谷川俊太郎のレビュー一覧

  • 自選 谷川俊太郎詩集

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    朗読会に参加し、代わりばんこに声に出して気になった部分を朗読し合った。

    元祖言語化が集まった詩集で、人に読んでもらっている時は沁み、自分が読んでいるときは平仮名だけ、漢字混在と読みやすさ読みにくさに苦労しながら谷川俊太郎さんが見た世界観を体感できた。

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    2025年08月17日
  • 今日は昨日のつづき どこからか言葉が

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    ネタバレ

    これほど詩を書き続けた詩人はいないだろうと思います。
    これほど愛された詩人もいないでしょう。
    たくさんの詩に感謝します。

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    2025年08月13日
  • 自選 谷川俊太郎詩集

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    戦後日本を代表する詩人は誰かと問われたならば、多くの人がこの人の名を挙げるであろう。1952年に最初の詩集『二十億光年の孤独』が出てから、昨年(2024年)11月に92歳で亡くなるまで、谷川俊太郎は常に第一線で表現活動に携わってきた。その言葉は、わかりやすく直接的であり、老若男女すべての人に訴えかける魅力にあふれている。庶民的と言っていいのかもしれない。音と戯れる心を大切にし、いたずらに深刻にならず、ひらがなで子供向けの詩をたくさん書いた。それは「大人」にとっても素晴らしく楽しい作品であった。

    ありとあらゆる相当な数の作品を残しているが、この詩集は作者自身がその全キャリアを振り返って選び、岩波文庫という「殿堂」から出版された(2013年刊)。おそらく今後末永く読まれ続ける本となるだろう。今年(2025年)5月にはNHKの番組「100分で名著」でも取り上げられている。

    「いろは練習」より

    い 今も一生のうち
    ろ 碌でなし老子を語る
    は 刷毛で禿をぬる
    に 似てるが憎い
    ほ 佛は放っとけ
    へ 屁は減らぬ
    と 時計に時を盗まれる
    ……


    「ごちそうさま」

    おとうさんをたべちゃった
    はなのさきっちょ
    こりこりかじって
    めんたまを
    つるってすって
    ほっぺたも
    むしゃむしゃたべて
    あしのほねはごりごりかんで
    おとうさんおいしかったよ
    おとうさんあした
    わたしのうんちになるの
    うれしい?


    「そして」

    夏になれば
    また
    蝉が鳴く

    花火が
    記憶の中で
    フリーズしている

    遠い国は
    おぼろだが
    宇宙は鼻の先

    なんという恩寵
    人は
    死ねる

    そしてという
    接続詞だけを
    残して

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    2025年08月01日
  • にじいろのさかな

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    昔から好きだったので息子に読んでみたけどまだ少し難しいながらも最後まで読めたのと、キラキラ反射するウロコを楽しそうにみてた。可愛い

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    2025年07月31日
  • 行先は未定です

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    谷川俊太郎さんの最期の詩集ですね。
    人生の大半を詩人として生きてこられた稀有な方でした。
    どれほど、私は谷川氏の作品を読ませていただいて、
    詩の道の前方を見つめ続けて、生きてきたことか……。
    自分に残された、生きる日々をしっかりと生きてゆきます。

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    2025年07月27日
  • 行先は未定です

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    谷川俊太郎が”国民的詩人”と
    称されていることがストンと落ちる
    「ことば+詩集」。

    詩とつぶやきの境界なく読めます。

    「ほんとうに出会った者に別れはこない」
    巨星堕ちて、
    この傑作フレーズがますます響いたよ。

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    2025年07月21日
  • 今日は昨日のつづき どこからか言葉が

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    “黙るということ
    いま黙っているということ
    それは多数に耳をかさないこと
    口をつぐみながら
    つぐむ自分を疑うこと

    黙るということ
    ひとり黙っているということ
    草木を味方にするということ
    曇り空の下の小石とともに
    世界の饒舌に耐えること”
    (p.24『沈黙』)


    “午後二時である
    ちょっと眠ろうと思う
    雨がしとしと降っている
    静かだ
    静かはいい
    うるさいのは御免た”
    (p.90『昼寝』)

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    2025年07月20日
  • 自選 谷川俊太郎詩集

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    詩の一編一編を、速度を変えて3回ずつ読み返してみた。詩の中に紡がれる言葉に、心地良さを感じたり、深い闇を感じる言葉に共感したりと、まるで自分の生きてきた、人生そのものを言葉となって表された、言葉の自分史の宝庫のような錯覚を覚えた。独り孤島で暮らすとなったら、持っていきたい1冊の本を選ぶとすれば、今の自分には、間違いなく、この詩集を選ぶだろう。また数年後に、読み返した時に感じる、今とは別な自分の感情に出会えるのを楽しみにとっておきたいと思う。

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    2025年07月18日
  • 今日は昨日のつづき どこからか言葉が

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    ページを捲る度に、段々と死に向かっていく谷川さんの姿が見えた。その事を、ご自身で予感していたのかもしれないとさえ思った。

    最後の詩「感謝」が本当に素敵で、きっと私の五本の指に入ったままこの先も消える事はないだろうと思う。私の人生も、最後に「感謝」の念だけを残して幕を閉じられたら、と身が引き締まる。

