谷川俊太郎のレビュー一覧

  • その世とこの世

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    不思議なリズム感に引き込まれてあっという間に読んでしまった。

    ブレイディさんが書かれていた
    「ケアとは他者と一緒にダンスを踊ることかもしれない。」「体に沈む」という言葉と谷川さんの「その世」という詩が、自分の体に深く沈んだ。

    自分に重なりつつも、すっと離れていく感覚が楽しい一冊だった。

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    2025年01月21日
  • 自選 谷川俊太郎詩集

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    なんだかわからない詩もありましたが、
    「歩く」という詩は、滲みました。私が散歩が好きなせいかもしれませんが。
    谷川さんは、スヌーピーのコミックの翻訳でよく知ってましたが、お亡くなりになり、とても残念でなりませんが、偉大な方でしたね。

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    2025年01月21日
  • ベージュ(新潮文庫)

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    谷川俊太郎さんの詩を、じっくり読むのは学生のとき以来でした。これまで短歌や俳句の本と違い、詩の味わい方が分からないというか、とっつきにくい感じで。

    でも、今回は詩世界に浸っている自分がいました。特に「川の音楽」が好きです。

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    2025年01月15日
  • にじいろのさかな

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    鱗のキラキラを見ているだけで楽しい絵本。独り占めしないで分け与えることで幸せになれるという教訓があるけど、にじうおのさかなの気持ちは少しおざなりにされているようにも感じた。

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    2025年01月11日
  • 生きてるってどういうこと?

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    宮内ヨシオさんの色彩鮮やかな美しい絵と谷川俊太郎さんの数々の詩。特に好きだった一節は”幸せはいつだってささやかなものだってこと 不幸せはいつだってささやかなんてものじゃすまないってこと”。

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    2025年01月08日
  • その世とこの世

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    時間、空間を超えてさまざまな現場を自由に飛び回る、おしゃべりで“しなやかな黒猫”のようなブレイディさん。それを温かな眼差しで「言葉にしか現場のないわたしは劣等感を抱いてる」と子どものような素直さで机上で紡いだ詩で応える好々爺、谷川さん。本質に迫るアプローチもアウトプットも異なるけど、表現の奥にある魂は一緒で、その“あわい”の世に引き込まれそうになるのをもんど君の挿絵が“この世」に引き戻してくれる。「うりゃ〜なんとかなる」が個人的な座標としては好きかな…。先日、再放送で観たETV特集「ぼくは死んだ」も感動したが、谷川さんのリクエストに応えたもんど君、大変だったろうなあ。

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    2024年12月29日
  • ベージュ(新潮文庫)

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    先ごろ亡くなられた谷川俊太郎さんの、おそらく最新、最後の文庫本。19歳から88歳までの詩を収録。老年期の詩はなんとなくわかります。穏やかで柔らかで、少し寂しげで。時に、ひらがなで詩を書きたくなるという谷川さん。冒頭と最後に印象深い詩が収められています。詩は静けさや自然の中にあって、存在していて、詩人が言葉でそれを掬い取ろうとするが、すぐに消えてしまう。そんな詩が印象に残りました。

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    2024年12月21日
  • 茨木のり子詩集

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    時代を映す詩にはあまり惹かれなかったけど好きな詩が十篇くらい入っていて嬉しかった。自分の芯を強く持って生きようとしている詩と、夫を亡くしてから綴っている歳月にも収録されている詩たちが特に良いと感じる。一番好きなのは以前と変わらず「自分の感受性くらい」だった。


    自分の感受性くらい

    ぱさぱさに乾いてゆく心を
    ひとのせいにはするな
    みずから水やりを怠っておいて

    気難かしくなってきたのを
    友人のせいにはするな
    しなやかさを失ったのはどちらなのか

    苛立つのを
    近親のせいにはするな
    なにもかも下手だったのはわたくし

    初心消えかかるのを
    暮しのせいにはするな
    そもそもが ひよわな志にすぎなか

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    2024年12月13日
  • その世とこの世

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    先月逝去された谷川俊太郎さんと、個人的に大ファンなブレイディみかこさんの往復書簡。

    ジャンルは異なれど物書きとして一流であるお二人、ただの読書好きである私との次元の違いを思い知らされました。
    谷川さんはご自身で散文が苦手と仰っており、なるほどブレイディさんへのお返事もかみあっているのかいないのか凡人には判断が難しい部分もありますが、添えてある詩は当然ながら素晴らしいものでした。

    タイトルにある「その世」とは谷川さんの詩によると
    「この世とあの世のあわいに」あり
    「騒々しいこの世と違ってその世は静かだが あの世の沈黙に与していない」そうです。
    「その世のつかの間に人はこの世を忘れ 知らないあ

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    2024年12月13日
  • ベージュ(新潮文庫)

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    幼い頃から触れてきた谷川俊太郎さんが亡くなって寂しい気持ちはあるのだが、不思議と悲しくはないのは、氏の詩では死ぬことを自然の摂理として受け入れ、死をそれ以上でも以下でもなく捉えているからだろうか。たくさんの著書を残されているからいつでも言葉に触れられるというのも勿論あると思うけれど。この本はタイトルの付け方が好きだ、ベージュ、米寿。全体を通して年齢を重ねたからこそ生まれた詩が多い印象を受ける一冊。


