谷川俊太郎のレビュー一覧

  • 100万分の1回のねこ
    有名作者による13話の猫?愛?の話が次々に繰り広げられる。

    いろいろな人がこの絵本を読んで自分なりの100万回生きた猫を書いていてとても面白い作品でした。

    この人の作品を読んでみようかなぁと思えていい出会いになりました
  • 新版呼吸の本
    丁寧に生きることの根本って丁寧に呼吸することなのかもと思った。優しい言葉でハードなことを教えてくれる。【呼吸、宇宙、魂】がキーワード
  • ベージュ
    米寿、姿、表現方法は違っても、この年齢を重ねたかたはこういう心持ちで過ごしておられるのかな…。過去現在そして、老いについて、枯れてゆくことも生き様だという限りのないなにかを感じました。
    特に「にわに木が」という詩、心掴まれ何度も読んでしまいます。
    「わたしは
     うん
     どこか
     とおくへいきたいのだ...続きを読む
  • 人生相談 谷川俊太郎対談集
    全部は読んでない。お父さんの徹三さんとのおしゃべりと、鶴見俊輔さんとのおしゃべりだけ読んだ。

    大人のおしゃべりはおもしろいな。
  • 100万分の1回のねこ
    佐野洋子さんの「100万回生きたねこ」へのトリビュート短編集。
    私はこの絵本を読んでいないので、もしかしたら絵本を読んだ後でこの短編集を読んだ方がいいのかな?とも思いましたが、絵本を読んでいなくても楽しめました。
    個人的には、綿矢りささんの短編が一番好きでした。
    まさかあんな展開になるとは思わなかっ...続きを読む
  • にじゅうおくこうねんのこどく ~二十億光年の孤独~
    漢字だらけの文字とは違って、ひらがなとカタカナのもじに自由な絵を見ていると、また別の世界が現われてきます。
  • 谷川俊太郎詩選集 2
    私が知っていた谷川さんの詩は教科書でみたようなほんのほんの一部だった。解説に書かれているように、沢山の言葉たち、たくさんの世界が詰め込まれるていた。
    言葉がぎっしり詰まっている詩集をいくら読んでも情報過負荷になることはない。詩はどんな情報も伝えないからむしろ情報を一瞬にして霧化してくれる…
    ほんとそ...続きを読む
  • SNOOPY COMIC SELECTION 90’s
    お休み、親友…明日は新しい日だ、
    どんなすばらしいことがあるか分からないぞ…

    ほんとはボク、
    明日と今日の区別もつかないんだ…
  • 茨木のり子詩集
    詩集を購入して読むって、難しいけど、茨木のり子さんは「自分の感受性くらい」が有名で、何度聴いても心が震えるので、一冊買っておこうと思って、文庫を買いました。心に響くものも、響かないものも、もちろんあったけど「歳月」という章は、先に亡くなった夫の不在や、体を重ねた思い出、夫の故郷(お墓)をモチーフにし...続きを読む
  • 朝のかたち 谷川俊太郎詩集II
    <あなたの発することのできるもっとも大きな声、その声をあなたは何に用いるのでしょう、怒りの表現、喜びの表現、苦痛、それとも他人への強制、あるいはまた、単なるおあそび?>

    <いつの間にかどこかへなくなってしまった小さな物、それをなくしたのは誰ですか?そしてその行方はどこですか?たとえその物の細部はあ...続きを読む
  • A Peanuts Book featuring SNOOPY for School Children (2) スヌーピーのラッキーデイズ
    バイリンガルなので語学学習にいい。子ども向けなので日本語も比較的やさしく、英語話者の友人が日本語学習に使用中。
  • 茨木のり子詩集
     本書を読みたかったのは、作者がその生前には発表しなかった、夫への愛が綴られた『歳月』の詩が収録されていたから。

     茨木さんの詩は、自分というものをしっかり持った人が、理知的に書いた詩という印象を持っていたのだが、『歳月』に収められた作品を読むと、作者の“私性“がかなり真っ直ぐに出ていて、深い愛情...続きを読む
  • 新版呼吸の本
    呼吸は、吐いてから吸うもの
    呼吸に意識を向けるような、落ち着いた時間って大切だなと思った。
    谷川俊太郎さんの詩も素敵。
  • 聴くと聞こえる on Listening 1950-2017
    谷川俊太郎さんの詩はときどき目にするのですが、詩集を1冊まとめて読むのは初めてです。
    クラシック音楽は谷川さんの生活に欠かせないものだったことも知りました。

    次のようなセンテンスが心に残りました。【ネタバレです】

    -音楽のとびら- より

    言葉は音楽を語る事が出来ない。
    音楽をめぐるいろいろな事...続きを読む
  • にじいろのさかな
    キラキラのさかなだよ! と見せてくれました。みんなにあげたの? と話の内容もわかっているようでした。
  • さよならは仮のことば―谷川俊太郎詩集―(新潮文庫)
    いまの私には難解な文章もいくつかあった。が、本書を構成するおおむねは、深淵さえかるがると(軽率ということではない)ことばに連ねた「詩」だった。たれかしらの談で読んだ、「簡単に思えるでしょう。でも捻って捻って書いているんですよ」というあそびうたたちもこれに含まれる。むつかしいこと重いことがさらり(少な...続きを読む
  • 聴くと聞こえる on Listening 1950-2017
    谷川俊太郎さんの作品が好きです。2年前、地元の美術館で「谷川俊太郎展」を観ました。90歳にして、ますます盛んな様子に勇気づけられます。Tシャツにジーンズ。一日一食、時間に追われず詩作に励まれる。理想的です。展覧会では、いろんな写真や愛用も品物なども観れました。この作品では、詩とコラムが楽しめます。谷...続きを読む
  • SNOOPY COMIC SELECTION 90’s
    90年代のスヌーピーの可愛さは震えからつくられているということと、亡くなる直前までスヌーピーを描いていたことにおどろきました。
  • うそ
    うそをつくことの苦しみ。
    「ぼく」の心の中には様々な思いが渦巻いているようです。

    私は子どもの頃は、「うそは悪い」と一元的に思っていました。
    でも、大人になるにつれ、うその中にも
    ・保身のウソ
    ・人をおとしめるウソ
    ・思いやりのウソ
    などがあることがわかるようになってきました。
    面倒なことに、一つ...続きを読む
  • せんそうしない
    「せんそうしない」というシンプルな言葉の繰り返しに、強い想いを感じる。
    そうだ、戦争するのは人間と人間ではない。大人と大人だ。子どもではない。
    文:谷川俊太郎、絵:江頭路子