山崎雅弘のレビュー一覧
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昨今の改憲議論はなぜ起きているのか、を中心に日本会議という団体の活動を通して解き明かしている本。
かなり個人的な見解かもしれないですが、改憲派の目的は大きく2つあるように読み取れました。
1.戦中まで政治的な力を持っていた神社の団体が、GHQによって解体され、政治権力と公金を失った神社関係者は、それを取り戻したい。
2.GHQによって基本的人権を導入したせいで日本は堕落していると考えている政治関係者は、国家神道を国民に強制したい。
前者はパワーを失った神社の怨念のようなもので、過去の亡霊のように思えました。
後者は櫻井よしこなどの日本が堕落していると感じている現代の人々もいて、戦前・戦中に回帰 -
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いろいろな意見や立場、考え方、信条、信じるもの
大事に思うことやものがあると思います。だから
否定はしませんし、声高に叫んだり攻撃をするほど
強くもないですが。
私はこういう団体の活動、それに賛同する人達の考え方
には賛同できません。
それから、政治家というのはある意味自分の信条や思考を
政治に反映するのはいかがなものかと思ったりします。
またマスコミも同様で、バランス感覚が崩れているような
気がします。
そこだけは将来この国は本当に大丈夫かと思います。
一つだけ。。。国の首相も含めて、そういう人たちの
顔が私には醜く映って見えてしまいます。 -
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ポーランド侵攻を「第二次世界大戦の発火点」と捉え、ナチス・ドイツとソ連という二大強国に挟まれたポーランドが、1939年にどう翻弄され、蹂躙されたのかを丹念に描いた一冊です。
独ソ不可侵条約の裏に隠された密約、ドイツの電撃戦、ソ連の東進、そしてポーランド国内の複雑な民族構成や反応が、当時の国際情勢と重ねて詳細に語られています。
被害国としてだけでなく、地政学的に振り回され続ける存在としてのポーランドが浮かび上がる構成は非常に新鮮で、戦争の始まりを「ポーランドから」と捉える視点は、戦争の構造的暴力を改めて考えさせられる契機になりました。
情報量が多く、背景知識なしにはやや読みづらさも感じましたが、 -
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自分の周りでも詭弁を使う人間は多いし、自分もまた時には発言した後に今のは詭弁だなと感じる様な事を言ってしまう。誰もが詭弁を使われたり使ったりしながら生きている様に感じる。詭弁自体は古代ギリシア時代からあった会話のテクニックであり、特に議論を戦わせる場に於いては、相手を弁で打ち負かすために使われてきた。それは本書に記載されている様に、通常は「論理のすり替え」や「命題逸らし」と呼ばれる様な様々な(決して良いとは言えない)テクニックである。
本書は日本の現代の政治や、かつての大日本帝国時代の指導者たちが使った「詭弁」について、様々な例を挙げて、その発言内容が詭弁である事を説明していく内容となっている -
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ネタバレ先日山崎さんの裁判の支援を内田先生がされていたという記録のブックレットを読んで、その後お二人でされた日本社会の現状や世界情勢についての対談本が出ていたことを知り手に取りました。
出た頃に読みたかったと思いましたが、本書が出た一年前にはイスラエル側にいるアメリカがイラクを攻撃するなどということがまさか起きるとは誰も予測してなかったことを思うと、出版後すぐ読むのと今読むのでは捉え方や感じ方、意味合いなど変わるのではとも思いました。
(p196)(アメリカも中国もロシアも)他の国のリーダーシップの下で中東が安定するよりは、誰も停戦工作ができないまま中東がカオス化するほうが「まだまし」という計算が -
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最近の、SNSが絡んだ選挙運動は “世も末”感であふれている。特に保守系の政治家を応援する人たちは、その人の政策や言説の内容を検証するのではなく、何を言っても人格自体を褒め称えるばかりだ。これは政治家を対象にした応援ではなく、カルト信者に近い現象だ。また、その政治家が発信する内容はウソが含まれる。確信的にウソを発信している。それを盲目的に信じ、SNS等で攻撃的に発信する。
本書はその実例を検証している。アメリカのトランプ大統領から、NHK党の立花、日中戦争からベトナム戦争…。例に困ることはないほど世の中は荒れている。最終章は「ウソと言いがかりが勝つ時代」に社会はどう対処すべきか、だが、決 -
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ネタバレ50年後の日本人に向けて、ということで今を書き記されています。
いろいろなことが起きているから、
全然時事にも政治にもついていけなくて、
あと追いで知ることばかりの生き方ですが、
思いっきり立場を取って痛烈に批判しながらその議論をサポートする事実を列挙していく一人称単数で語られるものは、ニュースとかに比べて入ってきやすく、考えることにつながりやすい。そしてとても博識な著者にとっては、ここで書かれていることは考えのほんの一部に過ぎず、膨大な知識がこの議論の背景にあるのだろうと思いながら、私は表面的にだけでも、大変興味深く読みました。
本書は、平和国家、倫理の底、そして、倫理の底が抜けた -
Posted by ブクログ
「底が抜けた状態」とは「良識や常識のレベルで機能していた社会の”自浄作用”が無い状態」、そんな状態を改めるべく何をすべきなのか。
自分でちょっと考えてみて、まず大事なのは「関心」を持つことだと思う。関心が無ければ、考えことや、声をあげることができない。人生何事も関心をもって、熟考してなんぼだと思う。
また著者は今の日本が「自分の頭で考えて行動する人」よりも「従順な人」が多いと考え、それでは政府の誤った判断を修正できないと憂慮しており、「自分の頭で考えて行動する人」にならなければと本書から意識させられた
「関心」「熟考」そして「行動」、忘れないようにしなきゃ...! -