谷川俊太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
えりすぐっただけあって、どれもいい。
谷川さんのことばひとつに、わたしは無条件で鳥肌が立ってしまうのですが、、、
特に好きなのは「博物館」と「海」。
でも他にもたくさん、こころに残ることばたちばかり。
うたうため うたうため
私はいつも黙っていたい
私は詩人でなくなりたい
私は世界に餓えているから
(「牧歌」一部抜粋)
谷川さんの、朗読の声も谷川さんの詩によく馴染んでいた。ことばも、とても谷川さんに馴染んでいて、それでいて谷川さんと対立している。
ふたりはぶつかりあっている。だからこのひとのことばは、ひびくんだと思う。
感覚的にしか、とらえられない。
そん -
Posted by ブクログ
日本の心理学者の中でも著名なユング派河合隼雄氏と詩人の谷川俊太郎氏の対談集。
この二人を対談させようと考えた人に金一封。肩を抱いて赤提灯の下で熱く語り合える気がする。
なんて素敵なチョイス!
濃いよ、ホント濃い。
物事は突き詰め過ぎると、いつしか物凄く簡略化されていく・・・っていうのの見本みたいだ。
特にこの世界の第一人者、的な二人が揃って話しているわけで。
お互い常人には測り知れないところがアベレージなわけで。
もうそこに行きつくのは無理だよなあって達観して読むと割とあっさり頭に入ってくるから不思議。
学者と詩人という、言葉や心理面においてカテゴライズする側とされる側って組 -
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