわかる。
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「大国の目線」で見た第二次世界大戦は周辺国が大国のコマのような扱いになり、実際を反映していない。したがって周辺国の目線から第二次世界大戦を説明した本。確かに私はこれを読む前は大国目線で戦争を捉えていた。周辺国は大国にすぐに降伏する脇役だと思っていた。しかし実際は違った。実は、周辺国は迫り来る大国へどう対処するのか、自国が生き残るためにはどうしたら良いのかを必死に考えていたのである。例えば、オランダのウィルヘルミナ女王はロンドンからラジオ放送を通じて国民に抵抗を呼びかけた。フィンランドは冬戦争でソ連と戦った。これら全ては自分の愛する国のためだ。愛国心であったのだ。
また、イラクとイギリスが戦っていたという事実は初めて知った。第二次世界大戦時における中東情勢はあまり知らないため、もっと知りたくなった。
最後のユーゴスラビアを扱ったところで、心の響くフレーズがあったので載せておこう。
「1918年の「セルビア人・クロアチア人・スロヴェニア人王国」創設から2003年のユーゴスラヴィア消滅に至る歴史は、20世紀における民族統合モデルの壮大な実験であったと言える。その実験によってもたらされた過程と結果は、民族主義という甘美な共同思想がいかに容易に大衆の心を掴み、視野を歪ませ、人間が本来持つ寛容さを人々の心から消し去るかを明示した。そして、不寛容な民族主義の思想が、人々を異民族排除の使命感に燃える「民族の英雄」あるいは自民族以外の人々には情け容赦のない「無慈悲な殺戮者」へと造り変えてしまうという冷厳な事実を、我々に教えているのである。」
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日米軍事近現代史、、
今読むのにぴったりの本だ。
アメリカイスラエルのイラン侵攻のさなかに訪米した高市首相。
前回に続いてトランプにおべっか。トランプのどこが世界平和を守る人なんだか。
「日本の法律の範囲でできることとできないことがある」とは言ったらしいが、
どこまで何をするしない、については記者会見では言及がない。
なにより「法律」といえば、自民圧倒的多数で新たな法律だって作れる。
アメリカべったりの軍事法律だって作りかねない。
それは置いておいて、この新書は日本と米国の歴史を追いかけている。
ペリー来航前夜からの。そして大東亜戦争の。
日米関係200年のうち、いまのように協力関係、同盟関係になったのはこの80年弱
だけなのだ。
大東亜戦争中は焼夷弾と原爆で日本中の都市を焼き払い、一般市民を大量虐殺した
のはアメリカだ。
これは忘れてはならないことだ。
そして今も、トランプ政権の今だけなのか、今後も続くのかはわからないが、
アメリカは同盟国であろうがNATOであろうが国連であろうが簡単に切り捨てる。
決して100%信用できる国ではないのだ。
今の日本の「右翼」「保守」を称する人たちは何故か親米で、
盲目的にアメリカを信じているので、危ない。
アメリカという国の性格をしっかり認識しておかないと。
第一章 アメリカに殻を破られた日本(《東の果ての国ジャパンに関心を示すアメリカ》;《いくつかのルートからアメリカの断片的情報を得ていた幕府》;《マシュー・ペリー艦隊の日本来航―力による威圧》;《日米和親条約の締結と日本の開国》;《日米両国の内戦―アメリカ南北戦争と戊辰・箱館戦争》)
第二章 大日本帝国・明治大正期の日米関係(《近代国家を目指す日本と「岩倉使節団」の訪米》;《日本軍が高く評価された義和団事件》;《日露戦争の講和会議と満洲の鉄道利権》;《日米両軍が共に連合国として戦った第一次世界大戦》;《日米両軍がロシア内戦に共同で介入した「シベリア出兵」》)
第三章 大日本帝国・昭和期の日米関係(《満洲事変とアメリカ政府の対応》;《日中戦争の勃発で大きな波風が立ち始めた日米関係》;《戦争回避には繋がらなかった日米交渉》;《日米開戦と太平洋戦域での激闘》;《日本史上最大の対外戦争だった「日米戦争」の決着》)
第四章 戦後昭和期の日米関係(《大日本帝国の崩壊とGHQの日本占領統治の始まり》;《朝鮮戦争の勃発とアメリカ政府の占領統治政策の転換》;《講和条約と日米安保条約の締結》;《防衛庁・自衛隊の創設と日米両国政府の思惑》;ベトナム戦争と「琉球列島」のアメリカ軍基地》)
第五章 冷戦終結・平成期・令和期の日米関係(《湾岸戦争で問い直された、日米の軍事的協力関係》;《米軍のイラク戦争と自衛隊のイラク派遣》;《沖縄のアメリカ軍基地と日米地位協定の諸問題》;《集団的自衛権の行使容認とアメリカ製兵器の大量購入》;《戦時における指揮と運用の一体化へと進む日米軍事同盟》) -
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I have never seen a book on U.S.–Japan military relations that is organized so clearly and logically.
