谷川俊太郎のレビュー一覧

  • あなたはそこに

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    ー“ほんとうに出会った者に別れはこない”ー

    世界でいちばん短い恋愛小説であり、
    大人のための『絵本』でもある。

    『あなたはそこに』は一編の詩である。
    内容はたったの24行。
    詩は有名で調べればすぐにでてくる。

    けれど、ぜひこの『本』で読んで欲しい。

    水彩の柔らかいタッチで描かれる絵。
    色使い、色の滲みやぼかし、グラデーション。
    心を震わせる美しい情景。

    絵をじっと眺め本を読む。
    すると、煙がくゆるところやカーテンが風にそよぐところが目に浮かび、雑踏やざわめきが耳に聞こえてくる。それは脳内で再生されて1本のショートストーリーのようになるのを感じる。

    文字の位置、絵の美しさ、サイズ、余

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    2026年02月14日
  • 行先は未定です

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    谷川俊太郎さんは、国語科教員なら避けて通れないかただ。
    だけどそれ以上に、どうしようもなく惹かれる作家だ。
    詩人の書くことってどこまでがリアルでどこまでが作り物なんだろうか。でも、そこはどうでもよくて、触れた人が、一片の詩のどこかの一節に心を震わせたとき、とたんにことばが息づくものなのだろうと思う。

    谷川俊太郎さんの詩人としての歩みがたどれるような詩が収録されているので、この詩は…と思う詩が一つは必ずあるはず。

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    2026年02月07日
  • 世界が問いである時 答えるのは私だけ

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    ネタバレ

    谷川俊太郎さんのおそらく生前最後の詩集。集大成と言えるほど詳しくはないが、幅広い詩があり作者の寛容な人生観を改めて感じることができたような気がします

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    2026年02月07日
  • 世界が問いである時 答えるのは私だけ

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    ネタバレ

    文字がそこに在る、というか
    ここにあるのが正しい、というような

    全てが美しく、人間の良さが詰まった詩たちが集まっていました。
    谷川俊太郎さんを超える詩人は居るのでしょうか?



    私が好きな詩は、47ページの

    考えることで人間はひとつの場所から
    他の場所へと動く

    です。

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    2026年02月04日
  • すきが いっぱい

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    詩人、谷川俊太郎と作家、西加奈子の詩のやり取り。
    挿絵は西加奈子作。


    詩の感想は難しいです。
    パッと読んだ印象で、谷川俊太郎さんの詩は、あっさり簡潔な言葉でギュッと個人に集約されるイメージ、西加奈子さんの詩は割と普遍的、全体に広がっていくような詩だと感じました。

    谷川俊太郎さんの詩をじっくり見ていて。
    全角スペースを空けている詩はよく分かりますが、よくよく見ると半角スペースを空けている詩があって、その緻密さに感動しました。

    一番最後の「すき」の詩は、分かりやすい全角スペース、最後は改行して「すき」と一言。ずっとジンと心にきているものが最後でギュッと、すき!そう!好き!って心がギューっと

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    2026年01月27日
  • 虚空へ(新潮文庫)

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    【虚空へ】谷川俊太郎 新潮社

    目に見えないけどたしかにある何か。
    言葉だけでは掬い取れないそれを、詩の形でなんとか掬い取ろうとする谷川俊太郎の葛藤が感じられた。
    きっと、それは掬い取った瞬間、それ自体ではなくなってしまうことを知っていて、言葉の無力さを誰よりも痛感していて、それでもやろうとしている。それこそ命をかけている。
    読んでいると御神木とか、何か自分より壮大なものに包まれているような感覚になった。
    これは手元に持っていきたいな。

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    2026年01月26日
  • すきが いっぱい

