谷川俊太郎のレビュー一覧
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いまの私には難解な文章もいくつかあった。が、本書を構成するおおむねは、深淵さえかるがると(軽率ということではない)ことばに連ねた「詩」だった。たれかしらの談で読んだ、「簡単に思えるでしょう。でも捻って捻って書いているんですよ」というあそびうたたちもこれに含まれる。むつかしいこと重いことがさらり(少な...続きを読むPosted by ブクログ
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谷川俊太郎さんの作品が好きです。2年前、地元の美術館で「谷川俊太郎展」を観ました。90歳にして、ますます盛んな様子に勇気づけられます。Tシャツにジーンズ。一日一食、時間に追われず詩作に励まれる。理想的です。展覧会では、いろんな写真や愛用も品物なども観れました。この作品では、詩とコラムが楽しめます。谷...続きを読むPosted by ブクログ
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90年代のスヌーピーの可愛さは震えからつくられているということと、亡くなる直前までスヌーピーを描いていたことにおどろきました。Posted by ブクログ
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「せんそうしない」というシンプルな言葉の繰り返しに、強い想いを感じる。
そうだ、戦争するのは人間と人間ではない。大人と大人だ。子どもではない。
文:谷川俊太郎、絵:江頭路子Posted by ブクログ -
大変温かい空気をまとった本だった。
「数々の著名人も、昔は不登校だったんだ。まぁそうだよね。学校って息苦しいもんね。友だちは楽しいけど。」
みたいな安心感をくれる。
一人一人インタビューコンパクトなのに人柄が出ていてイイ感じだ。
但し、こんなに自分に自由に生きている方々の紹介の文章が、
まさ...続きを読むPosted by ブクログ -
今の世界情勢に、この絵本は多くの人に読んで欲しいものだ。
戦争はない方がいい。でもなくならない。なくならなくても、せめて自分の周りの幸せと生活をただただつつがなく送りたいものだ。
世界中のあらゆる人々にとっても。
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ごはんと ぱんは せんそうしない
わいんと にほんしゅ せんそうしない
たとえ違う文化の国同士が戦争しても、文化は戦争しない、という意味かなと印象に残りました。Posted by ブクログ -
「さみしくてたまらなくなったら」「生きるパワーが欲しくなったら」などテーマ別に鴻上尚史さんが選んだ谷川俊太郎の詩との鴻上尚史さんのエッセーが綴られています。
「戦争なんて起こってほしくないと思ったら」で選ばれた詩の中に『泣声』があります。
この詩は出産したばかりのお母さん向けの詩ですが、
あなた...続きを読むPosted by ブクログ -
いつも目にするスヌーピーだが、かわいい見た目と裏腹に実は小肉らしい皮肉屋であることを初めて知った。どのキャラクターも魅力的だが、ウルトラ自己中心主義者のルーシーが特に気に入った。ルーシーは「大きくなったら偉大な人物になりたい?」という問いに「ブジョクだわ!」と返す。「わたしはいまもうすでに偉大だと思...続きを読むPosted by ブクログ
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荒れた心にまどさんの言葉が響く。
娘が気に入ったのは「なっとうぼうや」「ドロップスのうた」「てんぷらぴりぴり」「おならはえらい」
やはり食べものが好き。Posted by ブクログ -
初版から11年後に再販された本です。
このコロナの時代、必要ですよね。健康。
そしてこの本のデザインもいい。
おかげで読みやすかった。
オシャレな作りの本でした。Posted by ブクログ -
その絵本の内容を忘れてしまったが、
これだけの作家達に、これだけのお話を作らせるんだから、すごい絵本なんだな、と思う。
大人になって楽しむ本があることに、幸せを感じる。
挿絵を描いていたという方の話が、一番、絵本に近いんだろうな、という予感。Posted by ブクログ -
こどもの「ぼくどこからきたの?」にごまかしなしで応えていくタックル絵本。
子供ができたらこれくらいの温度感の性教育が良さそう。Posted by ブクログ -
絵本「100万回生きたねこ」のアンソロジー本。途中、あれ?猫出てきたっけ?っていう作品もあったけど、基本、要所要所に猫が登場。でも、猫飼い的に胸が痛くなるような描かれ方もあって、さすが100万回生きたねこだな。
そういえば、100万回生きたねこは幸せなのかどうかって論争もありましたね。きっと、そんな...続きを読むPosted by ブクログ -
スヌーピーが終始偉そうで好き。
スヌーピー展とか以外で初めてちゃんとコミックを読んだけど、みんなこんな性格なんだね。
4コマではなく3コマとか、下手したら1コマとかもあって、典型的な形にとらわれない独自のスタイルがよかった。
あとはぼやぼやした独特のアウトラインは、加齢によるものっていうのは驚きだ...続きを読むPosted by ブクログ -
樹木希林さんと内田也哉子さんの「9月1日」の元ネタとも言える『不登校新聞』。その編集部員達によるインタビュー集。
不登校にまつわる不安や悩みをさまざまな著名人にぶつけてみる、その会話が凄く面白くて、素敵な言葉がたくさん引き出されていた。
私自身は親だから、もちろん不登校の子の親目線で考えることも...続きを読むPosted by ブクログ -
いろんな考えがあるなと思いつつ、根底にあるのは「生きていてほしい」ということ。生きづらいと悩んでいる人も生きていれば自分が生きられる場所って必ず見つかるんだと思うの。Posted by ブクログ
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学校に行かなくたって大丈夫だよ。そう語りかけてくれる温かい本だった。学校を休むことに引け目を感じている人、苦しい思いを持っている人などにこの本を読んでもらえたら良いなと思った。表紙絵もほっとできる優しい絵だった。Posted by ブクログ