It is very rich in content, exciting to read, and genuinely enjoyable.
There were many things I had forgotten, so it was also very useful for organizing my thoughts.
This is a book I would definitely like to come back to and read again.
○ペリーは圧倒的な力量差を見せつけるために、大量の蒸気船と軍艦を用意しようとしたが、日本はすでにこの情報をオランダから仕入れていた。
○1854年に再度ペリーが来航し、日米和親条約が締結された。当時の天皇は、これを追認したが、「従来の秩序に大きな変化をもたらす」として勅許(天皇の裁可)を拒絶。ここでペリーは、このままではイギリスとフランスに攻められるとのブラフを聞かされ、勅許なしで締結を決断。
○1860年に入ると、日本は戊辰戦争、米国は南北戦争でしばらく両国関係は一時的に足踏み状態へ。戊辰戦争では、戦後の日本への影響力を見込み、イギリスは新政府軍に、フランスが旧幕府軍に兵器を送り込んだ。
○1868年の明治新政府が特に重視したのは外国との「不平等条約」の解消。とくがわばくふじだいに、オランダやイギリス、フランスなどと結んだものは例外なくそれであった。このため、岩倉使節団を派遣。彼らはここで帝国の成り立ちも学んできた。
○1902年、日英同盟。これは大日本帝国が近代国家として最初に締結した軍事同盟。
○1904年の日露戦争で日本海軍は国際社会での存在感を飛躍的に高めた。(ロシアのバルチック艦隊を破ったツシマ海戦は世界の海戦史にも残る決戦)
⭐︎ロシアの南下を防ぎたいイギリス、満州の利権独占を危惧したアメリカ、ロシアと関係が深いフランスは、日本が勝ちすぎない段階での終戦を望んだ。
○この戦争の際、アメリカの銀行家と鉄道王が日本の戦時国債を買い支えることで間接的に勝利へと貢献。
○シベリア出兵で日本が得たものは、「米国への不信感」「軍事強化の必要性」など、欧州、米国と足並みが揃わないことを確認。
○こうした方向性が軍の暴走を許容する雰囲気を生んだ。決定打としてワシントン会議で、米国不信が一段と深くなった。共産主義を身につけたソ連、信用できないアメリカなどに挟まれた日本は、世論や現場の関東軍の勢いで満州事変を決行。これで国際的に孤立。国際連盟からも脱退。
○1930年代まで大西洋はイギリスによって守られていたため、潜在的な敵国である日本にアメリカは目をつけていく。
○日中戦争を始めた日本達を見たアメリカは、当時、反戦主義路線。これにより、経済制裁で日本を追い詰めていく。最終的に石油を止め、これにより太平洋戦争が勃発。
○太平洋戦争開始が知らされると、多くの日本国民はアメリカとの戦争開始を喜んだ。
○アメリカは日系アメリカ人も潜在的脅威と位置付け、カルフォルニアへ強制的に移住させる。
○マッカーサー陸軍中将は「フィリピン軍元帥」の肩書も併せ持つ。
○日本軍は敗戦が濃厚になり、フィリピン戦で初めて特攻を開始。これで、米海軍の弱い空母を撃沈したことにより、有効性を見誤り、継続して攻撃を実行。結局3年9ヶ月もの間アメリカと戦争を繰り広げることに。
○北朝鮮の韓国侵攻により、マッカーサーの日本共産党への弾圧がさらに熾烈に。アカハタの発行禁止を命じたことも。吉田内閣は共産主義者の公職追放を閣議決定。
○朝鮮戦争勃発により、自衛隊の前身「警察予備隊」が発足。
○サンフランシスコ平和条約でも沖縄の主権は回復せず、引き続きアメリカの占領下に。その後、日米安全保障条約に調印。当時は、第三国が日本を侵略しても米国は守る義務すらなかった。結局、岩倉具視が不平等条約を解消すべく動いたにもかかわらず、これが復活することに。
○その後、岸信介がこの条約の改定に取り組んだ。そして新日米安全保障条約を結んだが、激しい反対運動が巻き起こった。
○1989年、ソ連崩壊により冷戦終結。
○1990年、イラクによるクウェート侵攻により、新たな火種が。これはもともとオスマン帝国から英国の植民地を経て独立したイラクがクウェートも我々の一部であるという主張から行われたもの。
