山崎雅弘のレビュー一覧
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この「天皇機関説事件」が、日本を軍事マシンへと流れを変えた決定的事件なのですね。
凄く分かりやすい説明と、全体の流れを俯瞰する内容で、初心者にも読みやすいです。
なぜこうなるに至ったのかを考えながら、本書を読み進めたのですが、まずは明治憲法の欠陥ですね。軍隊が天皇によってのみ統帥される。つまりは政府や裁判所に牽制されない。この欠陥をうまく突いてきた訳ですね。
またなぜこんな憲法になったのかを考えてみると、明治政府はやっぱり薩長出身者で作った軍事政権という事だったのでしょうか。
一度は憲法も作って、立憲主義、法治主義を表明して、野蛮な国から脱却したのに惜しいですよね。
明治維新から昭和の戦争まで -
Posted by ブクログ
日清・日露・WWI・日中・太平洋という近代以降の日本が経験した五大戦争を通して歴史を見つめる本。
「司馬史観」として代表されるように,「明治の日本軍は立派だったが昭和のはダメだった」ということが言われるが,そんな単純な話ではないし(閔妃殺害事件は明治),大筋ではそういうことが言えたとしても,細部を見ると当時の人々にも様々な考え方があって,他の選択肢もあり得たということがわかる。
その明治と昭和の転換点として特に筆者が重視しているのは,やはり1930年代の国体明徴運動。それについても一冊ものしている(『「天皇機関説」事件』)ので併読がオススメ。 -
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内田樹さんがよくリツイートしてて、そのおかげで名前を知ることになった人の本。そのツイート内容が、いちいち感心させられることばかりで、機会があればその著作も是非、とは常々思っていた。本作が出ることも、それこそツイッターで知ったんだけど、内容も興味深そうだったので早速入手。いやいや、目からウロコの事実がてんこ盛りで、実に有意義な読書だった。嘘つきってだけでも十分耐え難く、かつ違憲連発までしまくる現首相を、どんな見解を持って支持するのかが本当に理解出来ないんだけど、ここに書かれた国家神道とか戦前回帰の信奉者がそれをしとるんですね、きっと。読めば読むほど、知れば知るほど、暗澹たる気持ちにさせられる今の
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貴族院議員でもあり、憲法学者であった美濃部達吉らが唱え、
大日本帝国憲法下で30年近くに渡って憲法学の通説とされたのが
天皇機関説である。
国を法人とみなし、統治権は国家にあり、天皇はその最高機関とし
て、内閣等の機関からの輔弼を得ながら統治権を行使する。
しかし、満州事変後の1935年、軍人出身の政治家たちをはじめ、
右翼団体等から総攻撃を受けることになった。
美濃部達吉が矢面に立たされ、その著作までが発禁処分となった
「天皇機関説事件」を分かりやすく説いたのが本書だ。
もうねぇ、攻撃を開始した軍人出身の政治家っておバカちゃんでは
ないかと思うのよ。美濃部博士の著 -
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内田樹『身体に訊く』-言葉を伝えるということはどういういことか
加藤典洋『僕の夢』-中高生のための「戦後入門」
高橋源一郎『表と裏と表』-政治の言葉について考える
平川克美『人口減少社会について根源的に考えてみる』
小田嶋隆『13歳のハードワーク』
岡田憲治『空気ではなく言葉を読み、書き残すことについて』
仲野徹『科学者の考え方』-生命科学からの私見
白井聡『消費社会とは何か』-「お買い物」の論理を超えて
山崎雅弘『「国を愛する」ってなんだろう?』
想田和弘『「中年の危機」にある国で生き延びるために』
鷲田清一『社会に力がついたと言えるとき』
以上11人の寄稿文
内田樹氏の以下の呼びかけに対応