    詩人の死

    あなたはもういない
    立ち去ったのではない
    連れ去られたのでもない
    人間をやめただけ

    八月のあの炎天下
    プラカードを掲げながら
    国民でも人民でも市民でもなかった詩人
    ただの自分でしか

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    2024年12月12日
  • 悼む詩

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    もちろん追悼の気持ちで読んだものの、このタイミングでこれ読むのはあまりいい趣向でないと反省しました。30人分を超える哀悼の詩と本人の談話を通して、偉大なる詩人が死を終わりともそこまで怖いものとも捉えていないのを感じられたのはよかったかもしれない。ベストは「そのあと」かな。

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    2024年12月08日
  • その世とこの世

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     谷川俊太郎さん、2024年11月に亡くなられました。

     作家のブレイディ・みかこさんとの往復書簡を収録したもの。両者の感性の違い、性別や年齢の違いが浮き彫りにされる。

     あの世、この世の間に、「その世」があるのでは、というのが斬新だった。

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    2024年11月30日
  • 聴くと聞こえる on Listening 1950-2017

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    谷川俊太郎さんの詩集ですね。
    2018年発行。
    今月の13日に亡くなられました。慎んでご冥福をお祈り申し上げます。

     『聴くと聞こえる』
     on Listning 1950―2017

        「物音」

     明け方 どこかで
     物音がする
     まどろみながら耳が
     聞いている
     目覚めてしまいたくない
     物音を運んでくる空気は生暖かく
     一日の光はまだまぶたに隠れている

     どこかで なにか
     物音がする
     いま在る何かがたてている音
     かすかな音
     ここに世界が在ると証ししている
     匂いのように漂う

     どんな音もおろそかにしない
     世界の静けさを信じきって

        「きいている」

     あ

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    2024年11月26日
  • 100万分の1回のねこ

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    どれも読み応えあり!
    特に気になった作品について
    少しだけメモ↓

    「ある古本屋の妻の話」
    曖昧なままグレーなまま
    それでも日々
    何とか誤魔化しつつ
    前に向かって進んでいく

    「博士とねこ」
    短いながらもぴりりとした作品
    佐野洋子さんのエッセンスが
    1番効いてる気がする

    「虎白カップル譚」
    谷川俊太郎さんの作品
    最後の一文がぐっとくる

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    2024年11月23日
  • その世とこの世

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    谷川俊太郎さんも旅立たれました。
    偶然、このタイミングで手元にあったこの本。
    何かの縁かな。
    きっと「その世」にいらっしゃる頃だろうと思いながら読んだ。
    谷川さんとブレイディさんとの手紙のやり取りで出来ている本。タイムラグがかなりあるようで、噛み合っているような、いないような…
    でも、そこがいい味わいになっている。
    お互いの言葉にインスピレーションを得ながら、自分の言葉を紡いでいく。
    ジャンルは違えど、言葉に関わる人ならではの感性で、面白いなと思った。
    谷川さんの詩集も改めて読んでみようと思う。

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    2024年11月19日
  • どこからか言葉が

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    よい。
    前のコトバを受けて、次がはじまるのは、連載という形式が関わっているのかしら、などと考える。

    道に沿って歩いていたのに、ふと面を上げると、見知らぬ惑星の上にいる。日常と地続きのワンダー!詩は楽しい。

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    2024年10月24日
  • からだに従う ベストエッセイ集

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    「失恋とは恋を失うことではない」1955年から「風穴をあける」2001年まで様々な雑誌などに寄稿した谷川さんのエッセイを編んだもの。
    若い頃の文章はなんだか堅苦しくて複雑で少しとがっていて、それに性についてもかなり語っていてちょっと読むのしんどいな、と感じたけれどそれが年齢を追うごとに物腰が、尖っていたユーモアが柔らかくなり、そういうのを読んでいてすごく面白かった。
    「母の恋文」あとがきや、「本の恐怖」が面白かった。タイトルの「からだに従う」も、すごく、長く生きている人ならではのアドバイスのように思えた。

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    2024年10月16日
  • 100万分の1回のねこ

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    唯野未歩子さんのあにいもうと
    なんかすごく不気味で怖くて不思議な話。
    全部の話にそれぞれの作家さん感がでてて
    すごく楽しめた一冊
    読めば読むほど、絵本をもう一回読みたくなる。
    大人になって読む絵本ってまた違う意味を持つよね。

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    2024年10月03日
  • 生きてるってどういうこと?

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    家で買っているペットが死んでしまい、家の子どもたちは、泣きまくりました。
    この経験を糧にするために良い本はないかと探しこの本を読みました。

     まず、絵がとてもきれいで癒やされます。
    内容も、シンプルな言葉だけど刺さる言葉で落ち込んだ時などに、読むと勇気づけてくれる素晴らしい本です。

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    2024年09月22日
  • 自分を受け入れるスヌーピー~いろいろある世界を肯定する禅の言葉~

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    自分の気持ちが人生のどん底だと思っていた時に、毎朝1ページずつ読んだ本。我が強い私が他人と生きていくために学びが多かったし、とても刺さる内容だった。

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    2024年09月01日