○日米の軍事的な協力関係は、国会での批准が必要とされる両国政府間の条約と、国会での批准が不要で内容も国民に明かされない日米合同委員会での合意という、二つの面で構成。
○安倍政権は2014年に集団的自衛権の憲法解釈の変更を閣議決定。その年NSSも設立。
○2016年には「自由で開かれたインド太平洋戦略」を発表。これは中国の権勢も含めたもの。
○第一次トランプ政権以降、アメリカ製武器の購入量が大幅に増加。日本はアメリカの軍事産業にとっての上客に。
○岸田政権下では、安保三文書の改定、防衛費の増額などを実施。
○トランプ政権により、これまでの日米関係に変化が見られる可能性がある一方、安倍路線を継承する高市政権により、より関係が強まる展開も想定される。 -
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ウソと言いがかりが勝つ時代、か。。。いやな世の中になったものだ。
人はもっと誠実なもの、と信じたいが、そうでない人がどんどん世に出ている。
それを次から次へと改めて紹介しているのがこの新書。
ドナルド・トランプアメリカ大統領、立花孝志NHK党元党首。
立花氏はこの新書に書かれている内容で逮捕・起訴されたばかり。
さらに過去の戦争のきっかけになったウソ。米西戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、
(以上アメリカ)、ウクライナ戦争(プーチン)、満州事変(日本)、
ホロコースト(ナチス)、関東大震災朝鮮人虐殺、ルワンダ虐殺、
ひめゆり(西田昌司)、アイヌ民族差別、小池百合子、神谷宗幣、、
どんなウソやデマだったかは心ある人ならば知っているだろう。
一部の人はそれらをウソではないと信じている、という事実があるのも事実だが。
そう、そういうウソがまかり通るのは信じる人がいるから。
歴史の捏造、改竄、歪曲、、、
日本人は正しいことしかしない、なんてわけはないのだ。
人間なんて大したことはないんだから。間違えながら前に進んでいるのだ。
今もっともらしいことを言っているヨーロッパだって、過去には酷いことをしてきた
歴史がある。それを認めて乗り越えて今があるのだ。
過去を認め未来に生きねば。過去をないものにしてはいけないのだ。
それではまた未来に同じことを繰り返しかねない。
現に昨今の何とかファーストは、被害者を作りかねない暴言なのだ。
200年しか歴史のないアメリカはトランプみたいなのが出ても仕方ないが、
少なくとも2000年近い伝統を持つ日本人がそれでいいのか。
日本人を強調するなら、そういう心をこそ大事にすべきではないか。
武士、武道の精神。
勝てばいい、稼げばいい、はそれとは相反する。
著者も言っていたが、受験でいい点を取っていい大学に行って、、、
という、今の世界に通用しない理論がまかり通ると、そういう考えになるのか。
そんな阿呆は滅びる。そしていずれ元に戻る、そう信じたい。
第一章 ウソと言いがかりの帝王 ドナルド・トランプ
《一期目の大統領就任前から問題視されていた「トランプのウソ」》
《「ファクトチェック」でトランプのウソに抵抗した米国メディア》
《大統領選での敗北を認めず合衆国議会議事堂への突入を煽ったトランプ》
《二期目に入りエスカレートする「ウソを根拠にする言いがかり」》
《破壊的なウソと言いがかりが創り出す「野蛮な王国」》
第二章 日本国内でも跋扈し始めたウソと言いがかりの使い手たち
《街頭とネット動画を舞台に言いがかり攻撃を展開した立花孝志》
《「でっちあげ」との決めつけから一転「興味がない」》
《精神にダメージを与える「集団的言いがかり攻撃」の恐ろしさ》
《自殺した元県民局長にも「ウソに基づく言いがかり」を続けた立花》
《「群衆心理」の高揚感や結束感で消失する「倫理のタガ」》
第三章 ウソと言いがかりが引き起こした戦争の数々
《「リメンバー・ザ・メイン!」を合言葉に始まった米西戦争》
《米軍のベトナム軍事介入の口実とされた「トンキン湾事件」》
《「大量破壊兵器を隠している」との言いがかりとイラク戦争》
《言いがかりでウクライナに侵略したプーチンの「特別軍事作戦」》
