あらすじ
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ひとりひとりでいることを余儀なくされているいま、
あらためて胸にせまる
谷川俊太郎の詩『ひとりひとり』。
いわさきちひろの深くやさしい絵といっしょになり、
大切にしたい1冊の絵本になりました。
ひとりでいること。
ひととつながること。
読み進むうちに、しずかな勇気がわいてきます。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ひとりひとりの個性を大事に。
ひとりひとり、同じところもあるよ。
孤独を感じることもあるだろうけれど、ひとりじゃないよ。
ひとりがふたりになり、さんにんになり、たくさんの人と関わることで自分の良さをわかったり。
広い視野で見ると、みんな違うしみんな同じ。
それぞれみんな いい。
あたたかな気持ちになりました。
Posted by ブクログ
谷川さんの言葉といわさきちひろさんのやさしい絵がよくマッチしています。
コロナ禍で人とのちょっとした会話や関わりが少なくなっている今だからこそ。
谷川さんの言葉を声に出して読んでみることで、お湯のようにひたひたとしみ込んできます。
Posted by ブクログ
素適な詩集です。紡がれているどの言葉も静かに心に染みいります。
ひとりひとりの違うところをあげて、
でも、こんなところは似ているよね、つながっているよね、って
当たり前の事なのだけど、でも気づかなかったことが描写されています。
改めて、谷川俊太郎さんの詩の世界に魅せられました。
とっても短い詩集で、あっという間に読めてしまう。読むだけなら2~3分で終わるかも。でも、味わってほしい。
絵本詩集とあって購入して読んでみたらページも少なく丁度、値引きのタイミングで買えて良かった。昨年、谷川さんも亡くなられ彼の詩人としての詩集誌もこれから手にしたくて入門編として扉をたたいた。
Posted by ブクログ
詩集って意識して読んだのは初めて。
ひとりひとり違う小さな物語を生きて
ひとりひとり大きな物語に呑みこまれる
という詩に、なぜかすごく感動というか、そうかもと思わされた。
Posted by ブクログ
ひとりひとり違うけど、ひとりひとり同じものを見ていたり感じていたり。
ひとりだから感じること、一緒だから感じること、そんなことが淡々と優しく語られている。
いわさきちひろさんの絵がまたほんわか優しくて素敵なんだよなぁ。
Posted by ブクログ
「ひとりひとり」から始まる、谷川俊太郎さんの詩は、それぞれが同じようでいて、皆違うんだよという個々の大切さと、孤独感や、お互い出会い関わることで新たな自分を見つけるという、共通した一面もあることを感じました。
また、あとがきにあった、人間社会の中での孤独と、宇宙自然世界の中での孤独とを重ね合わせて考えていることに、共感するものを覚えました。壮大過ぎて気が遠くなりそうな感じに、あまり考えたくはないのが正直なところですが、神秘的なものを覚えるのも確かです。
そして、いわさきちひろさんの絵をちゃんと向き合って見るのは、初めてでした。私の中で勝手に戦争をイメージしていたのですが、改めてじっくり見てみると・・・目や鼻や口とか何も描かれていないのに、はっきり私の中で顔が思い浮かぶ感じ、というか、私には見える。すごく純粋で、可憐で、素朴で、躍動的で、弱々しくて、切ない様が分かるのが、すごい。1960年代の絵とは思えない、いつまでも変わることのない大切さが絵に備わっているというか。
「白いシルエットの少女」の、少し振り向きながら、ただ右手をこちらに振っているだけの絵に、こんなに愛らしく、気品ある雰囲気を漂わせられることが、本当にすごいと感動いたしました。
どの子供の絵にも、ささやかな希望が感じられて、他の作品もぜひ見てみたいです。