・単純に本の内容量だけ見ると、薄い。40年前の対談とつい最近の対談、それに各人の代表作をいくつか、という構成。
・当然肝は「対談」の部分なんだけど、そこはやっぱり無類に興味深い。
・終始穏やかに語り合ってはいるのだけど、そこは「言葉」の巨人同士のお手合わせな訳で、そこはかとなくの緊張感が漂う。読み手の勝手な受け取り方なのかもしれないけれど。
・もちろん緊張感以外にも、親愛、敬愛、疑い、驚き、様々な感情が読み取れてしまう。どこか広い戦場のはじとはじに居ながら、互いの戦果を知っている(誉れ高い)兵士同士の会話の様だと感じた。