《日本軍の「言いがかり」で始まった「満洲事変」や「第一次上海事変」》
第四章 歴史歪曲と差別の正当化にも使われるウソと言いがかり
《ナチスのホロコーストの出発点だったユダヤ人差別の言いがかり》
《関東大震災後の虐殺を招いた「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などのデマ》
《ウソと言いがかりで正当化される日本軍の捕虜と市民の虐殺》
《沖縄県民やアイヌを標的とする民族差別と踏みつけの言いがかり》
《過去の歴史的反省をウソや言いがかりで攻撃する人間の心理》
第五章 「ウソと言いがかりが勝つ時代」に社会はどう対処すべきか
《世界で進行する「ウソと言いがかり」のビジネス化》
《ウソと言いがかりの常習犯に見られる「歪んだ全能感」》
《「国や社会を守る」という大義名分でなされる差別や言いがかり攻撃》
《人はなぜ物事を「勝ち負け」で理解する思考に誘導されるのか》
《「ウソが勝者となる時代」をいかにして乗り越えるか》 -
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これでもかというくらい、今の日本の危うさを語る二人。
対談のはずなのだが、一人の話、として読んでいる自分がいた。
全く違和感がない。
第二次安倍政権で底が抜けた日本社会、、、
倫理のタガがはずれたのだ
以前別のコラムでも書いたが、
官僚主義を打破しようとしてた青年政治家安倍晋三には私は期待していた。
その志で首相の座を勝ち得たが、お友達内閣はわずか一年で崩壊。
民主党政権が自滅した後奇跡の再登板。
アベノミクスで縮む日本経済を打破する救世主になったかに見えたが、
選挙で勝つことがすべてと統一教会に魂を売り渡し、
国会では醜いヤジを飛ばし、
さらにはモリカケサクラを筆頭に仲間と思しき人に公金をばらまく。
・・この新書ではここまでは書いてないけど、
要するに底が抜けた。
これを諫める立場のメディアは完全に委縮。
・・・というか、受験エリートは言われた通りにする、我慢することに耐性があるから、
受験エリート上りのマスコミ社員は国に対しても素直なのだろう。
そして世間を知らない世襲議員。
学も教養もなく、政治貴族のふるまいをする、、、今だけ自分だけ。
まあでもここまでは日ごろ私も思っていること。
新しい発見は二つあった。
戦後来今日に至るまで、日本がアメリカの属国であるのは自明のこと。
卑弥呼の時代から家康に至るまで、日本は中国の属国だった、というのは再認識。
確かに、漢委奴国王、やら、「日本国王に命ず」やら、そもそも「日本」という呼称やらは、
中国の属国を示す言葉。
聖徳太子が「日出国の王より日沈む国の、、、」という文を髄に送ったとかいう話を聴くが、
それ以前の話だったわけだ。中華思想。
日本、、中国は自分の国は一文字、周辺属国は2文字だった。
それと英語教育。
オーラル重視。読みを重視しない。これは植民地英語だと。
これはちょっと違和感。
学生時代の英語は読み書き重視で、もっと話せるようにならねば、
と、私が社会人になってから教育方針が変わった印象がある。
英語でビジネスで闘える人を増やせ、と。
読みができれば様々な情報に触れることができ、独立心が高まるからだと。
話ができるだけならいいくるめられる、と。植民地支配に都合がいいと。
・・・確かに言われてみればそうだ。英語を話して仕事をする人なんで一握り。
それよりちゃんと海外の情報を読めた方がいい、聞けた方がいい。
ジャニーズ問題だって、BBCの放送をダイレクトに理解できた方が早いに決まってる。
私もラグビー配信が現地放送しかないと、名前やラグビー用語は聞き取れても、
解説がわからず忸怩たるものがある。
オールブラックスからのメルマガも取っているが、何が書いてあるやら、、、
この2点は興味深かった。
最後に書いてあるが、二人がこうして日本の現状を明らかにするのは、
将来を悲観するためではない。
むしろ逆で、この現状を知ることで、ここからどう立ち直るか、これを考えることにある。
思考停止が一番まずいのだ。
・・・でもなあ、、最近また電車でスマホゲームに浸る人が増えている気がするんだよな。
周りの迷惑顧みず肩ひじ張って、、、
