あらすじ
日本はなぜ、
ここまで息苦しいのか?
日本人は、なぜこれほどまでに「同調圧力」に弱いのか? 私たちの心と行動から自由を奪う「見えない力」をさまざまな角度から分析し、その構造を読み解き、正体を浮かび上がらせる、現代人必読の書。
※カバー画像が異なる場合があります。
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Posted by ブクログ
同調圧力の歴史やメカニズムを知ることができました。同調圧力の雰囲気により、自分が壊されないよう、考え行動していきたいと思いました。嫌なことを知ることは、考え方や工夫次第で自分を守る術にもなることを改めて感じました。
Posted by ブクログ
同調圧力の負の側面を歴史的なエピソードとともに読むことができた。先の戦争での思想など、断片的な知識として知っていたこともあるけれど、知らないこともたくさんあった。婦人向け雑誌の内容とか。こういうことがいつの時代も起こりうることを知っていなくてはいけない。自分が人に伝える内容も一側面でしかなく、正解とも限らない。聞く相手にそういう考えを持ってもらうことも必要だ。
Posted by ブクログ
同調圧力という意味では、日本は今危ういところにいると思う。マスコミは財務省のデモも報じないし、都合の悪い事は隠蔽し、都合のいいように国民を操ろうとしていることが見え隠れしている。さきの戦争の二の舞になりかねない。
Posted by ブクログ
人間社会の同調圧力は、生物の集団行動とは異なり、時には安全で合理的でない、間違っている方向に進む可能性がある。全体の流れに何となく従うのは心理的に「ラク」ではあるが、自分に合った「同町圧力とのつきあい方のバランス」を探っていくべき。
Posted by ブクログ
なるほどと思わせる本でした。
特に特攻の中で「多くの若者を「特攻」という軍の命令による組織的な体当たり攻撃で死に追い込んだ真の原因は「戦争をしたこと」ではなく、そうせざるを得ない「空気」で若者を包み込み、自発的という体裁でそれを選ばせた、当時の同調圧力だったのです。」との記述は、まさにそのとおりだと思いました。
悲しいかな日本人って……を、考えさせられた本でした。
Posted by ブクログ
ゆっくり読んだので時間がかかってしまった。
子供の頃から同調圧力には、逆らっているタイプだったけれど、大人になると上手く立ち回れるようになったかな。 少数派を多数派に取り込む空気を出すのも、誰かを排除して、集団が堅固になるのもどちらも同調圧力だなぁ。
世界によって、自分が変えられないように、自分のぶれない「芯」を持ち、それを信じつつも柔軟性を持って生きたい。
Posted by ブクログ
同調圧力について,大変コンパクトにかつ卑近な例えから,歴史的な大きな同調圧力について広範に網羅されていて,誰もが気楽に手に取れる良書だと思いました.
「個人主義」が「お互いを尊重し,個人として認め合う」と言うことをもう少し色んなところで強調してもらうとより読者には(特に,今まで政治や社会について考えたことが少ない方には)伝わりやすかったかなぁと思います.