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Posted by ブクログ
キッパリした物言いで、毅然とした印象を受ける詩が多い。
「自立しろ」と背中を叩かれる気持ちだ。
詩の好きなのところは、単純な言葉で深い表現をしているのをかっこいいと思うからだ。
この詩集も、単語としては難しいものは少ないが、それらが集まってできた詩は、心に残るものがたくさんある。
まったく違う時代を生きた人の言葉なのに、「そうだよなあ」「分かる」と思わされるものがあるのはすごいことだ。
『自分の感受性くらい』や『わたしが一番きれいだったころ』ももちろん良いが、『歳月』という詩集の、夫との間の気持ちを表した詩たちが素晴らしいと感じた。
私も妻がいて子がいるが、それらの詩を読むと、痛いくらいに共感できる。
『詩』という詩の中にこんな一文がある。
> 詩人の仕事は溶けてしまうのだ
民族の血のなかに
これを発見したのはだれ?などと問われもせず ひとびとの感受性そのものとなって 息づき流れてゆく(p304)
>
詩人たちの言葉ははっきり思い出せなくても、多くの人の心に染み込んでいるものだ。
Posted by ブクログ
【その人の気圧のなかでしか 生きられぬ言葉もある】(文中より引用)
「わたしが一番きれいだったとき」等で知られる詩人の茨城のり子。同じく詩人の谷川俊太郎が、彼女の珠玉の作品を選んで編み上げた詩集です。
詩を読むのも数年ぶりだったんですが、思った以上に抵抗感がなかったのは(こう言ってしまうと言葉を生業とする人に怒られるかもしれないけれど)SNS時代の短文文化に自然と慣れているからなのかなと思いながらの読書でした。思わずハッとさせられる表現に出会うこともあり、久しぶりの体験をさせていただきました。
個々の人間に光を当てた作品に白眉なものが多い気がします☆5つ
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