山崎雅弘のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
内田樹さんがよくリツイートしてて、そのおかげで名前を知ることになった人の本。そのツイート内容が、いちいち感心させられることばかりで、機会があればその著作も是非、とは常々思っていた。本作が出ることも、それこそツイッターで知ったんだけど、内容も興味深そうだったので早速入手。いやいや、目からウロコの事実がてんこ盛りで、実に有意義な読書だった。嘘つきってだけでも十分耐え難く、かつ違憲連発までしまくる現首相を、どんな見解を持って支持するのかが本当に理解出来ないんだけど、ここに書かれた国家神道とか戦前回帰の信奉者がそれをしとるんですね、きっと。読めば読むほど、知れば知るほど、暗澹たる気持ちにさせられる今の
-
-
Posted by ブクログ
貴族院議員でもあり、憲法学者であった美濃部達吉らが唱え、
大日本帝国憲法下で30年近くに渡って憲法学の通説とされたのが
天皇機関説である。
国を法人とみなし、統治権は国家にあり、天皇はその最高機関とし
て、内閣等の機関からの輔弼を得ながら統治権を行使する。
しかし、満州事変後の1935年、軍人出身の政治家たちをはじめ、
右翼団体等から総攻撃を受けることになった。
美濃部達吉が矢面に立たされ、その著作までが発禁処分となった
「天皇機関説事件」を分かりやすく説いたのが本書だ。
もうねぇ、攻撃を開始した軍人出身の政治家っておバカちゃんでは
ないかと思うのよ。美濃部博士の著 -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
内田樹『身体に訊く』-言葉を伝えるということはどういういことか
加藤典洋『僕の夢』-中高生のための「戦後入門」
高橋源一郎『表と裏と表』-政治の言葉について考える
平川克美『人口減少社会について根源的に考えてみる』
小田嶋隆『13歳のハードワーク』
岡田憲治『空気ではなく言葉を読み、書き残すことについて』
仲野徹『科学者の考え方』-生命科学からの私見
白井聡『消費社会とは何か』-「お買い物」の論理を超えて
山崎雅弘『「国を愛する」ってなんだろう?』
想田和弘『「中年の危機」にある国で生き延びるために』
鷲田清一『社会に力がついたと言えるとき』
以上11人の寄稿文
内田樹氏の以下の呼びかけに対応 -
Posted by ブクログ
現状否定。危機感を煽るような内容で、自民党批判的な文章が目立つが政権与党である以上、当然のこととも言える。年々、漠然とした不安感が増していくのは私個人だけだろうか。あるいは年を取るということは、そういうものなのだろうか。
資本主義に軍事が含まれるのはモラルハザード。戦前から何も学んでいないような、そんな気さえする。本書で取り上げられる内容だ。恐怖、嫌悪、薄気味悪さ…色んな感情が入り混じり湧き立つ。
日経新聞に掲載された「三菱重工、半年で株価2倍」「防衛の受注急増」という記事。しんぶん赤旗が掲載した「三菱重工など岸田大軍拡で株価急騰」という記事。この二つの記事は三菱重工業という企業の業務内容