これでは日本の未来は暗い、としかいいようがない。
自分は、思考したい。
第1章 倫理的崩壊の危機
第2章 地に落ちた日本の民主主義
第3章 教育システムの機能不全
第4章 動乱期に入った世界
第5章 自ら戦争に歩み寄る日本
第6章 2024年の衝撃
第7章 思考停止に陥る前にできること -
Posted by ブクログ
安倍政治から、最近の東京都知事選、兵庫県知事選にかけての政治の凋落と、メディアでの議論のあり方、ネットの荒れ方、そして職場での無謀な上位下達について、モヤモヤとした違和感や閉塞感を感じていたことの正体が、この書を読んでクリアになった。
こういう世の中の流れに乗りたく無いが、中々、抗えず、どうやって良識ある大人になれるかと考えていたがよくわからなかった。しかし、自身が受け入れられない人々の言動が損なっているものが、この書を読んでわかったことで、それら蔑ろにされているものを大切にしていけば、目指す良識が得られるのでは無いかと思った。
思考停止の受け身でなく自律を
データなどの客観性のみに絞らずに身体的に感じる違和感を大切に
近視眼的ではなく長い目で見るとか間尺に合うということ。焦点深度を変えて具体と抽象を行ったり来たりするのが、知性
長いものに巻かれるのではなく、反抗と内部告発などで組織の社会的役割を維持する
言葉を大切に、論理に誠実に、倫理観と物の道理を大切に
これしか無いという怠慢に胡座をかくのではなく複数シナリオを持ってシミュレートしてことにあたる
無謬性や傲慢さを排して事実に傅き
トップダウンだけが唯一解では無い。ミッションコマンドやインシデントコマンドを
管理だけでなく創造を
絶対的正義ではなく、程度の問題としてみなす
システムをハックして自分だけどよかったらええ式にならずに、システム自体を良きものに、粘り強く。 -
Posted by ブクログ
中盤より一気に加速して熱中しながら読み終えました。
第一次世界大戦以降の中東の歴史を詳細な事実ととも伝えてくれる貴重な一冊。今まで読んだ歴史本の中でも最高なレベルの本です。
自分の無知のため、中東戦争の詳細な説明の部分で戸惑い時間が掛かりましたが、それ以降は自分が育った時代とも一致するので『あれはこういうことだったのかっ』と今更ながらに理解しながら読み進めることができました。
「自分が育った時代」のこととは言え、まだその頃は事件が起きる都度に報道されるニュースで断片的に知ったことばかり。
名前は知っているけれど…という中東現代史に登場する人々。とても身近になりました。
また、平和という状態が如何に難しいことかを思い知らされた。その為の犠牲がどれほど必要となるのか…これはいつになったら終わるのか。希望が実現しかけても、それを断とうとする者がいる…
国家間戦争から地域紛争に争いが移行して行く中で、大国や周辺地域の利害ではなく、そこで生きる人の利益を優先して考えなければ争いは続く。
殺戮と復讐の連鎖を断つためにはどうすれば良いのか?簡単であるはずはないが忘れずに考えて行きたいテーマだ。
平和を勝ち取る寸前の演説直後に殺害されたラビン元首相の最後の演説が何時迄も心に残っています。 -
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2016年発行本なので、やや古いものだが、歴史的な事実には、古いも新しいもない。
日本会議は、日本の右派から極右にあたる保守系政治団体で、その系列である神社本庁の政治組織である神道政治連盟含め、多くの自民党政治家が名を連ねている。
この本の最大の主人公となっている、当時の安倍晋三氏は、それら政治団体の最大のスポークスマンだった。
彼らの主張は、戦前・戦中体制の復活で、その手段は憲法改正にある。
彼らに言わせれば、現行憲法は占領軍による押し付けに過ぎず、彼らの主張は「不当な神道弾圧」と「理不尽な神道指令」「主権回復後も神道指令の趣旨を埋め込まれた日本国憲法」に対する敵意と憎悪に満ち、「自分たちは被害者である」とのトーンを貫いている。
教育勅語の復活を望み、天皇中心の神の国を作ると言うが(やはりその構成員である森元首相が「神の国」発言で大問題になったことを覚えている)、そこまでして、何を望んでいるのだろう?