    例えもう姿が見えなくなっても、谷川さんが来る日も来る日も書き留めた詩が私たちの周りにあるから少しだけ寂しくない。
    私が詩に出会うきっかけとなった方。心の底から敬愛していました。どうか天国で安らかに、どうか穏やかで良い旅をと、願ってやみません。

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    2025年07月11日
  • 今日は昨日のつづき どこからか言葉が

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    ページの空白の中にも
    込められた思いが
    ぎゅうぎゅうに
    つめこまれたような
    それでいて清涼な風が
    吹きわたっているような
    そんな詩集
    ひとつひとつが
    わたしの心に
    しみわたってきた

    朝日新聞に『どこからか言葉が』というタイトルで連載されていた47篇の詩をまとめた詩集。

    遺作のタイトルは「感謝」。偶然とはいえ、谷川俊太郎さんの思いがそのまま込められた、素敵な詩でした。

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    2025年06月22日
  • 谷川俊太郎詩選集 1

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    お腹の中にいた時、管理入院で離れ離れになる日までパパがお腹に向かって読んでくれました。
    朝のリレー、生きる。

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    2025年06月20日
  • 自分を受け入れるスヌーピー~いろいろある世界を肯定する禅の言葉~

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    『心をととのえるスヌーピー』とセット。こちらも禅の言葉とピーナッツの世界が一緒に読める。

    吾唯足知
    一大事
    安閑無事
    一華開五葉
    諸悪莫作衆善奉行

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    2025年06月14日
  • せんそうしない

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    ネタバレ

    『せんそうしない』絵本だった。
    『○○と○○はせんそうしない』という文章で物語が描かれていく。その中で夏の空気と子供たちの笑い声を感じる。そして、挟まれる。

    『せんそうするのは 』
    という文章。なぜなのか、どんな大義名分があるのか。結果、何が起こるのかという文章が淡々と書かれて、また文章は元に戻る。

    『つきと ほしも せんそうしない』

    淡々とリズムよく読める。最後に夜の風景になるのも素敵だなと思う。
    絵も可愛くてほんわかする。
    戦争のない一日を過ごして眠りたい。そんな絵本。

    ごちそうさまでした。

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    2025年06月12日
  • 100万分の1回のねこ

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    有名作家による絵本「100万回いきた猫」のトリビュート作品集。
    人それぞれの作品が詰まっていて面白い。
    一冊の絵本からこんなに物語が生まれるんだなぁと感心。

    この本から一人の気になる作家さんとの出会いがありました。
    井上荒野さん。
    他の作品も読んでみたくなりました。
    トリビュート作品って、こういう出会いがあるのも魅力ですね。

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    2025年05月05日
  • どこからか言葉が

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     散文詩はあまり読まないが、読んでみると、日々何と多くの言葉に触れているも、両手から零れ落ちていることを、いかに言葉を知らないのかを知らしめさせてくれる。
     小説が虚構の中で、いかに物語性と言いたいことを探し楽しむのかとすれば、散文詩は研ぎ澄まされた言葉自体に魅せられる。
     それを衒いもなく創り出せるところが谷川俊太郎の為せるところか。

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    2025年04月27日
  • スヌーピーのもっと気楽に(1) なるようになるさ

    QM

    購入済み

    初めて読んでみたけど、こんな感じだったのか~

    みんなの日常の4コマという感じで、
    すごくシュールで笑えて面白い。

    穏やかな気持ちになれる。

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    2025年03月30日
  • まけるのも だいじだよ にじいろの さかな

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    にじうおは仲間に恵まれている。

    失敗してもやり直す機会をもらえる。

    相手の気持を知る機会をもらえる。

    そして恥ずかしいと、思いを口にできる。

    なんて素敵なんだ。

    “まけるのもだいじだよ”

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    2025年03月14日
  • 100万分の1回のねこ

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    『100万回生きたねこ』からインスパイアされた短編集。色々な作者の思う「ねこ」を感じられた。猫は色っぽくて好き。

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    2025年03月01日
  • そんなとき隣に詩がいます

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    谷川俊太郎さんの詩は
    有名だからいくつかは知っているつもりだった。
    詩集を一冊も読んだことがないのに、だ。

    尊敬してやまない鴻上尚史さんが選ぶ
    谷川俊太郎さんの詩は
    「こんなときは
    これを読んでみて」とさりげなく
    心に寄り添ってくれるものばかり。

    とーっても
    単純にみえる子供の下ネタ?
    みたいな詩も
    人の心を軽くする妙薬だ。
    決して苦くない
    よく効く薬を持っておくのも悪くない。

    知ってるつもりでいて
    ごめんなさい。そして
    谷川俊太郎さんの詩を教えてくれてありがとう。

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    2025年02月05日
  • 詩人なんて呼ばれて(新潮文庫)

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    谷川俊太郎という詩人を理解するには、格好の書となっています。
    文中に、「谷川俊太郎に日本の現実はいつも遅れてついてきた」とありましたが、まさしくその通りの詩人だったと思われました。
    ご冥福を心から祈ります。

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    2025年02月03日