山崎雅弘のレビュー一覧
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「大国の目線」で見た第二次世界大戦は周辺国が大国のコマのような扱いになり、実際を反映していない。したがって周辺国の目線から第二次世界大戦を説明した本。確かに私はこれを読む前は大国目線で戦争を捉えていた。周辺国は大国にすぐに降伏する脇役だと思っていた。しかし実際は違った。実は、周辺国は迫り来る大国へどう対処するのか、自国が生き残るためにはどうしたら良いのかを必死に考えていたのである。例えば、オランダのウィルヘルミナ女王はロンドンからラジオ放送を通じて国民に抵抗を呼びかけた。フィンランドは冬戦争でソ連と戦った。これら全ては自分の愛する国のためだ。愛国心であったのだ。
また、イラクとイギリスが戦って -
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日米軍事近現代史、、
今読むのにぴったりの本だ。
アメリカイスラエルのイラン侵攻のさなかに訪米した高市首相。
前回に続いてトランプにおべっか。トランプのどこが世界平和を守る人なんだか。
「日本の法律の範囲でできることとできないことがある」とは言ったらしいが、
どこまで何をするしない、については記者会見では言及がない。
なにより「法律」といえば、自民圧倒的多数で新たな法律だって作れる。
アメリカべったりの軍事法律だって作りかねない。
それは置いておいて、この新書は日本と米国の歴史を追いかけている。
ペリー来航前夜からの。そして大東亜戦争の。
日米関係200年のうち、いまのように協力関係、同盟 -
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I have never seen a book on U.S.–Japan military relations that is organized so clearly and logically.
It is very rich in content, exciting to read, and genuinely enjoyable.
There were many things I had forgotten, so it was also very useful for organizing my thoughts.
This is a book I would definitel -
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安倍政治から、最近の東京都知事選、兵庫県知事選にかけての政治の凋落と、メディアでの議論のあり方、ネットの荒れ方、そして職場での無謀な上位下達について、モヤモヤとした違和感や閉塞感を感じていたことの正体が、この書を読んでクリアになった。
こういう世の中の流れに乗りたく無いが、中々、抗えず、どうやって良識ある大人になれるかと考えていたがよくわからなかった。しかし、自身が受け入れられない人々の言動が損なっているものが、この書を読んでわかったことで、それら蔑ろにされているものを大切にしていけば、目指す良識が得られるのでは無いかと思った。
思考停止の受け身でなく自律を
データなどの客観性のみに絞らずに身 -
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中盤より一気に加速して熱中しながら読み終えました。
第一次世界大戦以降の中東の歴史を詳細な事実ととも伝えてくれる貴重な一冊。今まで読んだ歴史本の中でも最高なレベルの本です。
自分の無知のため、中東戦争の詳細な説明の部分で戸惑い時間が掛かりましたが、それ以降は自分が育った時代とも一致するので『あれはこういうことだったのかっ』と今更ながらに理解しながら読み進めることができました。
「自分が育った時代」のこととは言え、まだその頃は事件が起きる都度に報道されるニュースで断片的に知ったことばかり。
名前は知っているけれど…という中東現代史に登場する人々。とても身近になりました。
また、平和という状態が如 -
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2016年発行本なので、やや古いものだが、歴史的な事実には、古いも新しいもない。
日本会議は、日本の右派から極右にあたる保守系政治団体で、その系列である神社本庁の政治組織である神道政治連盟含め、多くの自民党政治家が名を連ねている。
この本の最大の主人公となっている、当時の安倍晋三氏は、それら政治団体の最大のスポークスマンだった。
彼らの主張は、戦前・戦中体制の復活で、その手段は憲法改正にある。
彼らに言わせれば、現行憲法は占領軍による押し付けに過ぎず、彼らの主張は「不当な神道弾圧」と「理不尽な神道指令」「主権回復後も神道指令の趣旨を埋め込まれた日本国憲法」に対する敵意と憎悪に満ち、「自分た -
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「ポーランドの歴史を知らずして第二次世界大戦を語るべからず」って本当のことです。私たち日本人は第二次世界大戦の勃発については、太平洋戦争ばかりに目がいっていて、ヨーロッパで始まった大戦の経緯についてはあまり知らないのだと思います。ヒトラーというおかしなオッサンがいて、ユダヤ人を虐殺しまくるという異常さについて、あまりに異常なので思考停止してしまうのです。
でもよく考えるとなんでアウシュビッツってドイツではなくポーランドにあるの?ドイツ内のユダヤ人よりもポーランド内のユダヤ人が大量に殺されているのはなぜ?ヨーロッパ中のユダヤ人600万人が殺されたが、そのうち約半分はユダヤ系ポーランド人だった -
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第二次世界大戦下、アウシュヴィッツなどの殺害を目的とした強制収容所へのユダヤ人の大量移送という職務を通じて、国家間同士の戦争とは全く異なる次元で600万人もの特定の民族を殺戮したナチスの幹部アドルフ・アイヒマン。彼の生い立ちから死刑までを総ざらいし、最終章で、戦後彼が法廷で繰り返した「私は上司の命令に従っただけで」「組織の人間として他に選択の余地はなく」「したがって私に責任はない」という態度から、「アイヒマン的な思考」=「組織人の詭弁」を読み取り、それは少なくない日本人にとって共感を寄せやすい考え方ではないだろうか、という論考である。組織全体の目的が犯罪行為であれ、自分の直接の職務の範囲だけ切
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書店の売り場に「中国・韓国の反日攻勢」「南京大虐殺の嘘」「慰安婦問題のデタラメ」「あの戦争は日本の侵略ではなかった」「自虐史観の洗脳からの脱却」などの歴史修正主義に関する書籍に目が行き、つい手を伸ばして購入したことはないだろうか?最近では、安倍元総理の銃撃事件に端を発し、国葬問題や統一協会問題、東京五輪不正など綴じ蓋が弾けた様な報道に、歴史修正主義者と歴史や事実の積み重ねによる研究書籍など、両論の書籍を並べる書店をSNS等で多数見かけるようになり、読者の目が片方に向かないようになってきているのを肌で感じる。
本書は、歴史修正主義者が「歴史戦」と称して、歴史の一部分をあたかも全体であるかのよ -
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今回のロシアの暴挙に触れて、という訳ではなく、もともと読むつもりだったもの。だけどたまたま、タイミングもバッチリということになってしまったけど。本書を読み進めると、プーチンが目指している国家像が、この時代にあるのだということがよく分かる。ただ、本書の中心は独ソなど主たる参戦国でなく、好むと好まざると巻き込まれた周辺国。各国ごとに纏められているんだけど、その順序が実に秀逸で、読者の理解を大いに助ける。またときには、一次大戦とか、あるいはもっと前まで歴史が紐解かれ、各国が置かれた立場も分かりやすく示される。一般の倍くらいの分量だし、あまり掘り下げて勉強したこともない分野だから、正直読めるかなって心
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内田樹さんんが呼びかけて「中高生向き」に書いてもらった,オムニバス本。わたしが知っていた人は6~7人だが,それぞれの呼びかけが面白かった。
本書のメッセージは,30代~70代の年代別に分かれていて,70代なんて,中高生が大人になった頃はほとんど現役ではないわけで,だからこそ,なにを呼びかけているのかが,気になる。
新型コロナによって暴き出された現代社会の矛盾は,コロナ禍が過ぎ去ったとしても,なんらかの修正を迫られるはずだ。会社に行かなくても仕事ができる…と分かったからには,満員電車に乗って会社へ行くこと自体が,すでに「必要なこと」ではなくなってしまった。密を避けることは,過疎地域では当た