歴史修正主義者とは、こういう人達のことを言うのだろうが、自民党の憲法改正案では、「自衛権の発動というかたちであれば、国権の発動としての戦争や、国際紛争解決の手段としての武力行使は行える」内容に変更されている。
ちなみに日本会議による先の戦争は、アジアの国々を解放するために行った「大東亜戦争」であり、また自存自衛の戦争であって侵略ではないと言っているのだ!つまり、自衛と言う名の元で、戦争を行っても良いとし、また国民を戦争に駆り出すことを可能にしている条項もあると言う。
是非多くの人に読んでもらいたいものだ。
決して「美しい国をつくろうではありませんか」などの美辞麗句に騙されないためにも。 -
Posted by ブクログ
現職の強みで都知事が再選されたが、
この新書を読むにつれ、
彼女のウェブをにぎわす答弁拒否や言い換えの数々を思い出し、
落選させるべきだったと改めて実感。
政治の劣化だ。
これが始まったのは間違いなく安倍政権。
むろんそれまでの政権も完ぺきだったなんて言うつもりはない。
下品がまかり通るようになったのは安倍政権から。
反知性主義。
この新書で言う「幼稚さ」。
これが批判できないマスコミについても、著者は記者クラブを厳しく糾弾しているが、
それよりもなによりも、こんな詭弁を使う政権政党を許してきた国民が一番責められるべき。
ここにきて統一教会からの裏金と、やりたい放題やっている自民党に地方選挙ではお灸をすえているが、
はたして次の総選挙まで覚えていられるかどうか。
現に、対抗馬の戦略ミスがあったにせよ、東京都知事は三選してしまった。
活きのいい新総裁が出てくればころっとなびく可能性は高い。
対抗勢力もまた既存政党と国民はみなしているから。
その意味では「れいわ新選組」は新しいんだけどなあ、なにかどこかずれてるのかしら?
著者は安倍菅岸田三総理の詭弁を列挙し、
さらに、戦前の「大東亜戦争正当化」について触れ、歴史修正主義の危うさも指摘している。
このまま日本は狂いながら落ちていくのか?。加速主義でゼロからやり直せるのか。
絶望感しかない。孫にいい未来を残したい。
なんとかせねば。
目次
第1部 現代日本社会に蔓延する「詭弁」の事例
(本当はこわい「お答え/説明を控えさせていただく」という詭弁;
説明責任放棄の呪文と化した「丁寧に説明する」という詭弁;
「○○の意図はなかった」と「誤解を与えたならお詫びする」という詭弁 ほか)
第2部 人間の思考を狂わせる「詭弁というウイルス」
(そもそも詭弁とはなにか;
論理的に誠実な議論を台無しにしてしまう詭弁術;
よくある詭弁のパターン1:間違った定義から話を始める;
よくある詭弁のパターン2:論理的思考と情緒的思考のすり替え;
よくある詭弁のパターン3:間違った二項対立と極論への飛躍)
第3部 過去の歴史と現代の歴史認識に見られる詭弁
(日中戦争期と太平洋戦争期の政府発表に見られた詭弁;
現実認識を歪ませ、合理的思考力を失わせる「詭弁の常態化」;
大日本帝国を擁護する詭弁の歴史解釈:歴史修正主義;
日本社会はなぜ詭弁に対してこれほど無力となったのか) -
Posted by ブクログ
(2016/10/15)
中高生に、とあるが、我々大人が読んでも十分学べる内容。
物事の考え方を、平易なことばでみごとに説明してくれている。
小田嶋さんの成功者村上龍への食いつきは面白い。「会社員」という仕事がないと。
村上龍は成功しているから会社員をはずしていると。
確かに、13歳のハローワークに上がっている仕事で食っていける人はごくわずか。
みな「会社員」として何とか生きている。
白井さんの「意味」には際限はない、というのはなるほど。
本能的欲求は限度があるが、誰も持っていないものを持つ、という欲求には切りがない。
そこにはまったら最後だな。
戦争中における「国」とは、国民でなく国体だ、と書く山崎氏。
・・まあこれは先日読んだ伊藤氏の本で、掟を破られて黙っているのはおかしい、で反論されそうだが。
中年日本にアベノミクス成長戦略は怪我をする、という想田氏。
勝手に中年になってしまったのだ。少子化を進めて。
学べます。 -
