谷川俊太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
テーマを決めて二人で詩を読みあう。
一夜限りの楽しげな遊びである。
谷川俊太郎さんは詩人である。
言葉が何も見ていない所がすごい。
彼の言葉は、きっと記憶すら届かぬ深部から掬いとったもの。
内藤里永子さんは詩を詠む人である。
その言葉はしっかり「生」を直視している。
ぴったりとくっついた詩をはぎ取る様に詠まれた詩。
お互いが
お互いの透き通った体の向こうにある<遥か>を見据えている。
100年後、きっとこの場に彼らはいない彼らを見捨てて、終わりから放たれた詩は自由奔放に飛び回る。
しかし実は…
>潜んでいる言葉を紙の上に引っ張り出したい!
>ぼんやりとした影でしかない言葉を現像し -
Posted by ブクログ
えりすぐっただけあって、どれもいい。
谷川さんのことばひとつに、わたしは無条件で鳥肌が立ってしまうのですが、、、
特に好きなのは「博物館」と「海」。
でも他にもたくさん、こころに残ることばたちばかり。
うたうため うたうため
私はいつも黙っていたい
私は詩人でなくなりたい
私は世界に餓えているから
(「牧歌」一部抜粋)
谷川さんの、朗読の声も谷川さんの詩によく馴染んでいた。ことばも、とても谷川さんに馴染んでいて、それでいて谷川さんと対立している。
ふたりはぶつかりあっている。だからこのひとのことばは、ひびくんだと思う。
感覚的にしか、とらえられない。
そん -
Posted by ブクログ
日本の心理学者の中でも著名なユング派河合隼雄氏と詩人の谷川俊太郎氏の対談集。
この二人を対談させようと考えた人に金一封。肩を抱いて赤提灯の下で熱く語り合える気がする。
なんて素敵なチョイス!
濃いよ、ホント濃い。
物事は突き詰め過ぎると、いつしか物凄く簡略化されていく・・・っていうのの見本みたいだ。
特にこの世界の第一人者、的な二人が揃って話しているわけで。
お互い常人には測り知れないところがアベレージなわけで。
もうそこに行きつくのは無理だよなあって達観して読むと割とあっさり頭に入ってくるから不思議。
学者と詩人という、言葉や心理面においてカテゴライズする側とされる側って組 -
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