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    ネタバレ

    作家の中で一番好きな西加奈子さんがあのレジャンド的存在の谷川俊太郎さんと一緒に創作されたとのことで絶対に欲しい!と思って発売日に買いに走りました。
    本好きさんの方たちも狙っていたのか、ラスト1冊になっていてなんとか駆け込みで手に入れられました。
    絵本のようなかわいい装丁で、絵も西加奈子さんが全て描かれていて素敵でしたし、
    お二人が一つのテーマに合わせて交互に詩をつづられていて、それぞれの魅力が詰まった文章についウルっとしてしまいました。
    本当に読めてよかったし、宝物になりました。

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    2026年01月14日
  • 今日は昨日のつづき どこからか言葉が

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    谷川さん、最後までウクライナや、この世界の色々を憂いてくださっていたのだな。
    また1人、大事な人を失った世界は、悪くなる一方に思えて心許ない。

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    2026年01月13日
  • 生きてるってどういうこと?

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    谷川俊太郎さんの美しい詩と、宮内ヨシオさんのカラフルで温かい絵。
    何度も読みたい詩✖️絵の本です。
    帯にある「黒柳徹子さん絶賛!」の影響力もすごい。笑

    本当は父にプレゼントしようかと買った本でした。が、なんとなく、渡すのはやめまして…。自宅本棚に置きっぱなしにしていました。
    ふと開いて読んでみたら、「本棚において、また読もう」と感じました。

    読む時の心境によって、心に響く詩が変わりそうですが、今回ふわ〜と心に沁みたフレーズは次の言葉です。

    うつくしいものは、わたしたちのなかに、
    いきてゆくちからをうみだす。

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    2026年01月03日
  • ひとりでこの世に

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    思いつくままに我が心の有り様を残せるって…。気持ちを表す豊かな表現力。僅かに変化する感情。日々の何気ない自然の変わりようを詳らかに。何と楽しき事か。言葉数が少ないだけに、いっそう際立つ。もっと素直にありたいと思わせる作品。

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    2025年12月31日
  • ベージュ(新潮文庫)

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    詩は哲学だし物語だなあと思った。長い文量ではないのにぶわっと想像が膨らみ自由に解釈できることのすごさを実感。「にわに木が」が好き。斉藤壮馬の解説にとても共感。詩をいい感じに味わえる自分になりたかった。

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    2025年12月25日
  • ひとりでこの世に

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    休日の、土曜日の昼下がりになんとなく物足りない気持ちでこの本を開いて読んだ。
    今日は天気がよくて、差し込んでくる冬の光と谷川俊太郎氏のすこし乾いたさわやかな言葉が調和していて、すっと頭に入ってきた。
    すごくいい読書だったけど、氏の遺作があるということも大きいのかもしれない。

    いちばん最初の詩が「死んでから」というタイトルなのには(編者の思惑通り?笑)ドキッとしてしまった。

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    2025年12月06日
  • 虚空へ(新潮文庫)

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       谷川俊太郎さん 生前最後の詩集

    人間と動物の大きな違いは、言葉でもってコミュニケーションをとるか否かということ。言葉の担い手である詩人谷川さんが、あえて言葉に寄りかかろうとしない、そんな心意気が感じられる詩集です。14行詩が集められています。ご自分の最期を、少なからずも意識されているかのように感じました。

    【心に響いた詩中の言葉】
    ・どの一生も言葉に尽くせない
    ・言葉が落としたものを詩は拾う
    ・ヒトは皆 体に音楽を秘めている
    ・言葉が出来ないことを音楽はする
    ・時を凍らせる言葉という破片

    俵万智さんの解説、良かったです。

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    2025年11月30日
  • 谷川俊太郎詩集 たったいま

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    社会的コミュニティでの役目を仰せつかり、ここしばらく忙しくしておりました。焦りも、不満もチラリ・・・そんな私を救ってくれた一冊です。
    どのページを開いても、どの言葉も宝石のように、輝いています。88ページ(なんだか運命的な割り付け、と、私だけが思う)の『ありがとう』の抜粋です。
    『空 ありがとう
    今日も私の上にいてくれて
    曇っていても分かるよ
    宇宙へと青く広がっているのが』
    私の、この心の状態とのタイミングですね、
    泣けました。
    生きていることの有り難さとか、
    感謝の心とか、言葉の中にある『想い』や
    『心』に気がつかなければ、見過ごしてしまうことなのだと思います。
    いのちの愛おしさ、生きている