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(2022/1/8)
2020年、まだコロナ第2波くらい、オリンピック延期、という段階で書かれたアンソロジー。
日本の知性が集結している。多くの方が参加している。
読み始めたとき、それぞれのお名前の横に簡単な肩書しか書かれておらず、
もう少し人物紹介すればいいのに、、、と思ったのだが、巻末にまとめて紹介されていた。
この本は中高生向きなので、それぞれの著者を知らない可能性が高く、人物紹介が長いとかえって予断を持って読み始めてしまうので、避けたのかな、と推察。
私は彼らの著作を結構読んでいるので、背景を知って読むとより立体的に読めた気がする。
一つ一つのコラムにコメントをするのは野暮なので辞めておくが、一番心を動かされたのは、雨宮処凛さんのコラム。
ペット連れの要生活保護者をどう支援するか。役所は「犬を処分してから来い」と言い放つ。
確かにその考えは自分の頭の中にもある。生きるか死ぬかの状態で支援を求めるのにペットなんて贅沢!と。
しかしその一方、モノではなく生きているペットを捨てる、殺すなどできるはずもないと、、、
我が家にも猫がいるが、極端に憶病なので、地震で避難所に行くことになったらどうなるのか?いやそもそも避難所が受け付けないか、、
話戻ってそうした人を支援する彼女たち。当然お金が必要。これをどう集めるか。
自分は寄付できるか?
日ごろ人の役に立ちたい、などと言っていても、そこに目が向くか。
反省。
それに関連して、ベーシックインカムに注目するコラムもいくつか。
クソ面白くない仕事をAIに任せる。
イギリスをダメにした高福祉、働かなくても食えることに劣等感、感情を持たせるようにしたサッチャー。これは今の日本にもある。生活保護を受けづらくする。
しかし金はあって暇がある、という状態が様々な文化を生む側面もある。
オリザさんも別の切り口ではあるが、不要不急の芸術の必要性を訴える。
・・・もしAIが何でもやってくれて、富がうまく社会に分配されるようになれば、人々は金のためにあくせくするのではなく、本当に人の役に立つために、自分の好きなことをして働けるのではないかな。
なまじ労働が貨幣価値に代替されるから、怠ける人が出るのでは、、、
いくつかのコラムからそんなことを感じた。
あ、それと、「椎名林檎になるための方法を教えてくれるのはどこの学校か?」と真剣に聞く大学生がいたという話は衝撃的だった。増田聡さん。
正解が学校にある、と思っている日本の教育システムの膿のような話。
。。。しかし、こういう本があるということは、日本の知性が捨てたもんじゃないことの証でもある。希望はある。
こんなコロナ禍ではあるが、前を向いて生きていきましょう! -
Posted by ブクログ
「ポーランドの歴史を知らずして第二次世界大戦を語るべからず」って本当のことです。私たち日本人は第二次世界大戦の勃発については、太平洋戦争ばかりに目がいっていて、ヨーロッパで始まった大戦の経緯についてはあまり知らないのだと思います。ヒトラーというおかしなオッサンがいて、ユダヤ人を虐殺しまくるという異常さについて、あまりに異常なので思考停止してしまうのです。
でもよく考えるとなんでアウシュビッツってドイツではなくポーランドにあるの?ドイツ内のユダヤ人よりもポーランド内のユダヤ人が大量に殺されているのはなぜ?ヨーロッパ中のユダヤ人600万人が殺されたが、そのうち約半分はユダヤ系ポーランド人だった(270万人)と言われていますが、なぜ戦争している最中にそんなことをする必要があるのかわかりませんでした。これをヒトラーの狂気で片付けていいのか?
この本でポーランドの歴史を学ぶと、大国の狭間で小国の運命は木の葉のように渦に巻き込まれてどうしようもないことがわかります。第二次世界大戦で最も多くの犠牲者を出して戦ったのに、ドイツが負けても親ソ連派が重用されレジスタンスした愛国者は虐殺の対象なのです。今度のロシアのウクライナ侵攻に際して、ポーランド政府が268万人ものウクライナ難民を受け入れ、24.2億ユーロの援助を行っているのはどうしてなのか、この本を読んでわかりました。