谷川俊太郎のレビュー一覧

  • 詩の誕生
    1975年のこと、創刊第一号の対話(対談)誌に掲載された、同い年の詩人・大岡信さんと谷川俊太郎さんによる、詩の誕生とはなにかから始まり、詩や言葉を探っていく話し合いです。

    詩は、言葉が先にあってそこから想像が広がっていく形でできていくものなのか、それとも、言葉以前に精神面で感じていることがあり、そ...続きを読む
  • 詩の誕生
    詩はいつ誕生したのか。それは詩というもの始まりもそうだし、詩人の中で生まれるものでもそう。
    二人が悩んでいるように、「誕生」のタイミングの捉え方はいろいろ。そして誕生したからこその終わり方。

    対談を通して、日本という国が持つものを思う。
  • にじいろのさかな
    うろこのキラキラ、きれいだなぁ…とうっとりしながらページをめくった。
    年中クラスの読み聞かせにどうかな?と候補にあがったのだけど、それにはちょっと道徳的だったから選ばず。
    小学生中学年以降に読んだらしみるのではないかなぁ。静かにしみじみと。キラキラもじわじわと。
  • いつかどこかで 子どもの詩ベスト147
    現実を現実として受け入れている現代人には無くなりつつある、物事を心が思うがままに見る・言葉にするということの素晴らしさを教えてくれる一冊です。
    「駅員になりたかった数学者」が好きです。
  • その世とこの世
    ところどころに刺さる言葉が。そしてそこはかとないユーモアが。二人のお人柄なのでしょうか。

    p93プレイデイさんの「幽霊って元気ですよね」に吹き出しました。しかしその理由(?)言われてみると確かに。
    生きてる人間は日々起きてくるアレヤコレヤに対処するだけでだんだん一杯になって行き、余程のことでなけれ...続きを読む
  • にじいろのさかな
    まだ子供には早すぎたけど読み聞かせ
    キラキラした絵に興味をしめしてくれた
    絵がきれい、日本語の表現もきれい
    シリーズで読みたいと思った
  • ありがとう
    元の谷川さんの詩はもっと壮大な、いのちとか宇宙を感じさせるから
    卒業や旅立ちに結びつけなくてもいいような気もしたが、この時期に読むとイメージが湧きやすいのかな。色づかい、濃淡がとても美しい。
  • その世とこの世
     本書は、「図書」連載「言葉のほとり」(2022年3月号~2023年8月号、岩波書店)に、奥村門土さん描きおろしの挿画を加えて書籍化した、谷川俊太郎さんとブレイディみかこさん、お二人の往復書簡を収録したものになります。

     とは書いたものの、私、ブレイディみかこさんの著書を読むのは初めてで、タイトル...続きを読む
  • その世とこの世
    ページの余白や行間が多くとってあるため文量は少なく、かつ、非常に読みやすい日本語なので、サッと読める。

    ブレイディさんが書いた手紙を谷川さんが受け取り、谷川さんは受け取った手紙の一部からとあるテーマへと話題が広がる返信&詩を送る。
    それを受け取ってブレイディさんがまた別の話題へと展開する手紙を書く...続きを読む
  • ありがとう
    これ、卒業式関連で読んだら泣くやつ。
    今は必ずしもみんなが卒業式に参加するわけではないけれど
    (うちもそうだったが)
    こんなこんな風に、みんなが思えますようにと思わずにいられない。
    谷川俊太郎の詩にえがらしみちこの絵が、なんでこんなにマッチするの。
  • その世とこの世
    「静かだが、沈黙に与していない」…日々過ごしていることは命の果てに近づくことでもある。寿命が尽きたその後は、「この世」に自分はいなくなる。「あの世」に行きつくその前に、”That”でも”This”でもなく、「その世」がある。とどまることのできない、つかの間の時間。視覚も触覚も使えない。聴覚だけが働く...続きを読む
  • さよならは仮のことば―谷川俊太郎詩集―(新潮文庫)
    一つひとつの言葉が、私に語りかけてくれているような、体に心に沁み込んでくるような言葉でした。
    特に愛を題材にした詩が好きです。
  • その世とこの世
    谷川俊太郎さん×ブレディみかさんの対談ではなく、文通という形式が密やかな感じでよかったです。
    2人の話題は時に絡まり、時にそれぞれの方向へと向かいながら、自由に進んで行きます。
    どちらも好きな作家さんなのに、同じ日本語なのに、こんなにも違う二人の紡ぎ出す言葉を噛み締めました。
  • 完全版 ピーナッツ全集 25 スヌーピー1999~2000
    PEANUTSの全部を見たが、どの話が気に入ったかと言われると何も思えていない、、。
    後半のPEANUTSの前身となった漫画の赤ちゃんが可愛くてお気に入り。
  • 魂にメスはいらない ユング心理学講義
    対談集。
    対談のはずなのに本当に講義を聴いているようで。

    心理学の難しさはあるけれど、文章自体はわかりやすい。
  • 人生相談 谷川俊太郎対談集
    著者には何となく縁があるのか、複数回、空港や駅で遭遇したことがある。素朴な偉ぶらない方で、本対談でも、その味がいかんなく発揮されている。しかも対談は3,40年前にしたものをまとめたものであるが、古さを感じない。冒頭からの親子の対談は読みごたえがあるが、鶴見俊介との対談も丁々発止で面白い。90歳を超え...続きを読む
  • その世とこの世
    「その世」という言葉に惹かれ書店で手に取った
    谷川俊太郎さん、ブレイディみかこさん
    お二人とも大好きだし

    往復書簡であるがそれにこだわりなく
    手紙を綴っているのが とてもいいなあ
    返信のようでもっと自由で
    それでいて相手への敬意が伝わってくる
    とてもいいなあ

    出会わず、それぞれの暮らしを背景に重...続きを読む
  • 谷川俊太郎詩選集 1
    谷川俊太郎の詩集に出会ったのは大学一年のときだった。現代詩文庫だったと思うが、余り好きになれなかった。それが五十年の歳月を経て今読み返すと実にいい。プロの詩人の作品とはこういうものをいうのかと思う。谷川先生ごめんなさい。あなたは素晴らしい詩人です。目から鱗の詩ばかりです。
  • にじいろのさかな
    この絵は時々何かで紹介されているのを目にしていましたが、今回初めて読んでみて、読み聞かせの絵本として選びました。
    ウロコは自分のものではあるけれど、それを独占し、自分だけが…という気持ちでいれば、仲間は離れていく。ここでいうのは独り占め、ということなのでしょうか。そして、分かち合うことの幸せ、かな。...続きを読む
  • スヌーピーのもっと気楽に(1) なるようになるさ
    キュートでクールでユーモアに溢れるスヌーピー。
    良くも悪くも、人間の本質が上手く出ていて、はっとしました。

    気に入った言葉メモ。
    「何を食べてもからだに悪いんだから、何を食べても、からだにいいふりをしなくちゃ!」
    「自分以外の人間になりたいと願いながら、人生を送るのは耐え難いって」
    「君を幸せにす...続きを読む