谷川俊太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
谷川俊太郎さんの詩はときどき目にするのですが、詩集を1冊まとめて読むのは初めてです。
クラシック音楽は谷川さんの生活に欠かせないものだったことも知りました。
次のようなセンテンスが心に残りました。【ネタバレです】
-音楽のとびら- より
言葉は音楽を語る事が出来ない。
音楽をめぐるいろいろな事、或いは音楽を聴く自分を語れはしても、音楽そのものは語れない。
-このカヴァティーナを- より
ヴァイオリンとヴィオラとチェロ
まるで奇跡のように人の愛憎を離れて
目では見ることの出来ない情景をぼくの心に出現させる
それらはともに束の間の幻に過ぎないだろう
執着することも許されぬほどのはかなさ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ「さみしくてたまらなくなったら」「生きるパワーが欲しくなったら」などテーマ別に鴻上尚史さんが選んだ谷川俊太郎の詩との鴻上尚史さんのエッセーが綴られています。
「戦争なんて起こってほしくないと思ったら」で選ばれた詩の中に『泣声』があります。
この詩は出産したばかりのお母さん向けの詩ですが、
あなたの耳まではとどかないのだが
父も母も失ったあかんぼの
裸の尻が触れているその大地は
いまあなたが立っている大地である
という一節があります。
世の中に不条理なことが起きると詩はさらに心に深く刺さり、自分自身の在り方を考えさせてくれます。
911.5 -
Posted by ブクログ
ネタバレとってもいいお話しでした。
幼稚園(年少さん・4歳)でのお友だちとの関係とおさかなさんたちの思いを重ねたようで、感慨深げに絵本にみいってました。「あのね、ようちえんでね、○○ちゃんはね、こういう風にいじわるなんだよ~」とお話し始めたので、うんうんと聞きながら「そうなんだ。このおさかなさんたちと同じようなことがあったんだね」「そのときどんな気持ちだったの?」「イヤな気持ち」等々、日ごろあまり園での様子を話さない息子が一生懸命お話ししてくれました。そして最後にはキラキラ光るうろこの数を数えながら「このおさかなにも一つ、あっ、このおさかなもここにキラキラのがあるね」と、おさかなさんたちに一枚一枚キラ -
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購入済み
懐かしいキャラクター満載
イースタービーグル、グレートパンプキン、タコ食いの木など、いよいよコミカルなキャラクターが登場するこの70年代が一番懐かしくて好きです。当時知らなかったハロウィンやイースターなど、今ではお馴染みの行事をこのマンガで学びました。