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    2025年11月29日
  • にじいろのさかな

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    今日のリンチョコでのコーヒータイムに、この色鮮やかな名作絵本を再読しました。何度ページをめくっても、心に優しさが広がるような、そんな魅力が詰まった一冊です。
    • タイトル: にじいろのさかな
    • 著者: マーカス・フィスター
    • 訳者: 谷川 俊太郎
    • 出版社: 講談社
    • 出版年月日: 1995年11月15日(第1版)
    • 対象年齢: 2歳~4歳くらい
    物語の最大の魅力は、やはり主人公のにじいろのさかなの絵です。
    キラキラと輝くホログラムのうろこが本当に美しく、ページを開くたびに子どもだけでなく大人まで夢中にさせてくれます。
    美しいにじいろのさかなが、その宝物を分け与えることを通して**「

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    2025年11月28日
  • 生きてるってどういうこと?

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    あい はるかな過去を忘れないこと
    愛  見えない未来を信じること

    あい くりかえしくりかえし考えること
    愛  いのちをかけて生きること

    ほんとうの宝は日々の暮らしの中にひそむ✨

    92歳の谷川俊太郎からの宝物✨

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    2025年11月24日
  • にじいろのさかな

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    海が舞台の自慢や友達、人間関係の勉強になるようなストーリー。
    キラキラと銀色に光るホログラムの箔押しが施されている。

    【ママ評価】★★★★★
    小さい頃に原画展へ連れて行ってもらい、美しい絵に心を奪われて大好きになった絵本。
    母になった今、改めて読むと感じ方が違うものだとなんだか懐かしい気持ちになった。
    記憶より文が長めで、改行やスペースがやや読みにくい。
    言葉も少し古い言葉選びに感じた。
    ストーリーは知っての通り教育的なメッセージ性が強めで、典型的なパターンというか王道というか、子どもにわかりやすいという点は良い。
    主人公のにじうおの心情がたくさん書かれているのがわかりやすいし、けれども子ど

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    2025年11月05日
  • 行先は未定です

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    鉄腕アトムを書いた人だったのですね。
    昔、高校生の時に
    詩を書く授業で
    恥ずかしくて自分の詩を書けなく
    バレそうもない歌詞を
    提出した記憶がある。

    今なら違反してますよね。

    詞の書き方を教わった感じです。

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    2025年10月20日
  • 完全版 ピーナッツ全集 1 スヌーピー1950~1952

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    チャールズ・シュルツさんがこのピーナッツを世に出したのが1950年。
    戦後5年だ。

    たった5年で、こんなシュールな子ども(チャーリーブラウン)や犬(スヌーピー)が主人公の漫画が、新聞に毎日掲載されていたのかと思うと、日本との差を本当に感じる。良い悪いではなく、文化の差。
    「個」が立っているアメリカと「家・家族」が漫画や絵本にもあらわれる日本。

    かこさとしさんの、だるまちゃんとてんぐちゃんは初版が1967年だけれども、とても家族的。

    そんな日本とアメリカの戦後の差なんかも感じながら読んだ。

    でも普通に初期のスヌーピーはかわいい。四足歩行。

    チャールズ・シュルツさんの人柄エピソードも載っ

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    2025年09月25日
  • 愛について/愛のパンセ

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    恋、愛についての概念が
    叙情的に書かれている

    モヤモヤする切ない気持ちを
    どう解釈して受け入れて納得できるのか

    抽象的ではあるけど
    抽象的だからこそ
    共感できる言葉や文が見つかった

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    2025年09月10日