あらすじ
戦後70年、いま「日本の戦争」を学び直す! 膨大な史料から明らかになる「自慢」でも「自虐」でもない5つの戦争の真実とは。世界は日本と「あの戦争」をどう評価したのか――日本の近現代史を気鋭の論者がわかりやすく総覧する一冊。
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Posted by ブクログ
日清・日露・WWI・日中・太平洋という近代以降の日本が経験した五大戦争を通して歴史を見つめる本。
「司馬史観」として代表されるように,「明治の日本軍は立派だったが昭和のはダメだった」ということが言われるが,そんな単純な話ではないし(閔妃殺害事件は明治),大筋ではそういうことが言えたとしても,細部を見ると当時の人々にも様々な考え方があって,他の選択肢もあり得たということがわかる。
その明治と昭和の転換点として特に筆者が重視しているのは,やはり1930年代の国体明徴運動。それについても一冊ものしている(『「天皇機関説」事件』)ので併読がオススメ。
Posted by ブクログ
この1年は特に平和について考える機会が多く、日本の近現代史について改めて学びたいなと思い手に取りました。
5つの戦争とそれらに繋がる事件について、日本の視点、外国からの視点を交えて説明されていて勉強になりました。
太平洋戦争終戦後の平和な時代の考え方が本土と沖縄とは違う捉え方だというのも、中々普段は意識しないポイントで詳しく知らないため、今度は沖縄の視点から見た本を読んで理解を深めたいです。